やぁ、みんな。これ何かわかるかな?そう、ミキプルーンの苗木。太陽の恵みをタップリと受けて、受けて、受け?ウケケケケケケッ!攻めっ!ベッドの上でファイッ!筋肉GOファイト!
「コラっ。庭の雑草抜いてないで、早く家に入りなさい。今日はこれからお客様が来るんだから。」
ハッ!俺は今いったい何をしてたんだ。ま、まぁそれはともかく家に入ろう。母親役バーナビーの言うコト聞かないと怒られるからな。
「おーい、バァニーちゃーん。お茶請けこれで良いかぁー?」
「はいはい虎徹さん。それよりもコッチの方が賞味期限近いから手に持ってる方はしまっといてくださいね。」
「ぅぇえ〜?でも相手に出すモノなんだからさぁ〜、新鮮な方のがイイんじゃねぇのかぁ〜?」
「いいえ、ちゃんとお皿に出しますんで相手にはわかりません。主夫の知恵ってやつですよ。」
「でもよぉ〜、」
「そういうのは僕に任せておいてくださいよ、オ・ジ・サ・ン。でないと今夜も泣かしますよ?」
「言うねぇ、いつも最初にバテる癖に。」
「ただいまぁーっ!紅茶買って来たっておいっ!てめーら何イチャついてやがる!オレも混ぜやがれっ!」
ハヤクオキャクサンコナイカナー。もうね、慣れたよ。日常の風景ですよ、これが。早く就学して1日の半分は学校に居たいわ。というか一人暮らししたいよ切実に。砂糖を吐き出さないのかって?冗談だろ?俺はノーマルだ。ノンケなんだ。ストレートなんだよ!あ、ドアベルが鳴った。お客さんが来たんだ。誰だろ?この家に来るという時点でホモォ関係者なのは間違い無いはずだけど。
この時の俺はまだ幸せだった。真実なんてしらなかったんだから。
「こんにちはっ!そして、こんにちはっ!」
「……お邪魔します。」
「お久しぶりです。二人とも。」
「どーぞどーぞ。しっかし結婚の挨拶なんて真面目だねぇ。」
「遠慮すんなよ?オレは紅茶淹れてくるわ。」
あっるぇえー?誰だぁ?一人はスカイハイだってのは解る。挨拶からしてスカイハイだもんな。で、もう一人は誰?金髪のロングで色白で白のワンピースを着た猫背気味の美人さんだ。マジで誰?俺の知らない人か?というかスカイハイが女と結婚?ホモォの巣窟で生まれ育ったからか違和感がハンパ無いというか腐女子が発狂するというか何と言うか。まぁメデタイ事だわな。なんて考えていたら現役時代の話しが始まった。ここに居る俺以外が全員ヒーロー経験者。唯一現役なのがスカイハイで、金髪ロングの女の人が心配でたまらないとか言ってる。うん、この人もヒーロー経験者。誰?アニエスさん?おっと、牛角が紅茶持って来た。何故か上手いんだよな紅茶淹れるの。まぁ聞き流しながら飲もう。
「おっと!そういえば君達の子供にあいさつが未だだったね。始めまして、自分はスカイハイ!ありがとう!そして、ありがとう!」
歯を輝かせながらの名ゼリフ、こちらこそありがとうございます。が、あいさつへのテンポが急すぎるよ。紅茶が未だ口に溜まってるよ。
「こんにちは。元ヒーローのオリガミサイクロン、イワンです。」
「ぶへっふっ!」
「ぬおっ!どーしたっ!」
「ぬわっ!台布巾、台布巾!」
どーしたもこーしたも有るかっ!オリガミサイクロンってゴザルの見切れでヘタレのあいつだろっ?なんで女の格好してんだぁっ!…ハッ!まさか!
「こ、工事済みっ!ぞーさんがドナドナされたぁっ!」
「おまっ!久しぶりに声聞いたと思ったら何言ってんだ!」
「そうですよっ!イワンさんの格好は趣味!ちゃんと男として突き合ってるんでよ!」
「おーい、台布巾持って来たぞー。」
牛角!空気読めよ!バーナビー!爆弾発言は後にしてっ!タイガー!父親の威厳を発揮してんなっ!ってーかドアベル鳴った!また誰か来るのかよ!ネイサンか?ブルジョワ直火焼きか?
「お、来たか。出迎えて来る。」
「あー頼んだぞ、コッチは説明しとく。」
「真打ち登場ですね。さて、お二人にはどうやって僕らが子供を授かったか説明しましょう。」
驚くスカイハイとオリガミサイクロン。どーやらサプライズゲストを呼んだらしい。俺も驚きだよ。何気に出生の秘密が明かされるよ。なんだろうか?俺って試験管ベイベーとかだろうか?ん、おいバーナビー!そんなに二人と額付き合わせて話すなや!こっちに聞こえんぞ!そしてタイガー!優し気な眼差しでコッチミンナ!