左右対称のエース 作:パワプロ大好き男
スタジアムから出ると、たくさんの人がいた。
「稲城ーよくやったぞー!!」
「おめでとう!!」
「甲子園でも活躍しろよ!!」
これだけの人がいるとは土屋のいる1年生にとってみれば思いもしなかった。
「土屋く~ん」
「カッコ良かったよ~」
土屋は女子生徒の黄色い声援には無視して行った。
すると、青道高校のマネージャーが来た。
「選手の気持ちが入った千羽鶴です。甲子園でも頑張ってください。」
そう言って原田に渡し、彼女たちはそそくさと帰ってしまった。
「重たいね、これ」
「あぁ、118校分のことを考えるとなおさらだな。」
平井と吉沢が言った。
「キャプテン」
土屋が言った。
「何だ?」
原田が言った。
「私と同じ1年生で中学時代のチームメイトである降谷から、おめでとうと言われました、私達が逆の立場だったら、おめでとうなんて言えますか?」
そう、土屋は降谷と握手した際、こんな会話を話していた。
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「土屋。」
「なに降谷。」
「稲城実業高校、甲子園出場おめでとう。」
「えっ!?」
「俺達、青道高校は君達に負けたんだ、甲子園でも俺達の分まで暴れてこいよ。」
「お前…」
「土屋に不可能なんてない、必ず勝って優勝して旗をもって帰ってこいよ。」
「あ、あぁ…」
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そのことを原田に言った。
「ひょっとしたら、俺達は言えないかもな。」
原田が言った。
「そうですよね、言えませんね。」
土屋が言った。
「だが、俺達は西東京を代表して行くわけだ、恥のないプレーをするぞ、青道高校の分まで戦っていかないとな。」
原田が言った。
「はい!!!」
選手全員返事したあと、バスに乗り込み、寮へ戻った。
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寮に戻っても、土屋フィーバーは止まらなかった。
「土屋く~ん、お疲れ様~」
「こっち向いて~」
女子生徒の黄色い声援はかなり大きかった。
「土屋も大変だな。」
神谷が言った。
「まぁ、鳴の時も凄かったけどな。」
白河が言った。
「ほら、手を振ったらどうだ?」
山岡が言った。
「モテモテだな。」
矢部が言った。
「勘弁してくださいよ。」
土屋は疲れはてていた。
寮に戻ると、土屋コーチがいた。
「お前ら、本当にお疲れ様、飯を作ったから、たくさん食って体を休めとけ。」
「土屋コーチ。」
「兄貴。」
食堂では、祝賀パーティが始まっていた。
皆、パーティを楽しみ、今までの疲れを取っていたのであったとさ。