Sword Art 00nline -The world in which an angel fell-   作:シビリアン

5 / 5
新年明けましておめでとうございます。
大変長らくお待たせしました。そして投稿を2015年中にできなくて申し訳ございませんでした!(><)
データが吹っ飛んだりの繰り返しで一から書き直しになり、2015年中に投稿が間に合わなかったのです……。
かなり遅れの投稿となりましたが、SA00最新話、投下します。
それではどうぞ!


#4 暴君と戦いと不安と仲間と

第一層ボス攻略会議から翌日、ディアベル率いる攻略組はボス部屋だと思われしき巨大な扉の前に立っていた。

辺りは緊張の空気で張り積められていた。

あのデスゲームが始まって1ヶ月、漸くこの世界から脱出できるかもしれない第一歩を踏み出すことができたのだ。もしこの戦いで自分達が負けてしまったら、自分達以外のプレイヤーが攻略に乗り出さない限りこの世界は解放されないだろう。最悪、このゲームに閉じ込められたまま死を迎えてしまうのだろう……。

ここにいる攻略プレイヤー達にはこれから先の攻略の為にも負けられない……いや、負けてはならないという重い荷を背負っていることにもなる。

そんなプレッシャーに張り積めた空間に、一人の青髪の青年……ディアベルが真剣な表情でボス部屋の扉の前で辺りを見渡し、少しの間目を瞑った後、目を鋭くさせて表情を崩さずに口を開く。

 

 

「皆、今日はボス攻略に参加してくれて有難う。今回初になるボス戦はSAO全プレイヤーに希望を与える為にも負ける訳にはいかない。……だから俺から言うことはただ一つ、……勝とうぜ!」

 

ディアベルがそう叫ぶと不穏な空気だった周りが消え、皆覚悟が出来たのか声を高らかに上げる。

キリトとアスナも声にこそ出していないがまだ合間見えていないボスと戦う覚悟をしていた。

ディアベルは辺りを見渡して鞘から剣を抜いた後、扉の方に体を向けて重々しい音を立てて扉を開ける。

扉が完全に開いたのを確認すると、ディアベルは真っ暗なボス部屋に足を踏み入れる。その刹那、暗かった部屋は虹色に染まり、辺りも明るくなる。

それと共に奥にいる第1層のボスであるイルファング・ザ・コボルトロードとその取り巻きである複数のルインコボルト・センチネルの姿も露になった。

 

 

「全員突撃!」

 

ディアベルが剣先をイルファング・ザ・コボルトロードに向けると彼の後ろから大勢のプレイヤーが剣を構えて自分を奮い立てる為なのか雄叫びを上げながらボスに向かって走り出した。

ちなみに今回のボス戦の作戦だが、まずA,B,C,D,E,F,Gとそれぞれの班に分かれ、A班とD班がイルファング・ザ・コボルトロードに攻撃を加え、B班とE班がA班とD班の援護かつ取り巻きのルインコボルト・センチネルをA班とD班に近づけさせないように仕留める。そしてその他残った班は後方でのバックアップ及び負傷したプレイヤーの回復、更にB班のE班が仕留め損ねてしまった取り巻きを倒す作業をすることになっている。そして最後にイルファング・ザ・コボルトロードはHPが1/4以下になると武器を斧からタルワールという剣に持ち変えるからそれにも用心するようにとのことだ。

因みにキリトとアスナ、ディアベルはイルファング・ザ・コボルトロードに攻撃を加えるA班となっている。

A班と同じくボスに攻撃するD班にはキバオウの姿も見えた。

 

「A班とD班は俺に続いてイルファング・ザ・コボルトロードを、B班とE班は取り巻きのルインコボルト・センチネルをA班とD班に近づけさせるな!」

 

『了解!』

 

ディアベルが皆に指示を出すと、A,B,C,D,E,F,G班はそれぞれの持ち場に着いた。

ディアベル、キリト、アスナ含むA班は一気にイルファング・ザ・コボルトロードに接近する。そしてそれに続くようにD班も突っ込む。

 

『グオオオオオオオオオオオッ!!』

 

それを目にしたのかイルファング・ザ・コボルトロードは赤い狂気のような瞳でA班とD班をギロリと睨み付けると雄叫びを上げ、人を軽く越える巨大な斧を振り下ろす。

キリト達はそれを避ける為に後ろに跳んだ。

そしてその後直ぐにキリトがイルファング・ザ・コボルトロードに向かって走りだし、それを捉えたイルファング・ザ・コボルトロードがキリトに斧を振り下ろすがキリトはそれを難なく避け、直ぐ様懐に飛び込み隙を付いて剣で斬りつけた。

 

 

「図体が大きい分、懐ががら空きだな」

 

イルファング・ザ・コボルトロードは何とかしてキリトに攻撃を加えようとするが懐に飛び込まれている為か反撃できずにキリトの猛攻を受けていた。

それを後ろから見ていたディアベル率いるA班は驚きを隠せない表情をしていた。無論、D班も同じだった。

アスナも表情こそローブで隠れて見えないがかなり驚いている様子だった。

 

 

「……よし!俺達もキリトさんに続いて攻撃するぞ!」

 

『了解!』

 

暫く驚愕で放心していたディアベルは気を取り直すとA班とD班に指示を出してイルファング・ザ・コボルトロードに突っ込んでいく。

ディアベルはキリトに集中してがら空きになっている背中に目掛けて片手剣ソードスキルであるレイジ・スパイクを放つ。

するとイルファング・ザ・コボルトロードはHPが減ると共に、ディアベルの方に攻撃をしようとするがキリトがそれを防ぐかのように攻撃をし、ヘイトを稼いでイルファング・ザ・コボルトロードのターゲットを変えさせない。因みに余談だがキリトは自身がやっていることをヘイトだということを知らないというのはまた別の話である。

ディアベルに続いてA班とD班のプレイヤー達もイルファング・ザ・コボルトロードに攻撃を加えていく。

 

_______________________________________________

 

ボスが始まって10分が経過、B班とE班はもう既に全てのルインコボルト・センチネルを倒し終え、残りはHPが1/2になったイルファング・ザ・コボルトロードだけとなっていた。

ボスは相変わらず反撃はするも、A班とD班に図体はでかいが袋叩きにされていた。

キリトはあれからずっと他のプレイヤーが攻撃しやすいように、イルファング・ザ・コボルトロードの攻撃を流石に全てとは言えないがほとんどを自分に向けさせるようにヘイトを稼いでいた。

ボスが自分以外に攻撃しようとすると隙を付いて攻撃してボスを此方に向けさせ、A班とD班が攻撃できるように隙を作る……そしてボスがまた自分以外に向いたらまたボスに攻撃してヘイトを稼ぐ……キリトはこの繰り返しをずっとやっていた為か少しずつ疲労が貯まってきていた。

 

 

「(この程度で疲労が来るとは日頃の筋肉トレーニングが甘かったのかもしれないな……)」

 

キリト本人はそう心の中で反省しながら溜まり続ける疲労に耐えながら剣を振るい続けていた。

 

次第にボスのHPは1/4となり、プレイヤー達はそれを見て勝機が見えてきたと思い始めた。

するとイルファング・ザ・コボルトロードはいきなり不審な行動を取り出す。それを確認したキリト含むA班、D班はイルファング・ザ・コボルトロードから離れる。

 

するとイルファング・ザ・コボルトロードは雄叫びを上げた後、手に持っている斧をしまい、刀らしき物を取り出す。

それを見た一部のプレイヤー達は動揺の声を上げた。…β版とは違う、と。

イルファング・ザ・コボルトロードが今手にした武器はタルワールではなくここから上の層でmobが装備しているとされているモンスター専用カテゴリー野太刀の武器だった。恐らく今声を上げたプレイヤー達はβ版を知っているプレイヤー……ベータテスターなのだろう。

 

 

「みんな下がれ!後は俺がやる!」

 

ディアベルがボス戦に参加している全プレイヤーにそう告げるとアニールブレードを構えてボスに突っ込もうとしていた。

するとディアベルが突っ込んだと同時にイルファング・ザ・コボルトロードはディアベルを補足し、刀重範囲攻撃のソードスキルである旋車を放ち、ディアベルを空中に浮かせた。そして更に追い討ちをかけて止めを指さんとばかりにイルファング・ザ・コボルトロードは浮いたディアベルに刀専用ソードスキルの浮舟を放とうとしていた。

 

________________________________________________

 

 

ディアベルはボスを最後に倒す時に貰える報酬であるラストアタックボーナス……通称LA目的でイルファング・ザ・コボルトロードに突っ込んでいった。LAで取得できる装備はどれも強力な物だった為、それを知っているβテスターだけではなく、誰もが喉から手が出るほどではないが欲しがっている物なのだ。そしてディアベルもその一人であった。

ディアベルは強力な装備を手にいれて強くなり、このゲームを早く終わらせるためという思いだけで突っ込んだのだ。

だがそうして項を焦ってしまい、決定的なミスを生んでしまったとディアベルは今に迫り来るボスの攻撃を見ながらそう後悔していた。避けようにもディアベルは先程ボスの攻撃で空中に浮き、体をまともに動かせる状況ではなかったため避けることができない……正に万事休すかだった。

 

「(すまない……キリトさん……)」

 

ディアベルは始まりの街から一緒に着いてきてくれたキリトに申し訳ないという一心になっていた。そして自分勝手になるが自分が死んでも他のプレイヤーが自分の屍を越えていってこの世界から脱出できることを信じ、そして願った。

 

誰もがディアベルがボスの攻撃を食らって殺られる未来を見ていただろう。イルファング・ザ・コボルトロードがディアベルに攻撃する直前、一人と一体の間に一人の影……プレイヤーが割り込み、その影の本人であるプレイヤーが使わない筈の"盾"がイルファング・ザ・コボルトロードの攻撃を相殺し、同時に野太刀は軌道がずれたのかディアベル達の横に振り下ろされた。

 

 

「ぐうっ!」

 

そのプレイヤーは盾が破壊されたと同時に空中に浮かされていたディアベルに突撃し、二人はボスから少し離れた地面に倒れる。ディアベルは何とか生き残っていたがHPはレッドゾーンと今すぐ回復しないと不味い状態だった。

ディアベルは即座にポーションを使って回復し、何とかして立ち上がると目の前にいる先程自分と吹き飛ばされたプレイヤーを見る。するとディアベルは直ぐに表情が驚愕に変わった。何故なら目の前にいるプレイヤーがキリトだったからだ。

 

 

「……項を焦るなディアベル」

 

「キリトさん……」

 

「お前が何を目的で先程の行動を起こしたのかは俺には分からない。だが焦りは最大のミスを犯す……今のようにな」

 

「…………」

 

「今のお前は指揮者だ。勝手に死ぬことは許されない。違うか?」

 

ディアベルはそう言われて実際に起きたことだったから返す言葉がなく黙り込んでしまった。それと同時に自分の勝手な行動でキリトを巻き込んでしまったことに対して申し訳ないという気持ちになっていた。

するとキリトは先程から此方を睨み付けているイルファング・ザ・コボルトロードの方を向いて剣を構える。

 

 

「……行くぞ」

 

「……え?」

 

「倒すのだろう?奴を。……なら行くぞ」

 

「あ、あぁ……けど……俺は……」

 

ディアベルは戸惑いながら剣を再び構えた。それと同時に不安になっていた。一度皆を裏切った行動をした自分が皆と共に戦うことが出来るのだろうかと。そんな事が許されるのだろうかと。

キリトはそんなディアベルの不安に気づいたのか顔だけをディアベルの方に向ける。

 

 

「ディアベル、お前が何を不安になっているのかは知らない。何を恐れているのかは知らない。だが少なくともここにいる全員はお前を信じて着いてきた。お前になら命を預けられる、というくらいにな」

 

「キリトさん……」

 

「だからお前もそれを受け止め、前を向いて戦え。……自分が成すべき使命のために戦い続けろ」

 

「……」

 

キリトはそう告げると顔を再びイルファング・ザ・コボルトロードに向けるとイルファング・ザ・コボルトロードに突っ込んでいった。そしてディアベルは自分より後方にいるプレイヤー達の方に顔を向ける。するとプレイヤー達はディアベルの表情から全てを読み取ったのか全員決意をしたような表情になっていた。

 

 

「皆、俺に皆の……皆の命を貸してくれないか……?」

 

ディアベルは少し不安になりながらも真剣な表情でプレイヤー達に問う。先程LAを欲しいが為に愚行をし、そして失態を犯してしまった自分に着いてきてくれるのだろうかという不安を胸に抱きながら。

 

「……俺はディアベルさんに命を預けるぜ」

 

「ああ、俺もだ……!俺はこの世界で一番信頼できるアンタになら命を預けられる!」

 

そう言った声が次々と出てくる。それを聞いたディアベルは驚くと共にこんな自分に着いてきてくれることを嬉しく思った。……なら、この人達の期待を裏切らないように俺もキリトさんのようにしっかりしないとな……。

そう心で決心するとディアベルは再びイルファング・ザ・コボルトロードに剣を向けた。

 

「A班、B班、D班、E班は俺とキリトさんに続くようにボスに攻撃を!攻撃指示はそれから出す!その他の班は俺達が負傷したときの援護を頼む!」

 

『了解!』

 

ディアベルは大声でプレイヤー全員にそう指示を出すと皆は声を高らかにして返事をし、キリトの後に続くようにイルファング・ザ・コボルトロードに突っ込んでいった。

キリトは先程のようにイルファング・ザ・コボルトロードの懐に飛び込み、ヘイトを稼ぐように攻撃をする。

そして突っ込んできたプレイヤー達がイルファング・ザ・コボルトロードの後ろを囲んで斬りかかる。だがそこでイルファング・ザ・コボルトロードは予想外の行動を取った。

イルファング・ザ・コボルトロードはキリトから直ぐに駆けつけたプレイヤー達の方を向いて全方向攻撃をしたのだ。

 

 

「うわあああああっ!!」

 

「……!」

 

それを受けてしまったプレイヤー達はHPは4割にまで減らされ、ボスより遠くの位置に吹き飛ばされてしまう。そしてイルファング・ザ・コボルトロードは吹き飛ばしたプレイヤー達の方にターゲットを向けた。

それを見たキリトは直ぐ様また攻撃を加えて自分の方にだけターゲットを向けさせようとする。

その時だった。キリトとは別方向から一人の細剣使い……アスナがイルファング・ザ・コボルトロードに突っ込んで細剣ソードスキルのリニアーを放った。

 

 

「グアアアアアアアアアアッ!!」

 

今の攻撃でイルファング・ザ・コボルトロードのHPは残り一本のHPゲージを半分にまで切った。

イルファング・ザ・コボルトロードはこのままただやられる訳にはいかんとばかりに野太刀を先程攻撃したアスナに向かって上下ランダム攻撃をする刀ソードスキル……幻月を放とうとしていた。

アスナは回避に間に合わず、攻撃を食らいそうになっていた。

 

「……っ!」

 

「え……?」

 

アスナがもう駄目だと思っていた時だった、キリトが再び事前に買っていたとされているNPCショップで売っている安物の盾を瞬く間に装備し、アスナの前に出てイルファング・ザ・コボルトロードの野太刀を受け止めた。

だが相殺することができず、盾が破壊された後キリトはアスナを庇うような形になり、そのまま二人同時に吹き飛ばされてしまった。その時にアスナのフードも耐久値が0になったのか結晶状になって散っていった。

 

 

「キリトさん!アスナさん!」

 

それを確認したディアベルはつい大声を出してしまう。というのもアスナの残りHPは先程の攻撃で5割を切っており、キリトの残りHPは3割を切っていたからだ。

キリトとアスナは何とか立ち上がり、態勢を立て直そうとしていた。

キリトは立ち上がった時にアスナの素顔が露になったのに気づく。フードで隠されていたアスナの素顔は栗色の流れるような長い髪をしており、顔つきは美少女そのものだった。……キリトはそんなアスナの素顔を見ても気にしなかったというのはまた別の話である。

態勢を立て直そうとした時、イルファング・ザ・コボルトロードはその隙を逃がさんとばかりに此方に向かい、刀三連撃ソードスキルの緋扇を放とうとしていた。

キリトとアスナが回避しようとした時には既に遅く、イルファング・ザ・コボルトロードの緋扇がキリト達を襲おうとしていた。

だがそれはキリト達に放たれようとした寸前で止まっていた。……いや、それを二人のプレイヤーが間に入って止めていたのだ。

一人はスキンヘッドの褐色の肌をしている男性……エギル、もう一人は例えは悪くなるがホヤのように刺々しい茶髪をした男性……キリトとも縁のあるプレイヤー……キバオウの姿だった。

二人はそれぞれ両手斧ソードスキルのワールド・ウインドと両手剣ソードスキルのブラストで緋扇を受け止めていたのだ。

 

「キリトはん!ここはワイらに任せてぇや!」

 

「態勢の立て直しと回復が終わるまで俺達が支える。お前らのような子供達だけに危険な立場は立たせるわけにはいかねえからな」

 

「……すまない」

 

「ありがとうございます」

 

キリトとアスナはそう礼を告げると直ぐ様HPを回復、そしてキリトはディアベルの方を向いて指示を頼むとアイコンタクトで伝えるとディアベルはそれを理解したのかコクりと頷いてプレイヤー達に指示を出した。

「皆!野太刀に切り替えたボスは後ろで囲むと全方向攻撃を仕掛けてくる!だから正面から囲んでくれ!正面だと普通に攻撃をしてくるかもしれないが盾や剣で受け止めれば大したダメージを食らうことはない!」

 

『了解!』

 

ディアベルがそう指示を出すと、プレイヤー達は返事をした後イルファング・ザ・コボルトロードの真っ正面に突っ込んでいく。

 

 

「アスナ、皆がイルファング・ザ・コボルトロードの気を引いている内に先程の技を使って攻撃してくれ。俺はその後に続いて攻撃をする」

 

「……!今名前で……」

 

「話をしている余裕はない。……頼めるか?」

 

「……任せて」

 

アスナはそう言うと再びイルファング・ザ・コボルトロードに突っ込んでいき、リニアーを放つ。イルファング・ザ・コボルトロードはそれに気づいたが時既に遅く、リニアーをまともに喰らってよろめいてしまう。

そしてアスナに続くようにキリトもディアベルが持っている武器と同じとされているアニールブレードを構えてイルファング・ザ・コボルトロードにソードスキル無しで何度も連続で切り裂いていく。

 

 

「うおおおおおおおおっ!!」

 

ソードスキル無しだからこそできる彼の剣捌きは他のプレイヤー達を魅了してしまうほどだった。キリトを知るものもソードスキルを使わないと分かってはいるものの改めてそれを見て唖然としてしまっていた。

 

 

「これで……終わらせるっ!」

 

キリトはそう叫んだ後、このボス戦で"初めて"片手剣ソードスキルのバーチカルを放つと、イルファング・ザ・コボルトロードはそれを喰らい、数歩下がった後膝を地面に突くと、断末魔のような雄叫びを上げ、無数の結晶体に散らしていった。

その瞬間、先程までボスがいたとされていた場所にCongratulations!という文字が大きく浮かび上がり、それと同時にクリアBGMも流れ始めた。

 

 

「よっしゃあああああああああ!!」

 

「勝った……!俺達は勝ったんだ!」

 

「うおおおおおおおおっ!!」

 

そしてその後、フロア中にはボス戦に参加していたプレイヤー達の歓声が響き渡った。

デスゲームが始まって1カ月、初めて第一層がクリアされ、全プレイヤー達に希望という光が灯り始めた瞬間だった。




はい、お疲れさまでした。
久々の投稿だったので上手く書けているか心配です。もし誤字脱字や、おかしな表現等がございましたらご指摘の方を宜しくお願いします。

それと次回更新は未定です。それでも更新を待ってくれれば幸いです。

それではまたお会いしましょう!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。