俺が美少女能力者を守る理由   作:黒鐘

1 / 1
「謎の美少女」

俺は白式 煉(はくしき れん)ジョーカーズスクールに、通っている。

 

ジョーカーズスクールとは魔術を使った犯罪者を捕まえるための人材を集めた学校。

 

俺は今その学校に向かっている最中だ……全力疾走で。

 

「ヤベー遅刻だー!」

 

俺はトーストを口に加えながら走り続ける。

 

角を曲がったとき何かとぶつかった。

 

目の前で倒れていたのはポニーテールの自分と同い年ぐらいの女の子。

 

「大丈夫か?」

 

俺は手を差しのべる。

 

「ありがとう。」

 

何このギャルゲー展開?!

 

まさか、この後俺のクラスに転入生として同じクラスになるとか……。

 

「あのー、大丈夫ですか?なんか、ぼーっとしてましたよ。」

 

「うん、ごめん大丈夫……アハハ。」

 

「すいません。私ぼーっとしてたみたいで…。」

 

「いやー俺も急いでたから。」

 

「お詫びになんかしてあげるよ。」

 

「本当ですか?」

 

「あぁ。俺に任せなさい。」

 

「ありがとう。嬉しいな…。」

 

「何がいい?」

 

「遊園地行ってみたい。」

 

「行ったことないのか?」

 

「うん。私研究所に居たから外に出られなくて。今は抜け出してきたから平気なんだけどね。」

 

「ふーん。訳ありなんだな。あっ、名前言うの忘れてた。俺は白式 煉。」

 

「私は星水 アリサ(ほしみず ありさ)。」

 

「じゃあ、行こっか。」

 

「うん!」

 

 

 

 

一方その頃ジョーカーズスクールでは。

 

 

 

「煉は何をやっている!まだ学校に来てないぞ!」

 

「遅刻の可能性もあるのでは?」

 

「それはない。」

 

「なぜですか?」

 

「電話しても反応がないからだ。」

 

「そうですか……。」

 

「また後で電話するからいいけど。」

 

 

遊園地

 

 

「まぁ、超都会の遊園地に比べたらここは小さいけど。」

 

「大丈夫だよ。煉君本当にありがとう。」

 

「おう。」

 

アリサは走って中に入る。

 

「煉君あれは何?」

 

指を指した先にはジェットコースターがある。

 

「ジェットコースターだよ。」

 

「あれが俗に言うジェットコースターですか…フムフム。」

 

「乗るか?」

 

「うん。」

 

アリサは興味津々に首を立てに降る。

 

ぎゃぁぁぁぁー!とかきゃーーー!!とか周りから聞こえてるなか俺はアリサの様子を見た。

 

案の定発狂していた。

 

ジェットコースターを降り、次に乗るアトラクションを探す。

 

「アリサ、大丈夫か?」

 

「大丈夫だよ。」

 

「飲み物買ってくるからそこに座ってて。」

 

「大丈夫だよ。」

 

「駄目だ。休む時はちゃんと休まなきゃ。」

 

「うん。」

 

煉君は行ってしまう。

 

「大丈夫なのに……。」

 

はぁ、遊園地って楽しいイメージだったんだけどなぁ。

 

「お嬢ちゃん1人で来たの?」

 

「俺達と遊ばない?」

 

三人組の男が駆け寄ってくる。

 

「1人じゃないんで…大丈夫です。」

 

「でもいないじゃん。」

 

「友達帰っちゃったんじゃない?」

 

「やめてください。大丈夫ですから。」

 

「いいじゃん。遠慮するなよ!」

 

煉君早く来て。

 

「やめなよ。嫌がってるだろ!」

 

「煉君!」

 

「なんだてめぇ?」

 

「邪魔すると痛い目見るぞ!」

 

「はぁ?めんどくせぇな。」

 

不良の右手にオーラが漂う。

 

「物理系の魔法か。」

 

「ごちゃごちゃうっせんだよ!」

 

不良のパンチは空を切り地面に当たる。

 

えぐれた地面の破片があちこちへ飛び散る。

 

「はい。無差別に魔術を使用したことであなたを逮捕出来るわ。」

 

そのときもう1人の不良が逃げる体制をとる。

 

「思い出した!!その制服ってジョーカーズの制服。まさかお前エージェントか!」

 

「今頃気づいたのかよ?」

 

不良たちは悲鳴を上げて逃走する。

 

「おい!待てよ!」

 

煉は悔しそうに舌打ちをする。

 

「逃げ足の速いやつだな。」

 

「煉君。助けてくれてありがとう。」

 

「おう。」

 

アトラクションを探しに行こうとした時着信音がなる。

 

「げっ!鬼教官からだ。しかも留守電かなり入ってる。」

 

「アリサちょっと電話してくる。」

 

「うん。じゃあここで待ってる。」

 

俺はアリサからちょっと離れて電話に出る。

 

「おい!煉!今どこだ!」

 

「えーっと……」

 

「まぁいい。今からこの名前の奴を探せ!緊急任務だ!」

 

「その人って誰ですか?」

 

「星水 アリサという人物だ。」

 

「アリサ?今そこにいるけど。」

 

「はぁ?今一緒にいるのか?」

 

「煉君!」

 

アリサの声が届く。

 

アリサは仮面の男3人に連れていかれていた。

 

「煉どうした!」

 

「アリサが何者かにさらわれている様です。」

 

「魔術を使ってもいいからアリサを絶対に確保しろ!」

 

「了解!」

 

電話を切り男達の後を追おうとするが姿はない。

 

「ちっ……見失ったか。しゃーねーなぁ千里眼使うか。」

 

俺は心を落ち着かせ集中する。

 

見えた!

 

 

 

 

「リーダー。アリサをどこの部屋に連れてきます?」

 

「あぁ?そこの部屋で12:00に上の連中と取引すっからそこに連れてくけ。」

 

「了解。」

 

 

 

 

なるほどこの壁の材質は廃墟かな?

 

「よし。とりあえず近くの廃墟に向かおう。」

 

 

 

廃墟

 

「いやぁ、警備ってめんどくさいなぁ。」

 

「なぁ、アリサちゃん研究所抜けだして何してたの?」

 

アリサは何もしゃべらない。

 

「ふーん無視するならその綺麗な体を汚しちゃおうかな…ウヒヒ。」

 

「馬鹿かお前。」

 

警備係の男は部屋の壁まで吹っ飛ぶ。

 

「遅くなったなアリサ。」

 

「煉君!」

 

アリサの手足に付いている縄を外しはじめるとそこに仮面の男が現れる。

 

「なんだ今の音は!!」

 

「バレちゃったか。」

 

「俺達の商売を邪魔するんじゃねぇよ!」

 

「いやーこっちも任務だからさ。」

 

「ならやり合うしかねぇよな!」

 

2人は戦闘体制をとる。

 

男は拳を握り煉に襲いかかる。

 

だが、そこにはもう煉の姿は無かった。

 

「なっ!」

 

煉は仮面の男の頭上に跳んでいた。

 

そして煉の弓矢のような一撃が男の顔面を貫く。

 

「残念だったな!」

 

そのとき煉の目の前に赤く輝く石が現れる。

 

「掛かったな!」

 

「宝石魔法か!?」

 

「ルビー!爆破しろ!」

 

ルビーは業火の様に赤く輝き爆破する。

 

「ぐわあぁぁぁぁ!」

 

爆破の衝撃で煉は部屋の角へと吹き飛ばされる。

 

「じゃあ、とどめを刺しますか!」

 

仮面の男は蒼く輝く宝石を六個投げる。

 

「貫け!サファイヤ!」

 

六個のサファイヤは煉を目掛けて飛んでいく。

 

「ドガガガガガ!!」

 

轟音と共に煉の周りに煙が立つ。

 

「弱いなぁ!それでもエージェントかよ!」

 

「は?まだ死んでねぇよ!」

 

煙の中見えたのは一つの影

 

「勝手に人を殺すんじゃねえ!」

 

「なんで生きんてんだおまえ!!」

 

「あぁ、これこれ。」

 

煉の手についてたのは白銀に輝く盾だった。

 

「この盾さ1度だけ物理とか魔法を無効化する能力があるから。」

 

「つまりこの盾のおかげで死ななかったわけ。」

 

「本当は禁術だから使っちゃダメなんだけどさ……でも、仕方ないよね……。」

 

煉の表情が変わる

 

「他にも英雄とか神とか怪物とかの武器も出せるぜ!」

 

仮面の男は後ずさりをする。

 

「勝てねぇよこんなのに!」

 

仮面の男は窓から飛び降りる。

 

「あらら、行っちゃった。」

 

俺はポケットから携帯を取り出し電話をかける。

 

「先生?とりあえずアリサを確保しました。」

 

「よくやった!」

 

「当然ですよ。」

 

「とりあえず。アリサとジョーカズに来い!」

 

「えっ?なんで?」

 

「事情はジョーカズで話す。」

 

「はーい。」

 

電話を切りアリサの元へ駆け寄る。

 

アリサの目には涙が溢れていた。

 

「本気で心配したんだから!」

 

「悪かった…。」

 

「じゃあ、またどこかに連れてって。」

 

「わかった。」

 

アリサは目を強引に擦り涙を拭く。

 

「煉君帰ろ。」

 

「待って、なんか鬼教官からアリサと一緒にジョーカズに、来いって言われたんだけど……。」

 

「私も?」

 

「うん。」

 

「わかった。」

 

2人はジョーカズ本部に向かう。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。