この回で1回シリアス終了となります。
真面目な題名もここまでですぞ。
また…守れなかった…!!
俺はエクソシスト達を殴りながら考える、
あの時にもう誰も失わないと決めたのに!
「また守れなかった!!!…どうして!どうしていつも!!」
殴る…
「また…また一人になってしまう…また俺の前から大事なものが消えていく!!」
殴る…!
「だから俺は…俺から大事なものを奪う者たちを!」
殴り殺す…!!
いつの間にかエクソシストたちは皆倒れていた。
そこに黒い羽を生やした1人の男が降り立つ…ドーナシークだ。
だが今はそんな事はなんでもいい、ただ消えて欲しい。俺の前から今すぐに
「邪魔だ…」
ドーナシークが言葉を発する前にぶん殴り壁にめり込ませる。直後ドーナシークは1枚の羽根になる。それは堕天使でいう死を意味する事。
「ひっ…」
ドーナシークが一撃でやられた事でレイナーレが悲鳴を上げる。
うるさい、黙れ、誰が悲鳴を上げていいと言った…今すぐここから…!!!
俺は拳を振り上げるが、それは振るわれることはなかった。誰かが俺の腕を掴んだのだ。
振り返るとそこに居たのは小猫だった。
小猫は目に涙をため、何故か俺を止めた。
「なぜ…止める…」
「…もう、やめてください先輩…こんなの何時もの先輩らしくないです…!」
「!」
後ろを見やるとそこには恐怖でゆがんだ顔ではなく俺を心配する表情をした3人がいた。
俺は何をしているんだろうか…
勝手に1人でキレて、殴って、殺して…
アーシアは…こんな事を望まない…
「小猫…ありがとう…君のおかげでまだ俺は
俺はそう言いレイナーレに向き直る
レイナーレは恐怖で叫びながら光の槍を振り回すが、そのレイナーレの槍を持つ腕を掴む。
「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「レイナーレ、俺はお前を許さない…お前を殺したいと思った…」
「…だが」
「アーシアはきっとお前を殺すことを望まないだろう。
ーーーだからお前は生きて償え。」
「えっ…」
レイナーレの顔が驚愕に染まる
「一誠もそれでいいか?」
「ああ…でもアーシアはもう生き返らないんだな…」
「…」
「いいえ、まだ諦めるには早いわ。」
突然教会内に何者かの声が響き渡る。
そこには姫島とチェスの駒を持ったグレモリーがいた。
「この駒は人間を悪魔にする事が出来る駒よ。イッセーもこれの兵士の駒を使って蘇らせたのよ。」
「じゃあその駒で!」
「ええ、アーシアは生き返るわ。」
そう言いグレモリーは微笑む
そのままアーシアを十字架から下ろして駒と神器を胸に押し当てる。
すると、二つは吸収されてアーシアが目を覚ました。
「んん…?イッセーさん?渚さん?」
「アーシア!」
兵藤が涙を流して喜ぶ
「悪かったな、間に合わなくて…」
「いえ、いいんです!助けに来てくださっただけでも私はとても嬉しかったですから!」
「アーシアアルジェント…」
レイナーレが口を開く
「悪…かったわ…あなたを殺してしまったこと…」
「レイナーレ様…」
「でも、寂しいものね…部下が全員死んでしまったと思うと…」
「いや、一応生き残ってる奴らはいるんだわ。」
「え?」
いつの間に持ってきたのか、渚は二つの大きな袋を抱えていた。そこからミッテルトとカラワーナがひょっこりと顔を出すと、またレイナーレの顔が驚愕に染まる。
「ミッテルト!?カラワーナ!?」
「レイナーレ様、無事だったっスか!」
「無…無事だけど二人共何やってるの?」
「偵察に出たところでこの者に出会いそのまま拘束されてしまったのです…」
カラワーナが悔しそうに答える
「とりあえずお前ら3人は上司に叱られて反省して来い。」
「うっ…アザゼル様は面倒ごとを起こした私達を許さないはず…そうなると私達は…」
「ふむ…殺される危険性があると…まあ殺さずに反省させたい俺としてはそれは困るんだが…
例えば、俺の顔を免じて許してやってくれ、とでも言ってみるか?」
「アンタ一体何様のつもりで言ってるのよ。」
レイナーレが呆れ顔になるがそれに対してこう答える。
「そうだな…異世界の英雄様の顔に免じて…とか?」
こんなシリアスな渚、渚らしくない!
ってなった人は多いはず。
僕もそう思いましたが物語を全ておちゃらけさせるのはちょっと締まらない感じになっちゃうのでやむを得なくこうなりました。
でもほら、異世界の英雄とか平然と言い放つ所渚らしいでしょ?そうでしょ?
そうだと言ってよ…バーニィ…