「ハァハァ…」
「俺に勝つ〜?生意気言ってんじゃねーよ赤龍帝」
甘かった。
俺、兵藤一誠はそう思っていた。
あの時渚に見送られた俺は少し浮かれていたんだと思う。
どんな相手にも全く動じない渚に行ってこいと言われたのが嬉しくて、まるで部長を助け出す正義の味方になる権利を与えられたような気になっていた。
だから俺は調子に乗ってブーステッドギアに眠る龍、『ドライグ』に契約を持ちかけ一時的な禁手化を果たし、ライザーに立ち向かった。
だが現実はそう簡単に俺を勝たしてはくれなかった。
俺はなすすべなくライザーに叩きのめされ、さらに禁手化も解けて、今胸倉を捕まれ宙に浮いた状態だ。
目の前のライザーは手に大きな炎を出して俺に向けている。どうやらこのまま殺されるようだ。
もう体は動かない、喋ることも出来ない。
でもまだ諦めがつかない。俺は最後の力を振り絞りライザーを睨みつけた。
「貴様ァァァァァ!!」
ライザーは俺の目が気に入らなかったのか激昴する。
だがいい、それでいい、このまま奴に何もせず殺されるのは癪だったが最後に小さな悪足掻きは出来た。
しかし、そんな俺の元に一つの声が届く
「よく耐えたな兵藤、お手柄だ。」
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少し遅かった
もう俺が着いた時には兵藤は既にボコボコにされていた。
だがある意味兵藤が死んでないのを見る限り間に合ったとも言える。
俺は頭の中にある情報の1つ、姫島の能力を頭に浮かべて唱える
「
俺の魔力で強化された雷がライザーの体を焼きちぎる。
放り出された兵藤をグレモリーが受け止めてそのままライザーから離れた。
俺だってただ遊んで修行の期間を過ごしていた訳ではない。グレモリー眷属の能力のコピーとその能力の強化とさらに応用した新しい技の制作を行っていた。
つまり俺超スゴイのである
『台無しじゃ』
「(黙れ)」
というわけで応用技①
俺は
「
「グワァッ!?」
音速で放たれた超電磁砲はそのままライザーの上半身に大穴を開けて後ろにある建物を爆散させた。
「!?なんだその出鱈目な攻撃力は!?」
「そのまま攻撃を続行、創造物展開、超電磁砲一斉掃射!!」
一撃だけでも校舎を爆散させる威力のある超電磁砲をマシンガンのように撃ち出したためライザーが塵のように弾け飛んだ。
だからこそ油断していた。
そのバラバラになったライザーが飛んでいく先を全く気にしていなかった。
そう、バラバラになったライザーは寝かされている兵藤の場所に落ち、そしてそのまま再生して兵藤に腕を突きつけたのだ。
「動くな…!動けばこのままこいつを殺す!」
「やめてライザー!リザインします。私の負けよ!」
俺は、初めて負けたのだ。
話の都合上、レイティングゲーム中に兵藤くんを禁手化させました。
実力では勝ったにも関わらず勝負には負けてしまった渚君、負けず嫌いな彼は次回一体どうやって勝利を収めるのか…!
こうご期待!!