時は深夜
ほぼ無理やり連れてこられたのは町外れの寂れた倉庫のような場所。
眠いダルイ辛いの三拍子が揃うこの時間帯に呼び出しやがったリアスグレモリーまじ許すまじ。
「で、なんで俺を呼んだの」
「はぐれ悪魔の討伐に行くからよ。」
「それ悪魔の仕事じゃん、人間の俺氏は高みの見物だろ」
「グチグチ言ってねえでとっとと行くぞ!」
「んじゃ、お前が突っ込め」
「ンギャァ!?」
兵藤を蹴っ飛ばし扉にぶち当てて破壊する。
俺サッカー選手になれそうだわ
「こんばんはー佐川急便でーす」
「違いまーす悪魔でーす。」
すると倉庫の奥の柱から儚げな美女が出てくる、が、その姿が一瞬にして醜い蜘蛛のような形になる。
「ギャぁぁぁ!?美女がぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「うっせえな、とっとと殺るぞ。チッ、ちょこまかよく動くなコイツ…」
「うっしゃあ!飛んでる敵にはこれだ!ドラゴン波!!」
しかし、兵藤の攻撃は虚しく相手の体に傷1つ入れることは出来ない。
「やっぱりもっと貯めなきゃダメか…何ボーッとしてんだイケメン!」
「…はっ!?」
「…危ない!!」
咄嗟に小猫が守るが敵から出た粘液のような物に当たり服が溶けた。
「…ッ」
「小猫ちゃん!?」
「調子に乗るなよ蜘蛛風情が。Envision!!魔剣創造連続掃射!!」
「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
「一丁おしまいってか。んで?年下の女の子に守られた気持ちはどうだ?」
「…っ!」
「お前が勝手にボーッとして死ぬのは一向に構わんのだが?そういうのは他人がいない時にしてくれ。」
原因は大体察している。同情する気持ちも勿論ある。だがここで甘やかしていてはこいつは成長しない。だから告げる
「正直…目障りだ。」
「オイ渚!」
「…いいんだ。いいんだイッセー君…」
「ちょっ、待てよ木場!木場ぁ!!」
そのまま木場は建物から出ていった。
「渚、いくらなんでも!」
「アイツは人に甘え過ぎだ。普通なら死んでた状況だぞ。」
「だからって…!」
「…イッセー先輩、渚先輩だって本当は…」
「いい小猫、それよりもいつまでそこで見ているんだグレモリー、姫島」
「祐斗が何も言わずに出て行ったわ。何があったの?」
「とぼけるな。本当は分かってるんだろ?アイツの秘密を」
「流石ね…」
「そして、もう一つ」
「?」
「これから何が起きる?」
「っ!末恐ろしいわね。なんで分かったの?」
「最近この領地で悪魔以外の"何か"が動いている。それも隠れてな。あんま舐めんなよ?家は神と神龍と龍王飼ってるんだからな。」
「『飼ってるとはなんだ。』」
「そうだったわね。なら先に話しておくわ…」
「明日学校にエクソシストが来るわ。」