まだコロコロ(殺戮)なんて事はしないよ。
意識が覚醒する。
すると目の前に槍を振りかぶる男が映る。
その動きは遅く、他人が見ているのであればパントマイムをしているようにしか見えないような遅さだった。
しかし、別にドーナシークの動きが遅くなっているわけではない。渚の[脳の処理スピード]が早くなっているため渚にはそう見えているだけである。
『
これは渚が前世で英雄となる前に身につけた能力である。
脳や筋肉等を強制的に通常の何倍ものスピードで使う事で周りの動きが遅くなったように見え、自分はより早く動けるという能力である。
その代わり体や脳には負担が凄まじく、通常なら『生き物』には扱えない代物だ。
そう、体が人間より頑丈に出来ている悪魔や天使、堕天使にも使いこなせないものなのだ。
渚が使えるのは前世での彼の努力の賜物とも言える。
説明が長引いたが、つまりは戦闘時に他人より余裕が持てる彼と彼の神器は相性が中々いいのだ。
さあ、どうする俺?選択肢は3つ
1、剣を作り戦う
2、槍を叩きおる
3、槍を掴んでオレのものにする
俺の性に合うのは3だ!
さあ、
そして
その言葉と共に頭の中で様々なデータが飛び交う。
そして一つ一つのデータが集まりその力は覚醒する。
『オールグリーン、
「神器の名前、お前の名前とほぼ変わってねーのは手抜きか?」
『うっさい、黙って戦え相棒。』
「行くぜ堕天使…
その掛け声と共に振り下ろされた槍を手で掴む。
「なっ!?…なぜ人間ごときが私の槍を掴めるのだ!?」
「生憎企業秘密なもんなんで…ねっ!」
ドーナシークの腹を蹴り飛ばし槍を奪い取る。
「武器が手に入ればこっちのもんだ。行くぞ堕天使、魔力の貯蔵は十分か?」
「ぐっ…今日の所は見逃してやる!」
「オイオイ、そりゃ俺のセリフだって…」
帰るか…
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俺は自宅でご飯を作り、食べた後考え事をしていた。
『どうした、我が主よ。』
「おわっ!…びっくりした。お前か…って我が主?」
まだ直接脳に話しかけられるのは慣れないなあ…
『ああ、お主は一応我の宿主みたいなものなのでな。』
「ふーん…なあルアリア。」
『なんじゃ?』
「お前は俺が一体なんなのか知ってるのか?」
『ああ、転生者じゃろ?』
「こうもあっさり言われるとわな。」
『当たり前じゃ、我はお主の神器じゃぞ?知らぬ訳があるまい。』
「じゃあ俺が今企んでる事わかるか?」
『自分で企むと言ってるのはどうかと思うが…分かるぞ、前世のアニメの技はコピー出来んのか?って事を聞きたいのじゃろ?』
「ああ」
『出来るぞ。』
「なん…だと…!?」
『まあ全部は無理じゃ。例えば体の作りを根本から変えていくような事は無理じゃな。喰種とかがいい例じゃろう。』
まあ喰種にはなろうとは思わんよ。
『想像力さえあればほとんどの事が出来る能力じゃからな。それにお主はどうやら向いてるようでな。』
「そうなのか?」
『そうじゃぞ。一発目で成功させるやつなどそうはいない。』
…
……
お前そんな危ないこと俺にさせてたのおおおおおおおおお!?
なに!?結構高い確率で俺死んでたかもしれないのかよ!?
『まあまあそう怒るな。上手く行ったんじゃし良いではないか。』
「それは結果論だろうがぁぁァァァァァ!!!!!!!!!」
住宅街に少年の叫び声が響き渡るのであった。
この作品同じ想像という字でも状況により読み方変わります。fateのトレースオンと同じ感じですね。
まず脳内で考えてる状態の想像は『イメージ』
次に想像した物が整理されて行動に移す準備が出来ると[想像完了]となりますがこの時は想像の読み方は『imaginate』となります。
最後神器の力を発動する時の起動キーとなる言葉が『Envision』となります。