「士さん、ところで今日はどちらに?」
「まて。本気でついてくるつもりか?」
人里のメインストリートを歩く士に文と言った、あまり見ない組み合わせ。その外来人である門矢士の姿には、里の人々ももう見慣れているモノらしく、妙な視線で見られるなどと言うことは無くなったようだ。
「粘着取材はお断りだ。」
「まったく、人を質の悪いパパラッチみたく言い過ぎではと思うのですが。特に最近は貴方や紫さんの式である藍さんや橙ちゃんまでもがそのように棘舌だと思うんですけどね私は....!」
妖怪の山の方で、突如として響く轟音。それはどうやら守矢神社の方から響いているようであった。
その頃....。守矢神社。
仮面ライダーディエンドの襲撃により、騒然となった守矢神社は練也と大樹が対峙をする。彼を追跡していた白狼天狗達は目下、大樹によって召喚された仮面ライダーサソードとイクサにより、妨害を受けて大樹の下まで辿り着くことが出来ない。
「君の懐に持っている、それを受け取りに来た...。渡してもらおうか。」
「(霊夢が言っていたのは...。そうかやっぱり、このディケイドライバーを封印していたのは彼女の力...。それでディエンドは、霊夢がディケイドライバーを持っていると踏み、攻撃を仕掛けてきた...!)」
ディエンドが彼にゆっくりと歩み寄る。銃口を彼に向けつつ、語気を強める。
「さあ..!!」
「あんたにやる義理は無いな....!」
「そうかい...!だったら...。」
そういうや否や...。大樹は全力で練也へと迫る。それを見て黙っている練也ではない。
「変身っ!!」
KAMEN RIDE
DECADE
練也は仮面ライダーディケイドへと変身、そしてすぐにディエンドへと向けて攻撃を開始する。正拳のラッシュをディエンドが巧みに捌き、それらを回避しつつもカウンターを浴びせた。
「お前...!!霊夢が言っていたぞ!訳の分からない泥棒に付きまとわれているって!」
「泥棒なんて、心外だね。人聞きの悪いことを言わないでもらえるかい?」
すかさず発砲、火花を散らして練也は態勢を崩して吹き飛ばされる。攻撃を引き続き畳みかけるディエンドは、いよいよ本気で行くようである。
「そんなに拒めば拒むほど、欲しくなるというものさ。」
ATTACK RIDE
BLAST
無数の光弾が銃口から放たれ、それが練也へ迫り、それらは不規則な軌道を描いて確実に練也を捕らえた。火花がディケイドのボディから散り、確実にその装甲を削いでいく。白煙を立ち昇らせて、まだ立たんとする練也に、ディエンドは無慈悲な一撃を繰り出そうとしていた。
FINAL ATTACK RIDE
DE.DE.DE.DEEND
「練也!!」
「じゃあね。士以外の、ディケイド...。」