ぼくたちをゲットして!!   作:YOUピカチュウ

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いよいよヤヤコマ編完結です!

感動・・・するかは分かりませんがお楽しみください・・・!


ヤヤコマの場合3

「さあ、俺との勝負だ・・・!覚悟しろ・・・!」

そういうなりゲコガシラはぼくらに向かって“みずのはどう”を連続で繰り出してきた。リーダーが言った。

「よし、全員で連続で突っ込むぞ!全員上昇!」

ぼくらと弟は上空はるか高くまで上昇した。全員が下降に転じた時、ぼくらの中をゲコガシラが上昇していくのが見えた。

「えっ?まさか・・・?」と思った。ここまでジャンプするとは思わなかった。しかしゲコガシラはぼくらの上から“みずしゅりけん”を繰り出した。

「うわーっ!!」 「きゃあーっっ!!」チームメイトが落下していった。そしてぼくの体にも“みずしゅりけん”が直撃した・・・

 

どれくらい時間が過ぎたのだろう・・・

 

気付いたらリーダーとゲコガシラが一騎打ちしているのが見えた。ぼくは慌てて弟を探したが見つからなかった。

ツンツン・・・! 後ろから急につつかれた。振り返るとそこに一匹のヒノヤコマが立っていた。それも色が違う・・・

リーダーがゲコガシラと絡み合いながら言った。

「お前の弟は、進化したぞ!俺と一緒にこいつと戦って今進化した!!・・・っ!早く戻ってこい!俺が死んじまう!!」

衝撃の事実だった。弟がぼくより強くなっていた。しかし、悔しいという気持ちはなかった。むしろ嬉しかった。これでゲコガシラと対等に戦える・・・!

ぼくは気づいた時にはゲコガシラに突撃して行った・・・。

 

みんながやられてしまった今、戦っているのはぼくと弟とリーダーだけだ。

作戦は、ゲコガシラのまわりをひたすら飛び回り、隙があれば突撃していくという戦法だ。

この作戦は通用した。弟が新しく“ニトロチャージ”というワザを使えるようになり、今まで以上に素早く飛べるようになったからだ。

「兄ちゃん!今だ!!」弟がぼくに叫んだ。

ぼくはゲコガシラが一瞬しゃがんだのを見逃さなかった。練習して磨きをかけた“つばめがえし”を思いっきりゲコガシラにぶつけた。

ゲコガシラは今の一撃でダメージをかなりくらったようだった。よろめいて、木に寄りかかった。

「今だ!3人でとどめだ!」リーダーが叫んだその時・・・!

「ゲコガシラ!ここにいたのか!」

少年の一人が駆け寄ってきて、ゲコガシラを抱いた。

「もう大丈夫だからな、ありがとう。」そう言うと、ボールの中に戻した。

少年はこちらを見た。

「あ!ヒノヤコマになってる!捕まえよーっと!」

そして少年はボールを弟に投げた。弟はボールの中に捕らわれた。

「そんな・・・!」リーダーが愕然としていると・・・

バン!! ボールから再び弟の姿が!

「ゲット失敗か~」少年の悔しがる声が聞こえた。

「よ~し、こうなったらこいつで弱らせる!」そう言うと新たなボールを投げた。

ウォォォォオーー!雄たけびを上げて「ドラゴンポケモン」のボーマンダが姿を現した。

圧倒的な威圧感・・・ぼくは思わず退いた。しかし、「弟を守らねば!」という強い気持ちがぼくを後押しした。ぼくはボーマンダに向けて突撃していった。

ボーマンダはぼくに“りゅうのはどう”を放ってきた。かなりの衝撃波・・・しかしぼくは“つばめがえし”を腹部に命中させた。

ボーマンダはひっくり返った。少年は驚いていた。

「まさかボーマンダを倒すヤヤコマなんて・・・!よし今度はアイツを捕まえよう!」

えっ・・・?ぼくですか?ぼくはそのときは驚いた。

「ボーマンダ!ヤヤコマに“かえんほうしゃ”」

その指示を合図に、ボーマンダの口からすごい勢いで炎が向かってきた。

さすがによけきれなかった。

ぼくはたった一撃で倒された。力を振り絞って目を開けると、ボールがぼくの体に当たった。

 

パチン!ぼくはボールの中でおかしくなった。力を入れても出られない。

困っていると、ボールが開いた。目の前には少年が立っていた。

「これからよろしくね!ヤヤコマ!」

まわりを見ると、リーダーと弟が少年のそばに立っていた。二人が口を開けた。

「もう二度と会えなくなるかもしれない。しかし、グループの全員の絆を忘れるなよ!」

「兄ちゃん。元気でな!」

ぼくは、この少年と共に過ごす・・・と思うとさびしかった。この森には思い出がたくさんある。家族や友がいる。どうしても捨てられなかった。

しかし、同時に期待も生まれた。「この少年と、ゲコガシラとボーマンダと修行すれば絶対強くなれる」と思った。そしていつかまた帰ってこよう。成長した姿をこの森に見せられる日まで努力しよう・・・と。

「別れは済んだかい?」少年の言葉にぼくは頷いた。

 

そして、二人に見送られながらぼくはこの森を出た・・・

思い出と絆と覚悟を心に刻みながら・・・

 

今ぼくはチャンピオンロードにいる。

ここには強いトレーナーがたくさんいて、とてもキツイ修業をしている。

ぼくはヤヤコマから、お父さんの姿=ファイアローまで成長した。得意技は相変わらず“つばめがえし”だ。

「ファイアロー“つばめがえし”!ボーマンダ“りゅうのはどう”!」

コンビももうお手のものだ。一撃で相手を倒した。

ぼくらは、これからポケモンリーグという場所に向かう。そこで一番強いトレーナー“チャンピオン”と対戦するのだ。

 

どうだった?ぼくのお話? 成長すると誓ったあの日から幾度の試練を乗り越えてここまでになった!もうすぐそれが叶う!

 

みんな・・・元気にしてるかなぁ・・・?

 

~終わり~      




以上ヤヤコマ編でした。

次回作もお楽しみに・・・
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