愛すべき我が家族達   作:尾狩奈

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ほんじゃ始めます。
今回はちゃんと最後までやり切りたいと思います。


始動

ある所に1人の少年がいました。

その少年は特殊な力を持ち忌み嫌われました。

その力はポケモンと会話できるという能力。

ある日、いつものようにイジメられていた少年は一匹のポケモンに出会います。

そのポケモンは少年の悲しみを理解しているかのように共に悲しみ、そして慰めてくれました。

少年はその日から毎日のようにそのポケモンに会いに行きました。

ポケモンも拒むことなく、笑顔で少年を迎え、好物である甘い甘いモモンの実を少年に分け与えます。

二人が出会って半年がたった頃、10歳になった少年は旅に出ることにしました。

そしていつものようにポケモンに会いに行き、そのポケモンに一緒に来ない?と訪ねます。

ポケモンは笑顔で頷き、少年はポケモンと旅に出ました。

少年は2年の歳月をかけ、生まれ故郷であるシンオウ地方を旅しました。

道中様々なことがありました。

ジムリーダーとの激戦、ハクタイの森の洋館での幽霊騒動、ギンガ団の悪事、3体の神の誘拐事件、ヤリの柱での時空変動、シンオウリーグへの挑戦、火山でのヒードラン事件、破れた世界でのギラティナとの対峙、とにかく様々なことがありました。

それから五年掛け、少年はジョウト地方、イッシュ地方を旅して、リーグ制覇を果たし、今、カントー地方に現れようとしていました。

これは過去にも未来にも、ましてや現在も、本来ならば語られないはずの物語。

 

 

 

 

 

『マスター、潮風がとても気持ちいいですよ』

青色の頭部に白い身体、そして胸に赤い突起物のあるポケモン『サーナイト』は船の甲板で潮風に当たっていた。

「そうだねサーシャ、でももうすぐクチバシティに着くから、そろそろ準備しようか」

『むー、残念です…』

サーシャと呼ばれたサーナイトは名残惜しそうに、少年に付いていく。

少年が乗っている船、『サント•アンヌ号』もクチバの港への着港準備に入る汽笛を鳴らす。

『お帰りシオン、サーシャ、船を降りる準備済ませといたよ』

頭に綺麗な花を咲かせた黄緑色のポケモン『ドレディア』が部屋に入ってきたシオンと呼ばれた少年とサーシャに向けてそう言った。

「ありがとうレディ」

お礼を言われたレディと呼ばれたドレディアは照れくさそうに顔をかく。

同時に船が港に着いたことを知らせる汽笛をあげた。

「じゃあ船を降りようか、レディとサーシャ、どっちがボールに入る?」

『ウチが入るよシオン』

二人に問いかけるとレディが反応した、長い船旅で疲れもあり、休みたいようだ。

シオンは1つ頷くと腰あてに付いているモンスターボールをレディに向け、真ん中のボタンを押す。

するとボールから赤いレーザーが発射され、それがレディに当たると、そのままレディは姿が消えた。

『マスター、最初はどちらに?』

サーシャがシオンに目的地を聞く。

「そうだね、クチバを東に行った所に『ディグダの穴』っていうディグダが掘った天然洞窟があるらしい、そこを抜ければトキワの森に出れる、そこから更に南に行くとマサラタウンって小さな町があるんだけど、その町にポケモン研究の権威であるオーキド博士の研究所がある、だからまずはマサラタウンにいってオーキド博士に会おうと思う」

一通り目的をサーシャに伝えると納得してくれたらしく、先をあるくシオンの隣に追いつき、共に歩いていく。

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