「まず第一にポケモン勝負においてもっとも重要視されるのはタイプの相性だ」
シオンは今、マサラタウンのオーキド研究所で二人の新米トレーナーにオーキド博士の代わりにポケモン講座を開いていた。
なぜそうなったのかというと、シオンがオーキド博士に挨拶に行った際にポケモンリーグから緊急の収集要請があり、急遽リーグへ向かわなくてはならなくなったのだ。
そのため各地方を旅しているシオンにポケモン勝負を題材に講座を開いて欲しいとオーキド博士に頼まれ今に至る。
「ポケモンにはそれぞれタイプという所謂属性が存在する、そしてそのタイプによって有利不利が変わって行くんだ、例えば炎タイプは草タイプに強く、草タイプは水タイプに強く、水タイプは炎タイプに強い、逆に炎タイプは水タイプに弱く、水タイプは草タイプに弱く草タイプは炎タイプに弱い、これらはポケモン勝負において基本中の基本なんだ、もちろんこの3つ以外にもタイプは存在するから、それぞれ旅をしながら覚えるといいよ」
ここまでで質問ある?とシオンが付け足して聞くが、特に質問されることもなかったのでシオンはそのまま続ける。
「次に技だね、ポケモン勝負ではそれぞれ技といってそのポケモンが覚える特殊な技能がある、覚えることのできる技というのは大量にあるんだけど、通常のトレーナー戦、ジムバトル、リーグバトル等の公式試合で登録できる技は全部で4つまで、どの技を登録するかによって戦況もまったく違ってくるから自分にとってもっともやりやすい技を登録することをオススメするよ、更に技にもタイプがあって、例えば炎タイプに炎タイプの技を使わせた場合は技の威力が1.5倍になる、それ以外だと等倍、苦手なタイプだとマイナス1.5倍になるから覚えさせる技には要注意だ、そして受ける、または与えるダメージは効果抜群ならダメージ2倍、急所にあたれば1.5倍、効果今ひとつなら1/2効果がなければノーダメージ、一撃必殺ならフルダメージと与える技のタイプ次第で変わるからここも要注意、覚えることはまだまだあるけどここからは実際に旅をしてから覚えるといいよ、以上、シオン君のポケモン講座でした。」
シオンが一通り喋り終えると拍手が起こる。
慣れない事をしたシオンは疲れたようだ。
『お疲れ様ですマスター』
「ありがとうサーシャ」
シオンはサーシャからジュースを受け取り一気に飲み干す。
「さて、改めて勝負に関して復習したところで再び旅に出ようか」