神次元ゲイムネプテューヌ 渇望のアウトサイダー【完結】   作:ジマリス

9 / 31
9 謎の計画

プラネテューヌの教会では、いまにも倒れんばかりに疲労した女神たちとアイ、イストワールがぐったりとしていた。

 

「なんとか…なったッスね」

 

息を切らす女神たちをよそに、子どもたちはすやすやと眠っている。

茶髪のアイエフ、ほんわかとしたコンパ、活発なピーシェの三人をあやすというのは、女神たちには初めての体験だった。

 

「こーやって寝ててくれればかわいーんだけどねー」

 

「あはは、そッスね」

 

起こさないように、アイはゆっくりとこどもたちの頭を撫でる。

 

「そういえば、シノはあやすの上手かったわね」

 

「そッスかね?」

 

「そうね、アイとネプテューヌがやたらとなつかれてた印象があるわ。きっと頭の中身が近いからね」

 

「おおっとぉ、ストレートな悪口ッスよ、ネプテューヌ!」

 

アイが助けを乞うように呼ぶも、当のネプテューヌは枕を抱えながらぐったりと床に伏せていた。

もたれるように身体をネプテューヌの上に乗せる。

 

「いやいや、私もすっかりHP0だよ。一晩寝て回復しないと―」

 

「たた、大変です!ネプテューヌさん、大変です!Σ(゜Д゜lll)」

 

一休みしているなか、イストワールがアイたちのもとにすっ飛んできた。

その顔には汗が浮かび、青ざめている。

 

「う…と思った矢先に…」

 

「立て続けに事件が起きるッスね……今度は何ッスか…」

 

二人は伏せたまま続きを促す。

 

「ええと…悪い報せと、もっと悪い報せの二つがあるのですが…( ̄□ ̄;)」

 

「( ゚Д゚)悪い報せしかない…」

 

「わあ、シノちゃんそれどうやってやるの~?」

 

「(  ゚Д゚) ソイヤッ」

 

「いやいやちゃんと聞きなさ……それすごっ!」

 

「(  ゚Д゚)普通の悪いほうから」

 

「悪いほうは、みなさんにも関係のある話です。つい先ほど、この大陸の三つの国全てに対して、宣戦布告のようなものが…(・ω・;)」

 

イストワールは聞こえ慣れない暴力的なその言葉にがくがくと震えている。

 

「宣戦布告…?穏やかじゃないわね」

 

「厳密には違いまして、何と言いますか…宣戦布告をしたいから、一度自分の国まで来てほしい、といった旨の連絡がありまして」

 

「回りくどいッスねえ…」

 

招くにしろ招かれるにしろ、物騒な話にアイはやっと立ち上がった。

顎に手を当て、考えるようなそぶりを見せる。

 

「自分の国、ね…いったいどこから?この大陸に新しい国ができたなんて聞いてないから当然…」

 

「はい。海を隔てた先にある国で、リーンボックスという名前だそうです」

 

「リーンボックス…」

 

アイが呟き、懐から携帯端末を取り出して耳にあてた。

 

「んで、いーすん。もっと悪いほうってのは?」

 

「…向こうの私から連絡がありまして。今も保留状態でお待ちいただいてるんですけど…」

 

 

 

 

「そっちはどう?」

 

『うーん、いろいろありすぎてやばいッス』

 

右耳に着けたハンズフリーのイヤホンマイクを利用して、アイと通話する。

ラステイションの教会の扉を開ける。

近代的な建物の内装は、やたら質素で機能的。

あの黒の女神らしく、必要のないものは一切存在しない。

だが窓から差し込む光が、その美しさを浮かび上がらせている。

 

僕はその奥、祭壇の横にある「関係者以外立ち入り禁止」の札が下げられた扉を開ける。

まっすぐ伸びた廊下の奥。おそらくは先の扉を隔てた先には教会従事者の仕事場があるに違いない。

 

僕は廊下の端の扉に耳を寄せる。

足音やかすかに聞こえるペンを走らせる音、それにこれは…パソコンのキーボードを叩く音だ。

少なくて三人、多くて五人。

 

ノブを回してドア一気に開ける。

 

中は教会の内装と同じようにいらないものは置かれておらず、作業机が六つに、パソコンがいくつか並んでいる。

資料を持ちながら歩き回っているのが二人、黒い木製のイスに座りながら机の上でなにやら書いているのが一人、そして大きなデスクトップ型パソコンを扱っているのが一人。

合計四人だ。

僕は背中に装備していた折り畳みの弓を左手でつかむ。

グリップに付けられた小さな赤いボタンを押すと、三つ折りの機械弓は伸びて、弦も自動的に張られる。

 

『いちばん大きいのは、リーンボックスっていう国が宣戦布告をしかけてきたことッスかね』

 

「リーンボックスか。…調べておくよ」

 

『お願いするッス』

 

僕の声に振り向こうとする男性に気づかれる前に光の矢を二本放ち、歩く二人の頭に命中させる。

矢を放した瞬間に走り出し、ペンを握る男性を弓で殴りつける。

そしてくるっと反転し、弓を構える。

ばたばたばたと三人の男が倒れる。

白く輝く矢を向けられたパソコン前の男は手を挙げた。

男は座ったままちらっと矢を受けて倒れた男を見た。

資料はちらばり、倒れた男の下敷きとなっている。

 

「大丈夫だよ、思ったよりは痛みはない。ただ衝撃が脳を走るだけだから」

 

手を挙げた男は恐怖の目で僕を見るが、僕は矢を構えたままだ。

 

「あー…そこの機械を使いたいんだけど」

 

僕は首を傾けてパソコンを示した。

男がパソコンを見たと同時に僕は右手を放した。

 

力の抜けた男の身体を床に転がし、椅子に座る。

電源のついているパソコンを操作する。

 

「それより聞きたいんだが、ラステイションの女神もそっちに行ってるんだよね?」

 

『ノワールッスよね?そうッスけど…』

 

「そう、わかったよ。ありがとう」

 

七賢人へ、アノネデスへハッキングを仕掛ける。

大量のファイルが現れ、見たことのあるものは次々に飛ばしていく。

 

『なにする気ッスか?っていうかなにしてるッスか?』

 

「いいやちょっと気になることがあってね」

 

それを最後に通話を切る。

やはりラステイションのマシンは他の国よりも一歩進んでいるみたいだ。

技術的にはアノネデスに届かないが、のぞき見するくらいなら充分なスペックだ。

 

ラステイションの女神はリーンボックスとやらに行っているらしいし、そうそうは戻ってこないだろう。

 

「女神メモリー…違う。別次元…魔剣…これも違う。どれだどれだ」

 

気になる情報は多数あるが、「作戦」とは関係ない。

 

「犯罪神……いいやこれも違うな。……ん?」

 

他とは違う気になるファイルを見つけた。「※」とだけ名づけられたそれだけ、データのサイズが大きい。

そのファイルの中には、さらに多くのファイルがあった。

だがそれらほとんどにパスワードがかけられていて、開くことができない。

 

「本人のじゃないとだめか…」

 

電源を切ろうと手を伸ばしたところで、アノネデスの言葉を思い出した。

 

『実はアタシ、あの黒髪の女神ちゃん、お気に入りなのよねえ』

 

僕は手を再びキーボードへ置く。

 

「ラステイション……ブラックハート…ノワール…まさかね」

 

「project」というファイルにアクセスを試みる。

現れたパスワード画面に「NOIRE」と打ち込み、エンターキーを押す。

 

予想していたが、ファイルが開いた。認証されたのだ。

 

「『女神計画』?」

 

目に飛び込んできたのは、「女神計画」というファイル。

僕が知らない計画だ。

アノネデスとマジェコンヌはこのことを言ってたのか?

その奥にいこうとしたが、パソコンがシャットダウンされ、強制的に電源が落ちた。

画面は真っ暗になり、アノネデスが対策したことを伝えてくる。

 

ため息をついて、椅子にもたれる。

「女神計画」とは、またあいまいな名前だ。

だが名前からして女神に対する計画ではないと考える。

だとしたら、予想が正しければその計画は恐ろしくおぞましいものだ。

 

僕に言えない計画。

あの二人の口ぶりからしてそれはもう始まっているのだ。

 

 

                   △

 

 

もっと悪い報告、というのはネプテューヌのもといた次元からの通信だった。

あちらの次元にもイストワールがいて、それがこちらのイストワールを通じて話しかけてきたそうだ。

その内容は、ネプテューヌが帰る手はずが整ったとのことだ。

 

アイたちは教会のバルコニーへ出た。

あちらのイストワールによれば、屋外の広い場所が必要だそう。

 

「ねぷちゃん~、本当に帰っちゃうのぉ…?」

 

みんなが沈黙するなか、一番最初に口を開いたのはプルルートだった。

 

「え、あー…その…」

 

「仕方ないでしょ。ネプテューヌはもともと、別世界の子なんだし」

 

「やだよぉ~…ねぷちゃんがいなくなったら、さびしいよぉ…」

 

プルルートに諦めるよう諭すノワールだったが、その口調は沈んでいた。

 

「知り合ってまだそんなに経ってないッス…」

 

「わたしも、すっごくさみしいけど…でも…」

 

さすがのアイもこれには落胆せざるを得なかった。

アイがネプテューヌと友達になったのはつい最近のことだったのだ。

別れを納得するにはまだ早すぎた。

 

『…あ。あー…ネプテューヌさん。聞こえますか?』

 

イストワールの口を通じて、あちらのイストワールの声が聞こえる。

こっちのより落ち着いた雰囲気のように思える。

 

「あ…うん。聞こえてるよ」

 

『長いことお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。ようやくネプテューヌさんが帰還するための道を作ることができそうです。では早速道を開きますので、そのままお待ちを…』

 

「あ、あのさ!いーすん!」

 

『は、はい。どうしました?』

 

「もーちょっと!もーちょっとだけ、こっちに残っちゃダメかな?」

 

あちらから届くのが音声だけだと考えると、こちらの映像もおそらくあちらには見えていないだろうが、ネプテューヌはお願いするように手を合わせる

 

「わたしまだ、こっちでやり残したことがあってさ!そーゆーのほったらかして帰るのって主人公っぽくないでしょ?」

 

『ですが、こちらの世界でのネプテューヌさんのシェアは、日増しに減少しています。今を逃すと、次にまた帰る機会があるという保証はどこにもないんですよ?』

 

「うっ。そう、なんだ…でもその、えーっと」

 

ネプテューヌの頼みは一蹴された。あちらの世界では、女神がいなくなったことで大変なことになっているのだろう。

それでもネプテューヌはなにか先延ばしにしようと言葉を考える。

 

「ねぷちゃん~…ごめんねえ、わがまま言って困らせちゃって~…でも、もういいよぉ…。ねぷちゃんにはぁ、ねぷちゃんの世界があるんだもんね…待ってる人がいるんだもんね…」

 

「そうッスね、プルルート…」

 

アイはなだめるようにぽんぽんとプルルートの頭をなでる。

 

『…ネプテューヌさん。お気持ちはお察ししますが、そろそろ…』

 

「うん…ぐしゅ。ずずず…それじゃあね。みんな…」

 

涙をぼろぼろ流しながら、

他のみんなもこらえてはいるがもう決壊寸前だった。

 

『では、道を開きます。道が開いたら、ネプテューヌさんはその中へ…』

 

突如、なんの前触れもなく目の前に天までとどく光の柱が現れた。

確かに次元を超えられるといっても不思議ではないほどの大量のエネルギーを感じる。

 

「これが…この中に入っちゃったら、もう、ぷるるん達とは…」

 

会えなくなる。

絶対にとは言えないが、その可能性は高いといっていいだろう。

この方法だってそうそう使えるものではない。

 

『いーすんさん!お姉ちゃんが!お姉ちゃんが返ってくるって本当ですか!?』

 

感傷に浸っているときに、別の声が聞こえた。

声からして、まだ年端もいかない少女のようだ。

 

『わ、ネプギアさん?ちょ、だめです!いますごく集中してて…』

 

『あっ!なんですか、この光?ここから帰ってくるんですね!?』

 

『ダメです!ダメですってば―!!』

 

「…ん?どうしたの、いーすん?ぎゃーぎゃー声が聞こえるけど」

 

ネプテューヌは顔をしかめた。

こちらのイストワールから聞こえてくるのは、なにやらあわただしく騒がしい音というか声だ。

あまりに大きいせいか、雑音混じりで届く。

 

『しょ、少々トラブルが発生しまして…うう、だから内緒にしていたのに…』

 

『お姉ちゃん!聞こえる?お姉ちゃーん!』

 

「この声って…ネプギア?」

 

お姉ちゃんと言っていることから察するに、ネプギアというのはネプテューヌの妹なのだろう。

そしてこの叫んでいる様子からかなりネプテューヌのことを心配している。

 

『見えない…お姉ちゃん、どこ?』

 

『ですからだめだと…あ!そんなに身を乗り出したら危ないですよ!?』

 

「ねえ。何をごちゃごちゃやってるの?」

 

このやりとりにさすがに冷めたみたいで、ノワールはジト目でネプテューヌとイストワールを交互に見た。

 

「あ、いや。向こうでなんかあったみたいで…」

 

「向こうで?もう、せっかくの雰囲気が台無しじゃない…」

 

『あれ?なんか吸い込まれ…ひゃあああああ!?』

 

『ネプギアさん!?ネプギアさーん!?』

 

ネプギアとあちらのイストワールの悲鳴を最後にあちらからの音声は一切なくなった。

それだけでなく、光の柱も現れた時と同じように突然消える。

 

「あ、消えちゃったじゃない。イストワール、どういうこと?」

 

その瞬間、ネプテューヌとアイに悪寒が走った。

 

「あ。なんか離れたほうがいい予感。いーすんもこっちに運んどいて、っと…」

 

「ウチもそっちに行くッス。ほらほら、ブランちゃんもプルルートも…」

 

ネプテューヌはいまだ動かないイストワールを抱えて、アイはブランとプルルートの背中を押して、疑問符を浮かべるノワールから離れる。

 

「え?ちょっと、なんで私から離れて…」

 

「やぁぁぁ…」

 

どこからか、かすかに叫ぶ声が聞こえる。

アイは上空を見上げた。

なにか点のようなものがこちらにむかって落ちてくる。

 

「…あら?何かしら、この感覚…どこかで一度、経験したような…」

 

「どいてどいてどいてくださあああああああいっ!」

 

声は一層大きくなって聞こえてくる。

同時に落ちてくるものもその姿がはっきりしてきた。点じゃない。人だ。

少女がまっすぐこっちに落ちてきているのだ。

 

「そうそう、思い出したわ。あの時も上から声が聞こえてきて、それでネプテューヌが…のわあああああああっ!!」

 

ついに最高時速まで達したそれは、狙いすまされたようにノワールの上へと不時着した。

爆発したような音がして煙が舞い上がる。

 

「うー、いたたたたぁー…」

 

煙のなかから現れたのは、ロングの薄紫髪の少女だった。

白と濃い紫のセーラーワンピに黄色のネクタイという服装の彼女は、あれだけの高さから落ちたのにも関わらずに傷がなかった。

 

「うわぁー。ネプギアだー…」

 

「ん?ああっ!お姉ちゃん!お姉ちゃんだ!会いたかった!会いたかったよー!」

 

「あーうん、わたしもすごく会いたかったし、うれしいはうれしいんだけど、この状況は…」

 

ネプギアはネプテューヌを見るなりキラキラとした目でお姉ちゃん連呼した。

アイは、はて?と首を傾げた。

ネプテューヌよりもしっかりしていそうな顔だちに、ネプテューヌよりも大きい身長。

明らかにネプギアのほうが姉に見える。

 

『あああ、なんということでしょう…』

 

「ノワールがこんなに紫な子に早変わり。ツンデレ属性も消えて、ネプテューヌの妹になりました」

 

「いいリフォームね、感動的だわ」

 

あちらのイストワールにアイが続き、ブランものってくる。

ネプテューヌは珍しく少し引き気味な笑みを浮かべている。

 

「あはははは。なんか乾いた笑いが出てきちゃったよ」

 

「お姉ちゃん!お姉ちゃん!!お姉ちゃーん!!!」

 

「うんうん。わかったから、ちょっと落ち着こうか」

 

力が抜けたのか、座り込んだままのネプギアにネプテュ―ヌはどうどうと手の平を見せた。

 

「わぁ~。その子がねぷぎあちゃんなんだぁ~」

 

「ものっそいシスコンさが伝わってくるッスね」

 

「あ、はい。初めまして…」

 

ネプギアは頭を下げ、上げると同時にブランを見つけては目を見開いた。

 

「わ、本当にブランさんそっくり!そっちの人は…プルルートさんですね?私、お姉ちゃんの妹のネプギアです!あれ、そちらの方は…?」

 

「どうもどうも、アイって言うッス。シノでいいッスよ」

 

「アイさん……シノさん…?ん?あれ?どういうことですか?」

 

アイに差しだされた手を掴み、ネプギアは?を頭の上に四つ並べながら握手した。

 

「気にしなくてええんやで。ところで、その下…」

 

「下?何かあるんですか?」

 

「人の上で、いつまでものんきにしゃべってるんじゃなーい!!」

 

ネプギアの下で沈黙していたノワールが、ついに抗議の声を上げた。

 

「ひゃわあっ!?ご、ごめんなさ…わあっ!今度はノワールさんだ!」

 

「ノワールさんだ、じゃないわよ!なんなのあなたたち姉妹は!揃いも揃って、狙ったように私の上に落ちてきて!」

 

下から聞こえた声にさっとどいたネプギアはブランのことだけでなく、ノワールのことも知っていた。

違う次元と言えども、同じ人間がいるのか。

アイは興味深そうにうんうんと頷いた。

 

「え、すでに一回下敷きになってるんスか?」

 

「ねぷちゃんがくるときも、ノワールちゃんの上に落ちたんだ~」

 

「逆に運がいいッスね」

 

「逆ってなによ、逆って!」

 

怒りっぱなしのノワールだったが、アイはまあいつものことかとなだめるのをやめた。

 

「あの、ごめんなさい、ごめんなさい!決してわざと落ちてきたわけじゃなくて…」

 

「わざとやられたらたまんないわよ!」

 

『あの、みなさん…結構それどころではない状況なのですが…』

 

あちらのイストワールの声が聞こえる。

まあそうだろう。

大きなシェアを使って作った柱は消えて、ネプテューヌは再び戻れなくなったどころかもう一人までこっちに来たのだ。

 

『とりあえず、落ち着いてお話をさせてもらえませんか?』

 

声は冷静であるが、実際はパニックで頭がいっぱいなのだろう。

いままで情報を集めていたのも、向こうのプラネテューヌをどうにかしていたのも、そして光の柱を作っていたのも彼女なのだから。

 

「あ、じゃあ教会戻ろ~。子どもたち、起きちゃってるかもしれないし~」

 

「そッスね。いやあ、茶番だった茶番だった」

 

なにもなかったかのように、みんなが教会のなかへと戻っていく。

 

「こらー!まだ話は終わってないわよ!」

 

ノワールだけが納得せずに怒ったままであった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。