竜人がいるのは間違っているだろうか?   作:Celtmyth

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強敵への挑戦②

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 ダンジョン・第9階層

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 足が動かない。いや動かす事が頭から抜けていた。

 

「【ファイアボルト】ッ! 【ファイアボルト】ッ!!」

 

 動けない僕はただ闇雲に魔法を目の前――かつて僕を殺そうとしたミノタウロスに撃つ。魔法は命中してその姿が煙で見えなくなる。でも、()()()()

 

「ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!」

 

 出てきたと同時に咆哮。体が強張っても大剣を振るう姿を見ると両腕が勝手に動いた。でもミノタウロスの一振りは軽々と僕を吹き飛ばした。

 

「ガハッ!!」

 

 全身に痛みが走った時、自分が壁に叩き付けられたのだと理解した。防具が剥がれ、倒れ込みそうな痛みに耐え、ミノタウロスの姿を探すとこっちに向かって―――見た瞬間には攻撃が当たらないように体が動いた。間合いに入らないように距離を取っているけどまだ近い。ミノタウロスが踏み込めば余裕で届く距離感。そんな中で動きを見ては避け、躱しきれない攻撃はエイナさんがくれたプロテクターでなんとか流す。

 これでなんとか――――。

 

 

『キミは臆病だね』

 

 

「………ッ!」

 

 アイズさんに言われた事が頭をよぎった。それに気を取られて足が止まる。でもミノタウロスが近づいた瞬間に転げるように離れる。

 

「ハァ……ッ! ハァ……ッ!」

 

 窮地にいる事を思い出すと心臓が激しく鼓動する。死の恐怖を改めて突きつけられた事を実感する。

 でも、そんな状況の中、僕はミノタウロスの姿を目に納めると、武器を抜いた。まるでさっきの言葉を否定しようと、あの時の様に。ただ今は、あの時よりもどうするのかが鮮明だった。

 

 

 

 

 

 ゴォォンッ!

 

 出来の悪い鐘の音のようでした。【猛者(おうじゃ)】の大剣と私の拳が衝突した音としてはまず出ない。思わず先端を殴ったせいでしょうか?

 まだお互いに一手しか打ち合わなかったにもかかわらず【猛者】は距離を取り、まだ震える大剣を抑え止めた。

 

「……貴様、見た目はヒューマンだが全く別物だな」

「勘がよろしいですね。何が切っ掛けでしょうか?」

「人の腕、肉と骨でさっきの音が鳴る物か」

「それもそうですね」

 

 経験でしょうね、と思ったが口に出さず再び距離を詰める。しかし相手は油断していない。それでも隙のない中から最適の攻めを判断し、実行する。

 

「ヌウッ!」

「フッ」

 

 懐へ入ったつもりつもりでしたが【猛者】は巧みに躱すと、不安定な体勢にもかかわらず大剣を振るう。しかし冷静に、素早く判断をして拳を振るう。

 拳と大剣が再び衝突する。先ほどとは違う場所で衝突したせいか音は鳴らなかった。いえ、まだ向こうは()()()()()()

 すぐに反対の拳を放つ。力の流れをずらす場所を的確に。

 

「ムゥ……ッ!」

 

 【猛者】の剣筋、攻勢の手に隙が出来た。とは言えこちらも決定打の両腕の拳は使った後であり、次に回すには体勢が整っていない。ただし、有効打にならない物はまだ使える。

 足に力を込め、跳ぶ。威力を増すために回転しながら、その顔に蹴りを放つ。

 

「……ッ」

 

 渾身の一撃であり、手応えも確かに感じ、【猛者】も僅かに動かした。しかしダメだ。

 ここからの攻勢を止めてすぐに距離を取る。その間、彼は何もせずに私の蹴りを受けた断面を撫でるように触っていた。

 

「……肉と骨の感触ではなく、どちらかと言えば鈍器の攻撃に近い。だがその足に武器を仕込んでる訳ではないな。―――お前、人ではないな」

「………その通りです。自動人形(オートマタ)、はわかりづらいでしょう。自立して動く人形が私です」

 

 誤魔化す事も出来たでしょうが、ここは正直に答えました。彼はカレンの正体を知っていますから逆に誤解されてしまう方が好ましくありませんから。

 

「……お前はカレンの作品か?」

「違います。カレンが極東の遺跡からの発掘し、修理した遺物が私です。そのカレンも私の全てを解析していませんので同じ物どころか、私の劣化品すら作れませんよ」

「そうか。しかしよく喋るな」

「誤解されたくはないので。特に、カレンの正体を知った貴方には」

「……なるほど。確かにカレンの仲間ならあいつと同じ存在と思うだろう」

「貴方こそ受け入れるのですね、カレンの正体を」

「神すらカレンの真偽を見抜けない事実。だが、()()なら納得がいくだけの話だ」

「そうですね」

 

 寡黙な武人との印象でしたが、それを覆してよく話す方ですね。そんな相手を突破しなくてならないのは骨が―――。

 

「だが人形と言うなら―――」

 

 そう言いながら大剣を構える姿を目撃する。悪寒、と言う物を感じたわけではありません。しかし経験からの予測から自動行動が作動する。

 

「―――ここで砕けろ」

 

 それが聞こえたとき、視界は暗転した。

 

 

 

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 セオロの密林

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『ヒギャァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!』

「……ッ!」

 

 気を失いかけるほどの声量。魔盾クルフーアの叫びに思わず耳を覆う両手を抑え、魔導書に触れる。

 

「【風の章。真空の節。風よ空気よ、隣人にして乱暴者よ。ここ一時においてこの隔たりを越えるべからず。ヴァキューム・ウォール】っ!!」

 

 この攻撃に対して最適の魔法を発動すると鼓膜が破れると思えたクルフーアの叫びが聞こえなった。俺と魔盾の間を真空の壁で隔たれた証拠だ。そしてこれで狙いは外さない。

 

「【水の章。水牢の節。目の前には柵も壁も問わず縛れぬ者。しかし満ちる潮騒は汝を包み、封ずる。アクア・プリズン】!!」

 

 真空の壁の先にあるクルフーアを狙い、次の魔法を発動する。すると魔盾にまとわりつくように水が現れ、そして包み込んでいく。その全体を包み終えた所で【ヴァキューム・ウォール】を解除する。もう叫びは聞こえなくなっていた。

 

「これで7つ……!」

 

 それを確認して母さんとの距離を再確認しつつ、今の場所から離れる。立ち止まっていたら他の竜具の襲撃があるからだ。でもこれまで7つ、厄介と判断した物は魔盾と同じように封印した。時間制限はあるがそれでも近づきやすくなったし、準備時間もできた。今のうちに姉さん特製のマジックポーション飴玉(激甘)を口に入れる。

 

「で、俺が1番進んでいる訳か」

 

 姉さんとイベルグは俺より苦戦している。姉さんは弾を数撃って真っ直ぐ進んでいるが速度は遅く、イベルグは剣で攻撃を捌いて俺より速く動いているが真っ直ぐじゃない。対照的、なのはいつものこと。

 魔力は回復した。そして考える時間はもうない。

 

「よっ、と」

 

 再び攻め始めた攻撃をかわす。とは言えこの猶予も母さんの余裕からだったよう。まだ届かない頂の一端が見えた気がした。

 

「【土の章。鋼の節。操刃の項。姿なき踊り手の舞踏、幾人が魅せる舞台。白く輝く刃の光は美しく、冷酷であれ。ブレイド・ダンサー】!」

 

 それでも挑む。周囲に多種多様の武器を魔法で出現される。剣・斧・槍。変わり種として鎌や戦輪が混ざる。魔術書と一緒で浮かぶが、操作を精密にするために魔術書は片手に持っち、片手は短槍を取る。

 

「―――ッ!」

 

 声も挙げず、ここからは姉さんと妹を信じて母さんに飛び込むだけに集中する。翼を強く羽ばたかせて急降下、まっすぐに進む。襲ってくる攻撃は出現した武器で捌く。母さんほどの技量はないから危うい軌道ではある。

 でもそれを越えて母さんを、短槍の間合いが届く位置に来た。

 

「一番乗りね」

「こっからだよ!」

 

 母さんは落ち着いた様子だ。逆に俺は今以上に気が張っていて、判断力のこれまで以上に頭が回っていた。短槍だけじゃなく他の武器も母さんを囲むように配置させた。

 

「――――ッ!!!」

 

 一瞬、頭の中に一閃の光が見えた感覚だった。武器を配置させた直後は無心状態で、数秒は何をしたのか覚えてない。気付いたときには俺と母さんは移動し、その間には俺の武器がいくつか取り残されていた。とりあえずこの距離の分だけ移動し、そして攻撃は外れたと言う事。

 

「まだまだぁ!!」

 

 届かない頂にそれでも手を伸ばそうして攻撃を続ける。短槍を振るい、武器を操るがまだ届かない。母さんは手が塞がっている所か両腕を組んでいる上に翼と尻尾が邪魔にならないように縮めている。それでも抵抗感があるのは【キネシス・ハンズ】の効果だけで回避と反らしを行ってるからだろう。()()使()()()()()()()()()()()()()()()を知っていると手加減されていると言われた気がする。

 思わず頭に血が昇り―――その一瞬で体勢を変えられた。母さんは俺の力を上手く流して誘導し、お互いが正面を向く状態に。その状態で母さんは、()()()()()()()()()()()をコツン、と鳴らした。

 

「手加減してるなら貴方もよアーシン。気休め程度の、戦闘にはほとんど関係ない効果しかないこの仮面を被っている内は、ね」

 

 ――――頭に昇っていた血が一気に沸騰した。

 

 

 

「【土の章(Gnome)地震の節(Anger)怒れ大地、(E)驚天動地の(a)(r)。隆起沈降を起(t)こし事値に(h)鉄槌の証明を(S)め。これは我が怒(h)り、我が叫(a)び。(k)界に届く我(e)が声なり。アース・クエイク(Open)】!!」

 

 

 怒りに思わず【ブレイド・ダンサー】を解除し、土属性で最大の範囲を持つ【アース・クエイク】を、比喩詠唱で圧縮した上で発動した。

 

 

 

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 ダンジョン・第9階層

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 ―――ズゥン……!

 

 

 

『緊急事態と判断。停止状態から復帰します』

 

 自分の意志ではない声が出ると停止していた意識が起動する。

 

「……状況、いえまずは私の状態ですね」

 

 今がどこにいるか確認しようとしましたが、停止する直前の記録をなんとか読み取れたのでまず自分の状態を確認する。

 足の反応はある。両腕は、左腕が反応なく代わりに背中に圧迫感がある。自分は壁に背を預ける状態で座り込んでいたみたいで、少し動くとその間から折れて千切れた左腕があった。

 

「……そうでした」

 

 左腕を見て自分が何をしたのか思いだした。

 オッタルの攻撃を避けられないと見て右手で太刀筋を急所から外し、左手を壁に向けて衝突の威力を緩和したのだった。とは言え流石はオラリオ最強(Lv.7)。壁に叩き付けられた衝撃で左腕は千切れ、私も強制停止に陥ったわけですが。この後は放置して下さったのは壊れたと判断されたのか、見逃されたのか。

 ……いえ、今は全壊されなかった事に感謝しましょう。改めて胴体を見れば服越しに凹みがありますね。断ち斬るより叩き付けた方が来られると判断したのかも知れませんが。とにかく私はカレンを置いて逝くわけにいきませんから。

 

「動きは問題ないようですね。戦闘は難しいですが逃走は可能でしょう」

 

 状態を確認し終えると立ち上がり、左腕も拾う。胴はともかく左腕はどっちも断面を隠しておかないと目立ちますね。とりあえずどちらも服の一部を破いて断面だけを隠す。これで一応、大怪我をした冒険者に見られるでしょう。それでは目的を果たしに行きましょうか。そう―――

 

「彼が英雄の一歩を踏み出せるのか」

 

 

 

 

 

 

 手も足も出ず、一方的な暴力を振るうミノタウロスに僕は倒れ伏し、意識も途切れてしまいそうだった。その間際に見たのはあの人の背中。それが本物だと気付いた時には意識をなんとかつなぎ止め、

 

「頑張ったね」

 

 ただその一言で何もかもを差し置いて、意識だけが鮮明になった。まるであの日、初めて出会ったときのようで、

 

「今、助けるから」

 

 あの時のようだったから、胸の奥が燃えるようで、頭が沸騰しそうだった。あの日からこの人に追いつくために走り続けた。強くなる度、この人もまた高みに登る事に絶望した。それでも強く願った。絶対に追いつくと。

 だったら、ここで蹲るなっ! こんな無様を晒すためにいたわけじゃない。 遙か高みだと知っていて、遠い理想だと理解して、それでも諦めたくないと願ったんだっ! 立ち上がれっ! 立って、足掻けっ!

 その想い(ねがい)を体に灯った熱が応えてくれた。立ち上がるための力が湧き、痛みも遠くに行ったように消える。もちろんわかっている。これは意地でしかなくて、実際はこれまでのダメージが残っていることは。

 

 

 

 ―――でも、

 

 

 

「……いかないんだ」

 

 

 

 ―――ここで意地を見せないで、

 

 

 

「もう、アイズ・ヴァレンシュタインに助けられるわけには、いかないんだっ!」

 

 

 

 ―――どうしてこの人に追いつくなんて出来る訳がないだろっ!

 

 

 

 無意識にアイズさんの肩を掴んで止めた手を離し、前に出る。第1級冒険者のアイズさんを前にしたミノタウロスは襲ってこなかったけど、僕が前に出たことで殺意が増した。正直、まだ怖い。でもそれ以上に僕はこのミノタウロスを、この強敵を倒したい。

 

 

 

 ―――僕は、冒険者になる。

 

 

 

 

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 セオロの密林

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「……まさかここまで拗らせいたなんてね」

 

 確認と挑発でアーシンの仮面――その隠された素顔に触れてみたらご覧の通り。周囲が陥没と隆起を起こし、ここだけ大地震が起きたようだ。この規模なら地下のダンジョンに影響が出てるかもね。予想外に怒らせたから飛び損ねてしまったけどなんとか無事だけど、3人を見失っちゃった。見上げてもあの子達はいないから私と同じ地上で回避したのね。

 

「……でも、この一瞬で竜具も見失っちゃったわね」

 

 そしてこっちは一気に攻撃手段を失った。【キネシス・ハンズ】は対象を把握してないと効果がない。一度、認識してしまえばまた使えるけどこんな場所で探すのは骨が折れるし、向こうがそれを許してくれると思えないし。なら。

 

「【グニタヘイズより贈り物を】」

 

 新しく竜具を取り出す。ただし今度は1つ。強力な奴を取り出した。

 一見すれば槍だけど穂先は剣の様に長い。ただし刀身は黄金に輝き、柄はそれを際立たせる為に黒とかの暗い色で塗装している。効果は……、()()()()()()()()()()。そしてこの戦いに出そうと思うなんて、期待してるのかしら。

 

「少し本気で行くけど、これですぐに終わるなんて事はないわよね?」

「もちろん、頑張る」

 

 尋ねた相手は背後の隆起した1本の上。人1人の広さに背丈ほどの長さを持つツヴァイヘンダーを担ぐ立つ、私の末の娘。

 

「お姉ちゃんとお兄ちゃんは?」

「お姉は魔力が枯渇寸前になったお兄の所に行ってる。私が足止め」

「ふぅん。剣の腕はさっきまで見せてもらったけど、1人で出来るかしら?」

「わからない。難しいと思う。でも、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。だから立ち向かう」

「……相変わらずで、本当に立派になったわね」

 

 表情豊かな子じゃないけど、3人で芯が一番しっかりしてるイベルグは変わらず、でも成長した一面を確かに見せた。

 なら応えてあげるのが、母親でしょう。

 

 





・ベルVSミノタウロス(強化種)
 原作通り。恐れ、打ちのめされ、しかし憧憬の前にして奮い立つ。
 彼はこの日、冒険者となった。


・華VSオッタル
 戦いにもならず敗北。しかし機能保全の為に停止した事で追い打ちはなく、地上の戦いの余波で目覚める。救援は出来なくなったが、せめて見届ける為に向かう。


・カレンVS3姉兄妹
 未だ決着はつかず。しかしカレンが安易にアーシンの琴線に触れてしまったために状況は傾いた。竜具を一気に見失ったカレンは1本の槍を取り、子供たちの本気を受け止める。

・アーシンの詠唱短縮。
 スキルやアビリティの効果ではなくただの技術。詠唱文の意味を別の例えに解釈するだけだが、発動の際は消費魔力は増大する。

・魔槍ビルイガン
 カレンが最後に出した槍の竜具。彼女の最高傑作であり、最も思い入れのある作品。





・ドラゴネット3姉兄妹(2/3・兄)

【アーシン・ドラゴネット】
所属 無所属
種族 竜人(ドラゴニュート)
職業 旅人

【ステイタス】
 Lv.3
 力B773 耐久E472 器用B762 敏捷C627 魔力A879
 魔導:C 武術:B 
《魔法》
【エピック・オブ・オシアン】
・召喚魔法
・魔術の作成・登録
・詠唱後、羊皮紙の本と羽ペンを召喚。浮遊可能。
詠唱式
【私は空白。何もない、ゆえにこれからだ。一字を書いて形を生む。一文を綴って意味を生む。これを繰り返し、詩となりて存在を生む。1つ1つ詩を詠み、これら積み重ねて詩集となる。この言葉は事の刃、事象の暴力なり。森羅万象を形となる奇跡の再現、不可侵の行使である。さぁ、幻想を紡ごう】

スキル
魔武両成(ヘミテオス)
・平衡たる成長
・挫折しない限り効果上昇
・挫折した際、効果は休眠

【    】
・任意発動
・不退転の戦いに対して能力大幅強化




 カレン・デュラスの第二子で長男。サブ役で文武両道。バトルスタイルは魔法で召喚した【エピック・オブ・オシアン】による魔術だが、武芸も出来る遊撃。例えるならアクションゲームのプレイヤーキャラの様な戦い方をする、この世界において戦闘において尖らず幅広い対応が出来る。しかしそれは才能ではなく、ある目標からあらゆる発想と確かな指導を受けた事で培った、確かな努力から成り立ったもの。ある意味でベルと似た少年である。
 唯一の男で姉と妹に挟まれる形であり、その面では苦労が多い。とは言え絆は強く二人の事は大事に想い、母親も尊敬している。しかし自分達の事を知らずにいただろう父親は好きではない。例えそれが母親の気遣いだったとしても。

追記:外見プロフィール
 見た目を表するには顔上半分を覆った、鹿に似た仮面を被っている為に不明。本人曰く『顔が好きじゃない』。ちなみに鹿なのは姉の意見(※強引)が採用。服装のイメージは『冒険者』。魔導師の様なローブではなく軽装かつ軽鎧を身に付けている。しかし魔術を使うためにその為のアクセサリーを数種類身に付け、杖の代わりに魔法石を填めた腕輪を両腕にしている。アクセサリーの為に髪は長くしており、あと特殊な整髪料を使っているので女性より手入れが行き届いている。
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