皆さんこんにちは、作者の伊丹です。
作者自身、初めての神様転生作品となります。
何分初めてですので、至らぬところがあると思いますが読んでいただければ幸いです。
第一話 断罪
???世界 とある荒野
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・畜生!?なんなんだよあいつらは!?」
一人の男が何かから逃げるようにして走っている。男の容姿は紫色の長髪に赤と緑のオットアイ、顔は絶世の美少年というぐらいに整いすぎるなんともイタイ容姿をしている。だがそんな容姿も、何かに追われている恐怖心と顔から汗が滝のように流れているためか、その顔は酷く醜いものになっている。
「こ、ここまで来れば・・・・」
男は立ち止まり、逃げ切ったと確信する。
だが・・・・
「おいおい。まだここまでしか逃げてないのかよ。お前、鍛えてないねぇ」
「どうせ"転生特典"に胡坐かいて鍛えてなかったんじゃないか?」
「ま、特典を生かしきれてない時点で宝の持ち腐れだけどな」
「ひぃっ!?」
突如、背後から声がすると、男は驚いて尻餅をついて倒れる。
そして男は声がした方を向くと、そこに居たのは自分を襲ってきた
闇のキバ "仮面ライダーダークキバ"
黒龍の戦士 "仮面ライダーリュウガ"
地の冥王 "仮面ライダーオーガ"
三人のダークライダーがそこにいた。
「そうだ。これ、忘れ物だぞ」
そう言ってリュウガとオーガは手にしていた"ソレ"を男の前に投げる。
「ひぃっ!?そ、そいつらは!?」
投げられた"ソレ"は男と同じ整いすぎてイタイ容姿の男二人の血塗れの死体だった。すると死体は灰になって消え去った。
「おいおい、随分とヒドイ言い草だな。お前の仲間だろ?」
「安心しろ。お前もこいつらの仲間入りするんだからな」
そう言ってダークキバは男に近づく。
「くそっ!なめてんじゃねえぞ!!」
男は立ち上がって一旦距離を取ると、男の背後の空間が金色に輝きながら歪む。そしてそこから無数の剣や槍などの武器が現れる。そしてその中から一振りの剣を取ろうとする。
「遅い」
ダークキバは一瞬で男との距離を詰めると、いつの間にか手にしていた"ザンバットソード"を振るい男の両腕を斬り飛ばす。
「"英雄王"に比べたら展開が遅すぎる。・・・いや、比べるのもおこがましいか」
そう言ったと同時に蹴りを入れて男を蹴り飛ばされ倒れる。
「ぐぎゃあああああああああ!?!?!?お、俺の腕がああああああぁぁ!?!?」
蹴り飛ばされた男はあまりの激痛に両腕からの大量出血で出来た血溜まりの中でのた打ち回る。
「・・・・痛いだろ、痛いよなぁ。・・・でもよぉ、お前が今までしてきたことに比べればまだまだ温いんだよ・・・・」
ダークキバはザンバットソードの剣先を男に向ける。
「さあ、転生者くん。お前の罪を数えろ」
「罪だと!?ふ、ふざけるな!!俺は"オリ主"なんだぞ!!この俺に従わなかったヒロインとモブどもを殺して何が悪い!!俺は何も悪くない!!!」
「・・・つくづく救えない奴だな、お前」
そう呟いた瞬間、ザンバットソードが閃く。閃いたと同時に男の首は音を立てずにをズレ落ち、胴体は力なく横たわり物言わぬ死体となった。そして死体は灰になって消えていった。
「排除完了。これで仕事は終わったな」
「ああ、お疲れさん」
すると、タイミングを見計らったようにオーガの"オーガフォン"から着信音が鳴る。
オーガは、ドライバーからオーガフォンを外し電話に出る。
「もしもし・・・・ああ、アンタか。こっちはもう終わったよ。それにしても珍しいな、アンタから電話が来るなんて・・・・なに?今すぐに来いだって?・・・・ああ分かったよ、すぐ行く。・・・・またあとでな」
オーガは電話を切り、ドライバーに戻すとリュウガが声をかけた。
「あの"駄神"からか?」
「ああ、すぐに自分の所に来てくれだそうだ・・・ったく面倒だ」
「あの駄神、またなにか面倒事でも持ってきやがったか?」
「まあ、会ってみれば分かるさ。とっとと行こうぜ」
すると、三人の背後から灰色のオーロラが現れる。三人はオーロラに向かって歩き出し、そのままオーロラをくぐり消え去ったのである。
"???"
そこは周囲が白一色の何もない空間。
その空間に灰色のオーロラが現れ、そこからダークキバ、リュウガ、オーガが出てきた。
「よう、戻ったか」
そんな気軽な声がすると彼らの前に突如、仮面ライダー鎧武に登場する"DJサガラ"にそっくりな民族衣装を着た男が現れた。
「駄神。あの世界の転生者どもの始末、終わったぜ」
「ああ、こっちでも連中の魂が無に消えたのを確認した。ご苦労さん」
それを聞いた彼らは変身を解いた。彼らの変身を解いた姿は・・・・
仮面ライダーダークキバは"織斑一夏"。
仮面ライダーリュウガは"兵藤一誠"。
仮面ライダーオーガは"桐ヶ谷和人"こと"キリト"だった。
「それはそうとよ、いい加減その"駄神"っての止めてくれよ。俺は一応さいk・・・・」
「で、あの世界はどうなったんだよ?」
「って流しやがったなキリト・・・・ったく。あのクソ餓鬼ども消えたから世界が修正する力を活性化させている。少し経てば元通りなる」
「そっか。なら良かった」
それを聞いた一誠は安堵する。
「ああ。まったく、餓鬼どもは自分勝手に世界を引っ掻き回すから困ったもんだぜ」
「その餓鬼ども転生させたのは何処のどいつだ?」
一夏はサガラを睨みつけながらそう言い放つ。
「おいおい、俺じゃねえのは分かってるだろ?そう怖い顔すんなよ一夏。そのために"お前達"がいるんだからよ」
「まったく、調子のいいことを・・・・それで、なにか用あるんだろ?」
「ああそうだった。・・・・・仕事終わりのお前らにはすまないが、緊急の仕事だ。これを見てくれ」
先ほどまでの雰囲気から一転したサガラは右手を翳すと、さっき一夏達が通ってきたよりも小さな灰色のオーロラが現れる。すると、オーロラに映像のようなものが映し出される。
「・・・おいおい、なんだこりゃ?」
「所狭しと居やがるな・・・」
「怪人大戦でも始める気かよ・・・」
三人が見たものとは、地平を埋め尽くすほどに存在する"仮面ライダー"に登場する怪人達の群れだった。
「内訳は・・・グロンギからインベスまで、平成ライダーの怪人勢ぞろいだな・・・・」
「駄神、こいつは一体どういう事だ?」
「ある無人世界でな、大量の怪人達が現れたんだよ。しかも"突然"に」
その言葉を聞いて、三人の表情が険しくなる。
「・・・・突然?突然であれだけの怪人が出てくるわけないだろ!」
一誠は声を荒らげる。
普通ならば、一つの世界にこれだけの怪人がいること事態がありえないなずだからだ。
「そう、"普通なら"ありえない。だがそれが"普通じゃなければ"どうだ?」
その一言に、キリトは合点がいったようで・・・
「てことは・・・誰かが怪人達をあそこに集めたって事か・・・・」
「そういうことだ。大方、クソ餓鬼どもを転生させまくってる馬鹿どもの仕業だろうな」
「・・・まったく、イヤになってくる」
一夏はやれやれと首を横に振るう。
「なあ、これをこのままにしたらどうなるんだ?」
「確実にあの世界は消滅する。もっと厄介なのは怪人どもが"他の世界に渡る"って事だな」
「消滅したらしたで近くの世界に影響が出る・・・怪人達が他の世界に渡ったらその世界も消滅する可能性が大か・・・・」
「・・・・どっちもどっちで厄介だな」
一誠とキリトはこんな厄介な状況に溜息を漏らす。
「まったく同感だ・・・・」
そう呟いたサガラは改めて三人の方を見る。すると、先ほどまでの空気が一転し、緊張した空気が周囲を包む。
「立て続けの仕事で悪いが、お前達は今すぐあの世界に行って怪人達を殲滅しろ。俺はこんなことをした馬鹿を探し出す」
「了解だ。そっちは頼むぞ、駄神」
「ああ分かってる。三人とも、頼んだぞ」
すると三人の後ろに再び灰色のオーロラが現れ、三人はオーロラをくぐって立ち去った。
そして三人を見送ったサガラは・・・・
「さて、アイツらが頑張っているうちに、俺も早く探し出さないとな」
そしてサガラもこの空間から立ち去ったのである。
如何だったでしょうか?
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