非公式!東京喰種〜エアロビクスは永遠に〜 作:あのボルテックス
「うわぁ!おまえ!やめろぉぉ!!」
ひどく怯えた男が泣きながら声を発する。そのあと悲痛な叫び声が聞こえた。
東京喰種〜エアロビクスは永遠に〜
この作品は完璧にフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは全くもって一切関係ありません。
人が賑わう東京都区、20区は"喰種"が多く住みつくが誰もが自分は被害を被ることはないと信じきっている。
彼もまたそうだ。
"金木研" 通称カネキは上井大学の一年生だ。
「おーいカネキ〜」
彼は振り返る。
「遅いよ!ヒデが言い出したんじゃないか」
走って手を振って向かってくるのはカネキの親友"ヒデ"である。
「ったく…じゃあ入ろうか」
二人は扉を押し開けた。
待っていたのはスタイル抜群で顔は残念なスタッフだった。
「君たちがフィットネスクラブ体験コースへの参加者?僕は吉田カズオ、ここのエアロビクス担当なんだよろしく」
「よろしくお願いしまぁす」
カズオに連れられて階段を降りていく。中を案内されるととても広いことがわかった。
「うわっめっちゃ広っ!地下にこんなにデカイ施設つくったなんてな 外からだと気づきにくいな!秘密基地みたいだ!」
ヒデがハイテンションでカネキに語る「20区みたいにビルが多いと日照権の問題があるから、地下を開発すること珍しくないよ」
カネキは施設よりもエアロビクスに興味があった。
彼は幼い頃から数多の本に囲まれて育ったため、身体を動かすこととは無縁であった。そのためヒデが夢中に語るエアロビクスに惹かれたのだ。
カズオはまず事務室に二人を連れて行った。そこには輝かしいトロフィーの数々が飾られてある。彼はまず自分の実績を語りだした。
「俺はねぇ…生まれてこの歳になるまでエアロビクスに身を投じてきた!だが顔は一向にブサい…だけれども!!身体は誰にも負けない柔軟さと頑丈さを持ち…。」
だが二人はその部屋にはいなかった。
「なんだよ!聞いてけよ!…バカ!」
カネキはヒデに連れられて、より深い地下を歩いていた。
「ちょっとヒデ!エアロビクスやるんじゃなかったの!?」
ヒデは笑みを浮かべ、
「バーカ!なんかここエアロビクスよりもおもしろそうじゃね!!」
大学生とは思えない無邪気さにカネキは呆れる。
二人が入っていったのは
事務室の中にある"いかにも"怪しげな地下への階段。ヒデは昔から勘がよく、そのおかげで上井大に受かったと彼自身が誇らしげに語っていたのを思い出す。何かここにあるんじゃないかとカネキは不安になる。だが目の前には呑気に鼻歌を口ずさんむヒデがいる。
「オイ!!コラ!!そこ何やってんだ!!」
「うわバレた!」
息を切らしたカズオは人を変えたように怒鳴り散らす
「勝手に入るな!!!アホか!ここまでアホなのは見たこと無い見たこと無い」
「すいません出ますんで!」
二人は元の道をもどって
事務室まで来た。
「ったく…ほら、これ書いて、エアロビクス体験の紙」
「「はーい」」
結局その日は実際にエアロビクスをやらなかったが二人はここのフィットネスクラブの体験会員になった。
「ヒデ!今日クラブ行くよね!?」
カネキは今日を心待ちしてたかのようにヒデに聞く。
「わりぃ今日先輩から用事頼まれててさ、1人で行ってきてくれない?」
そしてカネキは1人でエアロビクスに向かった。
入り口を少し行ったところに少女が立っていた
「カネキさんですね私はバイトの霧島です」
「どうも...カズオさんは…?」
「吉田は事務室で準備をしています先に部屋へ」
"霧島"はカネキよりも下にみえる
「霧島さんは高校生なんですか?」
すると、
「あ”?ニャーニャーうるせんだよ!」
「えっあ、すいません……」
事務室を通り過ぎると
「おーカネキー!先に鏡の前いてくれー」
カズオに返事をするとエアロビの部屋に向かった。
巨大な鏡の前でストレッチをしていると、歳は50を過ぎたような男が入ってきた。彼はカネキに話しかけてきた。
「やぁ、君新入りかい?」
「はい、本格的に鏡の前でやるのは初めてで緊張します...」
「すぐに慣れる、きっとエアロビクスの真髄を理解できるようになるよ」
「そうだといいんですけど」
カネキは頭をかきながら笑う。
すると男は気がついたように
「おっといけない名乗っていなかったね。
私は芳村だ。よろしくね。」
軽く礼をされると
「カネキです。今後とも宜しくお願いします」
深く礼を返した。
その後カズオが来てエアロビクスが始まった。
エアロビクスはカネキを奮い立たせた。全身の隅から隅までにエネルギーを送る。普段使われていない筋肉が多いということに驚かされた。すぐに息が切れる。
すると
鏡が割れた。
そう目の前の鏡が割れたんだ。
そして、そこにいたのは…
化け物。
その後何があったかはわからない。
「遺族の承認なしでは…」
暗くてなにも見えないわからない。
「責任は私がとる!」
彼の臓器を彼に!!
僕は目を覚ました。
天井があった。
ここは…病院なのか。
ぼんやりしていて状況がよくつかめない。
僕はヒデと話して…でもヒデは先輩と…
僕は1人でどこかへ向かって…
記憶の糸を手繰り寄せても手繰り寄せても終端は見えてこない。
看護士が何か叫んでいる。
「嘉納先生!目を覚ましましたよ!」
嘉納先生と呼ばれた男は
ベッドの側に来ると
何かに驚いたようだ。
「赫眼!やったぞ…実験は成功だ!!」
実験?
意識がまた闇の中へ…
数週間後カネキは退院した。
話によると自分は交通事故にあって
腎臓を損傷したらしい。
ヒデは何度も見舞いにきてくれたが
面会拒否のプレートは、
なかなか外されなかった。
ようやく面会が許されたときに
カネキはヒデに会ってやっと正気に戻すことができた。
「そんでさ東洋史の先生がハゲかかっててるから、俺が先生に言ったのよ 先生、育毛は東洋史のレポート並みにに厳しいッスよ ってさ!したらよ!来週にはめっちゃ生えてて薬学部の先輩が仰天しちゃってさぁ」
「あははヒデが先生の何かを動かしたのかもね」
カネキは日常に戻り、
一日中カネキに付きまとっては彼を心配していたヒデもどうにか事故前と同じ様に接してくれるようになった。
「少し微妙だよなぁ...私が出しているレポートの課題はどれも簡単であるから、単位をとれんやつはクズだ!とか言ってそう」
「ヒデが毎回再提出にしてるからだよ 先生の髪の毛見たいな...あ、明日は病院だからダメか」
ここでまた事件を思い出されることになる 。
「あの…さ
事故ったときエアロビの帰りだったんだよな?
エアロビがきつくて疲労困憊での不注意とか?」
あ…!
エアロビクス……!!
今までヒデは僕を気遣ってあえて
事故には触れなかったんだと思う。
覚えていないけど自分は交通事故に巻き込まれたと思い込んでいた??
なんで??
確かあの時……化け物がっ!!
頭を抱えだしたカネキに
ヒデはたじろぎ、
「どっどうしたカネキ!?」
「思い出したんだ全部…」
「交通事故のこと?」
「違う…僕は…」
「みつけたよ、、カネキクン!」
この作品は完璧にフィクションであり、実在する、人物・地名・団体とは全くもって一切関係ありません。