非公式!東京喰種〜エアロビクスは永遠に〜 作:あのボルテックス
はっ!
「起きたかねカネキくん」
芳村がいた。
「ここは…?」
「フィットネスクラブだよ」
「僕は一体………」
すると
奥のほうからカズオがやってきた
「やっと、起きたか…えーとなぁ話さねばならないことがある!」
「…なんでしょうか」
カネキは、不安げに返す。
「じつはな月山財閥の傘下にフィットネスクラブがあるんだが、そこのオーナーのノノムラというやつが同じ区に他のフィットネスクラブがあるのが許せないようで、ここのクラブの関係者を皆殺しにしようとしてたらしく、それでそいつらが俺らを襲ったんだ!すぐに追い返したけど俺とカネキは負傷した。それでカネキを食べて回復しようと思って食べようとしたら
上から鉄骨が、落ちて来て…俺
ほぼ死んじゃって、その後人間に見つかって俺ら緊急搬送されて…
手術されたんだ。」
途中でなにかおぞましいことを言ったような
芳村が言う
「そのときカネキくんは
てっきり死んだと思ってたカズオくんの臓器を移殖されたんだ。そしてカネキくんの身体に…カズオくんの赫胞が… この事実に確信を得たのはかなり最近のことだがね」
「そんな…(ちょっと気持ち悪い)」
カネキは漠然としか覚えていない記憶に自分の先ほどの姿を見つける。
「さきほど襲ってきたのは財閥の社長なんだけど、目的は別にもあったみたいだけどな、、胃腸薬がなんたらかんたらと、よくわからないが薬局に行くべきだな。
てか俺は赫胞の一部が欠けたから…
以前のように赫子が出せないんだよ。
まぁ少し経てば本当の力で皆を凌駕できるんだがな…先ほどは恥ずかしい姿を見せたな謝罪するよ…」
カズオは頭を掻きながら去っていった。
カネキはそんなことどうでもよかった
ただ自分が人を捕食する喰種になったことがたまらなく…怖かった
「芳村さん、僕は人間には戻れないんでしょうか」
希望はあるんじゃないか?移殖されたものを除けばまた元に…
「ごめんねカネキくん赫子が発現したならば赫胞を排除することは生命に危険が及ぶかもしれない
喰種にとって赫胞の喪失はおそらく死を意味する」
「こんなことって…」
僕は自分の運命を憎んだ
「カネキくんよく聞きなさい、喰種でも人と同じ生活をすることはできる、ただ人間と違うのは食べるものが違うだけだよ」
……………………。
食べるのか…人を………。
「僕は人をころ………食べられません…」
「……実はさっき君が寝ている間に食べさせたんだ。」
「え?」
「喰種は極限の飢餓状態になると理性を失うことがあるんだ」
そうだったんだ…
「私は"喰種の食べ物"の仕入れと配達をやっていてね、その付き合いでもここに通っているんだ ここは喰種が多く集うこともあってね…」
「その……"食べ物"を僕にもくれませんか?」
死にたくはないし
また迷惑をかけてはいけない...
考えるのにも時間はかかるけど
その時間すらなくなることは....
だが芳村は
「んー参ったなカネキくん、仕入れには危険が伴うからね ただで分け与えることはできない」
「でもさっきは…」
「あれは暴走して捜査官に見つかるのを恐れてのこと。この20区に暴れる喰種がいたら捜査官を多く派遣されるからね」
やはり自分が"やる"しかないのか…
「ここで働けよ」
するとカズオがジャージを着替えてやってきた 手にはネームプレートが。
「これは僕の…?」
「ここで働けばいくらか安くなるぜ
従業員特典ってやつだ」
「あ、ありがとうございます!!…でもまだエアロビ初心者なんですけどインストラクターなんて出来ますか?」
「もちろんできるはず無いじゃーん!事務だよ事務!」
芳村はにこりと笑った
そしてカネキはそこで働くことになった。
「オラ!白髪!ぼっとしてんじゃねぇ!!その客の名簿はこっち…!」
霧島トーカ。彼女はここでバイトする喰種である。
「はっ…はいい」
カネキは最近怒られてばかりでいる。
やっぱりトーカちゃん怖いなぁ…
働き初めて数週間が経っても仕事には慣れない。 あとこの髪…染めようかな…
オフの時のエアロビクスが何よりも有難かった。
「"下"行ってくっから客来たら対応してて」トーカは事務室を出て階段を降りていった。
"下"は以前ヒデと一緒に降りていった怒られたところだが、そこには"食料"庫がありクラブはそれを管理している。
トーカちゃんも喰種だったのも意外だけど
こんな都会の中心に、人間も会員の、喰種のフィットネスクラブがあるのは とても驚く
すると、客が入ってきた
カネキは向き直り
「こ…こんにちは!」
と挨拶をした。
するとぞろぞろと何人もの人が続けて入ってきた。
彼らは皆帽子を深く被って顔は見えない
彼らの中の1人が口を開いた。
「カズオ呼んでこい」
怪しい人たちだなぁと思い
手早く返事をすると
いそいでエアロビの部屋に走った。
扉を開けると
皆が休憩の最中だった
「カズオさん!なんか変な人たちがカズオさんを呼んでますっ!」
するとエアロビで流した汗をタオルで拭きながら芳村が寄ってきて言った。
「トーカちゃんは?」
「? 今、"下"にいると思うんですけど…」
「…………危ないかもしれない」
えっ!?
「おい!向かうぞ!」
カズオの先導のもと僕ら三人ははしって向かい、暗い階段を降りていった
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