--月が綺麗だ…--
いつもより、いや「これまでにない」と例えるほうがあっているのかもしれない。月は紅く染まり、とても大きい。そんな月を窓を開け俺は眺めていた。
そんな月を眺めている内にあることに気が付いたのだ。月の真ん中、中央に小さい「影」が見えるのだ。見入っているとその「影」が近付いて来るのがわかった。
次第にその影が何なのかが分かった。
可愛らしいワンピースドレスを纏い背中にはコウモリのような翼が生えた「幼女」だった。互いに顔が見えるほどにまで近づいた時、彼女は一言
「こんばんは、今日は月がとても綺麗ですね。」
そう言った。
俺は夢でも見ているのか疑った。そう、疑った、のだがこれは紛れもない現実だ。俺は金縛りにあったかのように動けないでいると。
「あ、申し遅れてしまいました。私はレミリア・スカーレット。紅魔郷という所にある紅魔館の主。初めて現実郷に訪れてみたのだけれど不思議ね。とても縦長くて大きくてキラキラ光るようなものがあったわね。」
そして金縛りが解けると俺は戸惑いながらも口を開き
「あ、あぁ俺の名前は***だ。あの大きいのは「東ビッグツリー」って言うんだ。」
彼女はそれを聞くと
「へぇ…現実郷にこんなものがあったなんて関心したわ。」
どうやら彼女は「こちらの世界」を現実郷と読んでいるらしい。そして紅魔郷というところの「紅魔館」の主であるらしい。
「その、何だ、紅魔郷というところにこういう大きい建物はないのか?」
彼女は少し悩んでこう言った。
「紅魔館。高さは東ビッグツリーに負けてるかもしれないけれど周りの敷地なら紅魔館が勝ってると思うわね。」
ほう、紅魔館とやらは想像した物よりかは大きそうだ。
「話が変わってしまって申し訳ないのだが何故俺の方へ飛んで来たんだ?」
彼女は答える
「気まぐれかしら、少し視線を感じたからそっちの方へ行っただけよ。」
気まぐれで飛んできたのか。だが初めてこっちの世界に来たのだから疲れているだろう。そう思った俺は家へ入れてあげようと
「飛んでるんじゃ疲れるだろう?家の中に入らないか?」
と声をかけた。
すると彼女は
「ごめんなさい。実は紅魔館の人たちに分からないようにここまで来たの。もしかすると皆心配しちゃっているかもしれないからね。」
と答えたあと離れていきながら
「もし近いうちにまた来れるようだったら寄ってみるわね。少し楽しかったわ。」
そう彼女は言い姿を消した…。
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<あとがき>
皆さんこんにちは、こんばんは。狐猫(きつねこ)と申します。これが初の小説の執筆となります。自分には言語力がそれほど無いので何処かでおかしくなっていたりするかもしれません。小説について初めて読んだのがお恥ずかしいですが「涼宮ハルヒシリーズ」です。短編や連載の区別が分からないほど小説については初心者です。こんな自分ですが何話か書いてみようと思っている次第です。
次回を投稿するのに少し間が開くかもしれませんが楽しみに待っていてもらえると幸いです。