吸血鬼との出会い   作:狐猫(きつねこ)

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吸血鬼だったの…

 彼女が姿を消した翌日。目覚まし時計が鳴り響き部屋の窓からは、朝日の光が差し込んで来る。俺は昨日の出来事が本当に現実のものだったのか、あるいは幻覚だったのか必死になってまた、自分を疑った。白いワンピースドレスを纏い背中にコウモリのような羽がありその羽を起用に羽ばたかせて飛んでいた、現実とは考えられ辛い要素がいくつかある。流石に疲れが溜まって幻覚でも見ていたのだろう、と結論付けた。疑問が晴れいつものように学校へ行くぞ、と意気込んだ。のはいいのだが考え過ぎたせいか全く時間を見ていなかったらしく、ふと気が付くと毎回のように乗るバスの時刻を大幅に過ぎていた。いつもより焦りながら支度をし家のドアを思いっきりバタン!と勢い良く開け次の便のバスに間に合うよう猛ダッシュでバス停へ向かった。

 これまでに無いようなくらい走り何とか次の便には間に合った。バスに乗り込むと定位置に座った。バスに揺られている間、幻覚と決め付けた彼女のことが忘れることが出来ず本当は現実だったのかもしれないなどずっと考え続けた。

「****高等学校前、です。ご乗車ありがとうございました」

アナウンスが聞こえるとともにふと我に返り席を立ち運賃を払ってバスを降りる。道が空いていたおかげで何とか遅刻をせずに済んだ。しかし学校へ着いたと同時に家の戸締まりを忘れていたことに気が付き深くため息を付くと空き巣に入られませんようにと祈り授業へ臨んだ。

 昼休みに入り一番待ち遠しかった昼食の時間だ。今日は朝食を食べそびれてしまい2時限目には、空腹のおかげで集中が出来きる状態ではなかった。昼休みは友達と話したり、絵描きや図書室で本を読んだりするのだがどうしても彼女のことが気になってしまってしょうがない。結局弁当を食べ、悩むことで昼休みの時間を潰した。

 キーンコーンカーンコーン…キーンコーンカーンコーン…

 今日の授業が終わるとぞろぞろと帰り支度をした生徒たちと一緒に教室を出ていき家へ帰った。

 家に空き巣が入った跡が無いことを確認すると家のドアを開け部屋のドアを開ける。すると

「おかえりなさい、ドアの鍵がかかってなかったから入らせてもらったわ」

見覚えのある姿が視界に入りに、聞き覚えのある声が聞こえた。

「れ、レミリア・スカーレット?」

驚いた俺は確認を取る。

「そ、そうだけど、どうしたの?そんなに驚いて…」

少し戸惑いながら、答えて

「少しその呼ばれ方、変な感じだからレミリアだけでいいいわよ」

と補足するように付け足した。

「て、てことはこれって全部…現実だったんだ」

そういうと彼女は、俺の頬を抓りこれは現実だと知らせる。

「痛い痛い痛い」

俺の反応を見た彼女は

「フフッ」

と苦笑した。

そうするとレミリアに、

「今から夕食を作るんだけど食べていくか?」

と聞くとレミリアは少し悩んだあと

「そうしてもらおうかしら、現実郷にはどんな食べ物があるか少し興味があるの」

「それじゃあ少し待っててくれ」

と言いその間に暇ができるだろうから暇つぶしに何か小説や本を見ていてくれと伝えた。

かれこれ時間が経ち料理ができるとレミリアは

「あの、これってどう使えばいいの?」

と箸を持って尋ねてきた。

「一応スプーンとかフォークがあるけど使える?」

と答えると頷きながら使えると答えて持ってきてあげた。紅魔郷では箸とかは使わないんだなと思っているとレミリアが

「この白い粒がいっぱいあるの味がしないよ」

と言い俺が

「こうやっておかずと一緒に食べると美味しいよ」

と答えた。

 その後も初めて見る食べ物に興味が沸いたのか料理の名前を聞いたり作り方を聞いてくれたりしてくれた。デザートでプリンを出すと

「あ、これ紅魔郷にもあるよ、プリンって言うのよね?」

と聞くとそうだよと答えた。

「現実郷にも紅魔郷にある食べ物があるなんて、少し驚いたわ」

と言い

「へぇ、紅魔郷って、ところにも同じ食べ物があるんだね」

と答えレミリアは

「貴方ってどれくらい料理が作れる?」

と聞くと

「結構作れるかな、一人で暮らしてるから自分で料理作れないと大変なことになっちゃうからね」

と答えレミリアは関心したような顔を見せた。

 こうして時間を過ごしていると一つ疑問が浮かんだ。それは羽のことについてだ。

「レミリア、その羽ってコウモリみたいだけどもしかして吸血鬼だったりするの?」

と聞くとレミリアは

「あら?分かっちゃったみたいね」

と一言言うと安心させようと

「でも、最近は吸ってないし、実を言うとどんな味だったかも忘れちゃったの、もし吸うにしても違和感か何かで吸えないと思うわね」

と答えた。少し俺は安心した。レミリアが血を吸う為だけにこうしているのだろうとは思いたくもなかったからだ。

そして、一息つくとレミリアは

「そろそろ帰らないと…もし次来た時は紅魔館に招待してあげるわね」

と言い

「またいつでも来いよー!」

と見送りの声をかけた。

 

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<あとがき>

こんにちは、こんばんは狐猫(きつねこ)と申します。今回は「吸血鬼との出会い」の第二話「吸血鬼だったの…」を書かせていただきました。他の小説を読んでみたりして、自分の小説に足りないものは何なのかを見つけて出来る限り読み取りやすく書けるように努力しました。次回も完成までに間が空いてしまいますが楽しみにしていてくれると幸いです。

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