紅い月二つ。
歪んだ愛が、今宵もまた。
こんにちは、辺留位(べるい)というものです。
初投稿故、わからないことだらけです、はい(汗
でも読んでくれたら嬉しいです!
では
私は、この能力のせいでずっと地下に閉じ込められていた。
ずっと。
でも今は、こんな危険な、強い力を持った能力を持てて、正直感謝している。
素敵よね、
――――自分の好きなモノが手の内にあるというのはね…
小柄な少女は、薄暗い地下へと向かっていた。
綺麗な金髪と、七色に輝く美しい羽が歩くたびに優雅に艶やかに揺れ
しかしその可愛らしい容姿に似合わず、もっているものは蓋で隠されてはいるものの、周りからポタポタと赤黒く、生臭い「何か」がこぼれ落ちていた。
そんなモノを持っていながら少女はご機嫌そうに地下へ地下へと向かっていった。
そして鉄格子へとついた。
その鉄格子の中には、羽もなにもかもがボロボロな薄いピンク色のワンピースを着、なぜか片方の目には包帯が巻かれ、細い手足は鎖で繋がれている少女が地獄の境目にもいるような顔をしてそこにいた。
ただいるだけだった。
何かをするわけでもなく、ただそこに。
すると金髪の少女は持っていたモノを自分のすぐ隣に経取置き、さぞかし嬉しそうな様子でボロボロな少女へと話しかけた。
「御姉様、ご機嫌如何?」
その声を聞けば目だけを其方にやり、すぐに床を見れば
「いいと思う?」
と低い声のトーンで聞き返した。
「思わないわ。だから聞いたのよ。」
金髪の少女は恐ろしいほどにニコリと微笑み、そういい、すぐとなりに置いてあるモノの蓋を取り、中にある、赤い紅い血肉をスプーンですくい上げてボロボロな少女の口元まで持って来れば
「はい、あーん」
と笑顔で述べた。
ボロボロな少女はそれを怪訝そうに見つめていれば首を横に動かしてスプーンを弾いた。
金髪の少女は自分の手から弾き返されてしまったスプーンをずっと凝視していれば、自分の拳を握った。
――バキッ
スプーンが粉々になり、元々バラバラな血肉ももっとバラバラになった。
「いらない。」
ボロボロな少女は相変わらず低いトーンのまま、そういい、そのまま続けて
「あまり調子に乗るなよ、フランドール。」
と言った。
するとフランドールと呼ばれた少女は何とも言えない笑顔を作って
「ね、御姉様、私ね、ソレ、頑張って作ったの。ねぇ、なんでいらないなんて言ったの?」
複雑そうな表情を浮かべるフランドールに対して、ボロボロな少女は相変わらず無表情だった。
そうするとボロボロな少女が口を開いた。
「半端もので強欲なお前の半端ものの食べ物なんて要らないよ。
私は、咲夜やパチェの食べ物しか食べたくない。」
と言った。
するとフランドールはまた拳をギュ、と握り隣に置いたモノをまた粉々にして壊した。
そしてフランドールは口を開いた
「また咲夜咲夜パチェパチェって…」
鉄格子を無理やりこじ開ければボロボロな少女の目の前へと行き
「咲夜とパチェはもういないの!!
あいつらがいないから私が御姉様を愛せてるのに、御姉様はこんなにも愛されてるのに、御姉様はなんで分かってくれないのよ!ねぇ!」
と声を荒らげた。
ボロボロな少女はそれを聞くとフランドールを睨みつけ
「だれが殺したと思ってるのよ!
私はね、『今の』お前なんかの愛なんて必要となんてしてないわ!」
とボロボロな少女も声を荒らげた。
ボロボロな少女はそれを言い終わったあとに俯いて
「むしろ、お前の愛なんていらなかったわ。」
と呟くように言った。
そうすると、フランドールは震えだして気が狂ったように笑い出し
「また、なにか壊されたいの?御姉様」
といって羽に向かって手を向け、そのまま握り締めた
―――グチャ
「――ッ!?ぁッ…ハァ…ハァ…」
鈍い音とともに、苦痛が襲って声にならない叫びが出て、危険を感じたように五月蝿い脈打つ心臓を抑えるように息を荒くした。
ボロボロな少女は自分の羽の残骸を見て情けないな、と感じてすぐに目をそらして、フランドールを睨んだ。
フランドールの笑いは収まったが、未だにニコニコと笑っている。
そうするとフランドールが
「御姉様が悪いのよ?こんなにも好きなのにわかってくれないんだもの。…悲しいな」
ぎこちなく微笑みながらそう言えばボロボロな少女の前に屈んだ。
ボロボロな少女は未だに睨んだままだった。
そんな少女に痺れを切らしたのか頬を抓りながら
「そんなに睨まないでよ、前みたいに
――――咲夜やパチェにも見せてた笑顔を私にも見せて?」
そう言えばボロボロな少女の頬に手を置いて唇を重ねた。
ボロボロな少女は顔色一つ変えずに
「見せられないな。…だって、咲夜やパチェに見せた表情は、心底楽しかったから」
そう言ったあとも続けて
「言いたいことわかるでしょう?私はお前といても全く楽しくないよ。
羽も壊されちゃったし、もう呆れて能力も弾幕も使う気が失せた。
ただの置物。
その置物に話しかけてるお前は…そうね、『狂ってる』わね。」
するとフランドールは首を横に振りながら立ち上がって
「違う違う違う!御姉様は置物なんかじゃない!
私のモノなの!所有してるのは私!」
と叫び狂った。
でもボロボロな少女は相変わらずの様子で
「ちがくない。私はパチェと咲夜のモノ。
この世にはもう私を所有してるやつはいないのよ。」
と言った。
フランドールは耳を両手で塞いで首を振り
「違う…嘘よ…御姉様は私の…」
「ついでに言っておくけど」
フランドールの言葉を遮った。
「私は今のお前の姉じゃないわ。
私はレミリアスカーレット。
お前はフランドールスカーレット。
偶然に名前が同じだったってだけ。
御姉様と言っていいのは私の知っている妹だけだ。
お前なんかに呼ばれる筋合いはないな」
淡々と述べた。
するとフランドールは絶望したような顔になった。
「違う」
フランドールは否定した
「ちがくないわ」
レミリアはそのことを否定した
「違う違う…昔の御姉様は私に優しかった!地下に幽閉されてたのも私のためだって思えば頑張れた!遊んでくれるようにもなったしそれに私はいい子にしてた!なのになんで私ばっか…
こんな目に合わないとダメなのよ!」
フランドールは置物のようなことをいいことに最愛の姉を自分のエゴのために何回も殴りながらそうヒステリックに叫んだ。
「…今でも覚えているよ。鮮明に」
殴られながらもレミリアは口を開いた。
「お前が変わった日。
そしてその日は、パチェと咲夜の命日」
殴られながらもレミリアは言葉を紡いだ。
「やめて…」
フランドールはそう呟きながら殴り続けた
「心底、うんざりしたよ。」
口に鉄の味がするのを感じながらそう続け
「パチェと咲夜が殺されたあの日から、なにもかもが地獄だよ。」
レミリアは自分を嘲笑うようにいえばフランドールは殴るのを止めた。
それでもレミリアは口を開いてその昔の話をするばかりだった。
「どうせなら、私が死んで助けてやれば良か―――ッ!?」
レミリアは大きく目を見開いて口から血を大量に流しながらその場に這いつくばった。
「御姉様の声がもう聞けなくなるのは残念だわ。
生意気な御姉様も好きよ。でもね、生意気しか言わないその口は――喉は、潰しちゃってもいいでしょ?」
「―――、―――」
レミリアはなにか喋ろうとしても喋れない現状に、頭がついていかなかった。
その様子に満足したのかフランドールは笑いながら
「根本から潰したわ。もう吸血鬼の再生能力は効かない。
まあ、元からそんなものないんだけどね、フフ」
そう言った。
「御姉様」
抵抗力がなくなりかけてるレミリアをフランドールは優しく抱きしめた。
そしてフランドールはレミリアの頭を撫でながら
「さっきは殴ってごめんなさい。…痛かった?
……あぁ、喋れないんだったね。ごめんなさい。聞いちゃって」
そう聞いて、思わずニヤケそうになった口を慌てて閉じた。
「御姉様、大好き―――」
軽く唇を重ねればうっとりした表情でフランドールはそう言ってそのままレミリアを押し倒し
「御姉様はこれからもずーっと私のものなの。
だぁれにも渡さないわ」
怪しくニコリを笑えば嬉しそうに言って
レミリアの首へと噛み付いた。
あとがき
どうだったでしょうか…
なんか、あんまアッサリしない終わり方ですね、はぁ…文章勉強しなければ、ですね
フラレミ、でフランがヤンデレ?が今マイブームなのでやってみたんですが微妙ですね
でも自分は咲レミ、メーフラが好きなので今度はそっちも書きたいな。
話すことないです…
では(o・・o)/