城下町のダンデライオンー櫻田家の次男は変人?ー《凍結中》   作:ションタ

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今回は番外編です!
ガキ使見てたら書きたくなったので書きました。
後悔も反省もしていない!

・注意
番外編では台本形式で書いていこうと思っていますので、嫌いな方は読まない方がいいと思います。

それではどうぞ!




番外編
櫻田幸100のコト【前】


––––––テレビスタジオ

 

 

[櫻田 幸をもっと知りたい。クイズ、櫻田 幸100のコトー!!]

 

茜「……どういうことなの?」

 

修「知らん、こっちが聞きたいくらいだ」

 

奏「私もいきなり連れてこられたから……」

 

岬「私もー!」

 

花蓮「なんで私まで……」

 

 

いきなり連れて来られて訳が分からない五人。そんな5人に天の声が説明に入る。

 

 

[今から櫻田 幸に関する100のクイズに答えてもらい、皆さんにはその正解数を競っていただきます]

 

茜「えーと、つまり幸ちゃんに関するクイズってこと?」

 

花蓮「このクイズ、私には不利じゃないかなぁ……」

 

 

天の声に説明されて内容を理解する茜。その反対側の席では、花蓮が自身がなさそうに言う。

 

 

奏「なんで幸に関するクイズなのかしら?」

 

岬「さぁ?」

 

 

奏はクイズの内容が何故幸なのか、隣に座っている岬に聞く。岬はそれに対して肩を竦めてわからないとジェスチャーする。

 

 

[そして優勝者には、豪華賞品が用意されていますので皆さん頑張ってください]

 

花蓮「賞品ってなんでだろう?」

 

修「どうせろくなモンじゃないだろ」

 

 

首を傾げる花蓮に修が頬杖をついて返す。

 

 

[リアルタイムで問題に答えていただくため、幸には別室で待機してもらっています]

 

岬「……なんで幸ちゃんにへりくだってるんですか?」

 

[それでは、早速初めていきたいと思います!]

 

岬「無視された!?」

 

 

天の声にスルーされて岬は少し落ち込む。

 

 

[それでは第1問、幸の趣味は?]

 

茜「あれ、思ってたよりも簡単だね」

 

花蓮「手始めってことじゃないかな?」

 

修「こんなのがあと99問……」

 

奏「結構きつそうね……」

 

岬「うん、そうだね……」

 

 

全員一言ずつ喋るとペンを動かしフィリップに解答を書き始める。天の声が全員書き終わったことを確認すると––––––

 

 

[それでは、解答オープン!]

 

 

テーブルの前面に全員の解答が表示される。

 

 

茜:ゲーム

 

修:レトロゲーム

 

奏:漫画を読むこと

 

岬:ゲーム

 

花蓮:漫画を読む

 

 

修「ま、この二択しかないよな」

 

 

全員の解答に納得する修。

 

 

[それでは、別室で待機していただいている幸に答えていただきましょう!]

 

 

天の声が言うと、設置されている大きなモニターにダルそうな顔をした幸の姿が映し出される。

 

 

茜「あ、幸ちゃん!」

 

[それではどうぞ!]

 

幸『は? 趣味? ん〜……二つあんだけど……どっちかっつーとゲーム、だな。趣味はゲームだ』

 

[茜、修、岬正解!]

 

 

名前を呼ばれた3人に1ポイントずつ入る。

 

 

[それでは次の問題です。第2問、幸の特技は?]

 

奏「コレも簡単ね!」

 

岬「うん!」

 

 

またも簡単な問題が出され、奏と岬がすぐに解答を書き始める。

 

 

花蓮「でも簡単過ぎて逆に不安に……」

 

 

それに対して花蓮は逆に不安な表情を浮かべる。

 

 

[解答オープン!]

 

 

茜:立って眠る

 

修:目を開けて眠る

 

奏:眠る

 

岬:立ちながら眠る

 

花蓮:眠る

 

 

幸『特技は眠ることだな。目ェ開けたまま、立ったまま、の◯太君並の早さで眠ることも出来るぞ』

 

[全員正解!]

 

 

全員に1ポイントずつ入る。

 

 

 

 

 

 

[第6問、幸の好きな食べ物は?]

 

茜「……幸ちゃんの好きな食べ物?」

 

奏「そういえば知らないなわね……」

 

修「俺も知らないなぁ」

 

岬「私も……」

 

花蓮「えっ、皆さん知らないんですか」

 

 

家族である4人が知らないことに、花蓮は驚倒する。

 

 

茜「幸ちゃんあんまりそういうこと言わないから……」

 

 

そんな花蓮に茜は苦笑いで答える。取り敢えず、全員幸が好きそうなものをフィリップに書く。

 

 

[解答オープン!]

 

 

茜:肉じゃが

 

修:肉

 

奏:ハンバーグ

 

岬:カレー

 

花蓮:コロッケ

 

 

奏「修ちゃん、お肉って……」

 

岬「ざっくりし過ぎじゃない?」

 

 

修の解答にいちゃもんをつける2人。

 

 

修「天の声は何も言わないからオッケーってことだろ」

 

岬「……いいんですかコレ?」

 

 

修のテーブル前面に表示された解答を指差して岬が言う、が––––––

 

 

[それでは正解発表です]

 

岬「また無視された!!」

 

 

またも天の声にスルーされる。岬は両腕をブンブン振って「ムキーッ!!」と腹立てる。

 

 

幸『好きな食べ物、かァ………唐揚げだな。あのカリカリ感と肉汁がたまんねェんだよなァ』

 

[修正解!]

 

茜(へぇー、幸ちゃんって唐揚げ好きなんだぁ……。あっ! メモしなきゃ!)

 

花蓮(今度幸の為に作ってあげよ)

 

 

 

 

 

[第7問、幸の嫌いな食べ物は?]

 

岬「これは当然アレだよね!」

 

 

岬は自信満々にフィリップに書き始める。他の4人も岬と同じようだ。

 

 

[解答オープン!]

 

 

茜:トマト

 

修:トマト

 

奏:トマト

 

岬:トマト

 

花蓮:トマト

 

 

全員満場一致でトマトと解答した。

 

 

[正解発表!]

 

幸『んなの決まってんだろ! トマトだトマトッ!! アレ以外考えらんねェ!!』

 

幸『––––––ってか、アレ食いモンじゃねーだろ!!』

 

[全員正解!]

 

 

櫻田家の4人は当然だという表情をする。

だがここで花蓮は一つ疑問に思う。

 

 

花蓮「なんで幸はトマトが嫌いなんですか?」

 

岬「え? 言われてみればそうですね……」

 

 

花蓮の質問に戸惑う岬。

 

 

茜「前聞いた時は全部って言ってたよ」

 

奏「全部って……」

 

 

茜は幸自身に教えてもらったことを話す。その発言に奏は呆れた表情をするのだった。

 

 

 

 

 

 

[第12問、幸の好きな色は?]

 

修「色?」

 

奏「あの子の好きな色、ねぇ」

 

花蓮「う〜ん、コレかなぁ?」

 

 

茜:黒

 

修:黒

 

奏:群青

 

岬:赤

 

花蓮:青

 

 

修「岬、お前絶対髪の色で判断しただろ」

 

岬「そ、そそそんなことある訳ないじゃん!? イヤだなー修ちゃんはっ!」

 

茜(……どもった?)

 

幸『色? 色………黒じゃね?』

 

[茜、修正解!]

 

 

 

 

 

 

[第17問、幸のよく見るテレビ番組は?]

 

奏「だんだん難しくなってきたわね」

 

茜「そろそろ本番ってことじゃないかな?」

 

修「はぁー……」

 

 

茜:格闘技

 

修:プロレス

 

奏:スポーツ番組

 

岬:スポーツ

 

花蓮:格闘技

 

 

幸『よく見るのはスポーツだな』

 

奏「よし!『でも』え?」

 

幸『好きなのは格闘技だな』

 

[茜、花蓮正解!]

 

奏「えっ!? ちょっと! 正解はスポーツじゃないの!?」

 

 

納得いかない奏は天の声に反論する、が––––––

 

 

[それでは次の問題に入ります]

 

奏「無視すんなァ!!!」

 

 

岬同様、天の声は奏を無視する。

 

 

茜「カ、カナちゃん落ち着いて!」

 

 

暴れようとする奏を全員で取り押さえる。

 

 

 

 

 

 

なんやかんやあったが、あの後無事クイズは再開された。奏はまだ納得していないようだが。

 

 

[第23問、幸の好きな曲は?]

 

花蓮「幸って曲とか聞くの? あんまり想像つかないんだけど」

 

 

花蓮は隣に座っている岬に聞いてみる。

 

 

岬「私もあまり聞いてるところ見たことないですね」

 

茜「う〜ん」

 

[解答オープン!]

 

 

茜:◯ンキホーテのテーマソング

 

修:Get ◯ild

 

奏:オー!リ◯ル

 

岬:ビック◯メラのテーマ

 

花蓮:ロック系

 

 

修「ぶふっ! なんだよお前らの解答!」

 

 

茜と岬の解答に思わず吹き出してしまう修。

 

 

茜「だって幸ちゃん鼻歌でよく歌ってるもん!」

 

岬「うん! 気分がいい時とか特に!」

 

 

2人は口を押さえてクスクス笑う修に言う。

 

 

奏「そういう修ちゃんもなんでその曲なの?」

 

 

気になった奏が修に聞く。

 

 

修「あいつの着メロがコレだった気がするんだよなぁ。そういう奏もなんでその曲?」

 

 

修も奏に聞き返す。

 

 

奏「コ◯ンの映画予告で流れてた時『この曲いいなぁ』ってあの子が言ってた気がするからよ」

 

花蓮「あはは……」

 

[それでは正解発表です!]

 

幸『好きな曲はGet ◯ildだな。着メロにもしてるし』

 

[修正解!]

 

 

修にポイントが入る。

ここで奏があることに気づく。

 

 

奏「今のところ修ちゃんが一番正解してるんじゃないかしら」

 

修「ん? そうなのか?」

 

岬「男同士、何か通じ合うものがあるのかもね!」

 

修「幸と通じ合っててもなぁ……」

 

 

岬の発言に微妙な顔をする修。

 

 

茜「修ちゃんだけには負けたくないなぁ……」

 

修「“だけ”とはなんだ“だけ”とは!」

 

茜「あと花蓮」

 

花蓮「ついでみたいに言わないでよ……」

 

 

 

 

 

 

[第29問、幸がお風呂に入った時、最初に洗うところは?]

 

修「誰得だよ!! この問題!!」

 

 

問題の内容に怒鳴りながらツッコム修。

 

 

岬「……いや、そうでもないかもよ……?」

 

修「は?」

 

茜(幸ちゃんの裸……///)

 

花蓮(幸の裸……///)

 

 

茜と花蓮は幸の裸体を想像して頭から湯気を出していた。

 

 

[解答オープン]

 

 

茜:腕

 

修:足

 

奏:頭

 

岬:腕

 

花蓮:腕

 

 

幸『んだよその質問……。ん〜……頭、だな』

 

[奏正解!]

 

奏「……当たったには当たったけど、なんか嬉しいという感情が湧いてこないわね……」

 

 

問題を当てた奏だが微妙な表情を浮かべる。

 

 

 

 

 

 

[第36問、幸が無人島に持っていくとしたら?]

 

修「ふわぁ〜」

 

花蓮「まだ3分の1もいってないんだ……」

 

奏「長いわね……」

 

 

修は大きな欠伸をかき、花蓮と奏は顔をげんなりとさせる。

 

 

[解答オープン!]

 

 

茜:食べ物

 

修:漫画

 

奏:服

 

岬:ゲーム

 

花蓮:テント

 

 

茜「2人とも、流石にゲームや漫画はないと思うよ?」

 

岬「そうかなぁ? 幸ちゃんだったら言いそうだけど」

 

 

岬は親指と人指し指で顎を挟んで茜に返す。その発言に修も首を縦に振る。

 

 

[正解発表!]

 

 

幸『そうだなァ……あっ! 兄貴だな! 兄貴持ってけば能力で帰ることが出来んだろ。 俺って頭いいなァ!』

 

[全員不正解!]

 

奏「なによその解答!!」

 

 

幸の答えに奏はバンッとテーブルを叩いて立ち上がる。

 

 

修「幸、お前は俺を物だと思ってたのか……」

 

 

その横では修が松尾芭しょんぼりと落ち込んでしまう。

 

 

 

 

 

[第37問、幸は生まれ変わるとしたら何になりたい?]

 

奏「また随分と変な問題ね……」

 

岬「生まれ変わるとしたら、か」

 

花蓮「幸は何になりたいんだろう?」

 

[解答オープン!]

 

 

茜:ル◯ン三世

 

修:猿

 

奏:いない

 

岬:豊臣 秀吉

 

花蓮:漫画のキャラ

 

 

奏「……なんで花蓮以外解答が猿ばっかりなのよ」

 

修・岬「そんな気がしたから」

 

奏「嘘つけっ!!」

 

 

奏は二人に怒鳴りつける。そんな彼女に茜は疑問に思ったことを恐る恐る聞く。

 

 

茜「でもカナちゃん、ル◯ンは猿じゃないよ?」

 

奏「原作者にモンキーって付いてるでしょ」

 

奏以外の4人「なるほど!」

 

 

奏の発言に4人は声を合わせて納得の表情を浮かべる。

 

 

[正解発表!]

 

幸『ん〜……兄貴だな。理由は瞬間移動(トランスポーター)ってどんな感じか一度使ってみてェから。以上!』

 

[全員不正解!]

 

岬「まさかの2連続修ちゃん」

 

花蓮「良かったですね! 修さん!」

 

修「いや、別に俺嬉しくねーから」

 

口ではこう言ってはいるが、微妙を口角に浮かべる修だった。

 

 

 

 

 

 

[第44問、幸が家族の中で一番怖いと思っているのは?]

 

岬「!?」

 

茜「何この問題!!」

 

 

問題の内容に驚きの声を上げる茜。

 

 

修(まぁ俺はなさそうだな。となると正解は……)

 

 

フィリップにペンを走らせる修。

 

 

[解答オープン!]

 

 

茜:お母さん

 

修:葵姉さん

 

奏:お母さん

 

岬:お母さん

 

花蓮:母

 

 

茜「修ちゃん以外お母さんだね」

 

花蓮「なんで葵さんなんですか?」

 

修「確かに母さんも怖いと思うが、本気で怒った姉さんの方が更に怖いからだ。思い出しただけで……」

 

 

修はそう言うと顔を真っ青にする。

 

 

[それでは正解発表!]

 

幸『怖い奴かァ……母さん……いや茜だな。アイツ本気で怒ると怖いんだよなァ……。』

 

幸『––––––って! これアイツが見てんの忘れてたッ!?』

 

 

幸はヤバイと思い顔をどんどん真っ青にさせる。

 

 

[全員不正解!]

 

茜「」

 

 

まさか自分が呼ばれるとは全く思っていなかった茜は、ゴーゴンに石化されたように体を硬直させる。

 

 

修・奏「「……」」

 

岬・花蓮「「茜(あか姉)……」」

 

 

茜以外の4人は彼女に同情の眼差しを送ることしか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

[第50問、幸の好きなアニメは?]

 

岬「やっと半分だぁ……」

 

花蓮「逆を返せばまだ半分なんだけどね」

 

 

ダルそうに喋る岬に花蓮が返す。

と、ここで修はある事を思い出す。

 

 

(そういえば、結構前に茜がル◯ンって答えたやつがあったよな……。もしかしたら!)

 

[解答オープン!]

 

 

茜:ル◯ン三世

 

修:ル◯ン三世

 

奏:シティ◯ンター

 

岬:◯ラゴンボール

 

花蓮:◯ンピース

 

 

茜「あれ? 修ちゃん知ってたの?」

 

修「前の問題でお前がル◯ンって解答したから、それでティンと来たんだ」

 

茜「あっ!?」

 

 

修の発言に思わず声が出てしまう茜。

 

 

修「あと岬、お前髪型で判断しただろ」

 

岬「そ、そそそんなことある訳ないじゃん!? イヤだなー修ちゃんはっ!」

 

奏「……第12問のデジャブね」

 

花蓮「台詞もまるっきり一緒ですしね……」

 

 

岬は修に図星をつかれ『第12問』と同じ台詞で返してしまう。その光景に奏は呆れ顔、花蓮は苦笑する。

 

 

[正解発表!]

 

幸『アニメ? アニメだったらルパンだな! ルパン三世!』

 

[茜、修正解!]

 

修「サンキューな茜」

 

茜「くっ……」

 

 

ドヤ顔の修に、茜は唇を噛んで悔しそうな顔をする。

 

さぁ残りの問題はあと半分、一体誰が一番幸について答えられるのか!

 

 

現在の結果

 

茜:25ポイント

 

修:27ポイント

 

奏:18ポイント

 

岬:20ポイント

 

花蓮:15ポイント

 

 

花蓮「やっぱりこのクイズ、私には不利だよね?」

 

 

––––––【後】へ続く

 

 




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