バカと鴉と召喚獣   作:蒼書生

11 / 50
2014 12.08 一部修正


問9

第五問 化学

問 以下の問いに答えなさい。

『ベンゼンの化学式を書きなさい』

 

 

姫路瑞希の答え

『C6H6』

教師のコメント

簡単でしたかね。

 

 

鴉の答え

『C6H6』

教師のコメント

やはり、簡単でしたか。

 

 

土屋康太の答え

『ベン+ゼン=ベンゼン』

教師のコメント

君は化学をなめていませんか。

 

 

吉井明久の答え

『B - E - N - Z - E – N』

教師のコメント

あとで土屋君と一緒に職員室に来るように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さて皆、総合科目テストご苦労だった」

 

 

 教壇に立った雄二が机に手を置いて、偉そうに言う。

 

 午前中からテストがあって、さっき終わって、昼食を取ったばかりだ。総合科目勝負をしたから、補給テストが多くて疲れる。

 

 

「午後はBクラスとの試召戦争に突入する予定だが、殺る気は充分か?」

 

『おおーっ!』

 

 

 この、下がらないモチベーションがFクラスの武器なのかもしれないね。

 

 

「今回の戦闘は、敵を教室に押し込むことが重要になる。その為、開戦直後の渡り廊下戦は絶対に負けるわけにはいかない」

 

『おおーっ!』

 

「そこで、前線部隊は姫路瑞希に指揮を取ってもらう。野郎共、きっちりと死んで来い!」

 

「が、頑張ります」

 

 

 このノリに乗れないのか、若干引き気味な姫路さんは一歩前に出る。

 

 

『うおおーっ!』

 

 

 一緒に戦えるとあってか、前線部隊の士気が最高潮に達する。

 

 とりあえず、今回は廊下での戦闘で勝ちに行くらしい。ここで負けると話にならないのか、戦力もFクラス五十人中四十人を注ぎ込むようだ。

 

 そこに、Fクラス最強かつ校内一位と三位という強さを誇る僕と姫路さん。だけど、僕は雄二の作戦でクラスに残ることになっている。何か、案があるんだろうね。

 

 

 キーンコーンカーンコーン、と昼休み終了のチャイムが鳴った。そろそろ、Bクラス戦が開始するようだ。

 

 

「よし、行ってこい! 目指すはシステムデスクだ!」

 

『サー、イエッサー!』

 

 

 敵を教室に押し込むのが目的らしい。だから、勢いが重要になる。

 

 明久たちは、Bクラスへ向かう廊下を駆け出した。不意打ちには気を付けてくださいね。

 

 そういえば、雄二に聞いたのだけど、今回は数学が主武器なんだね。Bクラスは比較的、文系が多いからそうなんだろうし、長谷川先生は召喚範囲が広いのか理由なのか。一気に勝負したいならありがたい先生である。他に、英語のライティングの山田先生や物理の木村先生もいる。立ち会いの教師が多いので、駆け出したのだろう。

 

 

「いたぞ、Bクラスだ!」

 

「高橋先生を連れているぞ!」

 

 

 正面からは、ゆっくりとした足取りでBクラスのメンバーが、歩いていた。人数としては、様子見らしい。

 

 

「生かして帰すなーっ!」

 

 

 なんとも、物騒な台詞を皮切りに、Bクラス戦が始まったのだ。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。