バカと鴉と召喚獣   作:蒼書生

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2014 12.08 一部修正


問17

第八問 保険体育

問 以下の問に答えなさい

『女性は( )を迎えることで、第二次性徴期になり、特有の体つきになり始める』

 

 

姫路瑞希の答え

『初潮』

教師のコメント

正解です。

 

 

鴉の答え

『すみません。これは答えたくないです。幼馴染みに対する苛立ちが湧いてきますので』

教師のコメント

その幼馴染みに何を言われたんですか?

 

 

吉井明久の答え

『明日』

教師のコメント

随分と急な話ですね。

 

 

土屋康太の答え

『初潮と呼ばれる。生まれて初めての生理。医学用語では、生理のことを月経、初潮のことを初経という。初潮年齢は体重と密接な関係があり、体重43kgに達するころに初潮をみるものが多い為、その訪れる年齢には個人差がある。日本では平均十二歳。また、体重の他にも初潮年齢は人種、気候、社会的環境、栄養状態などに影響される』

教師のコメント

詳しすぎです。

 

 

 

 

 

「明久、随分と思い切った行動に出たのう」

 

 

 Bクラスとの戦闘が終わり、秀吉は明久にそう言う。

 

 

「うぅ……。痛いよう、痛いよう……」

 

 

 フィードバックによる、痛みに悶絶する明久。全くといっていいほど、馬鹿である。

 

 

「なんども……お主らしい作戦じゃったな」

 

「で、でしょ? もっと褒めてもいいと思うよ?」

 

「後のことを何も考えず、自分の立場を追い詰める、男気溢れる素晴らしい作戦じゃな」

 

「……遠回しに馬鹿って言ってない?」

 

「そうですよ、明久は馬鹿ですから。優しいですけど」

 

「ちょっと!? 鴉、オブラードに包んでよ!?」

 

 

 学校の壁を壊しておいて、問題にならないわけがないだろう。初犯でなければ、今頃明久は停学や退学だったと思う。まあ、僕の仕事が出来た件に関して、別に気にしていない。

 

 

「ま、それが明久の強みだからな」

 

 

 明久、馬鹿が不名誉とか言うものではありませんよ。人のことを考えて、行動したことは褒められますよ。

 

 

「さて、それじゃ嬉し恥ずかしい戦後対談といくか。な、負け組代表?」

 

「………」

 

 

 床に座り込んだ根本。それに興味はなく、僕は幼馴染みの姿を探す。

 

 

「おーい! 鴉、こっちだ!」

 

 

 ……あの憎らしい声。ずっと、僕をそういう目で見ていた【自主規制】野郎!

 

 

「……シャイニング・ウィザードッ!!」

 

 

 僕は近くにいたBクラスの男子を踏み台に、幼馴染みの頭に膝蹴りを喰らわせる。その後に、今度は足を使って更に蹴りを喰らわせる。二連発の蹴りを喰らわせたあと、最後に平手をする。

 

 

 突然の僕の奇行に、雄二たちは唖然としていた。

 

 

「痛いなー、そんなに寂しかったのか?」

 

「……竜樹が、僕をそんな目で見ているのが嫌なんだよっ! 挙げ句に、前なんか人前で堂々と、セクハラしたよね? 今までしたこと、全てネットに流すよ?」

 

 

 据わった目で、竜樹を見下ろす。その手には、写真やビデオ、証言テープなどを持つ。

 

 

「お前のご両親さぁ、泣いて謝罪してくれたんだよ? 私たちの教育が間違っていました、と言ってね。あの後、妙に態度がキツくなっていなかった?」

 

「お、おおおお前! まさか、全部喋ったのか!?」

 

 

 僕たちのやり取りに、雄二たちは驚いていた。

 

 

「鴉。そいつと知り合いなのか?」

 

「……うん、非常に不本意だけど幼馴染みなんだ。ハーレムを築くイケメンなのが、無性にイラつくんだよね」

 

「ひっでぇー。よく一緒に風呂入る仲だろ」

 

「……ごめん、刑務所に入っててくれない? 存在自体が邪魔なんだけど」

 

「全否定!? 俺、泣くんだけど!」

 

「うん、泣けばいいと思う。さて、雄二はそっちを進めてくださいよ」

 

「あ、ああ……」

 

 

 さて、気を取り直して、雄二はそっちを終わらせてください。

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