バカと鴉と召喚獣   作:蒼書生

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3.5を書こう。


問41

【第七問】 歴史

 以下の問いに答えなさい。

『冠位十二階が制定されたのは西暦( )年である』

 

 

 姫路瑞希の答え

『603』

 教師のコメント

 正解です。

 

 

 坂本雄二の答え

『603』

 教師のコメント

 一体どうしたんですか? 驚いたことに正解です。

 鴉のコメント

 ……ごめん。霧島さんにバレてしまいました。

 

 

 吉井明久の答え

『603』

 教師のコメント

 君の名前を見ただけでバツをつけた先生を許してください。

 鴉のコメント

 先生から聞いた時、思わず明久のご家族に電話してしまった僕を許してください。

 

 

 

 

 

 

 

 僕は学園長室のソファに座って、パソコンを弄る。正直、元は本屋だったのが事業を拡大しすぎて、今じゃ何でも屋になっている。今も、学園長の下でデバックやらプログラミングやらをしているところ。

 

 

「学園長。ここの記述が間違っているよ。多分、このまま進めるとシステムダウンするかも」

 

「そうかい。アンタなら、どうするかい」

 

「うーん…‥。あえて、ここの記述をこう変えてしまえば、システムが向上しますね」

 

 

 そう言って、僕は間違っているところの記述を、少しだけ書き換える。すると、システムが多少向上して、マシになっていく。

 

 

「それじゃ、僕は行きますね。しばらくは大丈夫だと思いますが、僕も専門ではないので保証はできないんですけどね」

 

 

 そのまま、学園長室を出るとそこには、竜樹がいた(・・)。後ろを振り向いて、もう一度竜樹を見た。

 

 

「えっ?」

 

 

 思わず二度見してしまったけど、えっ?

 

 どうして、ここにいると分かったの?

 

 

「おいおい! 何、驚いているんだよ!」

 

「……そうだったね。人間離れした竜樹なら、ここにいるのも分かるんだった」

 

「そこまで、人外じゃねーよ!」

 

「じ、自覚ないんだね……。それで、何の用があったの?」

 

「鴉、決勝戦の司会はどうするんだ? 頼まれたんだろ」

 

「……あ」

 

 

 そういえば、決勝戦の司会を頼まれていたの、忘れていたよ。今から行っても、間に合わないとは思うけど、竜樹が気になってしょうがない。

 

 

「竜樹は、どうしてここにいるの?」

 

「……」

 

「……校庭のステージに運んでくれる?」

 

「それが鴉のためなら」

 

「……お願いするよ」

 

 

 その途端、竜樹に抱えられた瞬間、景色が変わり、校庭のステージに近くにいた。何があったのか、全く僕は分からなかった。いつの間にか、ここにいたのだ。まさか、ここであのコピペのネタが浮かんできたんだけど。

 

 

「……何か、僕に言うことはあるよね」

 

「……ごめん」

 

「やっぱり、しばらく距離を置いた方がいいよね……。いつか、僕の胃が痛み出すかもしれないから」

 

「それだけはっ! 俺は鴉がいないと、何もしたくない」

 

「それ、一歩間違えれば駄目人間発言だよね。それに、僕が物じゃないよ――人間だよ」

 

 

 僕はそう言うと、スタスタとステージに向かって歩く。いよいよ、決勝戦。最後の試合で、僕は大勢の前で司会を務める。恥ずかしい気持ちがするけど、頑張って果たすことにした。

 

 

「はい、皆様……長らくお待たせしました! これより、試験召喚システムによる召喚大会の決勝戦を開始致します!」

 

 

 世間の注目を集めるためにも、僕はこの司会をやり遂げてみせる! ……学園長が毎日のように言うんだもん。学園の評価が悪すぎると。

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