ハイスクールヒーローズ-THE ULTIMATE HERO'S-   作:絶狼ゼロ

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アアアッ!?
なんて日だ!!
まさか、半年も掛かるなんて!?
本当に申し訳有りません!!(土下座!!)

どうかまたお願いします!

グダグダ感有りですが…。

OPテーマ
[W―B―X]

EDテーマ
[ウルトラマンパワード]

※ちなみに、
ウルトラマンオーブが行っているサブタイトルを探せという遊びを取り入れました。
これからたまにやりますので探して見てください!
そしてサブタイトルは一つだけではありませんので!

仮面ライダージョーカー

黄金騎士牙狼

ウルトラマンパワード

参上!


第12話 開幕(後編)

イッセー

「大丈夫かな?

雪菜ちゃん達3人でアイツ等の相手をするのは?」

 

祐斗

「イッセー君、翼さん達を信じよう。

彼女達も、先輩達の兄妹なだけあってかなり腕っ節が立つんだから。」

 

小猫

「そうです…。

祐斗先輩と翼さんは互角…、私とイッセー先輩は、雪菜さんと美琴さん相手で実際に負けました…。」

 

朱乃

「そうですわイッセー君。

あの子達はケンイチ君達と同じで、強い友情で結ばれています。

何よりも…あれ程深い絆で結ばれた兄妹達なのですから、フェニックスの眷属相手に遅れをとる筈がありませんわ。」

 

イッセー

「そう…ですよね。

だって先輩達の妹さんな上にすげぇ強かったし、負けるわけ無いですよね!

よし!俺もやってやるぞ!」

 

現在イッセー達は、ライザーを強襲すべく、リアス、アーシアとの合流を目指していた。

 

リアス

「朱乃!みんな!」

 

朱乃達

『!部長!アーシア!(ちゃん!)(さん!)(先輩…!)』

 

アーシア

「お待たせしました!イッセーさん!皆さん!」

 

敵の陣地である疑似駒王学園の新校舎に向かっている途中に、リアスとアーシアが合流したのだ!

 

リアス「今さっき、涼太郎と鋼賀も出撃したわ!直ぐにでも雪菜達と合流してくれるわ!だから私達は、」

イッセー

「ライザーをぶっ倒す!!ですよね部長!」

 

リアス

「ええ!なら、行くわよ!みんな!」

 

朱乃達

『はい!』

 

リアスの言葉に朱乃達は団結して、ライザーの陣地である疑似新校舎を目指す!

 

イッセー

「(見ていてください先輩!貴方の力を借りずとも、ライザーをブッ倒してやりますから!!)」

 

リアス達

『[にしてもケンイチ(君)(先輩)(さん)、イッセー(君)(先輩)(さん)にどんな秘密兵器や必殺技を託したかしら?(かな?)(でしょうか?)]』

 

各々が心で吹くが、イッセーを除くリアス達は意外にもハモっていた。

場所は疑似体育館があった跡地にて、雪菜、美琴、翼は、ユーベルーナにライザーの残りの眷属を相手に戦闘中であった。

 

(BGM:月煌の剣)

 

ユーベルーナ

「ナンなのよ!この人間は!!

戦いの最中に“歌いながら”戦うなんて!!しかもなんで私の攻撃が当たらないのよ!?」

 

翼の予想外な戦い方にユーベルーナは動揺と苛立ちを隠せなかった。

 

「人間を見下し過ぎる…。故に、見切れる!ハアっ!!デヤッ!!」

[千ノ落涙]

[蒼ノ一閃]

 

 

翼もただ避けるだけでなく、小刀のエネルギー体を無数に放つ技[千ノ落涙]、そして瞬時にアームド・ギアの剣を巨大化させて、エネルギーの斬撃波[蒼ノ一閃]を放つ!

 

ユーベルーナ

「くっ!?何から何までイライラさせてくれるわね!!」

 

翼の攻撃をなんとか避けつつも、自分の攻撃が当たらない事に、冷静さを欠いていた。

 

美琴

「やっぱやるわね翼は、あたし等もやるわよ雪菜!」

 

雪菜

「はい!美琴さん!」

 

翼の奮闘振りを見て、雪菜と美琴はライザーの騎士や戦車、兵士に立ち向かっていく。

 

???

「全く何をしていらっしゃるの!?

たかが普通の人間より強いだけの人間相手に遅れを取るなんて!」

 

ライザーの兵士

「ですけど“レイヴェル”様!

あの者達、異常です!あんなに強い人間がいるなんて、私達だって信じたくないですよ!!」

 

レイヴェル

「まったく、情けないにも程がありますわ!」

 

おや?ライザーの僧侶にしては随分と偉そうなご身分ではないか?

しかも“様”付けされているし。

 

雪菜

「ハアッ!

(キンッ!)

随分偉そうな立場なのですねッ!

(キンッ!)

貴女は何なんですか?」

 

雪菜はライザーの兵士と戦車の攻撃を雪霞狼で受け流しつつも反撃しながら、僧侶のレイヴェルに問いただした。

 

レイヴェル

「いいわ、特別に教えてあげるわよ。ありがたく思いなさい。私はレイヴェル・“フェニックス”ですの。」

 

この解答に美琴は直ぐにツッコんだ。

 

美琴

「え?“フェニックス”?まさかあの男の“親族”なわけ?」

 

この問いにレイヴェル率直に答えた。

 

レイヴェル

「あら?人間にしては随分と感が良いですわね。

その通り、

ライザー・フェニックスは、私の“お兄さま”でございますの。」

 

おっとこりゃとんでもない暴露だ!?

 

この金髪ツインテの美少女が、ゲス鶏…あ、間違えた(笑)。

ライザー・フェニックスの妹だと!?

 

美琴

「えぇ~!?マジ無いんですけど~!?」

 

雪菜

「私達が言えた事では無いですけど、明らかに似てなさすぎて疑っちゃいますね。」

雪菜と美琴は明らかに声がダダ漏れするくらい似ていないと言ったのだ。

 

しかし雪菜の言う通り、君たちと翼はもっと凄いギャップの持ち主だよ。

 

君たち三人は其処のレイヴェル以上に、兄たちと比べて髪の毛一本も似ていない最強イケメンの兄&超絶美少女の妹だから。

 

レイヴェル

「(プチッ)

もう我慢の限界ですわ!身の程を弁えない愚かな人間が!」

 

ライザー眷属の騎士

「レイヴェル様、私達にお任せを!」

 

ライザー眷属の戦車

「必ず黙らせます!ここまでライザー様を侮辱する愚かでバカな人間共を!」

 

レイヴェル「任せましたわよ!

『シーリス』、

『イザベラ』!

フェニックスの眷属がどれほど素晴らしく、凄まじいかを知らしめなさい!」

 

騎士→シーリス

「ハッ!」

 

戦車→イザベラ

「直ちに!」

 

己の名を侮辱されたからか、それとも己の兄を侮辱されたからかは定かでは無いが、レイヴェルに我慢の限界が来たためにキレたが、レイヴェルの怒りを治める為に、

戦士のような容姿持つライザーの騎士

“シーリス”と、

格闘家を思わせるライザーの戦車

“イザベラ”が、

雪菜と美琴の前に立ちはだかった。

 

騎士と戦車が動いたことによって、

雪菜、美琴と戦闘中だった三人の兵士と、レイヴェルとは別で兵士達のバックアップに徹していた僧侶は後退した。

 

雪菜

「次は貴女方がお相手ですか?」

 

シーリス

「そうだ。

感謝すると良い。

人間如きが我々と遊んでもらえるのだからな。」

 

美琴

「あ~、御託はいいから掛かってきたら?その手の輩は実は大したこと無かったりするからさ。」

 

イザベラ

「なんだと?(怒)」

 

雪菜

「確かにお決まりですもんね、ねぇ美琴さん?」

 

美琴

「ほんとほんと。

例えるとすれば何が合うかな?」

雪菜

「おそらく、宇宙の帝王を自称するけど、帝王を名乗る程強くなく、卑怯な手段しか使えない物凄く弱かった侵略宇宙人が良いかもしれませんね。」

 

美琴

「アッハッハッ!

確か“鳩”みたいな名前の宇宙人だよね雪菜。」

 

雪菜

「はい、美琴さん。」

 

雪菜ちゃん美琴ちゃん!?その例えは有り!?

 

シーリス

「訳の解らない事を言いおって…(怒)」

 

イザベラ

「お望み通り…叩き潰してくれる!(怒)」

 

明らかに怒りの炎を燃やす二人が、遂に攻撃を開始した!

 

シーリスは大剣を振るって雪菜に襲いかかり、イザベラも拳を構えて美琴に襲いかかった!

 

雪菜

「(ギンッ!!)

ッ!?これは、なかなか重い一撃ですね。貴女ホントに騎士なんですか?」

 

シーリス

「スピードに特化したのが騎士という訳ではない。

私のようなパワー型の騎士も稀にいるのだ。」

 

雪菜

「悪魔事情はよくわからないですねッ!」

 

シーリスの大剣を雪霞狼で受け止めつつ、反撃のチャンスを伺う雪菜。

 

美琴

「おっとっと!

格闘家な上に戦車って、脳筋なんじゃないの?ウチの先輩じゃあ絶対ありえないけどね。」

 

イザベラ

「チィッ!ちょこまかと除けおって!」

 

美琴もイザベラの攻撃から回避しながら、反撃の機会を伺う。

 

ユーベルーナ

「あら?やっとシーリスとイザベラが動いたわね。

コレであの二人は終わりね。

貴女も直ぐに終わらせるけど。」

 

「そう言う割には、一撃も当たっていないけれど?」

 

ユーベルーナ

「一々気に障るわね、人間如きが。

(とは言え、全く当たらないのも事実ね。こうなれば奥の手を使うしかないわね。)ハア!」

 

翼の挑発にユーベルーナは再び攻撃を開始したが、

無論翼も冷静に空中へ回避する。

 

ユーベルーナ

「(ッ!此処!)

貰った!」

 

「甘いッ!」

 

翼の回避先を読んだユーベルーナが魔力の光弾を放つが、翼は『蒼の一閃』で迎撃した。

 

「この程度のワンパターンな攻撃に…アアッ!?」

 

と突然翼に異変が!

「なッ、何だ!?

身体が思うように動かない!?ぐうッ!?」

 

ユーベルーナ

「掛かったわね?

さっき放ったのは、“痺れ”の効果を含ませた魔力の攻撃よ。迎撃するのを計算し、爆発したら、その痺れの効果が含んだ煙をあなたが意図せずに触れる事で、その効果が発揮されるということよ。」

 

「なッ!?何だと!?ウッ!?」

 

まさかの予想外の攻撃に、優勢から逆転されて一気に劣勢へ陥ったしまったのだ!

 

ユーベルーナ

「散々私をコケにしてくれたわね、覚悟は宜しくて!」

 

「グアアッ!?」

 

散々コケにされたその仕返しの如く、ユーベルーナは翼の足下を爆破させてダメージを与えた。

 

シンフォギアアーマーを纏っていなければ、恐らく翼は間違い無く“焼死”していたであろう程の威力であった!

 

「ぐッ!?己ッ!」

 

そしてその爆破の音は、近くで戦っていた雪菜と美琴にも聞こえていた。

 

雪菜

「ッ!翼さんッ!!」

 

美琴

「ッ!翼ァァッ!」

 

シーリス、イザベラ

『余所見をしている暇が有るのか!!』

 

雪菜

「ッ!ウッ!?アアッ!?」

 

美琴

「ッ!?アグッ!?ア゛ア゛ッ!?」

 

翼に気を取られた2人は攻撃を防御したは良かったが、受け止めきれず吹き飛ばされた!

ユーベルーナ

「さて、そろそろ死んで貰うわね。」

 

「くそッ!?このままでは!?」

 

ユーベルーナは魔力を集中させ、翼を葬ろうとする。

 

イザベラ

「お前も消えろ。

その耳障りで生意気な口を二度と開かぬようにしてくれる!」

美琴

「ぐッ!?ア゛ア゛ッ!?」

 

イザベラが仰向けに倒れ込んだ美琴に対して、首を見事に鷲掴んで宙吊り状態する。

 

故に美琴は先程の一撃のダメージがまだ残っていた為、抵抗もままならかった!

 

雪菜

「美琴さんッ…!

翼さんッ…!

グハッ!?」

 

シーリス

「ふん、随分とナメられたモノだけど…此処までだな。」

 

美琴と翼の下へ、身体に鞭を打ってうつ伏せのから立ち上がろうとする雪菜だが、シーリスが雪菜の背中を踏みつけて追い打ちを掛ける!

 

ユーベルーナ

「さあ、死になさい!」

 

イザベラ

「くたばれ!」

 

シーリス

「我々を相手によく奮闘したものだ。

さらばだ。」

 

ユーベルーナ達は、雪菜達にトドメの一撃を放とうとした!

 

「(く…お兄様…私は此処までです…申し訳ございません…)」

 

美琴

「(助けて…助けてよ…兄さん…。)」

 

雪菜

「(此処までなの…やっとお兄ちゃんに逢えて…お兄ちゃんのお嫁さんも見られずに…お兄ちゃん…いつも我が儘ばかり言って…ごめんなさい…。)」

 

この一瞬雪菜達は兄達への謝罪や、助けを求めた。

 

だが、この状態を…二つ“希望”が見捨てる筈が無い!!

町の希望(仮面ライダー)と、

人の希望(魔戒騎士)が!!

 

『ヒヒイィィィンッ!!』

 

鋼賀

「ハアアアアッ!!」

 

ユーベルーナ

「ッ!?何ッ!?」

 

突如雄叫びが聞こえたと思えば、此方に向かってくる金馬に跨がった青年が迫ってきた!

 

そう、人類守護の防人・翼の兄にして、人の希望であり、守りし者となりて闘う兄、魔戒騎士=鋼賀がケンイチの指示を受け、金馬・轟天ともに駆けつけた!

 

鋼賀

「ウオオオオッ!!」

 

ユーベルーナ

「チィッ!!」

 

ユーベルーナは攻撃を中断し、翼から離れた!

 

「お、お兄様…!」

 

鋼賀

「翼…待たせたな、少し休んでおけ。

轟天、翼を頼む。

回復したら、俺たちで決めるぞ!」

 

「…はい…。

一時退却します。」

 

翼を乗せた轟天は、正に金色の風の如く、走り去って行った。

そして鋼賀は、魔戒剣=牙狼剣を取り出して赤鞘から引き抜き、剣をユーベルーナへと向ける。

 

鋼賀

「俺の妹が世話になった…。

随分と“可愛がって”くれたものだ。………覚悟は出来ているな!!(怒りを込めて殺気を放つ)」

 

ユーベルーナ

「ッ!?

(な!?何なの!?この人間が放つ途轍もない殺気は!?まるであの男《ケンイチを指す》に匹敵するなんて!?)

だ、だから何なの!?それに、あの女だけ助けて、他の仲間は見捨てるのかしら?」

 

鋼賀

「勘違いするな。

何も俺一人が行動している訳ではない!」

 

ユーベルーナ

「なんですって?」

 

鋼賀の言葉に、ユーベルーナが問おうとしたら!

 

グレイフィア

『ライザー様の眷属、兵士三名、僧侶一名、リタイア。』

 

 

ユーベルーナ

「な゛ッ!?何ですって!?」

 

鋼賀

「ふ…、

流石は…仮面ライダー、影で人間の自由と平和を護る為に闘う戦士の名を持つ者だな、涼太郎。」

 

少し時間を遡り、

雪菜と美琴がトドメを刺される寸前!

 

『ブオオオオオッ!!』

 

涼太郎

「その子達から離れろォォォッ!!

ライダァァァッ!!

ブレェェェイクッ!!」

 

シーリス、イザベラ

『ッ!?何ィッ!?』

 

美琴の兄にして、町の希望という意味を持つ仮面ライダー=涼太郎が、ケンイチの指示を受け、出撃の直前にケンイチに頼んで量子変換させてもらった相棒のバイク・ハードボイルダーに乗り、雪菜と美琴の危機に見参!

 

レイヴェル

「な゛、何ですのあの男は!?」

 

突然の涼太郎の乱入により、シーリスとイザベラは雪菜達から離れた!

イザベラが離れたことにより、美琴は地面に落ちて尻餅をついた。

 

涼太郎は勢いのままに、ライダーブレイクを繰り出した後、何気にカッコ良く着地した後!

 

涼太郎

「オウリャアァァァァァァァッ!!」

 

ライザーの僧侶と兵士たちにライダースライディングで突撃した!

 

このとっさの攻撃によって、僧侶と兵士たちは、所謂バイクに引かれたようなモノであるため、凄まじいダメージを受けたことで!

 

グレイフィア

『ライザー様の眷属、兵士三名、僧侶一名、リタイア。』

 

涼太郎

「良し、出だし好調だ!美琴、雪菜、

すまん!待たせたな。」

美琴

「ケホッケホッ!

に、兄さん…。」

 

雪菜

「先輩、ありがとうございます。

助かりました。」

 

涼太郎が駆けつけた事で、事なきを得た雪菜と美琴。

 

涼太郎

「さてと、其処のお二人さん。

ウチの妹と後輩が世話になったねぇ…。仮は倍にして返してやるよ!(激怒)」

 

シーリス

「な゛、何だこの殺気は!?」

 

イザベラ

「この凄まじい殺気…、まるであの男《ケンイチを指す》と同じではないか!?」

 

レイヴェル

「ヒィッ!?な゛、何なのです!わ、私たちが人間なんかに恐れを抱くなんて!?」

涼太郎

「じゃあ美琴、雪菜。

下がってしっかり休みな。

特に雪菜、あまり無理するとケンイチが泣くからな。

故に、ケンイチを心配させんなよ?」

 

雪菜

「は…はい、先輩。美琴さん、後は。」

 

美琴

「うん、兄さんに一度任せよう。

兄さん!回復したら、直ぐに行くから!」

 

雪菜と美琴は一時退却の為、その場を離れた。

 

涼太郎

「さてと…んじゃあ、始めますか?

“クソ鳥”の眷属さん達よ。」

イザベラ

「き、貴様!ライザー様だけでなく、我々をも侮辱するか!」

 

シーリス

「己!我々だけでなく、ライザー様を愚弄するとは!!

絶対に生かすわけにはいかない!」

 

怒りに駆られたシーリスとイザベラは涼太郎に向かった。

 

だが、涼太郎は

“仮面ライダー”…。

 

必要最低限の動きで、しかも紙一重スレスレで避けていた!

 

シーリス

「己ッ!ちょこまかと避けおって!」

 

イザベラ

「何故当たらない!?」

 

涼太郎

「おいおいおいおいおいおいおい、随分拍子抜けするほど単調な攻撃じゃねぇか。剣術なら鋼賀は勿論、格闘術ならケンイチの方が凄まじく強ぇっての!

ま、俺も負けてないけどな!

ハアッ!

オウリャアァッ!!」

 

シーリス

「ヌグッ!?」

 

イザベラ

「グハッ!?」

 

涼太郎の回避からの裏拳や回し蹴りを受けたシーリスとイザベラは見事に怯んで、後ろへ下がらされた。

 

シーリス

「くっ、この男、飄々としているだけの人間かと思っていたのに!?」

 

イザベラ

「貴様はいったい何者なんだ!?」

 

涼太郎

「俺か?そうだな…(この振り的にこの台詞が合うかな?)」

 

涼太郎がシーリス達から問われ答えようとした。

 

 

時間は少し遡り、兵士3名と僧侶が敗れた時間帯の鋼賀サイド…。

 

ユーベルーナ

「馬鹿な!?一気に四人も撃破されたというの!?」

 

鋼賀

「俺の友が、時を同じくして雪菜と美琴の下へ向かったのだ。

何よりも俺達のリーダー格である、

ケンイチが予め考えていたが故の戦術だ。俺達の妹達が危なくなるのを見越した上のな。」

 

ユーベルーナ

「まさか…全てあなた達の作戦通りだとでも言うの!?」

 

ザルバ

『その“まさか”だぜ、‘お馬鹿な女王さん’?

人間てのは、論理を超えた無限の可能性を秘めているんだぜ。

それこそ計算機でも決して計れない程の深く、広い可能性をな。』

 

ユーベルーナ

「そんな事が、有ってなるものかッ!!」

 

ザルバの言葉に動揺を隠せなくなったユーベルーナは魔力弾を放つが、

 

鋼賀

「ふぅんッ!(キンッ!)」

 

ユーベルーナ

「そ、そんなバカな!?」

 

鋼賀は牙狼剣の刀身の平らな側面で弾いて見せた!

 

鋼賀

「それと、最初に言って置く。

貴様のような愚か者に、俺を倒す事は出来ない。

例え俺が鎧を召喚しても尚の事だ。」

 

そう、鋼賀の実力はケンイチには劣るものの、戦闘能力は既に人間の達人の域を超越しており、涼太郎もまた然りである。

 

ユーベルーナ

「くっ、人間のクセに…ッ!

どうやら“あの方”も動いたようですね。」

 

鋼賀

「何?」

 

と突然ユーベルーナが意味深な言葉を言った。

 

するとライザーの陣地となる新校舎から、火災の爆発音の如く巨大な音が聞こえた!

 

鋼賀

「ッ!これは…!!」

 

鋼賀はこの音を悟った。

 

ユーベルーナ

「これで私たちの勝利は確定的ね(笑)。

いくら魔王様の妹君でも、不死鳥のライザー様に勝てるわけが無いわ。」

 

 

時を同じくして、涼太郎もまた然り。

 

涼太郎

「へえ、遂に野郎が動いたのか?」

 

シーリス

「その通りだ。

最早我々の勝利は揺るがぬ。」

イザベラ

「だが、貴様は確実殺す!我々だけでなく、ライザー様までも愚弄した貴様だけは、決して許さん!」

 

レイヴェル

「ま、お兄様が居るか居ないかの時点で勝敗は決まったも同然ですけど、もう少し粘って欲しかったですね。」

 

随分とまあ、散々の事を言っちゃってるけど、皆さんはお忘れでは無いですよね?

 

レイヴェル

「お兄様が相手ではどんなに“リアス”さんが修行を施しても意味無いのに、特にあの最弱でキモい赤龍帝は哀れでしか無いですね。

お兄様に勝てるわけが無いのに、倒すだなんてほざいているのですから。」

 

あらあら、やはりライザー陣営は間違った考え方をしてますね。

イッセー達を鍛え上げたのリアスではなく…“ウルトラマン(ケンイチ)”達なのに。

 

涼太郎

「あれ?何、部長さんがイッセー達を鍛えた?

やっぱりフェニックスは鳥だから、脳みそが小さいから馬鹿なのか?」

 

レイヴェル

「(ブチッ!)

な、何ですって!?

馬鹿とはどういう意味です!?」

 

シーリス

「貴様!レイヴェル様まで!」

 

イザベラ

「レイヴェル様が間違った事を言った言いたいのか!?」

 

完全に馬鹿呼ばわりされて、レイヴェルが完全にブチ切れ、シーリスとイザベラにも殺意が高まっていた!

 

涼太郎

「だってそうでしょ?彼奴ら、特にイッセーを鍛えたのは…部長さんじゃなくて、俺達のリーダー・ケンイチこと、“ウルトラマン”だからな。」

 

レイヴェル達

『……へ?』

 

涼太郎

「その証拠に、そろそろイッセーが“秘密兵器”を出すかな?」

 

涼太郎の言葉に呆気にとられたレイヴェル達。

 

そして同じ頃、鋼賀も同様に。

 

ユーベルーナ

「最早、詰んだわね。」

 

鋼賀

「そうか、あの男が動いたか。なら“秘密兵器”が出てもおかしくないか。」

 

ユーベルーナ

「ッ、秘密兵器?」

 

勝ち誇った感じのユーベルーナに、鋼賀は明らかに冷静であり、“秘密兵器”を口にした。

 

鋼賀

「そうだ。

言って置くが、赤龍帝を鍛え上げたのは、リアス部長ではないぞ。」

 

ユーベルーナ

「ッ、何ですって!

なら一体誰が…。」

 

鋼賀

「……“ウルトラマン”だ。」

 

と鋼賀が言った時、

実は涼太郎も同じタイミングでウルトラマンと言ったのだ!

 

そして新校舎から、赤白の光の柱と、エメラルドの輝きが出現した!

 

時は光の柱が出現する前のイッセー達。

 

ライザー

「まさか俺の所にたどり着くとはな。

少々甘く見ていたよ、リ~ア~ス。」

 

リアス

「お生憎様、コレも作戦通りなの。

あなたを消し飛ばす為のね。」

 

イッセー

「やいやいやい焼き鳥野郎が!

覚悟しやがれよ!

テメェなんかぶっ飛ばしてやるからな!」

 

イッセーの言葉に祐斗と小猫は構え、朱乃も雷を放つ準備をしていた。

 

ライザー

「舐めるなよ、クソ餓鬼が!!」

 

とライザーは焼き鳥と言われただけで、怒りが爆発し、新校舎の屋根が吹き飛んだ!

 

それも凄まじいものだが、リアスと朱乃が共同で防御結界を張り、ダメージを防いだ。

 

ライザー

「はんッ!少しは楽しませてくれよ?」

 

ライザーが挑発すると、

 

イッセー

「部長、俺が前に出ます!」

 

リアス

「イッセー!?何を!?前衛は祐斗と小猫がするわ。

あなたは二人の倍加を…」

 

イッセー

「今こそ、特訓の成果を見せる時なんです!」

 

イッセーの言葉に、一度は止めようとしたが、彼の目が真剣そのものだったため、行動を許したのだった。

 

リアス

「わかったわ…必ずライザーを倒すのよ!フォローはしてあげるから。」

 

イッセー

「はい部長!

“昇格”(プロモーション)、[女王]」

許可を得たイッセーは女王に昇格し、数歩前へ出る!

 

ライザー

「ほう、まずは雑魚な赤龍帝のクソ餓鬼が相手か?

なあリアス、コイツちゃんと鍛えたんだろうな?」

 

やはりライザーも同じ考えをしていた。

 

イッセー

「ワリィなライザー、俺を鍛えたのは部長じゃなくて、

俺達のケンイチ先輩、“ウルトラマン”なんだよ!」

 

ライザー

「何ッ!?あの男が貴様を!?」

 

イッセー

「ああそうさ!

そりゃもう死んでもおかしくないような地獄の特訓だったぜ。ほぼ毎日毎日怪獣に追いかけられるわ、日が経つに連れて密度が濃くなるわ、一番ヤバかったのは…先輩が光線で追い掛けてきたんだよ!だからこそ、テメェに見せてやる!

特訓の成果を!!

ブーステッド!ギアッ!」

 

イッセーはブーステッド・ギアを起動させた。

 

イッセー

「行くぜ…ドライグッ!」

 

ドライグ

『漸くお出ましか相棒!!待ちくたびれたぞ!!』

 

イッセー

「行くぜライザー!

コレが一つ目!

秘密兵器だ!

輝きやがれ!

オォォォォバァァァァブゥゥゥストォォォォォォッ!!」

 

リアス達

『えっ!?』

 

ライザー

「何ッ!?」

 

イッセーが赤白い光とエメラルドの輝きに包まれ、ギアが発する!

 

ブーステッド・ギア

『ウェルシュドラゴンッ!!オォォォォバァァァァブゥゥゥスタァァァァッ!!!』

 

その音声と共に輝きが晴れた其処には…!!

 

イッセー

「コレが秘密兵器!

“バランスブレイカー・ブーステッドギア・スケイルメイル”だ!」

 

ドラゴンの鎧を身に纏ったイッセーが力強く叫んだ!

 

リアス

「ッ、バランスブレイカー!?

ということは、あの時感じた巨大な力の波動は…バランスブレイクだったの!!」

 

朱乃

「ケンイチ君から受けた特訓の成果がこれほどのモノなんて!?」

 

祐斗

「凄い、凄まじいオーラとパワーを感じる!」

 

 

小猫

「…ちょっと見直しました。」

 

アーシア

「イッセーさん、とても格好いいです!!」

 

リアス達は驚かざるを得なかった!

それは勿論、ライザーもまた然り。

 

ライザー

「馬鹿な!?こんな雑魚に此処まで凄まじさが!」

 

イッセー

「ライザー、最初に言っておく!

俺を止めたければ、

魔王様かケンイチ先輩に頼むんだな!

なにしろ

“禁じられた下法”

なんだからな!」

 

この光景は、誰の目にも映っていた!

 

そして観ていた魔王・サーゼクスは、

 

サーゼクス

「なんという運命だ。あの少年が赤龍帝を宿し、その少年を鍛え上げたのが、あの“ウルトラマン”、ケンイチ君だとは!」

 

そう、三大勢力を滅ぼし欠けた二天龍の片割れを宿した少年・イッセーと、

三大勢力を救い、二天龍を叩きのめし、更には赤龍帝を宿したイッセーを鍛え上げた光の戦士・ウルトラマンの青年、ケンイチ。

 

こんな運命は聞いた事がない。

 

ザルバ

『鋼賀、あのドラゴンの坊主が変身しやがったぞ!』

 

鋼賀

「成る程、未完成だがバランスブレイクを覚えさてたのか。

ならば俺も、

“バランスブレイク(鎧召喚)”といこうじゃないか。」

 

ザルバ

『オイオイ鋼賀、牙狼の鎧をあれと一緒にするなよ。』

 

暫くユーベルーナの爆破攻撃や、光弾を避けたり受け流したりして回避しつつ、牙狼剣を振るい、強烈な風圧や斬撃で反撃する!

 

しかし指輪と会話ってのはシュールだなぁ。今思えば(笑)。

 

ユーベルーナ

「あなた一体何なの!?本当に人間なの!?」

 

 

鋼賀

「ヒドい言い方だ。

俺はれっきとした人間だ。ただ単に化け物退治に特化した人間だがな。」

 

ユーベルーナの問いに、鋼賀はそう答えると、牙狼剣を天に伸ばして円を描く!

そして円の中から魔天使が出現し、鎧を装着させていき、

顔の部分を装着したとき、

 

『グルルルッ!!』

 

狼や犬の威嚇の如き声を発し、

 

【黄金騎士・牙狼】

 

へと変身した!

 

ユーベルーナ

「な゛ッ!?あなたまで姿を変えた!?なんなの!?何者なの!?」

 

ユーベルーナの動揺が最早隠し切れなくなった!

 

鋼賀

「いいだろう、この際教えてやろう。

俺は…否!

我が名は!!」

 

一方涼太郎も…。

 

涼太郎

「さて…じゃあ本当の戦いを始めますか?」

 

そう言うと涼太郎は、Wドライバーを取り出し、中心の下部にあるボタンを押して半分に割り、ロストドライバーとして巻く!

 

シーリス

「なんだそれは?」

 

涼太郎

「俺は今から…お前さん達で言う所の、“バランスブレイカー”になる!」

 

イザベラ

「な゛ッ!?なんだと!?」

 

涼太郎

「その証拠を見せてやるぜ…。」

 

涼太郎はそう言うと、ジョーカーメモリを取り出し、

 

【ジョーカーッ!!】

 

メモリのボタンを押して、スロットにメモリを装填し、右腕を胸の前で左斜めに傾けて構えを取り、

 

涼太郎

「…変身ッ!!」

 

例のフレーズと共にスロットを開き、

仮面ライダージョーカーへと変身を遂げた!!

涼太郎

「よっと、決まったかな?」

 

レイヴェル

「な゛ッ!?そんな!?こんな人間が、バランスブレイカー!?」

 

シーリス

「何者だ…、何者なんだ!貴様は!?」

 

涼太郎

「いいぜ、教えてやるよ。

俺はな…。」

 

シーリスの問いに涼太郎は答えようとすると、なんと涼太郎と鋼賀、お互いが離れているにもかかわらず言葉が重なった!

 

涼太郎

「通りすがりの…仮面ライダー、ジョーカーだ!覚えておけ!」

鋼賀

「牙狼…、我が名は牙狼!黄金騎士だッ!!」

2人の言葉は眼前の敵と中継を観ている者達に轟かせた!

イザベラ

「仮面…ライダー、だと?」

 

シーリス

「なら、その仮面を叩き割ってくれる!」

 

シーリスが大剣を振るい、ジョーカーへ攻撃を仕掛けるが…。

 

バシイィィィィンッ!!

 

シーリス、イザベラ

『な゛ッ!?』

 

 

ジョーカー

「なんだなんだ?

魂が籠もらねえ一撃だな?」

 

なんと白刃取りをしてみせたのだ!!

 

 

ジョーカー

「コレなら鋼賀どころか、ケンイチの方が凄まじいぞ!!

俺だって負けるつもりはねえが、鋼賀の鋼のような意志に何度も感服したからな。けどケンイチは、それを『遥か』に上回っているな!」

レイヴェル

「どういう意味ですの?」

 

ジョーカーの言葉にレイヴェルが代表して聞いた。

 

しかし涼太郎君、なかなか器用ですな。白刃取りしながら己が友のことを語るとは!

 

ジョーカー

「ケンイチはなぁ…仲間の為なら、命を賭けられるお人好しな奴なんだぜ。何故だか解るか?」

 

イザベラ

「何?何だというのだ?」

 

ジョーカー

「それはな…彼奴は常に、弱き者や誰かを思いやる“慈愛の心”を持っていてな、それでいて本当の悪を許さない“真の強さ”を持っているんだよ!

だから俺や鋼賀は、いつも思っている。

“彼奴(ケンイチ)には適わない”

ッてな!」

 

バキイィィィィィンッ!!

 

シーリス

「ッ!?バカな!?私の剣が!?」

 

なんと!?

シーリスの大剣を、ジョーカーは見事に叩き折った!

 

ジョーカー

「だから…俺たちは、彼奴に着いていけるんだよ!

しかもケンイチにはな、不思議なくらいに色々な奴を惹きつける奴なんだよ。

それはもう男も女も、彼奴には関係無い!だから彼奴は強いんだよ!力よりも、能力よりも、彼奴は人間の中で…一番“心”の強い持ち主なんだ!だから言っておく!ケンイチとお前さん達の主が戦う事になっても、彼奴は必ず勝つ!」

 

『ジョーカーッ!

マキシマムドライブッ!』

 

ジョーカー

「行くぜ…

“ライダーパンチ”ッ!

オウリャアァァァッ!」

 

シーリス

「ッ!ウアアッ!?」

 

 

 

己が友を語りながら、ジョーカーは必殺技、『ライダーパンチ』を繰り出して、シーリスを打ち倒した!

 

グレイフィア

『ライザー様の眷属、騎士一名リタイア。』

 

このアナウンスにライザー苛立ちを隠しきれずにいた。

 

ライザー

「クソがッ!!

俺の可愛い下僕共は何をしている!!人間如きに敗れるとは情けない!!」

 

イッセー

「ライザー!

テメェの為に闘った自分の下僕にそんなひでぇ事が言えんのかよ!!」

 

ライザーの放った心無い言葉に、イッセーは怒る。

 

ライザー

「ふんッ!!

人間如きに敗れる奴なんざ、用はないんだよ!」

 

リアス

「ライザー…!

あなたってヒトは!!」

 

コレには流石にリアスや朱乃達も怒りを覚える!

いくらライザーが嫌いとはいえ、ライザーの為に闘った眷属達が、自分が見下していた人間に負けるという事態を見て、簡単に眷属を見限るなんて、それでいてよく

“可愛い”

だなんて言葉を使えるモノだ!!

 

ライザー

「何だ?あいつらに同情かリアス?

人間に負ける時点で、俺にはもうあいつらには用はないだよ!」

 

この言葉に最早怒りを隠しきれなくなった!

 

イッセー

「…ぜってぇ許せねぇ!ライザー!テメェはやっぱり“種蒔きのクソ焼き鳥野郎”だ!

だから吹っ飛ばす!」

 

ライザー

「俺もいい加減その生意気な口を消したいと思っていた所だ!死ねェッ!!

クソ雑魚がァッ!!」

 

イッセー

「望むところだァッ!!ウオオオッ!!」

 

イッセーは右拳に赤い光を纏い、ライザーは右拳に炎を纏い、ぶつかり合った!

 

時間はシーリスが打ち倒される前の時間に遡る。

 

ユーベルーナ

「黄金…騎士ですって!?」

 

牙狼

「そうだ!

今此処で貴様を叩き落とす者の名だ!!」

 

牙狼が牙狼剣を振るうと、斬撃が出現して向かって行く!

 

それも、先程翼と対峙したときと比べようもない程の速さを持っていた!

 

ユーベルーナ

「な゛ッ!?くうッ!?」

 

あまりの速さに、一撃が掠ったユーベルーナだが…

 

ユーベルーナ

「くうッ、掠っただけでこの威力!?」

 

そう、動かすだけで痛みが襲ってきた。

この瞬間を牙狼は見逃さない!

 

ザルバ

『鋼賀、今だ!突っ込め!引きずりおろしてやれ!』

 

鋼賀

「解っている!」

 

牙狼剣を地面に刺し、その牙狼剣を足場にしてユーベルーナに迫り、拳を構える!

しかし…凄い器用な事をする。

幅の少ない牙狼剣を足場にするとは!

 

牙狼

「ハアアアッ!」

 

そして、牙狼パンチを繰り出す!

 

ユーベルーナ

「クアアアッ!?」

 

牙狼の一撃により、遂にユーベルーナは地面についた!

 

そして牙狼は着地して、牙狼剣を引き抜き迫る!

 

ユーベルーナ

「ヒイッ!?来るな!?」

 

一瞬恐怖に駆られたユーベルーナは魔力弾を放つが、

 

牙狼

「ハア!」

 

難なく牙狼剣で真っ二つに切り裂き、牙狼の背後で破裂する!

 

その隙に、ユーベルーナは距離を取った。

 

ユーベルーナ

「(このままでは、確実に負ける!

ならば此方も最終手段を!)」

 

と懐に手を伸ばしたその時!

 

グレイフィア

『ライザー様の眷属、騎士一名リタイア。』

 

ユーベルーナ

「な゛ッ!?シーリスが…敗れた!?」

 

牙狼

「流石だな、涼太郎。本当に行動が早いモノだ。」

ザルバ

『鋼賀、ならば此方も片をつけるぞ!』

 

牙狼

「ああ。

行くぞ…翼アアッ!」

 

もう作戦は完全に最終フェーズに突入している!

ならば此処で、ライザーの女王を打ち倒すため、牙狼が妹・翼を呼び寄せた!

 

「はい!お兄様!」

 

ユーベルーナ

「何ッ!?」

 

翼が横から姿を現し、アームド・ギアを二本用意し、持ち手の部分を連結させた!

それと同時に二本の刀だったアームド・ギアが変化して、槍と薙刀を合わせたような形態へと変わり、それを棒術の如きくるくる回す!

 

さあ!ユーベルーナにお灸を据える時だ!!

 

【ライザーの女王を撃破せよ!!(不正した場合は捕獲せよ!!)(青)】

[牙狼~savior in the dark サビVer.]

 

牙狼は素早くユーベルーナに接近して掴み、空高く放り投げた!

 

ユーベルーナ

「アアッ!?」

 

宙を舞うユーベルーナの真下に、翼がアームド・ギアを構え、牙狼が追跡するかのように飛び上がる!

 

そして、

ユーベルーナを上下で挟む位置となり牙狼が翼に伝える!

 

牙狼

「翼、遠慮するなと言いたいが、ダウンさせるだけで良い。

加減してやってくれ。コレはケンイチの指示だ。

いいな?」

 

「解りました、お兄様の言ならば!いざ!」

 

牙狼の指示を受け、翼は技の体制に入る!

 

牙狼

「ザルバ、魔導火は威力を調整出来るか?」

 

ザルバ

『ライターは無理だが…俺様がやれば行けるぞ。後はお前さん次第だ鋼賀。」

 

鋼賀

「解った、頼む。」

 

牙狼は牙狼剣をザルバの近く持って行く。

そしてザルバが口を開き、魔導火を吐いた!

 

それによって、牙狼剣の刀身は緑炎に包まれた!

 

「私も行きます、

お兄様!ハアアアッ!」

 

兄の準備を見て、翼もアームド・ギアを更に回転させる。

するとアームド・ギアの刀身が赤炎に燃え上がった!

 

 

牙狼

「行くぞッ!!」

 

「はい!お兄様!」

 

牙狼の合図に翼は応え、飛び上がると同時に両脚のブレード式バーニアが火を噴き、翼を加速させた!

 

「受けてみろ!

『風・輪・火・斬ッ!!』」

 

牙狼

「烈火炎装ッ!」

 

牙狼、翼

『ハアアアアアッ!!』

 

ユーベルーナ

「アアアアアアッ!?」

 

二つの炎斬系の攻撃がユーベルーナを切り裂き、ユーベルーナは赤と緑の炎に巻かれて、最早大ダメージは否めない!そして着地する牙狼と、遅れて着地する翼。

牙狼

「せっかくだ。名付けるか?翼。」

 

「良いですね、お兄様。

名付けて…」

 

と此処で兄妹が…、

牙狼、翼

『風輪火斬ッ!!牙狼ノ太刀ッ!!』

 

流石はご兄妹ッ!!

見事にハモった!

 

ユーベルーナ

「くぅ、ナメた真似を…こうなったら!」

 

地面に墜落したユーベルーナは遂に懐に手を伸ばした!

 

だが、それを見逃さない牙狼と翼であった!

 

牙狼

「翼!今だ!」

 

「はいッ!!」兄の指示に、翼は小刀のアームド・ギアを用意し、それを投降した。そう…ユーベルーナの“陰”へ…。

 

 

サクッ!という音がした瞬間、ユーベルーナに異変が。

 

ユーベルーナ

「な゛!?バカな!?身体が、“動かない”!?何故ッ!?」

 

そう、身動きがとれなくなったのだ!

 

「因果応報…人間を見下し過ぎたが故の末路ね。」

 

牙狼

「教えてやろう、

その技は“陰縫い”…貴様達が散々見下してきた人間の中で、“卓越した者だけ”が成功出来る金縛りだ。」

 

ユーベルーナ

「な゛!?なんですって!?」

 

牙狼

「故に貴様は“ベストタイミング”で金縛りを受けた。

後は、ケンイチ次第だ。覚悟しておけ。」

 

ユーベルーナ

「何ッ!?」

 

牙狼の言う“ベストタイミング”とは…ユーベルーナの“手に有る物”だった!

 

牙狼

「貴様の手に有る、その“小瓶”は何だ?」

 

ユーベルーナ

「ッ!?」

 

そう、ユーベルーナは今…隠し持っていた特効薬、

“フェニックスの涙”

の蓋を開ける直前で、翼の陰縫いをくらったのだ!

 

「無理に身体を動かせば、いくら悪魔でも千切れるから、動かない事をお勧めするわ。」

 

牙狼と翼の言葉に、ユーベルーナは顔を青ざめた。

故に、自分たちが不正している事を看破されたからだ。

何故なら、審判が用意していないもの、特に特効薬は決して使用してはならない!

ましてや今回は更に最悪である。

 

そう、魔王もこの中継を観ているのだから。

 

時間は、ジョーカーがシーリスを打ち倒したところに遡る。

 

ジョーカー

「さてと、んじゃやりますかい?

戦車さんよ?」

 

イザベラ

「己!よくもシーリスを!」

 

イザベラは、シーリスを打ち倒したジョーカーに向かって行く。

 

だが忘れてはいけない。

シーリスの相手は、オリジナルでないとはいえ、

仮面ライダーだ。

 

イザベラのあらゆる攻撃を見事な身のこなしで回避しつつ、ジョーカーはある程度加減を施しつつ反撃している!

 

イザベラ

「チィッ!

姿が変わると更に動きのキレが増しているとは!?」

 

ジョーカー

「よっと、甘い甘い。オリャアッ!」

 

イザベラ

「グハアァッ!?」

 

イザベラの拳を避けると同時に、流麗な回し蹴りを繰り出した!

 

ジョーカー

「此奴も持ってけッ!トオリャア!」

 

イザベラ

「ヌアァッ!?」

 

更に追い打ちのワンステップによる足刀蹴りを繰り出して、吹っ飛ばした!

イザベラ

「バカな!?私が手も足も出ないだなんて!?」

 

ジョーカー

「あまり長引かせる訳にはいかねぇな。

美琴!やれるな!」

 

美琴

「オーライ!兄さん!」

 

と此処でジョーカーが美琴を呼びかけ、ある程度回復した美琴が姿を現した!

 

ジョーカー

「よし美琴、合体技だ!

俺がライダーキックを放つ直前で、俺の足に電撃を放て。

いいな?」

 

美琴

「オッケー、兄さん!」

 

ジョーカー

「見せてやるぜ、クソ鳥の眷属!

テメェ等が散々見下してきた人間の底力ってヤツを見せてやらぁ!」

イザベラ

「何ッ!?」

 

レイヴェル

「何する気なのよ!?」

ジョーカーの放った言葉に、謎の恐怖感に襲われたレイヴェルとイザベラ。そしてジョーカーは、既にマキシマムスロットに装填されていたジョーカーメモリを一度抜き、再び挿してマキシマムスロットのスイッチを叩く!

『ジョーカーッ!

マキシマムドライブッ!!』

マキシマムドライブの音声と共に、ジョーカーの右足が紫の炎と稲妻が迸る!

そして、仮面ライダーが共通する特殊なポーズを取り、技名を口にする。

[ライザーの戦車を撃破せよ!!(緑)〔BGM:W―B―X〕]

ジョーカー

「行くぜ…。ライダー…キック!

ハア!」

 

そう、仮面ライダーが共通する代名詞の技、

『ライダーキック』

の体制に入り、空中にひとっ飛び!

 

更に!

 

美琴

「今だ!

ハアアアア、デヤァッ!!」

 

美琴がタイミング良く、ジョーカーの右足に向かって電撃を放つ。

 

すると、ジョーカーの右足に青白い稲妻が加わり、更に威力が増した!

 

ジョーカー

「オウリャアアアッ!!」

 

イザベラ

「ッ!?グアアアアアッ!?」

 

レイヴェル

「イザベラッ!?」

 

ジョーカーの強化型ライダーキックを受けたイザベラは、見事に吹き飛び、壁に激突した。

 

ジョーカー

「見たか!コレが人間の底力こそが、力を合わせるということだ!」

 

美琴

「ねぇ兄さん、何か名前あるの?」

 

ジョーカー

「あるぜ。

名付けて…左兄妹流、

『ジョーカー電光ライダーキック』

だ!

まあ名前長いから、

『電光ライダーキック』

で良いか。」

 

美琴

「シンプルだけど、良いね!」

 

なるほど、電光ライダーキックか…あれ?

そういえば、誰か使ってなかったっけ?

(すっとぼけ)

 

そして、電光ライダーキックを受けたイザベラは、吹き飛ばされてから少し経って…、

イザベラ

「私…が、人間…なん…かに…。」

 

この言葉を口にして、消えた。

故に、

グレイフィア

『ライザー様の眷属、戦車一名リタイア』

 

このアナウンスが報じられた!

 

レイヴェル

「そんな!?イザベラまで!?」

 

そう、仮面ライダージョーカーによって、騎士と戦車が打ち倒されたのだから、これに似合う言葉は、“相手をなめすぎて痛い目に合う”という言葉そのものである。

 

ジョーカー

「よし、後はアンタだが…やり合う気が無いなら、こっちから仕掛けるわけにはいかねぇな。

後はアイツ等次第か…。」

雪菜

「先輩!美琴さん!」

ジョーカー

「お、雪菜!」

 

美琴

「雪菜!やったよ!

兄さんなかなかカッコいい締め方をしてくれたし!」

 

雪菜

「はい!後は、リアス先輩達次第ですね。」

 

ジョーカー

「ああ…イッセー、この闘いの勝利は、お前の根性に掛かっているからな。

根性次第では、負けるかも知れないが、もし“絶望の中でも、希望を諦めない”心を持ち続ければな、アイツ(ケンイチ)は、必ず助けてくれるさ。」

 

美琴

「うん!だってケンイチ先輩は…ね!

雪菜!」

 

雪菜

「はい!!私のお兄ちゃんは、“沢山の命を愛し、本当の悪を許さない正義のヒーロー”、

《ウルトラマン》

ですから!!」

 

所変わって、牙狼達にも、ライザーの戦車が撃破されたのが聞こえていた。

 

ユーベルーナ

「バカな!?イザベラまで負けるなんて!?」

 

牙狼

「コレが人間の可能性だ。1つ面白いことを教えてやろう。

人間は時に…

“神すら凌駕する可能性を見出す”。」

 

「そしてそれは、世界を滅ぼす事すら可能な“邪神”や“破壊神”、“暗黒皇帝”さえも凌駕出来る。その可能性こそが、“人間の持つ諦めない心”だ。」

 

牙狼

「コレを期に、心に刻み込んでおけ。」

 

ユーベルーナ

「…………」

 

牙狼と翼の語った言葉に、陰縫いで動けないユーベルーナは、最早黙るしかなかった。

 

そして、リアスの陣地で皆を見守りつつも、“嫌な気配”に対して慎重になっていたケンイチは…、心眼で状況を確認しつつ、ゴモラ達の帰還を待っていた。

 

ケンイチ

「まったく、美琴や翼もそうだが、雪菜のヤツ、心配かけさせんじゃねよ。

まあ、涼太郎と鋼賀にはマジで感謝だな。ともかく、後はイッセー、リアス、朱乃達だな。」

 

作戦の進行状況が、

フェーズ3を既に突破している事と、雪菜達の心配をしていたりと、

嫌な気配を突き止めよう等色々な感覚が駆け巡ったが、

3つの感覚の内に、二つの重さが降りたのだ。

とそこへ、扉が開く!

現れたのは…

 

ゴモラ

「キシャアッ!」

 

リトラ

「キュイッ!」

 

エレキング

「ピュイッ!」

 

ゴモラ達だった!

 

ケンイチ

「お前等、良く戻った!しっかり休め。」

 

ゴモラ達が無事に帰還したケンイチは、バトルナイザーを取り出して、ゴモラ達を回収した。←(表現は悪いがご容赦を)

 

ケンイチ

「で、異変は見当たらなかったか?」

 

収容後、ケンイチはバトルナイザーにメモリーディスプレイを近づけさせ、そのメモリーディスプレイに搭載されている翻訳機で、ゴモラ達に聞いてみた。

 

ゴモラ

「キシャアッ!

(問題無しだ!旦那ッ!)」

 

リトラ

「キュイッ!

(問題無しだよ!

兄ちゃんッ!)」

 

エレキング

「ピュイッ!

(異常なしだよ!

あんちゃん!)」

 

ケンイチ

「(此奴等、中々個性的な言い方するな…)良し、ありがとよ。しっかり休め。」

 

ゴモラ達の個性的な喋り方に苦笑しつつも、ケンイチは礼を言ってバトルナイザーを閉じて、専用のバッグに仕舞った。

 

ケンイチ

「…やっぱり俺の杞憂か?まあ、杞憂なら幸いだ。

さてと…イッセー、頼むぞ。」

ケンイチは陣地で待機しつつ、涼太郎と鋼賀にテレパシーを送った。

テレパシーを受け取った2人は噴いたが、友のカッコいい且つ衝撃を与える演出を作ることを受け入れる。

 

そして時は、イザベラ撃破に遡る。

 

ライザー

「クソが!!

独←(どいつ)も此奴も役に立たん!

人間なんかに遅れを取りおって!!」

 

イッセー

「マジざけんなよライザー!!お前なんかの為に頑張ったあの子達をよくも!!」

 

イッセーは最早、

“ライザー許すまじ”

の状態だった!

 

ライザー

「さっきも言っただろう?使えなければ意味がないんだよ!!」

リアス

「黙りなさいッ!!

ライザー!!」

 

朱乃

「雷よッ!!」

 

リアスと朱乃が力を合わせて、強力な合体技、

“滅びの雷”

を放つが、ライザーは飛翔して回避する。

とそこに、

 

 

祐斗

「ハアアアアッ!!」

 

小猫

「えいッ…!」

 

祐斗と小猫が迫って来る!

 

ライザー

「チィッ!雑魚が!!」

 

祐斗

「ぐううッ!?」

 

小猫

「ああッ…!?」

 

だがライザーは炎を振るい、祐斗と小猫を迎撃した。

 

イッセー「ウオオオオオッ!!」

 

ライザー

「ッ!?今度は貴様か!!目障りなんだよ!クソ餓鬼がァァッ!!」

 

とそこへ、左手にエネルギーを纏って、イッセーが殴りかかって来た為、ライザーも直ぐさま迎撃する!

 

ドゴォォォンッ!!

 

そしてお互いは、

クロスカウンターの如く、顔面を殴った!

 

イッセー

「…ぐ…グホッ!?」

 

そして反応が出たのはイッセーだった!

イッセーは今の一撃で吐血してまったのだ!

 

ライザー

「ふん!やはり雑魚だな、大したこと無い…グハアァッ!?」

 

イッセーを罵ったライザーだが、そのライザーも吐血したのだ!

これはいったいどういった事なのだ!?

 

ライザー

「き、貴様!?

な、何をした!?」

 

お互いが落下する中、ライザーはその途中で、イッセーの左手を見て驚愕した!

 

ライザー

「ッ!?じ、“十字架”だとッ!?」

 

リアス(アーシアを除く)

『えっ!?』

 

なんと!?

どういう事か、悪魔にとって十字架は

“弱点”その物!

此には驚かずにいられない!

 

イッセー

「ヘッ!ウチの僧侶はな…元シスターなんだよ!

だから今日部室に転移する前に、アーシアに頼んで引っ張り出してもらったんだよ!」

 

ライザー

「だ、だがいくら

龍の鎧を纏うとも、貴様も悪魔の筈!?

何故…ッ!?

まさか貴様ッ!?」

 

ライザーは何か気づいた!

 

イッセー

「そうだ!

俺の左腕はもう…

“ドラゴンの腕”

なんだよ!

だからドラゴンの腕なら、悪魔の弱点なんか無意味だからなッ!!」

 

リアス

「まさかッ!?

アーシアは知ってたの!?」

 

アーシア

「はい…最も知ったのは、今日の今日なんです…すみません部長さん。

イッセーさんがどうしても黙っててと仰るのものでして。」

 

リアス

「てことは…ケンイチはこの事を始めから知っていたってことなの!?」

 

リアスの推測に皆は動揺をかくせなかったが、イッセーがリアスに言った。

 

イッセー

「部長!先輩は悪くありません!

コレは、“俺の意志”です!」

 

リアス

「えっ?」

 

イッセー

「先輩が言ってたんです、

“強大な力には必ず相応の代償が有る”と!

確かにいつか

“俺が俺じゃなくなる”かもしれないですけど…俺の左腕一本で、部長の未来が護れるならば、安いもんなんですよ!!」

朱乃

「イッセー君…。」

 

祐斗

「君にそんな覚悟が…。」

 

小猫

「本当に、イッセー先輩なんですよね…?」

 

リアス

「でも、どうして其処まで!?」

 

朱乃達は、イッセーの覚悟に言葉が出ないくらい驚愕したが、リアスは聞いた。

何故其処までするのか?

 

イッセー

「俺、ケンイチ先輩から聞いたんです。

先輩の“身体”の事を…。」

 

リアス

「ケンイチの?」

 

何故“彼”が出て来るのか?

しかし次のイッセーの言葉に、誰もが言葉を失う!

 

イッセー

「先輩は言ったんです…“俺は既に…『人間の身体』では無いからな”と…。」

 

リアス達

『えッ!?』

 

どういう事か!?

ケンイチは既に人間の身体では無い!?

確かに彼はウルトラマンであるが…。

 

朱乃

「どういう事ですの!?イッセー君!」

 

朱乃がただならぬ焦りを見せつつ、イッセーに聞いた。

朱乃もリアスと同じように、ケンイチに想いを寄せる者。

幼き日に、朱乃は彼によって命を救われ、リアスと出会う事が出来た正しく恩人である為、動揺を隠せないのだ。

 

イッセー

「先輩の身体は、

自分がウルトラマンになった時からその肉体構造が変化して、人間が宇宙人、つまりウルトラマンの肉体に変化したんです。

悪魔よりもとてつもなく長生きしちまう程の生命力を持っているんです。」

 

この言葉に、リアス達は最早信じられなかった。

 

イッセーが言いたいのは、ケンイチは既に“人間”という概念を離れ、“ウルトラマンそのもの”だという事だ。

 

イッセー

「それ聞いた時、結構理不尽な話だなって俺は言ったんですけど、先輩はこう言ったんです。

“たとえ人間に戻れなくても、俺は『心』を失わない。

『心』を失ったら、俺はウルトラマンどころか、人間を名乗れない。だから強い『心』を持ち続けるんだ。その強い心を持ち続ける限り、俺は『ウルトラマンという光』であり、『櫂ケンイチという人間』だという事に誇りを持てるんだ。”

だから俺は先輩のように強くなりたい!それは力だけじゃない!何者にも負けない強い信念と心を持ちたいんです!

だから俺は、恐れる事なくドライグと取引をしたんです!

そんな俺に先輩は、後押ししてくれたんです!

そして先輩は言ってたんです!

“真の強さとは…大切なモノを護りたいと願う心、そして、何者にも立ち向かえる勇気なんだ”と!だから俺は今、皆と部長の為に、この力使うんだと!」

 

リアス

「イッセー…」

 

朱乃、祐斗

「「イッセー君…」」

 

アーシア

「イッセーさん…」

 

小猫

「イッセー先輩…」

 

この10日間の特訓で、イッセーはケンイチに色々な事を教わった。

何よりも、“力の意味を”。

 

ライザー

「しょ、正気か貴様ッ!?そんな取引をすれば二度と戻らんのだぞ!!」

 

イッセー

「んなもんは覚悟の上だ!テメェなんかの為に、部長の未来を汚されてたまるかぁッ!!」

 

ライザーの言葉なんか一蹴し、

イッセーは遂に動き出す!

 

イッセー

「ドライグ、行くぞ!遂にこの技を使うときだ!」

 

ドライグ

『ああ!相棒!

思う存分チャージしろ!但し最大限までチャージして放てば、バランスブレイクの効力は消えるぞ。いいな?』

 

 

イッセー

「んなもんは、承知の上だ!先輩から学んだ、俺の最強技!

行くぜ!」

 

イッセーは、“あの技”を発動するために、両腕を×字に組む!

 

ライザー

「何をするか知らんが、そんな事を許すと思うか!!バカが!!」

 

すると空気が読めないライザーは、イッセーに対して妨害を仕掛ける!

 

イッセー

「部長!少しの間、援護してください!今こそ、必殺技を披露します!」

 

リアス

「わかったわ。

朱乃、私と一緒にライザーを牽制して。

祐斗と小猫はライザーを迎撃、

アーシアは私のサポートをお願いね。」

 

朱乃達

『はい!』

 

イッセーの頼みを聞き、行動に移す。

 

ブーステッド・ギア

『ブーストッ!!

ブーストッ!!

ブーストッ!!』

 

イッセーはその間に、倍加を行う!

 

ライザーは、火炎弾を放ちながら迫るが、リアスと朱乃がそれを迎撃し、祐斗と小猫が左右から挟み撃ちを繰り出すが、ライザーはそれを避ける。

だがライザーは、苛立っていた。

思い通りにならない上に、雑魚と罵った奴が、とんでもなく厄介者だったことに。

だがその間にイッセーは倍加を続ける。

ブーステッド・ギア

『ブーストッ!!

ブーストッ!!

ブーストッ!!』

 

かれこれ続けて、援護のおかげで、既に17回にまで倍加が成功した。

すると

 

ドライグ

『相棒、あとラスト三回が限界だ。

それ以上倍加を行えば、強制的にバランスブレイクが解除される!』

 

イッセー

「ヘッ!十分だぜドライグ!20回も倍加出来たんだ!

先輩との特訓の成果がちゃんと出ている証拠だ!」

 

ドライグの忠告を、逆にプラス思考で返し、ラスト三回の倍加を行う!

 

ブーステッド・ギア

『ブーストッ!!

ブーストッ!!

ブーストッ!!』

 

イッセー

「キタァァァァァッ!!行くぜドライグ!」

 

ドライグ

『ああ!ぶちかましてやれ!相棒ッ!!』

 

ブーステッド・ギア

『エクスプロージョンッ!!』

 

チャージが完了し、左腕を腰に引き、

左拳に魔力を集中する!

 

更にその膨大な魔力は、その場に居るもの達に知れ渡った!

ライザー

「な゛!?何だ!?

この膨大な魔力の量は!?」

 

驚きを隠せないライザー。

 

そしてリアス達も当然驚いて居るが、

特にリアスはデジャヴを感じていた。

そう、イッセーの修業で感じた尋常ではない魔力と同等かそれ以上だったことに。

 

リアス

「ケンイチ、たった10日間でイッセーをこんなにも鍛え上げたなんて…」

 

イッセー

「部長!下がっていてください!

この、先輩が託してくれた

“一撃必殺技”

で勝負を決めます!」

 

リアス

「わかったわ!

朱乃!祐斗!小猫!下がるわよ!」

 

リアスは全てをイッセーに託し、朱乃達を下がらせた!

 

イッセー

「行くぞ、ライザー!俺の全身全霊の必殺技をくらえぇッ!!」

 

イッセーはその体制で、背部のバーニアを吹かし、ライザーに突撃する!

 

ライザー

「ちぃッ!?ほざくなぁぁぁぁッ!!」

対してライザーも、火拳を構えて向かって行く!

 

 

ライザー

「くたばれぇぇぇッ!!」

 

そしてライザーは、炎の右拳で、イッセーに迫り、殴りかかった!

 

だが、イッセーは見事にしゃがんで避けて見せた!

 

ライザー

「何ィィィッ!?」

 

イッセー

「くらえライザー!

コレが必殺!

“ドラゴニックカウンターブラスト!ゼロ”ッ!!」

 

ドンッ!!

ドゴォォォォォンッ!!!!!!!!

 

ライザー

「ヌオアァァァァァッ!?」

 

イッセーの拳突きを直に受け、十字架の力も含んだ凄まじい莫大な魔力エネルギーをライザーにぶちかました!

 

この凄まじい威力に、疑似新校舎は耐えられず、倒壊する!

 

ジョーカー

「オオッ!こりゃまた随分と派手に壊れたな!」

 

美琴

「うっはぁ!

正に怪獣災害クラスだね!」

 

雪菜

「少しは見直しましたよ、兵藤さん!」

 

牙狼

「ほお、大した破壊力じゃないか。」

 

「流石はケンイチさんですね。兵藤の戦闘能力をかなり底上げさせては、あんな技を覚えさせるなんて。」

 

この光景に、ジョーカーや牙狼、雪菜達は驚きつつも感心した。

 

更に、生かされているも同然のレイヴェルとユーベルーナは、恐怖に駆られて言葉も出ない。

 

そして土煙が晴れて、息が上がったイッセーに、リアス達近寄る。

 

すると!

 

ブーステッド・ギア

『リセットッ!!』

 

イッセー

「や゛、ヤベェ…力が入んない…。」

 

ドライグの言う通り、イッセーの限界且つ全力全開のフルパワーを放ったため、本来まだ制限時間はあるのだが、未完成のバランスブレイクである為に効力が切れてしまい、イッセーは魔力のガス欠を起こして力無く落下する。

 

リアス達

『イッセーッ!(君ッ!)(先輩…!)(さんッ!)』

 

なんとかリアス達が近寄り、イッセーを拾って地面の激突を防いだ。

 

イッセー

「部長ォ…、俺…やりましたよ…。」

 

リアス

「イッセー…良くやったわ!私の為にこんな腕になってまで…本当にもう。」

 

普通に考えて、リアス達の勝利は驚愕だが、事実上勝利はほぼ確定と言える状況だった。

後はグレイフィアのアナウンスを待つのみである。

 

祐斗

「にしてもイッセー君、さっきの技はいったい?」

 

小猫

「私も気になってました…。」

 

と此処で、祐斗と小猫が、先ほどイッセー放った“必殺技”を代表して聞いた。

ほんのちょっと体力が回復したイッセーは、ちょっと自慢気に話した

 

イッセー

「ヘヘ、よく聞いてくれたぜ。

あれは、先輩が教えてくれて、俺がアレンジした、

“ウルトラマンの技”

なんだ!」

 

アーシア

「ええッ!?」

 

朱乃

「う、

“ウルトラマンの技”

って、本当なのイッセー君!?」

 

祐斗

「今の技が…

“ウルトラマンの技”!?」

 

小猫

「でも、納得できる部分もあります…。」

 

リアス

「今のがまさか、

“ウルトラマンの技”

だなんて!」

 

コレには流石にリアス達も驚いた!

イッセーがまさか、

ウルトラマンの技すらも覚えるとはと!

イッセー

「はい。

元の名前は

“ライトニングカウンター”

という名前で、この技を扱う

“ウルトラマンメビウス”

ていうウルトラマンが居るということで、先輩が教えてくれたんです。

しかも一発で覚えられたんです。

其処からずっと、この技の威力を操る為に、体力の底上げをした特訓をしていたんです。」

 

イッセーが語った言葉に、リアスは、ケンイチへの感謝が耐えなかった。

イッセーがそのウルトラマンの技をライザーにぶつけたともなれば、凄まじい大ダメージなるのは確実だ。

オマケに十字架の効力まで付属しているのだから、いくらなんでも絶対に無傷では済まない。

 

とその時!!

 

ガラリッ!!

 

瓦礫が崩れる音が聞こえた!

リアス達が反応して確認すると…絶句した!!

 

なんと其処には…

 

ライザー

「ふぅ…危ない危ない、もう少しで本当にやられるところだったな。」

 

ライザーが、“無傷”で、しかも何事も無いかのように土埃を叩いていた!

 

イッセー

「う!?ウソ…だろ!?」

 

イッセーは思わず言葉を漏らした!

 

ライザー

「クソ餓鬼と思って侮っていたが…随分ナメたマネをしてくれたな!!

さっきの技には驚いたが、結局俺は不死身のライザー様なんだよ!!」

 

ライザーは怒りの業火をリアス達に放った!

とっさにリアスと朱乃が防御魔法陣を発動するが!?

 

リアス、朱乃

『ああああッ!?』

 

耐えきれず、弾かれてしまう!

 

祐斗

「くッ、ハアアアアッ!」

 

小猫

「えい…!」

 

ライザー

「目障りだぁッ!」

 

祐斗

「グアッ!?」

 

小猫

「ああ…!?」

 

続けて迎撃に向かった祐斗と小猫も、

ライザーがハエを叩き落とすかのように返り討ちにしたのだ!

 

イッセー

「や゛…ヤベェ…、

アーシア、部長達の所に逃げろ!」

 

アーシア

「嫌ですイッセーさん!」

 

イッセー

「早く!俺よりも、部長達の方がヤバいだ。それにもう倍加を出来ない等しい。

だったら俺は最後まで自分に出来ることやるから!」

 

アーシア

「イッセーさんッ!!」

 

リアス達がライザーに弾かれてダウン状態を見て、イッセーはもう戦えない筈なのに、アーシアの止めの言葉も聞かずにライザーに向かっていった!

 

イッセー

「ウオオオオッ!!」

 

ライザー

「ふんッ!雑魚が!」

 

イッセー

「グハッ!?」

 

だがライザーは難なくイッセーをいなし、顔面に一発殴ると首を掴んだ!

 

イッセー

「ガアッ!?」

 

ライザー

「やはり貴様は目障り以外の何者でもない!このまま死んで貰うぞ!」

 

そう言いつつ、イッセーを地面に投げ落とした!

 

イッセー

「ゴホッ!?」

 

最早イッセーは風前の灯火な程に意識が朦朧としていた!

 

ライザー

「しかし…お前ら最悪だなぁ。

結局“彼奴”は出てこなかったな。

奴は恐らく怖じ気づいたか?」

 

するとライザーは、

“彼”を侮辱しはじめた。

恐らくお解りであろう。

ライザーの言う“彼”とは。

 

ライザー

「あ、リアス~、

もしかしての薄情な奴に惚れちゃてたか?だとしたら、最悪だなぁ。奴に此処に来ないという事は、完全に見捨てたと言うことだなぁ。」

 

リアス

「ライザー!!

あなた、ケンイチを侮辱するなんて!

万死に値するわ!」

 

朱乃

「ケンイチ君の事を何も知らないあなたが、ケンイチを侮辱するなんて、“2万年”早いですわ!」

 

ライザーのケンイチを侮辱する言葉に、リアスと朱乃が怒りの言葉を放つも、

 

ライザー

「まあ、どうせ俺の勝ちなんだ。

後で念入りに、奴の事を忘れるくらいに愛でてやるからな。

愛しのリ~ア~ス。」

 

怒りの言葉などなんのその!

軽く受け流し、

 

ライザー

「さあ目障りな雑魚君には消えて貰うぞ!」

 

ライザーは大玉上の火炎弾を生成し、イッセーへ投げた!

 

リアス達

『イッセー(君)(先輩)(さん)!?』

 

最早には気力も体力も無いイッセーは、心の中でケンイチに謝った。

 

イッセー

「(すみません先輩…ライザーをぶちのめせなくて…)」

 

 

少し遡り、ジョーカー達と牙狼達が合流し、“あること”を行うとした。

雪菜達はそれを聞いた時は思わず噴いたが、リアス達に希望の光を再び灯させるため、ジョーカーと牙狼が…徐に歌う感じで口ずさむ。

 

ジョーカー

「ぎ~り~ぎ~りまで~がんば~て~、

ぎ~り~ぎ~りまで~ふんば~て~」

 

牙狼

「ど~にも~、こ~にも、ど~にもな~らない」

 

ジョーカー

「マ~ズいぜ~、ヤ~バいぜ~、ピンチの~、ピンチの~、ピンチの連続~そんなと~き~」

 

牙狼

「きっとだれ~かが~待~っている声がする~、遥かかな~たに~、続いている銀河~」

 

ジョーカー

「青くかが~やく~、“胸”の光に正義を誓う~」

 

ジョーカー、牙狼

『君の名は~、

ウルトラマ~ン、

“パワ~ド~!

パワ~ド~!

パワ~~~ド~~~~!”』

 

まさかケンイチ君は、コレを頼んだのか!?

明らかに替え歌だ!

 

そしてリアス達の陣地にて!

 

遂にケンイチが動いた!

懐から

フラッシュ・プリズムを取り出し、天に掲げてスイッチを押し、青白い輝きと共に目に見えない凄まじい光の速度で、リアス達の下へ向かった!

 

ケンイチ

「(待っていろ皆、今行くぞ!)」

 

そして時間は、

火炎弾がイッセーに直撃した瞬間へ。

 

 

リアス

「イッセぇぇぇッ!?」

 

誰もが、脳裏にイッセーの死という文字が横切った!

アーシア

「イッセーさあぁぁぁぁぁぁんッ!!」

 

アーシアはイッセーを心から愛している者。その人物が目ので死んだと感じ、涙流す。

ライザー

「フッハッハッハッハッハ!!」

 

高笑いするライザー。

 

その時!!

 

シュワッ!!

 

『ッ!?』

 

燃え盛る炎の中から…“彼”が、イッセーを抱えて飛び出した!

 

輝く真の正義の光と共に、リアス達の下に、勇者が降臨した!

 

ジョーカー

「何があっても仲間は決して見捨てねぇ、例え種族が違うともな。彼奴ももしかしたら、真の勇者かもな。」

 

牙狼

「ああ、光の戦士、

命と地球を愛した無敵の正義のヒーロー、

その名はウルトラマン…。」

 

美琴

「やっぱりね!

来ない筈が無いもん!」

 

「ああ、きたぞ!われらの!」

 

雪菜

「はい!

ウルトラマンです!!」

 

そう!

遂にウルトラマンが姿を現した!

 

仲間の危機は決して見捨てない!

 

リアス

「ケンイチ…」

 

朱乃

「ケンイチ君…」

 

祐斗、小猫

『ケンイチ先輩ッ!!』

 

アーシア

「ケンイチさん!」

 

ケンイチ=ウルトラマンは腕に抱えたイッセーをアーシアの下へ。

 

それによってリアス達も集まった。

 

そしてリアス達は、気絶してるだけでイッセーは無事であることに、誰もが安心した。

 

 

ウルトラマン

「よく最後まで頑張ったな。

ちゃんと見てたからなイッセー。

お前は充分戦い抜いた。

ゆっくり休めよ。」

 

そしてウルトラマンは、リアスへ顔を向ける。

 

ウルトラマン

「リアス、待たせたな。ちゃんと約束は、護るぜ。

なんせお前自身の未来は、お前のモノなんだからな。」

 

リアス

「ケンイチ、ありがとう…。」

 

ウルトラマン

「その言葉は、

まだはえぇよ。

この戦いが終わったら、好きに言えば良いさ。」

 

そう言うとウルトラマンは、

 

ウルトラマン

「シュワッ!!」

 

勢い良くジャンプし、前宙一回転して、ライザーの前に立ちはだかった!

 

(BGM:ウルトラマンパワード『アメリカ版[解らない方はヴォーカル無しだと思ってください]』)

 

中継を見ていた者の誰もが驚く!

 

そう、何故なら…かつて三大勢力が戦争締結をするきっかけとなったウルトラマンが時を越え、

この場所に居るのだから!

 

サーゼクス

「やっぱり彼だったのか、ウルトラマンは…。

なら私の願いは一つ、ケンイチ君、リアスの未来を救ってくれ。」

 

確信を持ったサーゼクスは、ウルトラマンに祈った。

“どうか妹を救い、護ってくれ”と。

 

そして、

 

ウルトラマン

「待たせたなライザー、お前の羽を…折りに来てやったぜ!」

 

今、不死身と無敵、

悪魔の不死鳥

VS

正義の光の戦士

が…相対する!!

 

つづくッ!!

 




次回予告
(牙狼~savior in the dark~サビVer.)

[ザルバナレーション]
遂に激突する無敵と不死鳥
果たして勝つのは、
欲望にまみれた不死鳥か?
それとも
仲間を愛する無敵か?

今、因縁に片を付ける時だ!

次回!
Gの決着/Uの正義

ウルトラマンに、不死身は無意味だぜッ!!

※サブタイトル、
わかりましたか?
答えは
ウルトラマンコスモス
最終話[真の勇者]

ウルトラマンパワード
第2話
[その名はウルトラマン]
です!
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