ブラッド副隊長は働きたくない   作:シバン

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レンカ君を出そうかな〜、と考え中


メンタルの強さは人それぞれ

私、茜とユウさんの初陣。つまり初任務の内容はオウガテイル2体の討伐、そのはずだった。

 

なのに、なのに…なのにぃ〜…‼︎

 

「なんでヴァジュラとボルグ・カムランがいるんですか⁉︎」

 

「おーおー、運が悪かったなぁ新入り。初陣で大型種2匹も出くわすなんてなぁ」

 

「お〜…すげーデッカい…上官殿はこんなんバッタバッタ倒すのか…」

 

オウガテイル2匹の討伐、いかにも新人に与えられるような任務だ。そこにヴァジュラとボルグ・カムランという大型種が現れるなんて普通では考えられないだろう。だがここは極東支部。極東の神機使いは強い、その分アラガミも強くなるし予想外の行動を起こし急に発生したりするのだ。極東ってヤベー

 

 

「普通にリンドウで良い。上官殿だとなんかなぁ…お前が俺より上になった時呼び方に困るだろ?」

 

「じゃあリンドウ、こいつらどうする?倒すの?」

 

「倒すなんて私達じゃ無理ですよ…リンドウさんならまだしも足手まといの新人2人が一緒じゃ…」

 

「いきなり呼び捨てかよ…ユウはちょっと茜を見習った方が良いんじゃないか?」

 

「じゃあリンドウさん、どーすんの?」

 

 

「どうするって言われてもなぁ、そりゃあ…逃げるに決まってんだろッ‼︎俺が足止めするからお前らは逃げろ‼︎」

 

「は、はい‼︎ユウさんも早く逃げましょう…‼︎」

 

「え?ヤダよ」

 

「「…は?」」

 

リンドウと茜の言葉が重なった、新人が大型種に出くわす、しかも2匹同時に出くわしたら即座に逃げ出すだろう。他支部だったらベテランのゴッドイーターでも裸足で逃げ出すだろう。けどユウは新人で実戦は今日が初、訓練の成績は良かったが幾ら何でも死ぬだろう。普通ならば

 

 

「いやさ、イキナリ倒せたら有名人になれるし昇格間違い無しじゃん?なら選択肢はやるしか無いだろ」

 

「はぁ…まったく面倒な新人を持っちまったなぁ、じゃあルールを設けるぞ。死ぬな、死にそうになったら逃げろ、そんで隠れろ、運が良ければ不意をついてぶっ殺せ、以上だ。そしてこれは命令だ、絶対に死ぬな、生きて帰るぞ」

 

「うぅ…私もやるしか無いか…了解ですリンドウさん」

 

「了解、リンドウさん」

 

 

 

 

「はぁ、いきなり大型種なんて…今更嘆いても変わらないけど…スナイパーは貫通だから…ヴァジュラには胴体ッ‼︎」

 

茜が自身の神機から弾丸を発射する、その弾丸は綺麗な直線を走りヴァジュラの胴体へ吸い込まれるように着弾した

 

「おぉ、良く勉強してるな茜、おいユウ‼︎アサルトで乱射するな‼︎アラガミじゃなく俺が被弾するぞ⁉︎」

 

「なら装備を買う資材と金をくれ‼︎私だって近接したいけどダメ言ったのリンドウさんじゃん‼︎文句言うなら好きにやらせろ‼︎」

 

「じゃあもう好きにやれ‼︎けど死ぬな‼︎新型が初陣で死にましたじゃ俺が支部長と榊博士に殺されるからなぁ‼︎」

 

 

〜5分後〜

 

「勝利ッ‼︎アラガミなんてもう怖くない‼︎」

 

「ユウさんそれフラグになりかねませんよ…」

 

「ははっ、全員が擦り傷程度でどうにかなるとはなぁ…お前らゴッドイーターの才能あるんじゃないか?そのうち俺も抜かれちまいそうだな」

 

 

あの後は…ユウさんが近接に移ってからは展開が驚くほど早かった。あっという間にボルグ・カムランの尾を切り落とし盾を斬り裂き…最後は私がチャージクラッシュでトドメを刺した。ヴァジュラは私が目を撃ち抜きその隙にリンドウさんが前足を斬り裂き、驚くことに私が首を撥ねれた。案外脆いんだね

 

「いえ、リンドウさんが居なかったら勝てませんでしたよ。上手く陽動してくれたから攻撃が当たったし…」

 

「だって私だもん、昔っから喧嘩しても大人に負けなかったし」

 

「はいはい、ユウは強いよ。さてお前ら、こいつら喰っていいぞ。さっさと捕食しろ」

 

 

「捕食って…どうやるんですか?」

 

「捕食は神機の…あれだ、柄の部分をグィ〜ッとやると捕食形態になるから…ん〜とな…とにかく念じろ、既に神機と神経がリンクしてるから念じりゃ大丈夫だ」

 

「え、え〜と…た、喰べてくださいっ‼︎」

 

茜がそう言うのと同時に神機が捕食形態に変形し、アラガミの亡骸に食らい付いた!

 

「わっ!…ホントに出た……ちゃんと噛んで食べてね〜」

 

「茜、神機に話しかけるの?」

 

ふざけ口調でユウが話しかける

 

「べ、別に良いじゃないですか‼︎ちゃんとお話しできる人なんて…家族なんて…1人しか居ないんだもん…お兄ちゃんしか…居なかったん…だもん…念じれば通じるなんて…特別な友達みたいで…嬉し…かったんだ…もん…」

 

茜が急に泣きそうになる…

今まで友達すら居なかったのにいきなり煽られたらそりゃあ…ねぇ…豆腐メンタルだろう

 

「な、泣かなないでよ…?人形に話しかけてる子みたいで可愛いな〜って思っただけだから…な?」

 

「うぅ…うわぁぁぁぁぁぁぁん‼︎お"兄ぃぢゃぁぁぁん‼︎会いだいよ"おぉぉぉぉ‼︎帰っで来でよ"ぉぉ…」

 

 

「おいおい…ユウ、なに泣かしんだよ…同年代だろ?仲良くしろって。早い内に関係直しとかないと今後の任務がやり難くなるぞ?」

 

「は〜い…後で謝るよ…」

 

 

「おい茜、大丈夫か?」

 

「大丈…ヒッグ…夫…です…」

 

「そうか、そりゃ何よりだ。ほら、帰投用のヘリが来たぞ。立てるか?」

 

茜は首を横に振る…すると

 

「仕方ねぇなぁ…よいしょっと」

 

「…え?り、リンドウさん⁉︎///」

 

「立てないんなら運んでやらないとダメだろ?これも上官の務めだ」

 

「うぅ…わかりました…///」




リンドウさんは優しい(確定)
レンカ君は本当に悩み所だね
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