もしもA-RISEがラブライバーだったら   作:ガラスタ

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映画から入ったにわかですがどうかご容赦を……
あと処女作です。
それにしても本文が短い。


もしもA-RISEがラブライバーだったら

私こと綺羅ツバサは、ずっと何かを忘れているような感覚があった。

生まれてこの方、裕福な暮らしをしていたのもなにか違和感があったし、自分の中身と外見が食い違っているような、そんな感覚があった。

 

しかし、気づいてみると簡単なことだった。

私にはいわゆる前世があったのだ。

 

私が気づいた経緯など、誰も興味を持ってないだろうから割愛する。

 

しかしその時私は、いえ私たちは誓ったのだ。

スクールアイドルになって頂点になると……!!

 

 

とまぁ、こんな真面目な話はおいといて普段の生活から始まるバカっぽいお話の記録。

 

 

お話その1

 

 

それは初ライブが成功して満足感に満たされていた頃のことだ。

私たちはより練習量を増やし、次のライブに向けて団結力を高めていた日、事件は起こった。

一通のファンレターを見たとき、私たちは今までの団結が、結束が無かったのごとく争い始めた。

 

「このファンレターには『綺羅ツバサさん、ダンスすごかったです! 応援してます!!』と書いてある、つまりこれは私のものだ!!」

 

私はついテンション降りきれてこの手紙を独占しようとしたのだ。

しかし、

 

「待て、ツバサ。その手紙には『統堂英玲奈さん、歌声が凛々しくて、格好いいです!頑張ってください!!』とも書いてある。それはつまり私にも所有権はあるということだが」

 

英玲奈の邪魔が入った。

これは国宝級の手紙なのだ。絶対に奪われてたまるものか!

 

更にはだ、

 

「そうよぉ、それに『優木あんじゅさん、とっても可愛かったです!完全にフルハウスでした!』なんて書かれてるわ、これは私の勝ちじゃない?」

 

なんてほざきだした。

 

おまいら、本当にわかってんの?

これにこちゃんからの初ファンレターぞ!?

ここはリーダーの私がもらうべきっしょ?

 

「待ちなさい、英玲奈はともかくとしてあんじゅ。あなたへの応援には私たちに劣っている部分があるわ」

 

「え?そんなとこどこにもないじゃない。ほら、完全にフルハウスだなんてほめ言葉さえ……」

 

困惑する、いえ気づかないふりしているあんじゅに向かって私は毅然として突きつけた。

 

「あなたへの応援にはね、"!"が一つ私たちには足りてないの。それがどういう意味かわかる?」

 

「」

 

どうやら私の完璧すぎる指摘に対し、言葉が出ないらしい。

 

「ならば待てツバサ。その理屈で言えばだ。私のほうがしっかり応援のコメントが多い。ならば私のものでいいのだろう?」

 

「ぐぬぬ」

 

そんな屁理屈ばかりこねていた私たちは埒が明かないと少しして悟った。

 

結局その日は話がまとまらず、A-RISEの初メンバー人気投票で決着をつけることとなった。

 

しかしあれじゃね?

英玲奈は女性人気たぶんぶっちぎりだし、あんじゅは男性人気たぶんぶっちぎりだ。

 

……あれ?私勝てなくね?

 

 

 

お話その2

 

 

活動を始めて二年経った頃からか、私はUTXの前を朝早く監視し始めた。

 

何故ならば!私たちが三年生になってから、この全盛期に最大のライバルが生まれるからだ!!

 

その瞬間は絶対に見たい。穂乃果ちゃん、にこちゃん、花陽ちゃん、凛ちゃんを一気に見るチャンスでもあるからだ。

なによりも物語の、否、伝説の始まりを見なければならない!!

 

 

毎朝毎朝ビルの屋上からビデオカメラ片手に監視すること数週間。

 

一応音乃木坂にも同士はいるし、来るはずの日はある程度分かるが、万が一が有っては困る。

 

そして、ついにその時がやってきた。

私はビデオカメラと自分の裸眼に女神を焼き付けた。これこそ私が追い求めてきたものだった

のだと実感した!

 

「穂乃果ちゃんが来たー!それに変装してるけどにこちゃんもいるし、なにげに花陽ちゃんと凛ちゃんも!」

 

この感動を誰かに伝えたい!

 

スマホであんじゅと英玲奈に伝えたが反応がなかった。

こんな時に限ってだ!役立たずめ!

 

ならばと思い一層目を凝らしてみたが、その一瞬に彼女らは消えていたのだった……。

絶望だった、なぜ目をそらしたのか自分に小一時間問いただしたい気持だった。

 

後日撮影した映像を見て、(やっぱり)撮影失敗していたのを気づき、もやもやした気分なったのは言わずもがなであった。

 

さらに後日、あんじゅと英玲奈は同じところを見ていたことがわかった。

しかも神映像の嵐、自分なんかよりカメラワークとかがすごかった。

 

そりゃそうだ。こいつらがあのシーンを見逃すわけもなかったか……。

意味もない敗北感に包まれたが、財布から諭吉を取り出した。

 

「コレで、ソイツを私に貸してくだせぇ!」

 

土下座しながらの財布ポイントを払ってしまった。

仕方ないね、仕方ない。

 

 

 

お話その4

 

A-RISEの生命線ともいえる作詞作曲を担当しているのは私こと綺羅ツバサだ。

私の作った曲はよくよくヒットするし、クオリティもたぶん素人が作ったとは思えないほどではないだろうか。

 

スクールアイドルのトップとして確かに人気がある私たちだが、それでも作詞作曲は素人である私だ。

それなのになぜこんなにもヒットするのか?

 

なぜか?決まっている。私の"記憶"から引っ張ってきた曲ばかりだからだ。

 

もとから完成している曲だ、しかもオリジナルはこの世界にはない!

この手を使わない手はないだろうと私が幼いころ無意識に紡いでいた曲たちを蘇らせたのだ。

 

結果大ヒット!

卑怯と罵るも結構!

どんな手をつかおうが…………最終的に…勝てばよかろうなのだァァァァッ!!

 

コホン、まぁこの策は同胞たちを救うのも兼ねているのだ。

やはり懐かしい曲というのはそれだけで心に響くものだしね、仕方ない仕方ない。

 

ま、まぁ努力をしなかったわけではないし、経験がない状態で作詞はともかく作曲は無謀でしょう?

 

一応土台となる努力はしている筈……

 

幼いころの自分に感謝である。もし音楽に興味を持てず、作曲に力を入れなければ流石の私もここまで来ることはなかったのではないだろうか。

まぁ、みんなそんな話は興味ないと思うので割愛。

 

私たちは前世の遺産を食いつぶして活躍している。それはいつか尽きてしまう財産でもあるのだ。

私たちはそれを自覚しながらも前に進まなければならない!

 

そして私たちには勝ち続けなければいけない理由もある。絶対王者(キング)として君臨し続けなければならないのだ!

すべてはμ'sのために!

 

 

それに正真正銘オリジナル曲だって考案中だし、頑張らないとね!

 

キラッ☆

 

 




たぶん続編はありません。
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