短編集   作:名前はまだ無い♪

2 / 5
冷たい火傷って知ってるかしら?

遥か昔、一つの惑星を巡って二つの勢力が争っていた。

 

科学力が発達し、少し先の未来でさえ正確に弾き出せる月の勢力。野生に特化し、恐るべき身体能力を持った太陽の勢力。その二つの勢力が拮抗した争いを繰り広げていた。

そして長年にも及ぶ二勢力の争いが他の惑星をも巻き込もうとしている時、それを眺めていた集団のリーダーはポツリと呟いた。

 

「月の軍勢と太陽の軍勢、どちらが残ろうと最後に勝つのは我々、我々……ごめん、なんの軍勢だっけ?」

 

「いや俺らは地球の軍勢でしょうが!!」

 

☆☆☆

 

「いや、これ何の話だよ」

 

僕は渡された原稿から顔を上げ、渡してきた奴を見上げる。そこには自信満々な表情でこちらを見ているクラスメイトがいた。名前は影山(かげやま)達樹(たつき)。別に達樹は趣味で小説を書いてるわけじゃない、と思う。今僕達がいる場所は文化研究部の部室。

 

簡単にこの文化研究部の説明をしよう。まず僕の名前は安藤(あんどう)真誠(まこと)一応この部活の部長をやってる。一応って言ったのはこの部長を決める会議が開かれたんだけど、それは形だけの物だと翌日知った。なんでも時期部長は先代の三年生達が話し合い決まってるそうだ。もちろん後輩側には拒否権がない。平部員でのんびりと過ごし切るつもりが、顧問の中谷(なかたに)真也(しんや)先生にその真実を告げられた時はショックを受けたよ。

 

そしてその中谷先生はと言うと、今部室の隅で他の部員の貝塚(かいづか)(わたる)と何か騒いでる。

 

「確かに、戦車ってのは空を奪われたままじゃ、まともな作戦行動なんざできやしない……だが! 今この瞬間にも、各戦線の兵士達が陸の王者である戦車の事を待っている! だったら、俺達のやる事は一つ! 例え敵が待ち伏せていようと進軍するんだ! 行くぞ、パンツァーフォー!」

 

「はい!」

 

一体何してんのさ……?

 

「なぁ安藤。中谷先生は何してんの?」

 

「ん? あぁなんか貝塚が戦車のゲームを持って来たらしくてな、中谷も戦車が好きで一緒に盛り上がってんだ」

 

「……ハァ」

 

まぁこんな感じで、中谷先生が碌に顧問として働いてくれないから他の先生にも

 

「安藤。頑張れ」

 

って目で見られる。おっと話が逸れた。文化研究部の説明だよね。

 

文化研究部、略して文研部。部員は僕を含めて十四人とそれなりの部員がいる。部長はさっきもいった通り僕、安藤。副部長は中谷先生達と反対の隅でなんか講義をしている陸山(りくやま)(とおる)

 

って何の講義してるんだ……?

 

「いいか。恋なんざ、気合と勢い、ノリでどうにかなるんだ!! 押してダメなら……押し倒せぇぇぇ!」

 

「…………ねぇ達樹。僕なんであいつが副部長やってるのかが分からないんだけど」

 

「なら部長権限で副部長交換すりゃいいだろ」

 

確かにそうすれば変えられるけど、でもなぁ

 

「徹って結構副部長として優秀なんだよね」

 

「まぁ、そうじゃなきゃとっくにお前が変えてるだろうしな」

 

また話を戻そう。部室は他の文化系の部室よりも広い。机の配置としては奥の窓際に部長の机が一つ、他にも部室の真ん中に四つの長机が二つずつに繋げられて置いてあって、何脚かの椅子がしまわれている。何か話し合ったりする時はその椅子に座ったり、壁際にある椅子に座ったり、壁に寄り掛かったりと自由な場所で参加したりする。

 

そしてもっとも重要な事。それはこの文研部の活動目的。

 

亘がしていたからゲームをする部活? 違う。

 

徹がやってたみたいに何かを説く部活? 違う。

 

我が文研部の活動内容は特に決まってない。けど敢えて言うなら「各々がやりたいことを存分に楽しみ、文化祭でその成果を見せる」だ。これは代々受け継がれており、創立当時から掛けられてるって噂の掛け軸にそう書かれている。

 

活動内容を知った後だと部員の少なさに疑問を持つだろうけど、そこは僕も先代の部長も先々代の部長も知らなかったらしい。でもまぁ、文研部はそれなりに歴史があるから色んな噂が立てられてる。

 

曰く、入学時には既に入れる部員が決められている。

 

曰く、部活勧誘の時は存在を隠されていて、知る人ぞ知る隠れた部活扱い。

 

曰く、素行不良を一か所に集める為の場所。

 

曰く、第一から第三に書いた希望した部活全てに入れなかった生徒が入れられる。

 

曰く、毎年提出される膨大な量の入部届の中からランダムで選ばれる。

 

曰く、毎年顧問が一人一人選別している。

 

曰く、学校の関係者しか入る事が許されない。

 

僕達が聞かされたものはこの七つ。何でも気付いたときにはこの「文研部七つの可能性」なるものも受け継がれ始めたらしい。まぁ他にも文研部の七不思議にもカウントされてるけど、今はそれは置いておくよ。

 

まぁそんな感じで、文研部の部員は十五人を超えた事がないらしいから、僕は安心して部長の仕事を片手に放課後の暇潰しでこの部室に毎日顔を出している。毎日ここにいると面白い事やちょっと変わった事をしている部員をよく見る事が出来て楽しい。この前は二年生の田所(たどころ)(しゅう)が何かのアニメの影響を受けてなのか、竹刀を振りながら

 

「くらえええええええええ俺の! オリジナルソードスキル! ホリゾンタルスクエアアアアアアアアアアア!」

 

と叫んでは、部室に飾られた先代の先輩達からの贈り物の花瓶を割っていた。その後一緒に騒いでいた永山(ながやま)(けい)がトランプを掲げて宣言した。

 

「魔法カード発動、死者蘇生! 蘇れ! ヲーの翼神竜」

 

もちろん掲げた物がただのトランプなので花瓶は直らない。それに集が使った技はオリジナルじゃなくて、作品に登場する技名だから。て言うかヲーの翼神龍ってなにさ。もちろんこの二人も今日部室に来て、TCGをやっている。

 

こんな感じで毎日ではないけど楽しい日々が過ごせたりする。

 

「お~い。真誠~」

「ん? 何?」

「いや、ボーっとしてたから」

 

そんな事を考えてたら達樹が心配そうに覗き込んでくる。ちょっと長く回想しすぎたかな。まぁそんな訳でこの部室では楽しい放課後を過ごせるって事。今日は亘がゲーム、徹が講師、達樹は自分が書いた小説を僕に渡して最初の数行で突き返されてる。

 

「これの結末が気になるけど、なんでシリアスからたったの一言でギャグになってるのさ」

「いやだってさ? 作者がシリアス苦手らしいし、それにこれって一応学園ものらしいし」

「らしいって……」

 

なんか聞こえちゃいけない言葉まで聞こえたけど、それは無視しよう。それにしてもこれの結末気になるな。最後だけ読ませて貰えないだろうか。

 

「ダメだ。読むなら全部読め」

「…………じゃあいいや」

「なんで考えたんだよ」

 

達樹の言葉に返そうとした時、部室の扉が勢い良く開かれる。

 

「真誠先輩! 教頭先生が今すぐ来てくれって!」

「えー! 別に今日は予定が入ってないはずだよ!」

「なんでも給食室のガスが漏れたって」

「はぁ!?」

 

部室に入って来た文研部の三人しかいない女子部員の一人、室伏(むろぶし)飛鳥(あすか)の言葉に思わず変な声を出してしまう。だってどう考えても給食室のガス漏れって一生徒の僕の管轄からズレてるよね!?

 

「でも教頭先生が業者に頼むより真誠先輩に頼む方が早いって」

「まぁ確かに電話して早くて数十分、遅くて一時間近く掛かる業者より、呼び出して数分で来て貰える真誠の方が早いし、楽だからな」

「そんな事言ってもガス漏れなんて一生徒の僕に対処なんて」

『出来るでしょ』

 

まぁ出来ますけど? 出来るけどそれとやる気ってまた別じゃん? てな訳で仕方ないから行くか。ツンデレ? いやいや。ちゃんと後で報酬を貰えるからアルバイト感覚だよ。

 

「あ、そうそう真誠」

「何?」

「給食室がガスで充満してるかもしれないから言っとくぞ」

 

なんだろう? 達樹が言おうとしてる事が分からない。気を付けて。とかだったら言わずもがなな事だし、報酬の件だったらちゃんとぼったくる……貰ってくるし。

 

「一つだけ言っておくぞ。ガスが充満した部屋でも生き残れる。そう……iphoneならな」

「達樹……」

「俺が言いたい事はそれだけだ」

 

達樹。僕の携帯iphoneじゃないんだ……さて、気を取り直して給食室に向かいますか。

 

「うっ。軽くガス臭い」

「おぉ安藤君来てくれたか」

 

安藤君って……まぁいつもの事か。それよりさっさと対処して部室に戻ろう。

 

中に入ろうと扉を開けるとガスの臭いが鼻をつく。そして足元を小さな何か黒いものが通って出て来る。

 

「キャー!」

「君は俺が守る!」

「別にGが相手なだけじゃん……」

「凄い凄い、君の評価を下げよう。0点以上、15点未満だ。そんなバカに妹はやれんなぁ。甲羅ごと潰れて消えろ」

「「アーッ!!」」

 

一体何があった……まぁいいや。なんか僕がガス漏れをどうにかしてる間に、外で一騒ぎがあったみたいだけど、正直さっきすれ違ったあの黒い悪魔が何かしたんだろ。最後の方掘られたのかよく分からないけど。

 

「ただいま~」

「あ、お帰りなさい!」

 

部室に帰るともう一人の女子部員の永妻(ながつま)紗友里(さゆり)が手を振って迎え入れてくれた。

 

「紗友里~皆が苛めるよ~」

「真誠先輩、くすぐったいので離れて下さいよ~」

 

ふははは。紗友里は年齢と比べると柔らかいね~。て言うかやめてって言いながらも笑ってる所を見るに、特に嫌がってないと見た。

 

「紗友里~俺も慰めて~」

「煩いです、近付かないで下さい」

 

達樹も近付いてくるが、紗友里に冷たい視線と毒舌を返されて終わった。

 

「真誠~」

「いや、僕に助けを求められても……」

 

だって紗友里のこれはいつもの事だし。別に僕に害はないからいいかなって。

 

「せんぱ~い。今日は何します~」

「えー今日はもう仕事してきたからな~」

 

もうガス漏れの件は片付けたから働きたくない。それに着々と部員が集まって来てるから、このまま部室にいたら全員が久し振りに揃うんじゃないかな。

 

「こんにちはー!」

「……どうも」

 

部室内で出来る事を考えてると、一年生の崎森(さきもり)颯太(そうた)雛月(ひなづき)(つばさ)が入って来た。これであと来てないのは四人か。

 

「今日はなんだか集まりが良いな」

「そうだね。明日は雨かな」

 

紗友里から離れ部長の椅子に座ると講義をしていた徹が近付いてくる。講義は終わったのだろうか。まぁこっちに来たという事は終わったのか。

 

「あと来てないのは」

「遅れてすいません!」

「遅れました!」

「遅れてないから大丈夫だよ~」

 

徹と話していると二年生の結城(ゆうき)(じゅん)武村(たけむら)(あつし)が元気に入って来た。この二人は同じクラスで今日は日直って聞いてたから遅れて来るのは分かってたから問題ない。

 

「さてと、部員が全員揃いそうだし、今日は会議でもやってみようか?」

「そうだね。じゃあ揃ったらやろうか」

「やるにしても何を話すんだ? 特に話す事ないだろ?」

 

まぁ確かに特に話し合う事もないけど、せっかく集まるんだから何かしないとじゃん?

 

「そう言えば溜まってる案件とかなかったっけ?」

「溜まってる案件?」

「そう。大人数じゃないとやれない事とかなかったっけ?」

 

確か数件あった気がするけど。え~っとそれ関係の資料はっと、あったあった。

 

「ほらこんなにあった。さてと、今日はこれらを話し合おうっか」

「……でも全員揃わないとやらないんですよね?」

 

翔が少しやる気なさげに聞いてくるも、翔の声は基本的にやる気のない感じだから、聞いて来た時点で積極的というのが分かる。

 

「そうだけど、そろそろ来ると思うよ」

「こんにちは」

「今日は何して暇潰そうかな」

 

ほら来た。噂をすれば影。一年生の藤守(ふじもり)隆志(たかし)水無月(みなづき)(かおる)が入って来る。て言うか馨は入る時いつも同じ事言ってるよね。まぁいいや、じゃあ始めるとしますか。

 

「は~い皆、会議始めるよ。定位置に着いて~」

 

僕の号令でそれぞれがそれぞれの定位置に着く。

 

僕が部長席。徹は僕の横の壁に寄り掛かっている。達樹と翔、飛鳥、紗友里、純、隆志が席に座り、敦と集、颯太が三方の壁にそれぞれ寄り掛かる。馨と圭、亘はクッションを敷いて床に座る。

 

「え~っと。取り敢えず何かある人~」

 

別に無計画に聞いている訳じゃない。偶にやる会議の最初はいつも近況報告から始まる。

 

「はい!」

「はい、敦」

「先週剣道部の助っ人に行って来ました」

「お疲れ様でした」

 

敦の報告を手元のパソコンに打ち込んでいく。他にも飛鳥と紗友里が花壇の手入れを手伝ったり、圭と集の二人でアニメクイズ大会で優勝したり、達樹が投稿している一次小説のお気に入り数が二万を超えたりと、公私様々な事が聞けた。もちろんそれらは全てパソコンに入力されている。

 

「さてと、じゃあ僕から。さっき給食室のガス漏れを直してきたんだけど、あの漏れ具合は明らかに人為的な漏れ方だった訳で」

「分かりました。その犯人を見つけりゃいいんですね!」

「いや犯人は見付かったんだけど、逃げてるから捕まえないといけないんだよ」

 

手をパシンッ! と手を鳴らして言う達樹に首を振って言う。て言うか達樹は戦闘面だと役に立たないでしょうに。体育の授業の柔道でコテンパンにやられたって聞いたし。

 

「まぁ逃げ足が速いらしいから純と敦、馨、翔でよろしく。あとは裏庭の草むしりを頼まれてるから、これを亘主導で颯太、飛鳥、紗友里の四人よろしく。あとなんか大人数でやることあったっけ?」

「えーと、バスケ部から練習相手を頼まれたりしているな」

「じゃあそれに僕と集、徹に圭、隆志で行こうか」

 

僕の言葉に頷き立ち上がる。あ、そうそう

 

「達樹は何してる?」

「いやお前が皆に振ってるから俺も待ってたんだけど!?」

「じゃあ草むしりでも手伝って」

「なんか俺の扱いだけ酷くないか?」

「気のせい気のせい」

 

達樹にそれだけ答えて徹達の後を追う。まぁ一年の頃から何かと付き合いがあるし、達樹の運動神経はそんなに高くない。実際この前の体力テストの結果は僕の方が上だった。

 

てな訳で体育館に来た僕達。壁には赤い垂れ幕に大きく

 

『俺の(ガイア)が真っ赤に轟き叫ぶ!!』

 

と刺繍されていた。いつも思うけど、魂ってガイアって読むのかな。隣に立っている徹に聞くと

 

「まぁ読む時もあんだよ。運命(うんめい)運命(さだめ)って読むのと同じ感覚だ」

「あぁ漢の浪漫ですよね」

狂視調律(イリュージョンシーカー)とか魔道書(グリモワール)とか」

「いや、それただの中二病だから!」

 

なんか男子陣で盛り上がってる。僕はその盛り上がりを傍から眺める。だって僕はあそこに入れないし、入るつもりもない。さて、盛り上がってる男子は放って置いてバスケ部部長と話を付けないと。

 

「あ、おーいまこー」

「ん? あぁ希望。そっか希望は女バスだったね」

 

部長を探して体育館内をウロウロしていると、隣のコートで練習している(さくら)希望(のぞみ)に声を掛けられる。希望も今は休憩中なのか、手を振って来ている。ちょっとお喋りでもしようか。まだ男子達は盛り上がってるし。

 

「そうだよ~。そう言うまこは男バスになんか用事?」

「うん練習相手頼まれてね」

「え~だったら今度ウチらともやってよ」

「やりたい気持ちは満々なんだけど、ほら、ウチって女子三人しかいないし」

 

さすがに三対五でやるのは負けしか見えない。多分一方的にはならないと思うけど、練習にはならないと思うから断わらせてもらう。

 

「おい真誠ー。そろそろ始めるぞ~!」

「あ、うん分かった! じゃあ希望。またね!」

「あいよ~。無茶するんじゃないよ~」

 

徹に呼ばれ、希望と別れ男バスのコートに集まる。それから部長の氷山(ひやま)(あきら)と軽く挨拶を交わし、ワンゲームだけ付き合うという条件でゲームを始める。

 

結果から言うと僅差で勝ってしまった。まぁ運動神経の良いのを選抜したから勝ってもおかしくはないはずなんだけど、本当に勝っちゃうなんてね。

 

「なぁほんとにバスケ部に入らないか?」

「いや、俺は今の部活も楽しいからな。悪いな」

 

試合後、玲に誘われてる徹の言葉が聞こえる。その言葉は部長の僕としては嬉しい限りだね。さてと、試合が終わって皆も休憩が終わった今、僕が出来る事は少ない。けど、これはしておかないと罪悪感が湧くんだよね。

 

「ね、ねぇ玲」

「お、安藤。今日は急な頼みなのにありがとな」

「ううん、僕も久し振りに運動出来たからお相子だよ。でね、ちょっとお願いがあるんだけど」

「? 出来る事なら聞くが、なんだ?」

 

玲が首を傾げると、僕は体育館の隅を指す。そこではさっき僕達に負けたチームの五人が、罰としてスクワットやら色々やらされている。

 

「あれ、やめさせてあげれない?」

「う~ん、仕方ない。安藤の頼みだしな」

 

あ、今罰を受けている五人の目が輝いた。良かった良かった。

 

「じゃあ腕立て、腹筋、スクワット。これをあと10万3千回繰り返すんだ。それが終わったら帰っていいぞ。今日の練習が終わるまでだったのを、回数にしてやるとか俺って優しいな。うん」

 

……ゴメン。これはもう、うん、ゴメン。なんか玲はそれ言った瞬間、一人頷いてどっかに行っちゃった。それにしても、よくあんな無茶言われて着いて行くな……

 

「ゴメンね、何とかしようと思ったんだけど、ダメだった」

「いえ! 全然大丈夫ッス!」

 

罰をやってる人達の所に行って謝ると、皆が笑顔で返してくれた。優しい。それになんだか、遠くで見てた時よりも張り切ってるし。やっぱり玲の言った通り、時間制から回数制になった事が嬉しかったのかな?

 

「ほら真誠。いつまでもいたら迷惑だろ。帰るぞ」

「え、ちょ、徹!? 伸びる! 服が伸びる!」

 

謝ってすぐ、徹に襟を引っ張られ体育館から引き摺られる。まぁ最後の方は何とか体勢整えて後ろ歩きしてたけどさ。

 

「まったく、お前はもうちょっとなぁ」

「まぁまぁ徹さん、落ち着いて。いくら真誠さんでもそんな無節操じゃないですって」

 

おかしい。なんで僕が怒られてるんだろう? 罰を軽くするように頼んだのに。

 

「ほらほら陸山さん、僕らも部室に戻りましょう。ここは体育館前ですよ」

 

圭の言葉で携帯を見ると、SNSのグループに草むしりと犯人確保は終わってるみたい。さすが文研部の部員。頼まれた仕事は迅速にこなせるんだね。

 

「? そう言えばさ、今日ってなんかの業者来てたっけ?」

「どうしたんだ? 急に」

「いやあそこ」

 

部室に戻りながらふと駐車場に気になるものを見つけ、徹、圭、集、隆志に聞くも、全員が首を傾げる。僕達の視線の先には一台のトラックが駐車場に停まろうとしていた。

 

「もう少し……そう、そんな感じ……あと少し右! いいねいいね……ストップ! はーいおっけ~」

「って、あの誘導してるの中谷じゃね?」

「あ、ほんとですね。あれ中谷先生ですね」

 

中谷先生は一体あそこで何してんだろう?

 

「もしかして何か悪巧みだったりして」

「いやなんの悪巧みだよ! 最近部室の暖房の調子が悪いから、今日交換するって言ってたじゃん! なんで部長の真誠が忘れてるんだよ!」

 

おぉ、隆志のツッコミに思わず拍手。別にクオリティは良い。そこは問題視してないから。僕達は隆志が掲げている「一日一ツッコミ」の達成に対しての拍手。え? 交換の件? 覚えてたけど? だってここでバラしちゃうと隆志のツッコミの場がなくなっちゃうからね。

 

「それにしては中谷先生、なんか親しげな感じでしたね」

「大方知り合いなんだろ」

「まぁなんにしても、これから寒くなるから新しい暖房は助かるよ」

 

なんて雑談してたら部室に着いた。もう皆は中にいるかなっと。

 

「ただいま~」

「真誠先輩! おかえりなさーい!」

「おっと。ただいま、紗友里」

 

部室に入るやいなや、紗友里が抱き着いてくる。なんか会う度に抱き着かれてる気がしないでもないけど、まぁそれだけ懐かれてるって事ってかな?

 

「今日はもう遅いし、これで解散する?」

「それを決めるのは部長の真誠の役目だろ」

 

部長席に座りながら部員達に聞くと、達樹に言われる。まぁそうなんだろうけど、どうしたものか。って考える程でもないか。

 

「じゃあ今日はもう解散。皆お疲れ様~」

「お疲れ様でした~」

「お疲れ~」

 

皆が部室から出て行く中、僕と徹の二人は部室に残った。

 

「徹。まだ帰らないの?」

「そう言う真誠は帰らないのか?」

「……」

「……」

「……はぁ、徹には負けるね。校長から秘密裏にお願いされた依頼があってね」

 

机の引き出しから数枚の書類を取り出す。そこにはここ一カ月で一人こっそり調べた物が纏めてある。それを徹に渡し、徹は横にいる達樹、達樹は亘にって

 

「三年生勢揃いじゃん!」

「え、今更?」

「だって徹はともかく達樹に亘は帰ったんじゃないの!?」

「いや、徹が真誠が何か隠してるって言ってたから、部室の外にいたんだよ」

 

いや、それで片付く問題じゃないと思うんだけど。

 

「んで。これをお前一人で調べてたのか」

「そうだけど……?」

 

ちなみに書類の内容は、今この学校で噂になってる怪談についての調査。まぁ所謂学校の七不思議の解明だね。

 

「それでなんでこの調査が真誠に来たの?」

「えっとね」

 

亘に聞かれたから僕が校長先生に聞かされた話を繰り返す。と言っても話は簡単で、放課後に七不思議について調べてた生徒、教師、事務員、霊媒師などが翌日には体調不良を訴えたり、帰宅後に怪奇現象に逢ったりしてるらしい。

 

「で、こうして僕の所にお鉢が回ってきたって訳。原因が分からないのに皆を巻き込みたくなかったから黙って一人で調査をしてたの」

 

さっきも言った通り、怪奇現象が起きるらしいから余計にだよね。

 

「でもよ、それならなんで文研部(ウチ)に回って来たんだ? もっと上の霊媒師とかに来てもらった方が良いんじゃないか?」

「それが最初の霊媒師の人が結構上の人らしくて、それより上だとお金の問題で手が出ないんだって。で、そこで僕の所に来たんだけど、他にも理由があってね」

 

いや~あの時は驚いたね。だって理由を聞いたら

 

「だって君達って頼めば何でもやってくれるんだろ?」

 

って言われたんだよ。

 

「あの時はついイラッとして机を蹴っちゃったよね」

 

いや~あの時は感情的になり過ぎたよ。

 

「な、なぁ。もしかしたらだけど」

「真誠ってああ見えて怒らせたらマズイ奴?」

「今更だろ。そんな事」

 

なんか言ってるけど無視。達樹が知ってる理由は簡単で、結構僕が怒っている場面に遭遇してるから。その度に達樹からは「笑って怒るのは辞めてくれ」って言われる。だから校長相手の時はそこまで怒ってなかったみたい。

 

「それで、今日も調査するのか?」

「う~ん今日は解明まで行けそうかな~って」

 

実はもう粗方片付いていたりする。

 

「今日解明まで行けるかもって言ってたが、どこまで調査は終わってるんだ?」

「それはこっちのに纏めてるよ」

「なんで別の紙に纏めてるの?」

「何でも何も、進行度を書いたメモと提出用の書類は別にするでしょ。普通」

 

徹にメモを渡しながら亘に言うと、驚かれる。何驚いてんだろ? 校長に渡す用の書類くらい用意するでしょ。こっちは頼まれてるんだし。ちなみに僕が調べてる事を簡単に纏めよう。

 

一、科学室で動き回る骨格標本

二、偶に現れる幽霊

三、どこからともなく聞こえるうめき声

四、校庭の木の下には死体が埋められている

五、隠された地下室では怪しい儀式が行なわれている

六、上りと下りで段差の数が違う階段

七、どんな角度から見ても目が合う肖像画

 

この七つ。骨格標本や階段といった有名なものから、儀式などという宗教的なものまで品揃えが良いと思う。

 

「それで? 終わってるのはどれなんだ?」

「えっとね、三と五以外はもう解決済みだよ」

「早いな」

 

だって一は頼まれた日から一週間続けて夜中に隠しカメラを設置して、生徒の悪戯だと発覚、その後注意を受けたらしい。二は偶に窓が閉め忘れられていて、カーテンが風に煽られてるだけと判明。四は暇な時に細い鉄の棒を刺して死体の有無を確認。結果、数年前に失くなったと言われたタイムカプセルが出て来てお礼を言われた。六はよくある数え方の問題で問題はなかった。七は肖像画の目が凹んでた為の錯覚で終わった。

 

「それで、真誠が調べてる時に呻き声聞こえなかったのかよ」

「もちろん聞こえて原因も分かったけど、まだ解決はしてないんだよ」

「どういう事? 原因が分かってるなら解決したんじゃないの?」

 

あ、そっか。他が「原因が分かる=解決」だったからこれも同じと思ってるのか。まぁ僕の言い方が悪かったのか。

 

「う~ん、こう言っちゃあれなんだけど、この三と五って繋がってそうなんだよね」

「と、言うと?」

「呻き声が聞こえたのは一度や二度っじゃなくってね、五回目かな? の時に音を辿って行ったらなんか地下につながる扉を見付けてね」

 

いや~あの時は焦ったね。扉の向こうか音が聞こえたと思ったら、その先には下に続く階段があったからね。さすがに装備が整ってなかったから進むのは諦めて帰ったよね。

 

「それで、その五回目が昨日の事。今日は準備をしてきたからね。潜入するつもりでいたんだけど」

 

まさか達樹達が残るとは思わなかったから、物は一人分しかない。どうしたものか。

 

「まぁ何かあっても大丈夫だろ。いざとなりゃ箒とかを武器にすりゃいいしな」

「確かに陸山さんはそれでいいですけど、僕と影山さんは武器ないんですよ?」

 

亘の言う通り徹は箒とかでも戦えるかもしれないけど、達樹と亘はどうするんだろう?

 

「俺はこれがあるからいいかな」

「これって、それ木刀ですよね? どこから取り出したんですか? て言うかなんで持ってるんですか」

「まぁまぁ。亘には念の為これを渡すよ」

「これって痴漢撃退用のアイテムですよね?」

 

まぁ他にも鞄の中には武器に生り得る物が入ってるから良いけど。あ、もちろん

懐中電灯やらの探索グッズから入ってる。そう言えばこれって七不思議の調査だよね?  なんで戦闘を考えてるんだ?

 

「先生!! ドラゴンフルーツはおやつに入りますか!?」

「僕は先生じゃないぞ?」

「知ってる知ってる。ただの冗談だ」

 

まったく、誰が先生だ。まだ将来の事なんて考えてないのに。そうじゃないそうじゃない。早く調査に行かないと。

 

「それじゃあ僕はそろそろ行くけど、三人はどうする? 怪奇現象の原因があるとしたら地下だけど、本当に来る?」

「もちろん」

「むしろお前一人で行かせる方が危険だろ」

「てな訳で僕達も行きますよ」

 

まぁ止めても着いて来そうだし、一緒に行ってもたぶん大丈夫、だよね?

 

それから静かに昨日階段を見つけた場所に行く。今日は声は聞こえないか。

 

「今日は静かなんだな」

「みたいだね。じゃあ僕が先頭で行くから、何かあったら即座に戻る事。良いね?」

 

何かあるとしたらここなんだよね。怪奇現象の元、一体何があるんだ?

 

「なぁ、そう言えばさ」

「……」

「骨格標本にされてた悪戯なんだけどよ」

「……」

「おーい、真誠聞いてるか~?」

「……」

「んだよ。折角骨格標本の中に誰が入ってたか聞こうと思ったのによ」

「あのね、言っておくけど中の人なんていないからね? ピアノ線を使って動かしてたの」

 

まったく達樹は。僕が無視して静かにしてるのに気付こうよ。これから何かがあった場所に行くんだからちょっとは静かにしようよ。っと、一番下に着いたね。

 

「さて、一番下に着いたけど……部屋はあそこだけだね」

「物音は聞こえないね」

「明かりも見えない」

 

懐中電灯を絞り、明かりの有無を確認するも特に見えなかった。それに亘の言う通り音は特に聞こえない。う~ん今日は誰もいないのかな? 取り敢えず部屋に入ろう。

 

「なぁ皆。これなんだと思う?」

 

徹が携帯のライトで照らした先を見ると、タンスがぽつんと置かれていた。なんでタンス……?

 

「お、これ中身入ってないぞ?」

「え? あ、本当だ。て言うかこれ下の段全部くり抜かれてない?」

「て事はっと、ちょっと真誠は退いててくれ。達樹、亘。このタンスどかすぞ」

 

退くの僕なんだ。まぁいいや。何があっても良いように懐中電灯を肩の高さに持ち、鞄からスタンガンを取り出し構える。え? どこから持って来たのか? ははは。今のご時世、ポチれば買えるんだよね。

 

「っと。誰もいないな」

「本当に誰もいないの?」

「ちょっと暗くて見えないな。懐中電灯を貸してくれ」

「発煙筒でも良い?」

「良くねぇよ!」

 

冗談冗談。達樹に懐中電灯を渡し部屋の中を見て貰う。迷わず部屋に入った所を見ると誰もいないし、怪しい物もないみたい。

 

「おーい。皆~。面白いモンがあったぞ~」

「面白い物?」

 

まぁ危険は無さそうだし、入っても大丈夫だね。徹達に目配せして中に入る。

 

「って、なんだよこの部屋」

「おい達樹! これのどこが「面白いモン」だよ!」

「えー。だってなんか儀式に使われそうで面白いじゃんよ」

「確かにそうだけど……ってこれ」

 

中に入ると床一面に記号やら幾何学的な模様が描かれていた。これ完全に儀式上だよね。まぁ小説を書いてる達樹的には面白いんだろうけど、僕達からしたら不気味だよね。それに円の中心のテーブルには何か置いてあるし。

 

「ねぇこれって通帳じゃない?」

「え? あ、本当だ。しかもこれって中谷先生の……」

 

なんで中谷先生の通帳がここに……? まさかここで儀式してるのって中谷先生なの?

 

「取り敢えずここから……! 誰か来る!」

 

誰かって、誰? いや、考えなくてもここで儀式してる輩だよね。でも来るって言ってもここって隠れる場所……

 

「皆、あそこの隙間に隠れるよ」

「ハ……!」

「煩い!」

 

達樹が大声を出し掛けたから後ろから羽交い絞めにして黙らせる。それから少しずつ後退り、先に隠れていた亘と徹に達樹を押し付け、更に背中で達樹を押し込むように僕も隙間に入り込む。

 

「おい真誠! この体勢は色々マズいんだが!」

「煩い! 黙ってて!」

 

僕だってこの体勢が危ないのは分かってる。けどもう足音がそこまで来てるんだ。今更体勢は変えられないって。ほら、扉が開かれた。

 

「なんか人の話し声が聞こえた気がしたんだが……気のせいか」

 

入って来たのは隣のクラスの担任の……誰だっけ? 喉元まで出かかってるんだけど、思い出せない。あ、出て行った。

 

「ちょっと真誠。いなくなったなら退いてくれないか?」

「え、あ、あぁうん。ゴメン」

 

達樹に言われてふと我に返ると、隙間から這い出て立ち上がる。

 

「あ、通帳がなくなってる」

「マジか!」

「君達何をしてるんだい?」

 

通帳がなくなって慌ててテーブルに駆け寄ると、後ろから声を掛けられた。振り向くと中谷先生が驚いた表情で立っていた。いや、驚いてるのは僕達もなんだけど。

 

「えっと、ちょっと調べ物に」

「そう言う中谷先生はここに何しに来たんですか?」

「私は……って私の通帳がない!」

 

僕達を押しのけ、テーブルに掴み掛らんばかりの勢いで駆け寄る中谷先生。

 

「まさかお前達、私の通帳を」

「いいえ……あいつはとんでもない物を盗んでいきました……あなたの通帳です」

「あいつ……? それってさっき入って来た奴のことか?」

 

さすが徹。僕の言いたい事がよく分かるね。さすが副部長。

 

「あいつって誰だい?」

古山(こやま)先生ですよ」

「そんな古山先生が……」

 

膝を着いて落ち込む中山先生を何とか立ち直らせ、職員室まで送り届ける。職員室には明かりが灯っており、古山先生が席に座っていた。これマズくない? 地下室で見つかってはいないけど、今の状況から導き出されそうなんだけど。

 

「あ、中谷先生! 良かった、まだ学校にいたんですね」

「こ、古山……」

「はいこれ。中谷先生のですよね。生徒の悪戯にでもあったんですか? 地下室に置かれてましたよ。大事な物ですので気を付けてくださいね」

「あ、はい」

 

……どういう状況?

 

古山先生の行動に中谷先生含む僕達はクエスチョンマークを頭に浮かべる。その状態のまま中谷先生に通帳を返した古山先生に、もう遅いから、と車で家に送って貰った。後日、中谷先生から真相を聞くと呆気ないもので、取り敢えず校長に渡す為に事の顛末を纏めてみよう。

 

なんでも最近お金の消費が激しい中谷先生はある日「地下室でとある儀式を行うとお金が貯まる」という噂を聞いた。その儀式とは僕達が地下で見た模様の中心にテーブルを置き、その上に対象の人の通帳を置く、といった簡単なものだった。物は試しとやってみると本当にお金が貯まったそうだ。なのでお金が無くなり掛ける度にその儀式をしていたらしい。

これが五番目の七不思議の真相。そして三つ目の呻き声は、中谷先生が貯蓄の無さを地下室で嘆いている声だったようだ。

 

事実は小説よりも奇なり。幽霊の正体見たり枯れ尾花。結局、噂になってる七不思議全部、怪談でもなんでもない事だった。翌日の部室で纏めを打ち込んでいると、達樹が机によっかかって聞いてくる。

 

「それにしても、なんで体調不良になったりした奴が出たんだ?」

「最近気温の変化が激しいのが原因だったらしいよ。現に体調崩した人達は自身の体調管理が出来ないタイプの人だったみたいだしね」

「じゃあ怪奇現象の方は?」

「あれは完全な思い込み。詳しく聞いてみたら「誰かに見られてる」「後ろから誰かが突いて来てる気がする」「金縛りにあった」とかだったからね」

 

パソコンに打ち込みながら話していると、ソファで本を読んでいた隆志が慌てた様子で本を閉じる。

 

「いやいや! 二つ目のやつはストーカー被害じゃないの!?」

「あ~どうだろう? 翔、その件お願い出来る?」

 

僕はソファで猫と戯れている翔に仕事を振る。猫を連れ込むのは良いけど、ソファとか壁に傷つけないでよね?

 

「……え、なんで俺なんですか?」

「だって翔って影薄いから、ストーカー相手に気付かれないで近付けるじゃん?」

「……それだけの理由ですか……?」

「うん」

 

翔に向かって頷くと、黙って部室から出て行く。あれで仕事を引き受けてくれてるって事なんだけど、ストーカー被害に遭ってる人分かってるのかな。あ、メール。

 

『送信者;雛月 翔

件名:ストーカーについて

本文:ストーカーの被害に遭ってる生徒って誰ですか?』

 

あ、やっぱり知らないで出て行っちゃったんだ。え~っと被害に遭ってる子はっと、送信。よし、これで大丈夫。

 

「さ、今日も今日とて楽しく過ごすとしましょう!」

 

こうして僕達の日常は続いて行く。今日はどんな楽しい事が起こるのかな♪

 

 




ここまで読んで頂きありがとうございます。

この話はTwitterのとあるタグ発信で始まりました。協力してくださった方々ありがとうございます。

途中から学園ものからホラー系に移りかけてたのは、作者が執筆しながらTRPGを見ながら書いてたのが理由です。

登場人物の多さのあまり、作者ですら全員を扱い切る事が出来ずに困りました。

では以下、登場人物の紹介となります。人数が多い為、設定がてきとうとなっていますが、そこら辺は勘弁して下さい。

【文化研究部名簿】
顧問:中谷真也

部長:安藤真誠

副部長:陸山徹

三年生
・影山達樹
・貝塚亘

二年生
・田所集
・永山圭
・室伏飛鳥
・結城純
・武村敦

一年生
・永妻紗友里
・水無月馨
・崎森颯太
・雛月翔つばさ
・藤守隆志

【キャラ紹介】

部長:安藤真誠
僕っ子の主人公。基本出来ない事はないハイスペック人間。
学年:三年生
会議時:部長席
呼び方:全員呼び捨て。

副部長:陸山徹
部室の隅で講義を開いていた。
会議時:真誠の横
呼び方:三年は呼び捨て。一、二年は苗字。

三年生
影山達樹
真誠と同じクラス。偶に小説を書いては真誠に見せている。
会議時:椅子
呼び方:全員呼び捨て。

貝塚亘
よく部室でゲームをしている。
会議時:床
呼び方:苗字+さん。

二年生
田所集
アニメを見ては、よくそれに影響を受ける。竹刀で花瓶を割った。
会議時:壁
呼び方:名前+さん

永山圭
アニメは見るが影響を受け難い。しかしテンパると意味不明な言動をとる。
会議時:床
呼び方:苗字+さん

室伏飛鳥
職員室によく行く為、先生からの依頼をよく受ける。
会議時:椅子
呼び方:名前+先輩

結城純
礼儀正しい。敦と同じクラス。
会議時:椅子
呼び方:苗字+先輩

武村敦
元気。純と同じクラス。
会議時:壁
呼び方:名前+先輩

一年生
永妻紗友里
女子には甘いも、男子には厳しい。と言うよ当たりが強い。
会議時:椅子
呼び方:女子は名前+先輩。男子は苗字+先輩

水無月馨
暇潰しに部室に来る。
会議時:床
呼び方:苗字+先輩

崎森颯太 
いつも元気でよく運動部の助っ人に行く。
会議時:壁
呼び方:名前+先輩

雛月翔
いつもやる気がないような表情。
会議時:椅子
呼び方:名前+先輩

藤守隆志
ツッコミ担当。一年だけど容赦なくタメで突っ込む。その事を皆容認している。
会議時:椅子
呼び方:名前
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。