短編集   作:名前はまだ無い♪

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TwitterのTLでタイトル通り戯れて書いたリレー小説です。今回は代表というか(投稿の)発案者として投稿させていただきます。
大変カオスとなっております故、お気をつけて。


作家達の戯れ

今日も今日とてμ'sの朝練に付き合う朝だ。

これまでは朝に弱かったのだが、朝練に付き合う習慣がついてからはもう慣れてしまった。

鼻歌でも歌いながら歩いていると、小さな女の子がうずくまっていた。

俺は慌ててその子に駆け寄った。

 

しくしく、しくしく

 

そう泣く彼女に僕は出来る限り優しく、宥めるように大丈夫?と聞いた。

しかし彼女が泣き止むこと泣く、ただひたすらしくしく、しくしく。と泣き続ける。

はてどうしたものかと困ったときピタッと泣き止み顔を上げる。

僕はその顔をみて固まってしまった。

 

「ねえ、私の顔キレイ?」

 

そう問いかけてくる彼女の口は人間のとは違い頰まで裂けていた。

俺はその場から慌てて逃げ出した。振り返ってはダメだと自分に言い聞かせながら、俺は前に前にとただ足を動かした。

俺は得体のしれない……いや本当は何なのかは知っている。だけど、実在するとは思っていなかったものに逃げながらある作戦会議をしていた。

 

おい! 僕! 何かいい考えがないのか!? と……。

 

すると返ってきた答えは

 

「そいつは怪物だ殺せ」

『僕』というもう1人の俺の存在だった。

次の瞬間『僕』という存在は俺の体を指導権を奪った。

『僕』という俺はいきなり後ろ振り返り、少女ではなくなってしまった怪物に蹴りを入れる。

そして、『僕』という俺はどこからか剣のような鋭利のものを持ち出していた。

もう俺には止めれそうにない。誰か俺を止めてくれ。そう思った時、化け物が何かを喋ったような気がした。しかし、今の俺は意識の殆どを僕に取り込まれている。声は聞こえなかった。だが、唇の動きは分かる。助けて。そう言ったような気がした。ならその言葉に答えよう。さぁ、どうする。

閉じ切っていた目から少しの光が漏れはじめた。ちゅんちゅんと小鳥の鳴き声が俺の耳に届いてくる。それを感じると身体は優しい暖かさに包まれ、目を開くと……そこにはいつも見ている自分の部屋があった。

 

「夢……か?」

 

なぜこんなに夢を見たのだろう

しかし、そんなことを考えても分からない

布団から立ち上がると少し頭が痛いと感じた

なにか悪い予感でもあるのか

そう思いながら、リビングに向かう

 

リビングにはなんと幼馴染が朝ごはんを食べていた。

香澄はえへへと笑いながら美味しいそうに朝ご飯を食べていたためにつまみ出しにくかった。

そして僕は見てしまった。あいつが食べていた朝食、赤い液体が滴り落ちていた。

僕は冷蔵庫の中身を全部把握しているわけではないが、ウチの冷蔵庫にはあんなモノはなかった。

そしてそのまま調理のされていない生肉をグチャグチャと一心不乱に口に運ぶそいつに、僕はふと恐怖を感じた

 

「ひどいな、全く。刺すなんてさ」

 

──奴の声で、幼馴染が喋った。

 

「やれやれ……これじゃ同じ事だから少し志向を変えて君の両親を食ってみたが……ふむ、反応は薄いな」

 

彼女はよく知っている幼馴染ではなく、夢で見た怪物へと姿を変えた

俺は言葉も出ず、必死で家から逃げるように出た。

しかし、怪物も付いてくる。怪物の方が少しだけ早そうだ。このままでは追いついてしまう。

俺の感情が恐怖で完全に埋まり切った……。

 

……もう見てられないね。俺はもう寝てろ。これからは僕がやる。さっきは良くも武器にしてくれたね。あとで覚えとけよ。

 

そうして僕は俺を眠らせて、追ってくる怪物に向かいツッコんでいく。

僕はこの悪夢から悪意だけを抽出する。飲み込み、己の糧とする…手の先は人のそれではなくなっていた。だが…これでいい。

 

向かっていく僕の顔には笑みがこびりついている。

 

アハハ、アハハハハハハハハハハハハ!

 

「アハッ!」

 

怪物に駆け出した途端、不意に後頭部を思い切り殴られた。

なんとか意識を繋ぎつつ後ろを見ると、そこには目の前にいたはずの、いや、正面にもまだ怪物がいる。それはつまり、二人目の怪物が出た事を意味していた。

 

「カカカカカ」

 

不気味な声に上を見上げると、さらに同じヤツがいた。

 

「不思議かな? 何、取り立てて騒ぐ事は無い。私は一にして全なる者。君が疑心暗鬼に堕ち入れば陥るほど、私は増えて君を狙う」

なんだそれは、と困惑する。

では逆はどうだ──!

 

こんなものはいないと念じて、念じて、念じて、念じて念じて──!!

 

「だが、1度現れたものはいくら念じようが消えない。お前は死、そして我が糧となるのだ」

 

そんなのゴメンだ。俺の方の意識はまだ眠っている。ならば、あれをやるのは今だ。

────野生を解放する。

 

「夜目が効かないだとか地図が読めないだとか、しょーもないのです」

「さっさと野生解放するのです」

 

その日、人類は思い出した。

──己が獣である事を。そして、僕はいや、僕『たち』は唱えた。

 

「体は剣でできていた!」

 

「シャー!! 何やってるの! 早く私についてきて!」

人の姿をしていても猫耳に、しっぽをはやした少女がものすごいスピードで走って来た。その手には水35リットル、炭素20kg、アンモニア4リットル、石灰1.5kg、リン800g、塩分250g、硝石100g、硫黄80g、フッ素7.5g、鉄5g、ケイ素3g、その他少量の15の元素、細胞66%、細胞外液24%、細胞外固形物10%を持っていた。

少女はそれをもう一人の少女が持っていた鍋にぶち込んで、それを二人目の少女が煮込むと、なんという事でしょう。立派な人造人間が出来てしまったではありませんか!

そして地面に描かれた錬成陣を発動させた。そう、最大の禁忌とされる人体錬成の陣を。

 

そうこの実験は2020年に失敗し、世界は破滅の道へ進むのであった。

 

どうしてこうなったんだろう? 原因は何だったんだ? ……戻ろう。普通に朝練をするためにどんなものを犠牲にしてでも。

 

こうして世界はループしていくんだね




参加者:名前はまだ無い♪、白犬のトト、そらなり、文才皆無。、そこら辺のおっさんT、うぉいど、他一名

完全なお遊びで書いた事を反省も後悔もしてはいない!(ドン!)
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