第十二話 異邦人の帰還 前編
前回までのあらすじ
活躍が続くストームチームは、横須賀港近郊での長丁場となった戦いをなんとか乗り切った。
しかし前田は腑に落ちなかった、戦いは長かった、しかしなにか違和感を感じる…
なにかが近づいている、その違和感がこの話で分かることでしょう。
横須賀港近郊での戦いの後、戦い疲れたストームチームは、行きつけの銭湯で体を休めていた。
「ふぅー戦いの後の風呂は最高やな!電磁城壁レベル高いから扱うのに苦労するんだよね。」と前田が愚痴っていると、
「前田さん!見てください僕のバタフライ!
すごくないっすか?これオリンピックレベルじゃないすか?」と青木が自慢げに話すと、
「おいおい、風呂の湯がなくなるからやめろ!それにこれじゃ小学生にも勝てないんじゃないか?」と前田が青木の自信をものの見事に打ち砕くと、
勅使河原が、「僕バタフライできますよ、
butterfly今日は今までの…ふふんふふん。」
「それ歌だろ!歌詞もあやふやじゃねぇか!」と前田がツッコミを入れる。
「そういえば、さっき銭湯の受付にかわいい
大学生がいませんでした? もしかしたら女湯にいるかも!」と青木が言うと、
「轟さん!ちょっと肩車してもらっていいっすか?上から覗いてみます!」と変態の富田が言った。
覗こうとした次の瞬間、
「なんか騒がしいと思ったら、お前ら歯食いしばれよ!」と鬼の形相でやってきた佐々木が、下品な男どもをボコボコにした。
これぞまさにカオスであった。
ブレインにて
「鈴村、どうだ調子は?ストームチームは
滅んだかな?」
「ブレイン様!あいつらなかなか手強くて
6年前とはやはり違いました、しかし
「あの兵器」の準備が整いつつあります。
一度試運転させたいと考えております。
いいでしょうか?」と鈴村が言う。
「うむ、良かろう。あいつらも久々に見たら
思い出すだろうあの兵器の恐怖をな! はっははは!」とブレインが高らかに笑いながら言った。
EDF会議室にて
「最近は、巨大生物も姿を現わさないっすね〜。」と猪狩がボヤいた。
「いや、これは嵐の前の静けさとしか思えないんだ。嫌な予感しかない。」と前田がいつになく険しい顔をしていた。
そこに、ある一報が入る。
「ストームチームに連絡!東京都中央区にある勝鬨橋上空に謎の宇宙船を2隻確認!
現在は交戦態勢にはなっていませんが敵の宇宙船だと思われるので至急現地に向かって下さい!」との現地のパトロール隊員の情報が入った。
ストームチームは謎の宇宙船とは何なのか?
交戦態勢に入ってないのはまるでストームチームが来るのを待ち浴びているようだった。
後編に続く…