地球防衛軍 「日本の危機を救え!」   作:あおじゅん

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第十三話 対空戦 前編

第十三話 対空戦 前編

前回のあらすじ

 

まだ試作段階でありながらも登場したマザーシップの最強の砲塔ジェノサイド砲を浴びせられ、勝鬨橋は破壊されてしまった。

幸い住民に被害はなかったものの、マザーシップの復活はストームチームにとって、とても大きいことになってしまっただろう。

 

 

 

マザーシップが登場し、今まで優勢だったEDFに暗雲が立ちこめる。

いつもは戦いが終わってフゥーっと息をつけるところだが、今回ばかりはそうはいかなかった。

 

 

普段は「今日も俺の方が活躍したな!」と青木が言って、

「はいはい、そうですね〜あーすごいすごい〜。」と軽くあしらっている猪狩。という光景がよく見られていたが、初めて生でマザーシップを目の当たりにした青木と猪狩は実際の大きさとジェノサイド砲の威力に驚き、そんなくだらない会話をしてる場合ではことくらい猪狩は当然、あの超絶天然バカな青木でもわかるくらいの空気が漂っていた。

 

本部に帰ってくると、青木と猪狩だけが会議室に呼ばれた。そこには、見知らぬ男性が

プロジェクターを準備していた。

 

「あ、すいません!今回前田さんに頼まれまして、私これまでのストームチームの戦いを映像に収めている、EDF戦闘記録班班長の早送 進(はやおくり すすむ)と申します。 よろしくね。」と御丁寧に挨拶をしていただいたので、青木と猪狩も挨拶をした。

 

「前田さんに頼まれたって言ってましたけど、これからなにを見るんですか?」と猪狩が聞くと、

 

「あ、そうですね!早速本題に入りましょうか。今日あなた方はマザーシップを初めてみたということでよろしかったですね?」と早送が聞くと、 二人とも、しっかりと頷いた。

 

「ということで、今回は6年前、ストームチームがマザーシップを追い込んだ戦いを見てもらいます。終わったら感想聞きますよ!」とまるで学校の授業のように話した。

 

そして、青木と猪狩は6年前の戦いを見た。

しかしこの戦いはストームチームの過去の戦いの中でもベスト3に入るのではないかというくらいの戦いで、何度もテレビで放送されていた。 青木と猪狩は改めて見たことで気づくことが何個もあった。

 

「それじゃあ、感想聞きましょうか、まず猪狩さんからお願いします。」と早送が言う。

 

「そうですね〜やはり近距離での攻撃は危険だと言うことと遠距離の武器でも一撃の威力が高い方が効果的にダメージを与えられると思いました。」と猪狩が言った。

 

「お前、普通だな!言うことが。」とプッと笑いながら言った。

 

猪狩はムッとして少しイライラしながら青木の感想を聞いていた。

 

「僕が一番気になったのは前田さんの隣に

知らない人がいたことです!」と自信満々で言った。

 

猪狩がお前何か見えんのか?みたいな顔で青木を見ていた。

 

「幽霊じゃねぇーから!ほら同じエアレイダーで多分あの人もストームチームじゃないんですか?」と早送に聞いた。

 

「あ、その人ですか?その人の名前は…

実は…あの…私知りません!」と早送が言った。

 

青木と猪狩はなぜそこまで溜めた?というのとすごく気になってしまった。

 

「すいません、前田さんに聞いてみてもらっていいですか?」と早送が言った。

 

青木と猪狩は前田の部屋を訪ね、先ほど気になった人を聞いてみた。

 

「すいません、前田さんこの隣にいる人って誰なんですか?」と質問すると、

 

「こいつか、こいつは元ストームチームで一緒にエアレイダーとして働いた鈴村というやつさ。でもこいつはある戦いで殉職してしまってな、とても優秀なやつで当時は若手のホープで俺よりも心技体すべてをとっても完璧だった。しかし俺をかばってな、俺なんかを…」といろいろと前田に教えてもらった二人は、嫌なことを思い出せてしまったなと思い、一言お礼を言ってそれぞれの部屋へと戻っていった。

 

一夜明けて、いつも通りストームチームは会議室で作戦会議中だ。

 

今日は先の戦いで登場した新型ドローンについて話し合われている。

 

「こいつの動きは、不規則で弾速が速くないとなかなか当たらないわ。でも私ならドローンに接近できるから確実にダメージを与えられると思うの。」と佐々木が言った。

 

「うん。確かに佐々木の言う通りだな。

そこで、次の戦いで登場した場合、佐々木を攻撃のメインとして行動する。 かと言ってウィングダイバーの出力装置には限界がある。

もちろん、俺がプラズマチャージャーで補給はするがそれも限界がある。 だから、レンジャーチームを増援として迎える。遠距離から

やつらの出所を狙うんだ。武器はゴリアスD2を用意する。勅使河原、富田、猪狩、青木お前らもレンジャーチームと行動を共にしてくれ。頼んだぞ。」と前田が言った。

 

四人は、レンジャーチームへ一旦戻り作戦を立てた。 レンジャーチームの部下たちは、四人の活躍を微笑ましく感じていて、大変なこと、個性的な人たちばかりだということ、いろいろな話を聞いていた。

 

 

「本部、こちら情報班、応答お願いします。」と無線が入る。

 

無線が本部と繋がると、

「只今、ブレインの部下と思われる奴を捕らえましたので、本部に連れて行きます!」と情報班が言った。

 

「了解した。到着次第、拷問室に入れてくれ。」と本部からの返信が届いた。

 

情報班が到着し、ブレインの部下を拷問室に入れ、問いただした。

 

しかし、全く口を割らないブレインの部下になんとか吐かせようと、いろんな手を尽くしたが、やつは口が硬かった。仕方ないので

副作用がかなり強い自供薬をやつに打った。

 

やつはもうダメだと思ったのか、自分の舌を噛み千切り自殺した。

「ブレイン様、私は約束を守りました…

す、ず、む、ら様…あ、あとは頼みます…」とこれがブレインの部下が最期に残した言葉だった。

 

「ん、鈴村だと?やつは死んだ筈ではないのか!おい!」とEDF本部の拷問官がすでに死んでいる、奴の胸ぐらを掴み、叫んだ。

 

一夜明けてこの事はストームチームに真っ先に知らされた。

「なにぃ!健一が生きてるかもしれないって!それは本当なのか!」と前田が慌てながら言った。

 

「前田!落ち着け!まだ確証があるわけじゃない!しかも生きていたとしても、奴は敵側としてだ。 ブレインの手に落ちたのだろう。」とEDF本部長が言った。

 

前田は落胆した、そして自分のせいで鈴村はブレインの手に落ちたのだと。

 

 

 

次回 第十三話 対空戦 後編 お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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