第六話 翼の戦姫
前回までのあらすじ
EDFに入隊した青木は、レンジャーチームでの活躍により、見事ストームチームへの入隊を果たす。そして、ストームチームに加入してから、初めての戦いの時に、青木は、自分の未熟さを痛感した。この粒揃いのストームチームに役に立てるのか、青木の活躍はいかに!
EDF総司令部に通信兵から連絡が入る。
「こちら通信兵!巨大生物の大群が
千葉県南房総市に出現しました!
至急応援を! ぐわっ!ぐわっぁぁぁ!!!!」と通信兵の悲鳴の声が響いた!
「おい!大丈夫か!応答しろ!!」と総司令官が声をかけたが、返答はなかった。
「なんてことだ。これは、あの武器を持たせるしかない!」と総司令官がボソッと言った。
そして、佐々木が総司令官に呼ばれた。
「佐々木、お前に見せたいものがあるんだ。」と言われ、EDFの武器庫に行くと、「開発中」と書かれた、張り紙が貼ってある布に被ったあるものが見えた。
「これがなんだかわかるか?」と総司令官が聞くと、佐々木は、もちろん知るよしもないので、首を振った。
「これはな、6年前に開発中だった武器だ。あの時最終決戦で使えていれば、もっと楽に勝てたのにな!はぁははは!」と総司令官が笑いながら言っていると、佐々木が
「もっと真面目に話してくださいよ!」といいながら、怒りながら言った。
「まぁ聞いてくれ!これはな、今まで広範囲の攻撃ができなかったプラズマランチャーが進化し、改良を重ねようやく完成した、プラズマランチャーM5だ!ひとつひとつの威力は、まだ弱いが、これから改良を重ねれば、広範囲で、高火力な武器が作れると思う!だから、次の実践で、使ってみてくれ。きっと役に立つはずだ。」と総司令官が話した。
佐々木は、「これで広範囲での戦いが可能ですね!作戦の幅も広がると思います!ありがとうございます!
総司令官!」と元気よく返事をして、ストームチームの作戦会議が行われる会議室へと向かっていった。
会議室へ佐々木が入ると、みんなは悩んでいた。
「今回の敵は、3群もいるのかぁー」と青木が言うと、
「3群なんて、俺一人で十分だ!
フェンサーの動きについて来れるわけがねぇだろーがっははは!」と轟が高々と笑っていると、
ここで、すかさず富田が、
「でも轟先輩、この前の戦いで、
アリの酸がいきなり目の前に飛んで来て汗だらだらだったじゃないですか!」と突っ込みを入れて、みんなが笑っていると、
前田が、
「はいはい。話はそこまでにして
本題に入るぞ!この作戦は先程も言っていたように敵は3群だ。ということで、今回の作戦は人数を分けて戦闘をしたいと思う。まず、一番手前の群を轟と勅使河原と猪狩と俺が行く。その間に後ろに回りこんだ佐々木と富田と青木が後ろの群を倒してくれ。佐々木、今回の作戦はお前にかかってる。総司令官から話は聞いてる。新しい武器が入ったんだろ。
思いっきり暴れてこい!」と声をかけると、
佐々木が、「分かりました!暴れてきます!」と力強く答えた。
そして、作戦場所の南房総に到着した。
前田は、全員に
「今回の作戦もきっちり乗り越えていくぞ!終わったら、千葉の美味しいものでも食いながら、ビール飲もうぜ!轟の奢りで!」と声をかけ、
一人を除いた全員が、
「イエッサー!」と言った。
「前田隊長の方がマネー持ってるでしょうが!」と轟がぼやきながらも戦いは始まった。
手前の群の戦況は、
前田が、前回と同じように電磁城壁を張り、轟が突っ込み、勅使河原と猪狩は轟の援護をしていた。
「轟さん!酸にびっくりしないでくださいよ!」と勅使河原が言うと、
「わかってるわ!そんなにいちいちびっくりするはず..わぁ!」と轟は、
結局驚いていた。
前田たちは、はぁとため息をつきながらも、戦いも続けていた。
一方その頃、佐々木たちは、敵の群の後方側に到着していた。
「佐々木さん、その武器そんなに強いんですか? いかにも普通のプラズマランチャーにしか見えないですけど..」と青木が失礼発言をすると、
「じゃあ喰らってみる?」といかにも怖い形相をしながら笑いながら言った。
「い、いや遠慮しときますわ..
そ、それより敵に向かって撃った方がいいじゃないですかね!いっぱいいるし!あは、アハハ。」と引きつった笑いをしながら、なんとか難を逃れたのだった。
佐々木が、「じゃあ、青木くん、富田くん、離れてて危ないから!」と言い、
富田が、「じゃあ離れて、援護します。」と言い戦闘が始まった。
佐々木が、「喰らえ!新型の武器プラズマランチャーM5!」と叫んだ!
プラズマランチャーM5が、すごい勢いでアリに向かって飛んでいく。
そして、なんとすごい音と共にアリをほとんど粉砕してしまった。
青木は、「富田さん、今一瞬で冷や汗が出ました。喰らってたら、木っ端微塵でしたよ。」と腰を抜かしながら、言った。
富田は、「お前これからますます佐々木さんに逆らえないな!」と
ちょっとビビりながら、言った。
「さあ!残りやつも倒して隊長たちと合流するわよ!」と言い、富田たちはヘコヘコしながら、佐々木についていった。
この佐々木の活躍によって、残りのアリも殲滅、南房総に平和が
戻った。
そしてその帰り、
「轟さん、ゴチになります! 轟、お前なんだかんだマネーあるじゃんかー、いやー千葉の海の幸美味かったなー、また奢って下さいね、轟さん!」といろんな人が口々に轟に感謝の言葉を伝え、帰路に着いたのであった。
「俺の月のお小遣いが...」
一方その頃、
「ブレイン様!またやられました!
ストームチームです!」とブレインの手下が言うと、
「まぁまだ焦ることはない。これでおわってしまっても、つまらん!
この6年間の苦しみ、あいつらにもたっぷり味わってもらわないとな!はっははははは!」と不敵な笑いしていたブレインだった。
次は、どんな困難が待ち受けているのか、それはまだ誰も知らない。
第六話 翼の戦姫 -完-
この話の中に出てきたプラズマランチャーM5ですが、地球防衛軍のゲームでは、登場しないので、ご了承下さい。 では、次回もお楽しみに!