ワンピース転生 今度こそ家族を守る   作:岐山

1 / 3
初めまして。岐山といいます。二次創作を書くのは初めてです。

誰かはじめカンピオーネの世界に草薙護堂として転生した主人公がその能力を持ってストライク・ザ・ブラッドの暁古城に転生してこいつ第四真祖以外のつえー力もってやがる。しかも体術のつえー的なのを書いてくれないか願っているこの頃です。

でもカンピオーネは神話の知識がないと書くのがきつそうですよね。私としてはカンピオーネの二次創作はオリ主、オリジナル権能を書くよりも草薙護堂に転生でウルスラグナの権能の条件を少し変えてなおかつ護堂に小さい頃武道をやらせて接近戦を強くしておき、戦った神をその場で倒すようにしておくことで護堂が倒したのに得られなかった権能を得られるようにすれば楽に面白い二次創作ができると思うのですが誰か書いてくれませんかね。

そしたら絶対に読むんですが。もしアテネ、ペルセウス、孫悟空などの権能が手に入れば全然違う話になるでしょうし、そもそもウルスラグナの権能でも本来は鳳の権能が大鴉で山羊が雄鹿ですし。


第一話

森の中を木から木へとジャンプしながら複数の男達が一人の男を追いかけている。頭に巻いてある額あてを見るに複数の男が霧隠れの里の忍びで、追いかけられている方が木ノ葉隠れの里の忍びのようだ。

 

「水遁・水牙弾」

「水遁・蛇の口」

「風遁・大突破」

「風遁・真空玉」

「水遁・裂空水撃」

 

霧隠れの忍びが次々と放つ術を木ノ葉隠れの忍びが次々とかわしていき、術を放って隙ができた敵国の忍びにクナイを投げる。

 

「八門遁甲 第四 傷門 開」

 

 木ノ葉隠れの忍びの体からチャクラがあふれ出る。霧隠れの忍びは一瞬警戒するが、その警戒をあざ笑うかのような凄まじい速度で接近すると体術のみで霧隠れの忍びを次々と倒していく。

 

「おーい、木ノ葉隠れの忍びはこっちだー」

「こいつを絶対生きて返すなよ」

「奴の持っている巻物を奪え」

 

しかし、木ノ葉隠れの忍びが霧隠れの忍びを倒す速度よりも早く霧隠れの忍びが次々と集まってくる。だが、木ノ葉隠れの忍びは諦めようとしない。

 

「第五 杜門 開」

「裏蓮華」

 

木ノ葉隠れの忍びがこの場にいる霧隠れの忍びの中でも一番強い忍びに見えないぐらい超高速の動きで連撃を叩きこんで、さらに腕で相手を拘束して、右手・左足の同時攻撃で相手を吹き飛ばした。

 

「た、隊長」

「ツバキ様がやられただと」

「ひるむな、相手はたったの一人だぞ」

 

霧隠れの忍びが動揺するが木ノ葉隠れの忍びはそんなことお構いなく次々と体にある門(リミッター)をチャクラによって無理矢理外して、身体の潜在能力を引き出していく。

 

「第六 景門 開」

「朝孔雀」

「ぐわー」

 

霧隠れの忍び達が猛打と、それによる摩擦熱による炎を浴びせて焼き尽くされる。その技の炎の飛び散る様はまるで孔雀が尾羽を広げるかのようだ。

 

「第七 驚門 開」

 

 木ノ葉隠れの忍びはさらに門を外す。木ノ葉隠れの忍びの体が蒼いオーラを纏う。青いオーラの正体は汗の蒸気なのだがこの場では使っている本人しか知らない。

 

「昼虎」

 

両手を獣の顔のような形にするとそれを一直線に付きだした。

「ぐわー」

 

霧隠れの忍び達はまるで風に舞う落ち葉のようにふっとばされていく。

強烈な空気圧を撃ち放っただけだが、放たれた空気圧は一点に収束したのち、拡散することで相手を吹き飛ばしたのだ。

 

だが、やはり霧隠れの忍びの後続が次々と集まってくる。いくら倒してもきりがない。

 

木ノ葉隠れの忍びが空を仰ぎ見てぽつりとつぶやく。

 

「昔が懐かしいな。ナルトの世界に転生した当初は原作ぶち壊し、俺つええーしようと思っていたが世の中そんなに甘くないということを思い知らされたよ。原作どころか生まれた時第一次忍界大戦だったし、そのせいで両親がすぐに死んじゃって兄さんと姉さんにそだててもらったからなぁー。兄さんと姉さんは生きていくのが厳しい世の中、邪魔にしかならない赤ん坊の俺を育ててくれたのには感謝してもしきれないよ。恩返しとして転生特典使って敵をちぎっては投げ、ちぎっては投げと無双しようと思ったが特典がないどころか、忍術、幻術を発動すらできないときたもんだ。兄さん、姉さんがいなかったら自暴自棄になってしまうところだったよ」

 

「さっきから何をぶつぶつ言ってやがる」

 

霧隠れの忍びが攻撃を仕掛けてきたが木ノ葉隠れの忍びはすっとかわすと、見ずに攻撃を繰り出した。

 

「木の葉旋風」

 

「ぐふ」

 

 霧隠れの忍びが攻撃を食らい、宙を舞う。

 

 それを気にも留めず木ノ葉隠れの忍びはそのままぶつぶつと独り言を語り続ける。

 

「兄さん、姉さんが俺のせいで笑われている状態がいやで必死になって唯一使える体術を鍛えまくったっけ。何回死にかけたことか。でも修行の苦しさよりも兄さん、姉さんが俺のせいで馬鹿にされているところを見る方がずっと苦しかったんだよな。不幸中の幸いというべきか八門遁甲の才能だけはあったんだよな。アニメのナルトに出てくるガイやロック・リーをまねて修行したっけ。やっと体術だけで他の忍びを倒せるようになってこれで誰も俺の兄さんと姉さんを馬鹿にすることはできないぜと思っていたら第二次忍界大戦が突発ときたもんだ。さすがの俺も神様を思わず恨んだぜ。まあ、神様なんているかわかんないけどな。この大戦で兄さんも姉さんも仲間もみんな死んでしまったし、今更生き続ける意味が見いだせないよ。この状態じゃ、生きて木の葉に戻るなんて絶対不可能だし、ここは八門遁甲の真の力を見せつけて華々しく散るか」

 

 木ノ葉隠れの忍びは独り言をやめると、最後の門を外した。

 

「第八 死門 開」

 

そういうと木ノ葉隠れの忍びの体から紅い血の蒸気が出た。まるで秋の枯れゆく紅葉のようでもある。

 

「霧隠れの忍びどもよ。俺の生き様みせてやる。最後の死のダンスに付き合ってもらうぜ」

 

木ノ葉隠れの忍びはそういうといきなり大技を繰り出した。

 

「夕象」

 

象の足型の空気弾が霧隠れの忍び達を襲う。

 

「ぐはーーー」

「ぎょえーー」

「うわーー」

「ぐほっ」

「みぎゃーー」

「ぶっふーー」

 

霧隠れの忍び達にとってはたまったもんじゃないだろう。しかもさらに最悪なことに一発で終わりではないのだ。一発撃つごとに威力は加速していき、五発も撃ち放たれた。

 

どこどこずっかーーーん

 

原理は拳で空気の壁を叩くことで、強烈な空気弾を発射しているだけのただの体術である。だが、人外レベルの体術は霧隠れの忍び達にとっては悪夢のような光景であっただろう。いや、何をされたかわからずに死んでいったものも多かったに違いない。

 

 しかし、木ノ葉隠れの忍びは止まらない。命を削り続けながらさらに大技を繰り出す。

 

「夜ガイ」

 

龍の姿をしたチャクラが、霧隠れの忍び達に襲い掛かる。全身のチャクラを死門に一点集中させた後、すべてのチャクラを全開にして全身の力を活性化し、全力の跳び蹴りを放っただけである。だが、その破壊力のなんてすさまじいことか。

これはこの木ノ葉隠れの忍びが前世のナルトのアニメで見たマイト・ガイの体術を模倣したもののうちの一つだが、その中でも最大最強の体術奥義である。その速度とパワーは空間をゆがめるほどであり、破壊力の代償というべきか彼自身の脚の骨さえ砕けてしまっていた。

 

 この技を放ったのを最後に彼は少しも動けなくなった。だが、あたり一帯動くもの一人もなし。彼は命を張って巻物を守り抜いたのだ。かすかに残っている意識の中で彼はわずかに口を動かしてかすれる声でこう言った。

 

「我が人生に一片の悔いもなし、といいたいところだが、そうはいえないなあ。それどころか俺の場合我が人生に悔いばかりというべきだろう。もし今度生まれ変われたら今度こそは大切な家族や仲間を守り通したいものだ」

 

 彼の懺悔とも聞こえる後悔のセリフを聞けた者は彼自身以外誰もいなかったはずである。 

だが、どういうわけか彼はこの後、記憶を維持したままワンピースの世界に転生する。もしかしたら彼の末期の言葉を神様が聞いて、彼にチャンスを与えてくれたのかもしれない。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。