俺は何だ?
此処は何処だ…………………
うぅ体が熱い…
〈お前が今生の宿主か…〉
誰だ…お前は………
視界がぼやけて目の前の存在をはっきり認識できない。
ただわかるのは巨大な存在だという事と日常の世界には決してありえない生き物であるという事だけ…
俺が宿主???
どういうことだ?
「お前は誰だ?いや、それ以前にお前は一体何者なんだ?」
〈まだはっきりと俺を認識できておらんようだな…〉
「宿主とか認識とか自分だけ納得してねえで俺にも解るように説明しやがれ!!」
〈ははは、その状態でも威勢を保つとは中々見どころのある宿主だな。
まあいい、いずれお前は俺の存在を嫌でも認識することになる。〉
「な、待て!!」
〈いずれまたこの空間で会えるさ、それまでに己に宿るものが如何なるものか自分から認識できるようにはなっていてくれよ?相棒…〉
この日を境に俺は度々自らの内に宿る存在との対話をするのが日課となった。
当時まだ10歳だった俺には訳のわからないことだったが、惨劇は何の前触れもなく俺に降りかかった。
燃え盛る街、目の前に広がるのは赤、朱、紅
「とうさーん!かあさーん!どこにいるのぉ!?」
ゴシャアァァァン!
目の前に突然焼けた柱が倒れてきた。
「危ない!!」
俺は全身黒で統一されたような人物?に助けられた…
「危なかったな坊主!ここはもうだめだ早く逃げろ!」
その人?は俺に逃げるように言うが、両親の安否もわからない状態では一人で逃げることなどできなかった。
「父さんと母さんが…!」
「何?取り残されてるのか!?」
「早く助けないと…」
「オジさん誰?」
「俺はアザゼルってんだこの街に俺の友人が住んでいてそいつらに会いに来たんだが…街に着いてみればこのありさまあいつ等だけでも助けてやりたいんだが……」
「お前名は?」
「俺…帝、龍乃帝って言います。」
「龍乃だと!それじゃあお前があいつ等の息子か!?」
「知ってるんですか!?」
「俺が来たのはお前の両親に会う為だ!ちょうどいい手分けしてお前の両親を探すぞ!」
「はいっ」
1時間後…
「帝!」
「アザゼルさん!」
「見つけたぞ!!」
「父さん!母さん!」
「うぅ…み、帝?」
「そうだよ俺だよ父さん!」
「帝よく聞いて…私たちはもう助からないわ…」
「え?…」
俺は一瞬母の言ってることが理解できなかった…
「俺たちを狙って誰かがこの町ごと攻撃したんだ…まさか街ごとの攻撃なんて予想してなかった…」
「アザゼルお前ならもう状況がわかるだろう?」
「………………ああっ」
「友として俺の最後の願いを聞いてもらえないか?」
「わかった。言ってみろ」
「帝を頼む!!」
「あぁっ」
「帝…これをお前に授ける…」
「父さん??」
父の腕が緋色の閃光を放ち始めその光が俺の中に入る…
光が俺に入った瞬間に俺は気を失った。
「これは…神器〈セイクリッド・ギア〉?」
「あぁ、偶然ある場所で見つけたは良いんだが、俺では扱えなくてな…帝ならきっと扱えると信じている。」
「だが確かこの子にはすでに神器があったはずだよな?」
「特殊術式を組んで帝に移植したから問題ないはずだ…く、どうやらこれまでのようだ…
アザゼル!息子を帝を頼む!!」
「任せとけ!必ずいい男に育ててやるさ!」
「さらばだ友よ!」
こうして俺、龍乃帝は10歳にして両親を喪った…
プロローグ投下!
初めましてランクルマニアと申します。
以前書いた天龍を越えし者がアイディア不足の為打ち切りにしてしまいました。
なのでこれから頑張っていきたいと思っています。
駄文ですが、お付き合いどうぞよろしくお願いします。