イケメンエルフが冒険するのは間違っているのだろうか 作:くるぅ
後、この時の彼らは小学生と思っといてください!
数日後
あの事件からかなりは立ち直った俺は
遠い親戚のところへ行くことになった。
何でもその親戚は元冒険者でそこそこの有名人らしい。
魔法や冒険のことでも教えてもらおうかな、とか考えながら
それまでは仲が良かったおばさんのところに
面倒をみてもらっていた。
今日は今まで休んでた学校に行く。
実質、今日が最後だ。
明後日にはこの町を出なければならないので
明日は準備など色々やることがある。
「じゃあおばさん行ってきまーす」
「いってらっしゃいショーン君」
おばさんは優しい声で僕を送りだした。
とてもいい人だ。
俺は学校に行くため
町から出ての野山を歩いていた。
「(もうこの道を通って学校に行くのも最後か~)」
なんて考えていた。
学校に着いた俺は今日教室に入り
俺は自分の席に座って一息ついた。
色々と最後づくしでなんだか変な気分な俺は
机に頬杖をついてぼーっとしていた。
すると後ろから
「おはようショーン なにぼーっとしてんの」
と声をかけられた。
振り向くとそこにはリヴがいた。
「なんでもないよ おはようリヴ」
俺は返した。
「うん」
と少し微笑みながら彼女は言い
彼女は自分の席に座った。
前を向きなおしまた頬杖をつきながら
考えるてると俺は思った。
そう
彼女とも会えなくなるということを。
彼女はいつもすぐ近くにいて
俺を支えてくれ励ましてくれた。
そうあの時も…
すると
先生がやって来た。
朝礼がはじまり
いつもと変わらない授業がはじまり
あっというまに学校が終わった。
帰りはいつもリヴと帰っていた。
近くに家があるという理由からだが
俺たちはとても仲がよかった。
周りから見れば
俗にいう友達以上恋人未満ていうところかな。
その時は特に何も考えていなかったけれど。
帰りし俺は彼女この町を出るということを
言おうと思って待っていた。
すると彼女がやってきた。
「おまたせー 帰ろっか」
「おうっ」
それから帰りし俺たちはたわいもない話をした。
いつも通りの日常
今の俺にはとても楽しく同時にせつなく感じた。
話すことが尽きようとしていた時
俺は切り出した。
「あのさ」
「どうかした?」
その時俺は思った。
もしこれを言えばどうなるんだろうか。
いつもと変わらない日常。
当分変わらないと思っていた生活。
あの事件のせいで変わってしまう様々なこと。
何より俺は彼女の悲しむ顔が見たくなかった。
そして、見せたくなかった。
あの時、絶望の淵にいた俺を支えてくれた。
彼女もあの事件からつらい思いをしていたんだと思う。
そう考えた俺は本当のことが言えず
「また…遊ぼうな」
と俺は悲しい気持ちを抑えてそう言った。
彼女は
「? うん、いいよ」
当然不思議そうに言った。
それを聞いて俺は笑みがこぼれた。
彼女は俺を不思議そうに見ていた。
そして俺たちは別れ際
「バイバイ ショーン」
彼女は手を振ってそういった。
「おう じゃあなー」
といつも通りの簡単な挨拶をして別れた。
これでよかったんだ。
と自分に言いながら。
翌日、俺は学校を休んで準備をし
懐かしい場所を見て回っていた。
するとある野原に着いた。
ここはいつも彼女と遊んでいた所だ。
俺は呆然とそこを見ていた。
悲しい気持ちが胸にあふれてきた。
(まだここにいたい…)
俺はそんな自分を抑えこみ
一度深い息をつきその場を去った。
翌朝、俺は荷物をもっておばさんちを出た。
「おばさん お世話になりました」
と一礼をしていった。
「気を付けて行ってくるんだよショーン君」
「はい」
「行ってらっしゃい」
と優しく俺を送り出してくれた。
その時俺はおばさんが一瞬母さんの姿と重なって見えた。
「いってきます」
「母さん…」
と後の言葉は聞こえないように言って家を出た。
馬車に乗りに行くのに隣町まで行かないといけないので
町の入口まで来た俺は町を見ていた。
あの事件のせいで昔と何もかも変わっていたが
町民の暖かさなどたくさんの思い出を
頭に浮かべながら。
俺は再び歩こうとしたとき
何やら走って近づいてくる
足音が聞こえたので振り向くと
そこには必死に走ってくる
彼女が見えた。
彼女は俺の前まで来ると
何も言わず少し下をむいていた。
泣き出しそうな顔をしていた。
どうしてばれたのかなど考えたが
「ごめん…」
と俺はなぜか言った。
「どうして…」
「急にいなくなろうとするの…」
と言われて俺はちゃんと本当のことを言った。
「悲しませたくなかった…からかな」
「何も言わずに出ていく方が悲しいにきまってる…」
すると彼女の頬を一筋の光が伝った
彼女は静かに泣いていた。
いつもと変わらない生活が続くと思ってた…
本当はまだここに居たい…
でもこういった変化をのりこえて前に進むんだと思った。
「また……会えるよね?」
彼女は声を振り絞って涙で潤っている翡翠色の目を
俺に向けていった。
俺はあの時を思い出した。
あの事件の起きた時
彼女が俺を温かく包みこんでくれたことを。
俺は彼女の頭に手を伸ばし頭を撫でながら言った。
「あぁ 絶対会える!」
俺はそう信じて言った。
「わかった…じゃあまたね」
彼女は泣き止んで
涙を目に溜めながら屈託のない笑顔で言った。
「またな」
そうして二人は別れた。
また会えることを信じて…
10年後_________________________________
「じゃあな おっちゃん 行ってくるよ」
「おう 行ってこい」
ここから始まる、とあるエルフの青年の物語。
書いてて思った。
うん。
こいつら大人すぎやろぉぉ!!
小中学生のくせに……
ま、まぁエ、エルフだからししし仕方ないよね。