さて、これで4話目かな?今回は、凪がいよいよ花巻の家に行くシーンとなっております!
「ただいまー」
「おじゃましまーす」
私たちは二人で貴大の家に入った。誰もいないのだから、もちろん電気はついていない。
玄関に入って、右側には靴などを入れる棚、そしてその上には鍵を入れる小物入れと
花瓶が置いてあって、左には大きな鏡が置いてある。
その鏡の隣に、スイッチがあった。貴大がそこを押す。
すると当然だが、玄関の電気がついた。
貴大の家の壁は真っ白で、外見は洋風で大きく、中も外もおしゃれだ。
玄関から正面に廊下が続いていて、その奥に一つのクローゼットがあり、
左にドアがあってリビングに入れるようになっている。
私の家はすぐ近くなので、幼いころ何度か来たことがあるが、そのころから変わらず、
廊下も壁もキレイだ。貴大のお母さんはきれい好きだし、貴大も結構几帳面だから
な、などと考えながら家に上がらせてもらう。
「キレイだねー、前と変わらない」
「そう?皆きれい好きだからね、無意識にきれいになるっていうか・・・
って、もう七時か、案外時間たつの早いな」
「私ご飯作るよ!シュークリームはデザートだね」
そんなやり取りをしながら、私はソファにリュックとバッグを置いた。
「うぉ、ありがと!材料はたぶん何かしらあると思うから、全部自由に使って」
貴大が、キッチンを指さしながら言う。
「うん!」
「おれ、ちょっと着替えてくる。着替え終わったら料理手伝う・・・って、
凪も着替えるか?制服のままってのも・・・でも服あるか?」
「えっとね・・・今日部活で来たから、下のジャージはあるけど、上がない」
「俺の、上着るか?俺の小さ目のやつなら、凪でもいけるかも」
!これはいわゆる彼シャツというやつ??・・・なんてそんな事はどうでもいっか。
「あ、ありがと!」
そう言うと、貴大が着替えてくるから待ってて、帰りに上の服持ってくる、と
告げて二階の自室へ行った。
その間、私はバッグから下のジャージを取り出す。
これは学校指定のものではなく、部活用に自分で買ったものだ。
紺色で赤と灰色の縦ラインが入っていて、シンプルなデザインだがお気に入りなんだ。
そして畳んでリュックの隣に置くと、キッチンへ足を向けて冷蔵庫を開けた。
「とりあえず卵はあるしー・・・野菜も大体そろってるから、どうにでもなるな」
メニューを考えながら、私は分量を考えていた。
私はいつも家で私の分と母の分を作るから二人分だ。
今回も私と貴大で二人分だけど、量食べるだろうからなー、貴大は。
いつもより多めに作ろう、よしそうしよう!確か貴大、野菜炒め好きだったよね、
お肉も入れて作ろうかなー、なんて考えていたら、自然と笑みがこぼれてきた。
貴大の家で、貴大のこと考えれるって幸せ。私って幸せ者だなー、って思って。
「やっぱり私・・・こんな事思うくらいだし、本当に恋しちゃってるんだな、
貴大に」
「凪ー、これどう?ぶかぶかだと思うけど、マシじゃないかなー」
「ふぇえええっ!?!?」
小声でつぶやいた瞬間、ドアが開いて、貴大が入ってきた。
き、きかれた!?びっくりしたああああ!
「ん、ん!?凪、どうしたの!?」
どうやら聞かれてはいないようだった。はぁー・・・良かった。
「ん、ん、何でもない!」
私はそう言って、貴大に駆け寄った。
どうでしたでしょうか?次回もそう遠くないうちに投稿できればと思います!