教室へと担任に連れられて入るとすぐに3人の女子生徒が目に入った。
1人目は、気弱そうなアイドル好きの女の子、小泉花陽。
2人目は、元気いっぱいで運動が大好きな子、星空凛。
3人目は、つまらなさそうに窓の外を眺めるμ’sの作曲担当、西木野真姫。
全員μ’sの1年生メンバーだ。
クラスの女の子たちから視線が集まる中、担任から自己紹介をするよう促された。
俺はチョークを持つと黒板に名前を書いた。
「俺は大穂翔です。これからいろいろあると思いますがよろしく。」
自己紹介をするとクラスがざわつき始めた。
担任が、
「みんな、静かにして。じゃあ翔君には西木野さんの隣が空いてるからそこにいってもらえるかしら。」
担任にそう言われ、移動した。
μ’sのメンバーと交流を深めるべく、話しかけた。
「西木野さん。さっきも自己紹介したけど大穂翔です。よろしく。」
それに対し、真姫は、
「興味ないわ。用がないなら話しかけないで。」
「僕はこれからμ’sのマネージャーになるからよろしく。”真姫”」
「ヴぇえ。本当かしら。それなら後で部室でね。あといきなり名前で呼ばないでくれるかしら。”翔”」
こんな感じで1日は過ぎ、昼休みになった。
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昼飯だし、どこで食べようかな?」
俺がいい場所を探していると、いくつもの話し声が聞こえてきた。
翔君に話しかけてみない?とかがいくつも聞こえてくる中聞き覚えのある声がひときわ俺の耳に届いた。
「かーよちん。翔君に話しかけてみない?男子生徒がなんで音ノ木坂に来たか気になるでしょ?」
「それは気になるけど、、、でも私には無理だよぉ。凛ちゃん。」
「そんなこと言ってたら他のひとにとられちゃうよ。凛に任せて。」
「そんな~。ダ、ダレカタスケテー。」
そして凛が俺に話しかけてきた。
「翔君。ちょっと話いいかにゃー?」
「別にいいけど・・・」
そう答えると凛は俺と花陽を連れて屋上へと向かった。
もちろん昼ご飯を買うために購買に向かった後でだが。
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「凛とかよちんが翔君に聞きたいのはなんでこの女子高の音ノ木坂にきたのかなんだけど。」
俺はいろいろとオブラートに包みつつ説明をした。
「俺がこの音ノ木坂にきたのは南理事長から招待がかかったからなんだ。ついでにμ’sのマネージャーにもなることにもなってるからこれからよろしく。」
凛は元気いっぱいに、花陽ははずかしそうに答えた。
「一緒に頑張るにゃーーー。」
「これからよろしくお願いします。」
3人で仲良く昼食をとって、午後の授業を迎え、放課後になった。
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緊張しながらも部室へと向かっていると後ろから声が聞こえた。
振り向くと、誰もいなかった。
「誰もいない。空耳か。」
そう呟くと、
「こ・こ・に・いるわよ。みんなのアイドル、矢澤にこがね。」
それを聞いて視線を少し下へ向けると、そこにはほんとうに3年生の矢澤にこが立っていた。
俺の身長は170ほどあるので身長が150㎝弱しかない矢澤にこが見えなかったのだ。
「なんであんたがここにいるのよ。この道はμ’sの部室がある廊下よ。」
俺は恭しく礼をして、にこへと挨拶をした。
「これはこれは部長。失礼しました。これからアイドル研究部に入部してマネージャーを務めさせてもらう大穂翔といいます。これからよろしくお願いします。」
「そういうとはにこに言うのも大事だけど部室でみんなに言ってちょうだい。」
そんな話をしているとすぐに部室へとたどり着いた。
にこと共に部室に入ると中には9人いた。
ん?なぜにこがここにいるのに中に9人も?
そんな疑問はすぐに解決した。
そこには朝、理事長室で見かけた男がいた。
中にはμ’sのメンバーが揃っていた。
絵里が手を2回たたくと静かになった。
「じゃあ、みんな揃ったことだし自己紹介してもらおうかしらね。」
すると、その男がすぐに自己紹介を始めた。
「さっきもここにいたメンバーには言ったがもう1度いうよ。俺の名前は原田蓮太朗。1年も3年も関係なく気軽に”蓮太朗”と呼んでくれ。」
俺はその男を見た瞬間驚愕した。
なんせめちゃくちゃイケメンだったのだ。
爽やか系とでもいうのだろうか。
俺もそれなりにはモテていたがこんな人とはまるでレベルが違う。
俺が唖然していると、絵里から自己紹介をと言われ、我に返った。
「俺の名前は大穂翔です。これからマネージャーとしてよろしくお願いします。俺も気軽に”翔”と呼んでください。」
「じゃあ、私も自己紹介するね。μ’sのリーダーの高坂穂乃果です。この部活では先輩禁止だから翔も私たちのことは名前呼びで先輩はつけなくていいからね。これからよろしくね。」
穂乃果をはじめに全員が自己紹介をした。
μ’sの歌詞担当でまとめ役の園田海未。
服飾担当で脳トロボイスの南ことり。
振付け担当で音ノ木坂の生徒会長、綾瀬絵里。
スピリチュアルパワーで絵里を支える副会長の東條希。
そしてアイドル研究部の部長の矢澤にこ。
全員が自己紹介を終えるとついに練習が始まった。
次のライブに向け俺と蓮太朗の打ち合わせもすることとなった。