第11話「猛攻とぷらいどとあとがき」
「「デュエル!」」
【先行】工藤 愛子
LP/ 8000
【後行】遊佐 弘人
LP/ 750
遊佐 弘人
LP/ 750 手札:0枚
場:ジャンク・デストロイヤー ATK:2600
ジャンク・ブレーダー ATK:1800
ドッペル・トークン DEF:400
ドッペル・トークン DEF:400
「魔法・罠」:伏せ1枚
工藤 愛子
LP/ 8000 手札:5枚
場:なし
「魔法・罠」:伏せ4枚
フィールド:魔導書院ラメイソン
「ボクのターン、ドロー………君には悪いけど、後も控えてるからね一気に行かせてもらうよ!」
「そう簡単にはいかないよ」
「行くんだよね~これが、ボクは永続魔法『ゼンマイマニュファクチャ』を発動♪」
『ゼンマイマニュファクチャ』
永続魔法
「ゼンマイ」と名のついたモンスターの効果が発動した場合、
自分のデッキからレベル4以下の
「ゼンマイ」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
「ドンドン行かせてもらうよ、『ゼンマイマジシャン』を召喚」
『ゼンマイマジシャン』
効果モンスター
星4/炎属性/魔法使い族/攻 600/守1800
「ゼンマイマジシャン」以外の「ゼンマイ」と名のついたモンスターの
効果が発動した場合、自分のデッキから「ゼンマイ」と名のついた
レベル4以下のモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する事ができる。
この効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り1度しか使用できない。
「ゼンマイが召喚されたからこの子を特殊召喚するね、いでよ『ゼンマイシャーク』」
『ゼンマイシャーク』
効果モンスター
星4/水属性/魚族/攻1500/守1300
自分フィールド上に「ゼンマイ」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚された時、
このカードを手札から特殊召喚できる。
また、1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカードのレベルをエンドフェイズ時まで1つ上げる。
●このカードのレベルをエンドフェイズ時まで1つ下げる。
「この特殊召喚もゼンマイの効果だから、マニュファクチャの効果でデッキから
2体目のゼンマイシャークを手札に加えて、ゼンマイマジシャンの効果で
デッキから守備表示でゼンマイモンスターを特殊召喚する『ゼンマイサモン』
ゼンマイネズミを守備表示で特殊召喚、この時に今加えたゼンマイシャークを特殊召喚するね」
「すごい……わずか3枚のカードでもう4体ものモンスターが現れるなんて」
「驚いているみたいだけど、まだ続くんだよねぇ。ボクはゼンマイシャークとマジシャンで
オーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築、エクシーズ召喚
羽ばたけ、『フォトン・バタフライ・アサシン』」
『フォトン・バタフライ・アサシン』
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2100/守1800
レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
フィールド上に守備表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側攻撃表示にし、その攻撃力を600ポイントダウンする。
「フォトンモンスター!? ゼンマイじゃないの」
「チッ、チッ、チッ 君ねぇ確かにボクのデッキは『ゼンマイ』だけどゼンマイしかいない
なんてことないんだよ。そして早速アサシンの効果発動『エキサイト・スケールス』」
あの効果は確か、ORUを1つ使って守備モンスターの攻撃表示に変え、さらに攻撃力を
下げる効果だったはず、狙いはドッペル・トークンか!
「ORUを1つ使って、モンスターの表示形式を変更する、対象は……ゼンマイネズミ!」
使用したORU:ゼンマイマジシャン
ゼンマイネズミ DEF:600 → ATK:600 → 0
自分のモンスターにだって!?
「そ、だってそうしないとこの子の効果が使えないからね、ゼンマイネズミの効果
『ゼンマイハンティング』」
『ゼンマイネズミ』
効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻 600/守 600
自分のメインフェイズ時に発動できる。
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードを表側守備表示に変更し、
自分の墓地の「ゼンマイ」と名のついたモンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚する。
この効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り1度しか使用できない。
「この子を守備表示にすることで、墓地のゼンマイを守備表示で特殊召喚する。
ボクが選ぶのは、ゼンマイマジシャン」
「またそのモンスターなの」
「ここで、ゼンマイシャークの効果、自身のレベルを1つ上げるか下げることができる
ゼンマイシャークのレベルを5に」
ゼンマイシャーク Lv:4 → 5
「この瞬間、ゼンマイマジシャンの『ゼンマイサモン』が再び発動、デッキから
3枚目のゼンマイシャークを特殊召喚、この子も自身の効果でレベルを5に変える」
気がつくとフィールドには5体のモンスターがいる、でもこれだけ展開して
手札は、最初に使った3枚だけって!?
「長いこと待たせてゴメンネ、これが最後だからレベル5になったゼンマイシャーク2体で
オーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築、
闇を纏いて、終焉をもたらす守護者をここに降臨、エクシーズ召喚!
現れよ『終焉の守護者アドレウス』!」
『終焉の守護者アドレウス』
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/悪魔族/攻2600/守1700
レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。
「さぁて、待たせた分ここからは一気に行くよ、アドレウスの効果、
ORUを使ってジャンク・デストロイヤーを破壊する『終焉の魔眼・ダークアイ』」
「ジャンク・デストロイヤー!?」
まさかこんなにあっさりと倒されるなんて
「アサシンで、ドッペルトークンを攻撃『バタフライ・デス・ダンス』、アドレウスで
ジャンク・ブレーダーを攻撃『終焉の焔』」
遊佐 弘人 LP:750 → 0
工藤 愛子 WIN!
NEXT PLAYER 土屋 こう………ムッツリーニ
※
「はぁ、予想はしてたけど本当に1ターンで終わるなんて」
「まぁ1人倒しただけでも、成果としては十分なんだ。後は俺たちに任せな」
「うん、ムッツリーニ君頑張って」
「………行ってくる」
「「デュエル!」」
【先行】ムッツリーニ
LP/ 8000
【後行】工藤 愛子
LP/ 8000
おまけ「ぷらいどのほうこう」
さて、皆様お忘れの方が殆どとは思いますが、前々回で逃げ出したドゥローレンと
そのパートナーであるツユリ、この2人があの後どうなったのか、気になる方は
少なからずいらっしゃるでしょう。
――これは、作者の気まぐれより生まれた ……小さな、小さな物語である――
それは、ドゥローレンが逃げ出した約30分後……ちょうど本戦が始まる少し前の
学園の体育館裏での出来事
「はぁ、ハァ、フフフフフ、とうとう追い詰めたよぉ、ドロロォ~」
『ぐっ! まさか俺が追い詰められるなんて……ていうかツユリもしつけぇんだよ!!』
それはなんとも奇妙な光景だろうか……追いかけていたその少女は、身長は高校生としては
平均よりも低く、活発な性格ではあるが決して運動神経、体力的に秀でているわけでもない
ごくごく普通のどこにでもいる少女である。
片や追いかけられているその獣(?)は大きさこそ、一般的な犬よりは大きいが、
彼には、重厚なる鎧、肩にはツララのような突起物、そして鋭い爪と牙がある。
彼が本気でこようものなら、彼女に勝ち目はないだろう……では何故彼は
少女に追い詰められているのだろうか? その答えは3つある。
「さぁドロロ! 私のパンツを見たことを謝って!」
『ばっ! バカヤロウ!! 俺がんなくだらねぇ事で謝れるか!!』
1つは、彼は少女に危害を加えるつもりは全くない事、2つは、口では強気でいるが
彼も自分がした事について、『少~しだけ悪い事したかな』と思っていること。
今回の件は、彼が素直に謝ればそれで済む話なのだが、どうにも彼の中にあるプライドが
それを良しとはしてくれない。
ついで事細かく正確に言えば、少女の気迫に彼がビビっているというのは、
彼のその小さなプライドの為に、これ以上の追求はしないでおこう
そして……3つ目は
「ふっふっふ、君はそういう態度を取るんだ、これだけは使いたくなかったんだけど、
しょううがないよねぇ~」
ドゥローレンに反省の色がない事がツユリに懐から《ある物》を取り出させた、
それは彼……ドゥローレンの絵柄が書かれているカードである
「お、おいツユリ! 俺の体(カード)をどうするつもりだ!?
そ、それに何だその手つきは! 妙にイヤらしくないか!? 何するつもりだ!」
「そ・れ・は、もうすぐその体が知ることになるんだよぉ」
「や、やめろぉ……やめろぉぉぉぉ!!」
こーちょこちょこちょこちょー♪ こちょこちょこちょー♪
『gyはhahaはっははぁ! やめ、そ、そこわぁ! らっ、らめぇ~~!!』
そう、精霊はカードとリンクしており、普段カードを扱う程度なら問題はない、
しかし今回のように扱われると、カードを通し精霊本体にも感覚が通じてしまうのだ
「おっドロロ~、ここが敏感なんだ、憂いやつよ、憂いやつよ」
『くぁwせdrftgyふじこtyaんlp;@! ざxscdvfbgんhmj、k。l!』
「ほらほら~♪ 一言素直に謝ってくれれば許してあげるから」
『………だ、誰が謝るかよ! 俺はあっち(精霊界)じゃあ『氷結の虎』と恐れられていたんだ、
んな簡単に頭を下げるほど、安いプライドは持っちゃいねぇんだ! ……あんっ、やめてぇ~!
カドは敏感なの~』
しかし、彼はなかなか首を縦に振らない。そんな彼の根気に、彼女はとうとう根負けし
「もう~強情なんだから……もういいよ、私もいい加減大人気ないし、許してあげるよ」
『ほ、本当か!?』
主のお許しが出たことで、先程まで情けない声を出していた本人とは思えないほどに
元気になったドゥローレン
「うん、それにさっきヒメちゃんからメールで『アキくん達が予選を勝ち抜いた』ってあったし
そろそろ本戦が始まるみたいだから、応援に行かないと」
『そうか(……そういえば)』
ツユリと共に本線会場に向かおうとしたドゥローレンだが、ここで《とある事》を思い出した
※忘れた人は第7話を読んでね
『(この大会が終われば、確かプリンを買ってくれる約束だったよな、ツユリの事だ
忘れるとは思えねぇがここは1つ念を押しておくか)』
『お、おい、ツユリ、これが終わったら約束のプリン買うんだよな、
出来れば俺は駅前に売っている、人気のプリンがいいんだが』
「え?」
『……え?』
「『…………………』」
念の為に聞いてみたが、まさかの疑問で返されるとは思わなかったドゥローレン、
彼女は自分と約束したことで、嘘をついたことは1度もない。さっきのは自分の聞き間違いだと
願い、もう一度聞いてみることにした
『あ、あの~ツユリ……さん』
「ん、なぁに?」
『あの……約束のプリンは―――』
「え?」
『いや、だからプリ―――』
「え?」
ここまで聞いても恍ける彼女に疑問を抱き、ドゥローレンはある可能性を思いついた
『あの……ツユリ?』
「なぁに? ド・ロ・ロ?」
『ま、まさか、まだ怒ってたり……してますか?』
「もぅ、ドロロは疑り深いんだから、言ったでしょ、怒ってないよって」
そう、笑顔で言い返す彼女……だが
『そ、そうか(……目が、全然笑ってねぇぇぇ!!)』
「『……………………………………』」
彼はこの時、自分の中である天秤が揺れ動いているのを感じた
その皿の上には、『自分のプライド』か『約束のプリン』どっちを取るかで
悩んでいた、だがその沈黙も長くは続かず、彼は約1秒にも満たない間にある決断を下した!
『……ご』
「ご?」
『ぐぉめんなさぁ~い、ツユリ様!! 僕が悪かったです! お願いします!
プリンは……プリンだけわぁ!!』
彼は、獣の四肢で器用に手と、足と、額を地につけた所謂『土下座』を行ったのである
そう、この時彼は自分の中にある、大切な何かを捨てたのかもしれない
「も、もうドロロったら顔を上げてよ、今までのは冗談だからさ」
『ほ、本当か! 今度こそ本当だよな!?』
「うん、約束通り駅前のプリン、買ってあげるよ」
『いやっほぉおおおい!!』
彼は大切な何かを捨てた代償に、それ以上の何かを手に入れたのかもしれない。
……しかし彼女は知らない、自分の知らないところで、自分の大切なものが失われている事を
「ねぇ、見てよ雨宮さん、学園中を走り回っていたと思ったら、こんな所で何か独り言を言っているよ」
「そういえば彼女、ついこの間まで引きこもってたって話だよ。……きっとその影響ね、
可哀想に」
――これは明久達が知らないところで行われた……小さな、小さな物語である――
おわり
ツ「ツユリと!」
ド「俺の!」
ツ・ド「「あとがきコ~ナ~!!」」
ドンドン、パフパフ!!
ツ「さて、今回よりスタートしました『あとがきコーナー』司会を務めますのは
私、雨宮 露理と」
ド「ツユリの相棒こと精霊のドゥローレンで送りするぜ」
ツ「でもどうしたんだろうね、急にあとがきなんか始めちゃって?」
ド「ああ、どうも作者の野郎が「いつもデュエルするだけの本編だけじゃ寂しくない?」、
と思って急遽作ったらしいぜ」
ツ「………何という唐突な、でもいいのかな? 一応主人公であるアキ君を差し置いて
私達が司会しても?」
ド「いいんじゃねぇか? 作者の野郎も「司会を務めれるのは君達をおいて他にいない!」
って、太鼓判押してたじゃねぇか」
ツ「そっか……そうだよね! やっぱ私達って色々と頼りにされてるんだね!」
ド「ふっ、やはり『真の主役』ってぇ奴はわかる奴には、わかっちまうもんだなぁ」
ツ・ド「「アッハッハッハッハハハ!!」」
?「本当の理由はこの2人の方が、1番扱いやすいから書きやすいからなんだよね」
ツ「ドロロ、今何か言った?」
ド「いや? 俺は何も言ってねぇが」
ツ「? まぁ、いっかそれじゃあ始めよっか」
ド「っても、ただ本編で活躍したカードを紹介するだけなんだけどな、
『本日の最強カード』みたいなやつだな」
ツ「ドロロ、余計なことは言わないの。ただでさえ作者さんの思考回路は、ひんそ……ううん、
単純なんだから難しいことは出来ないのよ」
ド「おいツユリ、それは『言わねぇお約束』じゃねぇのか?」
ツ「はい! それじゃあ『本日の最強カード』はこれ!」
ド「スルーかよ!」
『ゼンマイマジシャン』
効果モンスター
星4/炎属性/魔法使い族/攻 600/守1800
「ゼンマイマジシャン」以外の「ゼンマイ」と名のついたモンスターの
効果が発動した場合、自分のデッキから「ゼンマイ」と名のついた
レベル4以下のモンスター1体を表側守備表示で特殊召喚する事ができる。
この効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り1度しか使用できない。
ツ「3月より新制限に入ったカードだね」
ド「ああ、だが効果は見ての通り制限に入るのも納得の強力な効果を持っている」
ツ「効果が使えるのは場にいる限り1回だけだけど、今回のデュエルのように墓地から
復活した場合はもう1度効果が使えるんだよね」
ド「この紹介も本当なら『発条空母ゼンマイティ』の予定ではあったが、3月1日までに
仕上げることが出来ず、急遽こっちになったってわけさ」
ツ「しかも作者さん、ゼンマイデッキは持っているけど回し方を熟知してないから
『これでいいのかな?』って不安だそうよ」
ド「なんだよ、作者のやつもそんくらい把握しろよな」
ツ「え~と、紹介はこんな感じでいいのかな」
ド「いいんじゃねぇか? 特に紹介することもなさそうだし」
ツ「そうだね、それじゃあ」
ド「読者のみんな」
ツ・ド「「次回もお楽しみに!」」