side:明久
拝啓、皆さん昼休みをどう過ごしていますか?
友達との談笑や次の授業に向けての復習、はたまた時間いっぱいまで
お昼寝など、昼休みのすごし方は人それぞれです。かくいう僕は今――
「諸君。ここはどこだ?」
「「「最後の審判を下す法廷だ!」」」
「異端者には?」
「「「死の鉄槌を!」」」
「男とは?」
「「「愛を捨て、哀に生きるもの!」」」
「宜しい。これより――オシリスレッド異端審問会を開催する!」
サバトの真っ最中だった
第20話「サバトと握手とお面のヒーロー」
「え? あれ? どいうこと?」
暗幕が引かれていてよく見えないけど、畳の感触から
ここがいつもの教室だというのはわかるけど、状況が呑み込めない
「ほほう、この状況でまだ惚けるか。よかろうお前が
シラをきるというのなら俺達がお前の罪を数えてやろう!」
教壇のあたりで覆面姿で騒いでいるのは須川君(声でわかった)
覆面姿のクラスメイトを一人呼び込んだ、その手には何かを書いた紙が
握られていた
「はっ、被告、吉井明久は、如月優希との間にただならぬ関係である疑いが見られ。
我々は吉井を異端者の疑いで逮捕、今後2人の関係を綿密にしらべ――」
「もっと簡潔に言いたまえ」
「美少女とイチャついて羨ましいでありますっ!!」
「うむ。実にわかりやすい報告だ。聞いたか異端者、吉井明久。
汝は自らの罪を悔い改め、裁きを受け入れるか?」
「あのさ裁きって、何をするの?」
「そうだな……。多くを説明すると吉井に余計な不安を与えかねないから、
ヒントしか言えないが――」
「須川隊長! 火あぶりの用意が完了しました!」
「――ちょっとした、キャンプファイヤーだ」
人はそれを死刑と呼ぶ
「ヒントも何も、まる聞こえだよ! まさか本気じゃあないよ――」
「ヒ、ヒヒヒ、燃やすぜ! ボー! ボー! ボーボーボー!!」
「殺っちゃってもいいよね? 答えは聞くつもりはないけどな!!」
「ボソグ・ジャデデジャス・ジャデデジャス・ジャデデジャス!!」
「落ち着け、ここではリントの言葉で話せ」
この連中は本気でやばい、逃げようにも今の僕は手足が縛られていて
逃げれない!
「「「俺たちFFF団が、悪しき異端者に天罰を下す!」」」
「うああああ!! 待った、待った!」
「全く、あなた達は何をやっているのよ」
「むっ、怪しい奴めどこにいる!」
声のするほうに顔を向けると、そこには
「覆面をかぶっているあなた達には言われたくないけど、大丈夫だったあーちゃん?」
暗幕を振り払ってゆうくんが現れた……窓から
「ゆうくん!? どうしてそんなところから出てくるのさ!?」
「教室に入ろうとしたのだけれど鍵がかかっていたから、隣の空き教室から
窓を伝って来たわ」
何てことないように言っているけど、なんて早い決断と行動力なんだろう
「で、これはいったいどういう状況なのかしら」
「これは学園の風紀を護る為の聖戦です! 吉井は不純異性交遊の現行犯なんです!」
「不純異性交遊ねぇ。そういえば、さっき男女が人目のつかないところで
何かを話していたのを見かけたわね。あれもそうなのかしら?」
「「「「「なっ、なんだとぉぉ!!」」」」」
「あの雰囲気だときっと告白するんだと思うのだけれど、これは黙っていたほうが
いいわね……おっと失言」
「如月さん、その異端者は今どこにいますか?」
「そうねぇ、教えてあげてもいいけどその前にあーちゃんを解放しなさい」
「会長!」
「(吉井は同じクラスなんだチャンスはいくらでもある……ここは)わかった」
須川君が部下に目配りすると、その部下は僕を縛っていた縄をほどいていく
「交渉成立ね、屋上よ今から向かえば間に合うんじゃないかな」
「須川会長! こちらは準備は整いましたいつでも行けます!」
「うむ、異端者を逃すなぁ! 者共、いざ出陣!」
「「「「「エイエイオー!!」」」」」
須川君、以下数名は土煙を上げる勢いで屋上へと消えていった
「大丈夫だった、あーちゃん?」
「助かったよゆうくん」
「この目で見るまで信じていなかったけど、あなたのクラスっていつもあんな
感じなのね」
「そうなんだよね。あっ、僕ちょっと用が出来たから行ってくるね」
僕は手ごろな武器をこしらえて、ゆうくんにコンビニでも行くかのように
軽く伝える
「どこ行くのよ」
「どこって……異端者を捕まえにだよ!」
「あーちゃん!? さっきの話、嘘だからね! というか、さっきまであたし達がいたでしょ」
なに!? 嘘なの!?
「それに今行ったら昼休みが終わっちゃうわよ。西村先生に指導されるわよ」
――――――◇――――――◇――――――◇――――――◇――――――◇――――――
今は放課後、僕はゆうくんを紹介している途中だ、ちなみに須川君から聞いた話では
あの後屋上に向うと、そこには本当に異端者がいたらしい。まさか嘘から出た実になるなんて
自己紹介も終え、今日はこれで解散かと思っていたのだが
「ゆうくん?」
「…………」
「…………」
ビシ! ←握手する音
バシ! ←組みなおす音
グッ!グッ! ←互いの拳を数回打ち合わせる音
ゆうくんと美波の視線が合ったかと思ったら、まるで示し合わせたかのように
握手をしだした。なんで?
「ふ、2人は知り合いだったの」
「いいえ、初対面よ」
「ええ、ウチも不思議な感じだけど初めて会ったって感じがしないの」
「例えるなら……えっと」
「同じ悩みをもつ同志、かな?」
「そうそう、それそれ!」
2人が言っている意味がよくわからなかったが、
なんとなく視線を下げてみると思わず納得する。
ああなるほど、む――
「ねが極みアームズロックゥウウウウ!!」
「何か言ったかな? アキ」
美波が間髪いれずに僕の右腕にアームズロックを極めてくる
このままじゃ関節が粉砕・デストロイされるぅ!
「何しているの島田さん、よしなさい!」
「ゆ、ゆうくん! なんとかして!」
ゆうくんが美波を止めると思ったが、彼女はなぜか僕の反対の腕に手を伸ばし
「その極め方じゃ、あまいわ。あたしが手本を見せるから真似してみて
こう脇を締めて、ここでもっと手前に引いて」
「こ、こう」
「そうよ! そこで一気に!」
「違う! そういうことじゃなくテ~~クニィィイックッ!」
僕の関節にダメージを上げる的確なアドバイスであった
「ううっ、腕が痛い」
「それはアキが失礼なこと考えているのがいけないのよ。それに――」
「そうよ、あーちゃん女の子にその話はデリケートなの、そもそも――」
「「よく見なさい、ウチ(あたし)のほうが絶対に大きいわ!! ……ん?」」
「ハハハハッ島田さん、いまのはとても面白い冗談だったわよ」
「そっちこそね、如月さん」
「「…………」」
あ、あれ、おかしいな? 急に寒気が
「「あーちゃん(アキ)!!」」
「は、はひいっ!」
「「どっちの胸がおおきいと思う!!」」
2人は僕に究極の二者択一を迫ってきた! しかもこれ、どっちを選んでも
僕に降りかかる光景が容易に想像できるのが
「「…………」」
勇気をだすんだ僕! たとえこの後に関節技の餌食になろうとも言うんだ!
「……五十歩百歩かな」
僕じゃこれが精一杯だった
「「あーちゃん(アキ)、どっちが五十歩なの!」」
「気にするところそこ!?」
「いいアキ、ウチでもそのことわざの意味はわかるっているわ。でも」
「でも?」
「例えば上半身脱いでいる人を五十としたら、百の人は全裸なのよ!
ほんのわずかの違いだとしても、これは大問題だと思わない?」
「ん? でも美波、五十が下を脱いだらどっちもアウトじゃないのかな?」
「…………あっ! つっ、つまり! ウチらにとってこれは、シロクロネクロ
はっきりさせたいことなのよ!」
この場から逃れるための方法を考えてみよう
その為にはなんとか時間を稼がないと……そうだ
「……デュエルで勝ったほう、かな」
我ながらなんでこんなこと言ってしまったのだろうか
いくらなんでもこんな方法で納得するわけが――
「デュエルね、わかったわそれで決めましょう!」
「望むところよ!」
納得しちゃうんだ!?
「あーちゃん止めても無駄よ」
「そうよアキ、こればかりは譲れない」
「「意地があるのよ、女の子には!!」」
「「デュエル!!」」
【先行】如月 優希
LP/ 8000
【後行】島田 美波
LP/ 8000
「妙なことになったな明久、で、このデュエルお前はどっちに分があると思う」
「雄二、他人事だと思って……うーん、今のゆうくんがどんなデッキを使っているかは
僕も知らないんだよね」
「そうなのか? 昔よく使っていたデッキとかはなかったのか」
「昔のことは断片的にしか思い出せないんだよ、……ただボロボロに負けたことだけは
なぜかさっき思い出したんだよ」
「お主も苦労していたんじのう、明久」
「ううぅ、ありがとう秀吉。あっ、でも昼に1戦した時は『おジャマ』だったよ」
「『おジャマ』か、なんか意外だな」
「あれはサブデッキよ、今回使うのはあたしの本気のデッキ! その力見せてあげるわ
先行はあたし、ドローまずは『D-HERO ダイヤモンド・ガイ』召喚」
『D-HERO ダイヤモンド・ガイ』
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1400/守1600
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する時、
自分のデッキの一番上のカードを確認する事ができる。
それが通常魔法カードだった場合そのカードを墓地へ送り、
次の自分のターンのメインフェイズ時に
その通常魔法カードの効果を発動する事ができる。
通常魔法カード以外の場合にはデッキの一番下に戻す。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
「ダイヤモンド・ガイはデッキの上をめくってそれが通常魔法なら、次のターンで
発動することが出来るわ。『ハードネス・アイ』!」
めくったカード
『終わりの始まり』通常魔法
「無難なところね、カードを2枚伏せてターンエンドよ」
「『HERO』か、そういえば明久のデッキにもHEROがいたなイービルの方だが」
「あれは最後に別れるときにゆうくんがくれたんだ、友情の証にって」
「明久君が前に話してくれた、小さい頃の友達って如月さんのことだったんですね。
……あれ? 如月さんは女の子ですよね」
「そっ、それは。と、とにかくデュエルを見ようよ!」
「?」
「誤魔化したな」
「………誤魔化した」
「ウチのターン、まずは『夜薔薇の騎士』を召喚」
『夜薔薇の騎士』
チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/戦士族/攻1000/守1000
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は植物族モンスターを攻撃対象に選択する事はできない。
このカードが召喚に成功した時、
手札からレベル4以下の植物族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。
「このカードの効果でウチはレベル3のダンディライオンを特殊召喚!」
ダンディライオン DEF:300
「レベル3のダンディライオンに、レベル3の夜薔薇の騎士をチューニング!」
☆3 + ☆3 = ☆6
「シンクロ召喚! 咲き誇れ『ヘル・ブランブル』」
『ヘル・ブランブル』
シンクロ・効果モンスター
星6/光属性/植物族/攻2200/守1800
チューナー+チューナー以外の植物族モンスター1体以上
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いに手札から植物族以外のモンスターを召喚・特殊召喚するためには、
1体につき1000ライフポイントを払わなければならない。
「この時シンクロ召喚の素材になったダンディライオンの効果で、
ウチのフィールドに綿毛トークン2体を特殊召喚」
綿毛トークン DEF:0
綿毛トークン DEF:0
「そのシンクロモンスターはっ!」
「知っているようね、このカードがいる限りお互いに手札から植物族以外のモンスターを
召喚するためには1体につき1000ポイントのライフを払わないといけない」
「いやなモンスターを呼んでくれるわね、これじゃあ迂闊にモンスターを展開できない」
「これだけじゃないわ、トークンをリリースして『超栄養太陽』を発動するわ」
『超栄養太陽』
永続魔法
自分フィールド上のレベル2以下の植物族モンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターのレベル+3以下のレベルを持つ植物族モンスター1体を、
手札・デッキから特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上から離れた時、このカードを破壊する。
「リリースしたトークンのレベルは1、よってウチはレベル4以下のモンスター
『ローンファイア・ブロッサム』を特殊召喚!」
『ローンファイア・ブロッサム』
効果モンスター(準制限カード)
星3/炎属性/植物族/攻 500/守1400
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する
植物族モンスター1体をリリースして発動できる。
デッキから植物族モンスター1体を特殊召喚する。
ローンファイア・ブロッサム DEF:1400
「出たわね、植物デッキのエンジンといえるモンスター!」
「さっそく効果を使うわ、自身をリリースしてデッキから
『椿姫 ティタニアル』を特殊召喚!」
『椿姫 ティタニアル』
効果モンスター
星8/風属性/植物族/攻2800/守2600
自分フィールド上に表側表示で存在する植物族モンスター1体を
リリースして発動できる。
フィールド上のカードを対象にする魔法・罠・効果モンスターの効果の発動を
無効にし破壊する。
「さらに魔法カード『フレグランス・ストーム』発動」
『フレグランス・ストーム』
通常魔法
フィールド上に表側表示で存在する植物族モンスター1体を破壊し、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
さらに、この効果でドローしたカードが植物族モンスターだった場合、
そのカードをお互いに確認し自分はカードをもう1枚ドローする事ができる。
「綿毛トークンを破壊して、1枚ドロー。ドローしたカードは植物族の
『フェニキシアン・クラスター・アマリリス』よってもう1枚ドロー
今加えたこのカードを捨てて『トレード・イン』を発動、さらに2枚ドローよ」
『トレード・イン』
通常魔法
手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。
「バトルフェイズ、ウチはティタニアルでダイヤモンド・ガイに攻撃!
ティタニアルは植物族モンスターをリリースすることで対象をとる効果を
無効にして破壊できる。トラップなんて怖くないわ!」
「厄介な効果ね、ならこれならどうかしら? その攻撃にミラーフォースを発動!
このカードは対象をとる効果ではない、ティタニアルでは止めることはできないわ!」
「させない! ウチは『薔薇の聖弓手(ローズ・アーチャー)』を墓地に送って
ミラーフォースの効果を無効にして破壊する」
『薔薇の聖弓手(ローズ・アーチャー)』
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1000/守 100
自分フィールド上に植物族モンスターが存在し、
相手が罠カードを発動した時、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「っ!? これは予想外ね、なら少しでもダメージを減らしておくわ
チェーンして、ダメージ・ダイエット! あたしが受けるダメージを半分に」
「攻撃は続行、いって! ティタニアル!」
如月 優希 LP:8000 → 7300
「ヘル・ブランブルでダイレクトアタック」
「くううっ!」
如月 優希 LP:7300 → 6200
「メインフェイズ、ウチはカードを2枚セットしてエンドフェイズ、この時に
墓地に送った『フェニキシアン・クラスター・アマリリス』の効果発動」
『フェニキシアン・クラスター・アマリリス』
効果モンスター
星8/炎属性/植物族/攻2200/守 0
このカードは「フェニキシアン・シード」またはこのカードの効果でしか
特殊召喚できない。
このカードは攻撃した場合、そのダメージ計算後に破壊される。
自分フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
相手ライフに800ポイントダメージを与える。
また、自分のエンドフェイズ時、
このカード以外の自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外する事で、
このカードを墓地から表側守備表示で特殊召喚する。
「墓地のダンディライオンを除外、自身を特殊召喚してターンエンド」
如月 優希
LP/ 6200 手札:3枚
場:なし
「魔法・罠」:伏せ無し
島田 美波
LP/ 8000 手札:1枚
場:ヘル・ブランブル ATK:2200
椿姫 ティタニアル ATK:2800
フェニキシアン・クラスター・アマリリス DEF:0
「魔法・罠」:伏せ2枚
「ドロー、前のターンにダイヤモンド・ガイで墓地に送った『終わりの始まり』の効果を
発動させてもらうわ」
『終わりの始まり』
通常魔法
自分の墓地に闇属性モンスターが7体以上存在する場合に発動する事ができる。
自分の墓地に存在する闇属性モンスター5体をゲームから除外する事で、
自分のデッキからカードを3枚ドローする。
「本来なら発動条件が厳しいカードだけれども、ダイヤモンド・ガイで墓地に送った場合は
発動条件とコストは無視できる、よってあたしはデッキから3枚ドロー」
これで手札は7枚になった。ゆうくんは一気に攻める気だ!
「サイクロン! あなたから見て左側のカードを破壊してもらいましょうか」
「ウチは対象になった『アイヴィ・シャックル』を発動、すぐに破壊されるけど
効果によって1枚ドローするわ」
『アイヴィ・シャックル』
永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、
相手フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターは
自分のターンのみ植物族となる。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードが
相手の効果によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
「藪蛇だったかな、ならあたしはライフを1000払うことで『E・HERO ブレイズマン』召喚」
如月 優希 LP:6200 → 5200
「デッキから融合を手札に加えて、発動! 手札の『E・HERO スパークマン』
『E・HERO クレイマン』『D-HERO ドグマ・ガイ』を融合!」
「3体も使っての融合召喚!?」
「3つ英雄の心1つになりて、新たな戦士ここに生み出さん
融合召喚! 『V・HERO トリニティー』」
『V・HERO トリニティー』
融合・効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター×3
このカードが融合召喚に成功したターン、
このカードの攻撃力は元々の攻撃力を倍にした数値になる。
融合召喚に成功したこのカードは、
1度のバトルフェイズ中に3回攻撃する事ができる。
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事はできない。
V・HERO トリニティー ATK:2500 → 5000
「まだいくわよ。魔法カード『ダーク・コーリング』発動」
『ダーク・コーリング』
通常魔法
自分の手札・墓地から、融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターをゲームから除外し、
「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる
その融合モンスター1体を「ダーク・フュージョン」による融合召喚扱いとして
エクストラデッキから特殊召喚する。
「あたしは墓地のスパークマンとクレイマンを除外、
光の戦士よ、土塊の戦士よ。闇の呼び声に応じ悪魔の力その身に宿せ!
融合召喚! 『E‐HERO ライトニング・ゴーレム』」
『E‐HERO ライトニング・ゴーレム』
融合・効果モンスター
星6/光属性/悪魔族/攻2400/守1500
「E・HERO スパークマン」+「E・HERO クレイマン」
このカードは「ダーク・フュージョン」の効果でのみ特殊召喚できる。
1ターンに1度、フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。
「イービルヒーローですって!?」
「驚いたようね、あたしのデッキはHERO混合デッキ、もちろんデッキに眠るヒーローは
これだけじゃないわよ」
「………」
「驚いているところ悪いけど、バトルに行かせてもらうわ
トリニティーでまずはティタニアルに攻撃『「トリニティー・クラッシュ』!」
島田 美波 LP:8000 → 5800
「まだ攻撃は終わってないわ、トリニティーはダイレクトアタックできない代わりに
あと2回の攻撃が可能よ。次の相手はヘル・ブランブルとフェニキシアン・クラスター・
アマリリスよ」
島田 美波 LP:5800 → 3000
「でも、アマリリスは破壊されたらあなたに800ポイントのダメージを与えるわ」
如月 優希 LP:5200 → 4400
「やるわね。でも次はどうかしら? いきなさい、ライトニング・ゴーレム!
『ヘル・ライトニング』! これでなにもないようなら、
残ったブレイズマンの攻撃でフィナーレよ」
「これで終わりなわけないでしょ! トラップカード『強化蘇生』」
『強化蘇生』
永続罠
自分の墓地からレベル4以下のモンスター1体を選択して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターのレベルは1つ上がり、
攻撃力・守備力は100ポイントアップする。
そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。
「墓地からローンファイア・ブロッサムを守備表示で特殊召喚
さらにレベルを1つ上げて、攻撃と守備力を100ポイントアップさせる」
ローンファイア・ブロッサム DEF:1400 → 1500
Lv3 → 4
「なら、あたしは攻撃対象をブロッサムに変更。決めなさい、『ヘル・ライトニング』!」
「これでウチのライフはまだ残るわ!」
「そうこないと! ブレイズマンで今度こそダイレクトアタック!
『ブレイズ・ナックル』!」
島田 美波 LP:3000 → 1800
「カードを1枚伏せ、ターンエンドよ」
「ウチのターン、デッキトップのカードを墓地に送って
魔法カード『アームズ・ホール』を発動」
『アームズ・ホール』
通常魔法
このカードを発動するターン、自分は通常召喚できない。
(1):デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
自分のデッキ・墓地から装備魔法カード1枚を選んで手札に加える。
墓地に送ったカード
『死者蘇生』
「ウチが手札に加えるのは『薔薇の刻印』、このカードは墓地の植物族を除外して発動させる」
『薔薇の刻印』
装備魔法
自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外して発動できる。
このカードを装備した相手モンスター1体のコントロールを得る。
自分のエンドフェイズ時、装備モンスターのコントロールを相手に移す。
自分のスタンバイフェイズ時、装備モンスターのコントロールを得る。
除外したカード
『ヘル・ブランブル』
「このカードをトリニティーに装備、そして対象モンスターのコントロールを得るわ」
「トリニティー! よくもあたしのヒーローを!」
「さっきのお返しよ! バトルフェイズ、トリニティーでブレイズマンに攻撃!」
「トラップ発動、『攻撃の無敵化』」
『攻撃の無敵化』
通常罠
バトルフェイズ時にのみ、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターはこのバトルフェイズ中、
戦闘及びカードの効果では破壊されない。
●このバトルフェイズ中、自分への戦闘ダメージは0になる。
「あたしはブレイズマンを選択、このターン対象したモンスターは戦闘と効果では
破壊されない」
そのカードがあるならどうして破壊効果を持っている
ライトニング・ゴーレムを守らないんだ?
「でもダメージは受けてもらうわよ!」
如月 優希 LP:4400 → 3100
「残りの攻撃もブレイズマンに攻撃!」
如月 優希 LP:3100 → 1800 → 500
「ウチのエンドフェイズにトリニティーがあなたの場に戻ってしまうわね。
ならこうさせてもらうわ『アドバンスドロー』」
『アドバンスドロー』
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する
レベル8以上のモンスター1体をリリースして発動できる。
デッキからカードを2枚ドローする。
「レベル8のトリニティーをリリースして、2枚ドロー。カードを2枚伏せて、
エンドフェイズ。墓地の植物族を除外して、フェニキシアン・クラスター・
アマリリスを特殊召喚してターンエンドよ」
除外したモンスター
『椿姫 ティタニアル』
如月 優希
LP/ 500 手札:0枚
場:E・HERO ブレイズマン ATK:1200
E-HERO ライトニング・ゴーレム ATK:2400
「魔法・罠」:伏せ無し
島田 美波
LP/ 1800 手札:1枚
場:フェニキシアン・クラスター・アマリリス DEF:0
「魔法・罠」:伏せ2枚
今の攻撃でゆうくんのライフは500、アマリリスのバーンダメージの圏内に
入った。アマリリスを何とかしないとゆうくんは美波のライフを削ることはできない
「あたしのターン、ブレイズマンを守ったのはこのためよ
ブレイズマンのもう1つの効果、デッキからE・HEROを墓地に送り
このターンの間、ブレイズマンを墓地に送ったモンスターと同じ属性と
攻撃力と守備力にする。あたしが選ぶのは『E・HERO シャドー・ミスト』
E・HERO ブレイズマン ATK:1200 → 1000
DEF:1800 → 1500
属性:炎 → 闇
「この効果を使うと融合召喚以外の特殊召喚が出来なくけど、
墓地に送られたシャドー・ミストの効果でデッキからHEROを手札に加える。
あたしはが選ぶカードは『E-HERO マリシャス・エッジ』」
『E・HERO シャドー・ミスト』
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1000/守1500
「E・HERO シャドー・ミスト」の(1)(2)の効果は
1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「チェンジ」速攻魔法カード1枚を手札に加える。
(2):このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。
デッキから「E・HERO シャドー・ミスト」以外の
「HERO」モンスター1体を手札に加える。
「あたしはブレイズマンをリリースして、レベル7の
『E-HERO マリシャス・エッジ』をアドバンス召還」
E-HERO マリシャス・エッジ ATK:2600
「本来ならレベル7のモンスターに必要なリリース数は2つだけど
このカードは相手の場にモンスターがいるとき、1体のリリースで召還が
可能なのよ。そしてマリシャス・エッジは貫通能力の持っている」
貫通効果か! これなら
「つまり、さきにあなたのライフを0にすればアマリリスのバーン効果も怖くはないわ
バトル! マリシャス・エッジで、フェニキシアン・クラスター・アマリリスに攻撃!」
「その攻撃にウチはトラップ発動! 『ピンポイント・ガード』」
『ピンポイント・ガード』
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時、
自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはそのターン、
戦闘及びカードの効果では破壊されない。
「墓地からローンファイア・ブロッサムを特殊召喚! そしてこのターンは
戦闘と効果では破壊できない」
「それでもこの攻撃が通れば意味はないわ、行け、マリシャス・エッジ
『ニードル・バースト』!」
「させない! ウチはトラップカード『幻蝶の護り』を発動
『幻蝶の護り』
通常罠
フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示にする。
このカードを発動したターン、自分が受ける全てのダメージは半分になる。
「ライトニング・ゴーレムを守備表示に変えて、ウチが受けるダメージを半分にする」
E-HERO ライトニング・ゴーレム ATK:2400 → DEF:1500
島田 美波 LP:1800 → 500
「ウチのライフは残った! これでアマリリスの効果であなたライフは0
ウチの勝ちよ!」
「勝ち誇るのはまだ早いわ! あたしは墓地からダメージ・ダイエットを除外して発動。
あたしが受ける効果ダメージは半分になる」
如月 優希 LP:500 → 100
「もう少しだったのに!」
「あたしはカードを1枚セット、変更してターンエンド」
「ウチのターン、ドロー。ローンファイア・ブロッサムをリリースして
デッキから『スポーア』を特殊召喚」
「(あとはこのドローしだい)2枚目のフレグランス・ストームを発動
スポーアを破壊して、1枚ドロー」
「……」
「……ドローしたカードは植物族じゃないわ、でもモンスターは召喚できる。
ボタニティ・ガール」
ボタニティ・ガール ATK:1300
「ここでウチは墓地のスポーアの効果発動」
『スポーア』
チューナー(効果モンスター)
星1/風属性/植物族/攻 400/守 800
このカードが墓地に存在する場合、
このカード以外の自分の墓地の植物族モンスター1体を
ゲームから除外して発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚し、
この効果を発動するために除外したモンスターのレベル分だけ
このカードのレベルを上げる。
「スポーア」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。
「スポーアはデュエル中に1度、墓地の植物族を除外して特殊召喚ができる
ローンファイア・ブロッサムを除外して特殊召喚!」
スポーア DEF:800
Lv:1 → 4
「さらに除外したモンスターのレベルだけスポーアのレベルがアップする
除外したのはレベル3だからレベルは4に」
「ウチはレベル3のボタニティ・ガールに、レベル4になったスポーアをチューニング!」
☆3 + ☆4 = ☆7
「真紅に彩る大輪の花よ、自然の恵みを受けその命を開花せよ!
シンクロ召喚! 現れよ『ブラック・ローズ・ドラゴン』!」
『ブラック・ローズ・ドラゴン』
シンクロ・効果モンスター
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、フィールド上のカードを全て破壊できる。
また、1ターンに1度、自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外して発動できる。
相手フィールド上に守備表示で存在するモンスター1体を選択して表側攻撃表示にし、
エンドフェイズ時までその攻撃力を0にする。
「ブラック・ローズ・ドラゴンは墓地の植物族を除外して守備モンスターを攻撃表示に変えて
攻撃力を0にする。対象はライトニング・ゴーレムよ『ローズ・リストリクション』」
除外したカード
『スポーア』
E-HERO ライトニング・ゴーレム DEF:1500 → ATK:2400 → 0
「表示形式を変えたのは追撃を防ぐためだけでなく、この効果を狙っていたのね」
「これで終わりよ! ブラック・ローズ・ドラゴンでライトニング・ゴーレムに攻撃
『ブラック・ローズ・フレア』」
「こんな久しぶりに楽しいデュエル、終わらせてたまるもんですか!
速攻魔法『瞬間融合』!」
『瞬間融合』
速攻魔法
(1):自分フィールドから
融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、
その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
この効果で融合召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。
「フィールドのライトニング・ゴーレムとマリシャス・エッジで融合
悪魔の力やどりし雷の巨兵よ、邪悪なる刃と1つになり、幻影の戦士ここに降臨!
融合召喚 『V・HERO アドレイション』」
V・HERO アドレイション ATK:2800
「まさかウチのターンで融合をするなんて、バトルは終了。
このままエンドフェイズ、墓地の植物族を除外して、
フェニキシアン・クラスター・アマリリスを特殊召喚」
「そして瞬間融合で融合したアドレイションはエンドフェイズに破壊されるわ」
除外したカード
『ボタニティ・ガール』
如月 優希
LP/ 100 手札:0枚
場:なし
「魔法・罠」:伏せ無し
島田 美波
LP/ 500 手札:1枚
場:ブラック・ローズ・ドラゴン ATK:2400
フェニキシアン・クラスター・アマリリス DEF:0
「魔法・罠」:伏せ無し
「ふふっ」
「?」
ゆうくん、笑っている?
「ごめんなさい、可笑しくて笑ってたわけじゃないの。ただ、ワクワクいていたら、ついね」
「ワクワク? この状況でも」
「ええ、あたしのフィールドはまさに崖っぷちに追い込まれた状態だけど
でももし、このドローが逆転に繋がるののかと思ったらワクワクしてこない?」
「……そうね、そこまで言うならウチに見せてよ。あなたの言う逆転劇を!」
「ええ! あたしのターン! あたしがドローしたのは『E・HERO バブルマン』!
手札がこのカードだけならバブルマンは特殊召喚できる」
『E・HERO バブルマン』
効果モンスター(準制限カード)
星4/水属性/戦士族/攻 800/守1200
(1):手札がこのカード1枚のみの場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
この効果は自分の手札・フィールドに他のカードが無い場合に発動と処理ができる。
「このカードは召喚時にあたしの手札とフィールドがこのカードのみの場合
デッキから2枚ドロー! ……まだあたしの運は尽きてないみたいね
魔法カード、貪欲な壺! 墓地のモンスターをデッキに戻す」
デッキに戻すカード
『V・HERO トリニティー』
『V・HERO アドレイション』
『E-HERO ライトニング・ゴーレム』
『D-HERO ダイヤモンド・ガイ』
『D-HERO ドグマ・ガイ』
「さらに2枚ドロー。D-HERO ドゥームガイ召喚! これであたしの場には
レベル4のモンスターがそろった」
「ま、まさか、エクシーズ召喚!?」
「あたしは、レベル4のバブルマンとドゥームガイでオーバーレイ!
2体の戦士族で、オーバーレイ・ネットワークを構築。エクシーズ召喚!」
「幻想に語り継がれし英国の王よ、その姿ここに現せ!
エクシーズ召喚! 『CH キング・アーサー』!」
『CH(コミック・ヒーロー) キング・アーサー』
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/地属性/戦士族/攻2400/守1200
戦士族レベル4モンスター×2
このカードが戦闘によって破壊される場合、
代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。
この効果でエクシーズ素材が取り除かれた時、
このカードの攻撃力は500ポイントアップし、
相手ライフに500ポイントダメージを与える。
CH キング・アーサー ATK:2400
「エクシーズモンスター!? って、あなたのデッキはHEROじゃなかったの?」
「そうよ、このカードも立派なあたしのデッキのヒーローよ。そしてこの子は
ヒーローの名も今から受け継ぐわ、魔法カード『ヒーロー・マスク』」
『ヒーロー・マスク』
通常魔法
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
デッキから「E・HERO」モンスター1体を墓地へ送り、
対象の自分の表側表示モンスターはエンドフェイズまで、
この効果で墓地へ送ったモンスターと同名カードとして扱う。
「デッキから『E・HERO ネオス』を墓地に送って、キング・アーサーの名前を
ネオスにする」
ギュイィィイィィィィィィィィィイイン!
「!?」
「なんだ、あれは?」
ファスナーが開くような音に驚いて、音のする方に視線を向けるとおもわず絶句する。
なぜならそこにあったのは、光の国からやってきた巨人によく似た大きな顔のお面が
ゆうくんのモンスターの頭上にあったからだ
そのお面はしばらく宙に留まっていると、ゆっくりと降下し、ポスッと軽い音を立てて
モンスターの頭にすっぽりとはまっていった
CH キング・アーサー → E・HERO ネオス
「……えっと、そのデカいマスクは何?」
「ソリッド・ヴィジョンの演出よ。最近のソリッド・ヴィジョンは時々
変に凝っているから」
「でも名前だけ変えてどうするのよ、まさか これの演出を
見せたかっただけってわけじゃないでしょう?」
「…………」
「図星なのね、でも折角のエクシーズモンスターも攻撃力は、
ウチのモンスターと同じそれじゃあ相打ちが精一杯よ」
「相打ちで十分よ、キング・アーサーはORUを使うことで戦闘での破壊を無効にして
攻撃力の上昇と、相手に500ポイントのダメージを与えるの。
そう、ちょうど今のあなたと同じダメージをね!」
「し、しまった!」
「このバトルで終わらせる。キング・アーサーでブラック・ローズ・ドラゴンを攻撃!
『レディアント・ソード』!」
大剣を振りかぶり美波のドラゴンに迫るゆうくんのモンスター
この攻撃が通れば勝ちなんだけど……お面のせいでシュールな光景になっているよなぁ
「ウチは手札の『ジェントル―パー』の効果発動」
『ジェントル―パー』
効果モンスター
星4/光属性/爬虫類族/攻1200/守1000
相手モンスターの攻撃宣言時、このカードを手札から特殊召喚できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は他のモンスターを攻撃できない。
「ジェントル―パーを守備表示で特殊召喚して、このカードがいる限り
ウチの他のモンスターを攻撃できない。これでブラック・ローズ・ドラゴンと
バトルは出来ないわ!」
ゆうくんのモンスターの攻撃は、美波がだした紳士服を着たウーパールーパーが
攻撃を受け、ドラゴンには届かなかった
「あら、あなたこそ植物軸のデッキだと思っていたけど、
そんなモンスターも入っていたのね」
「ウチのデッキは最上級モンスターを多く入れているから。
どうしても手札事故が起こることがあるから、こうして手札でも
発動できるカードを少し取り入れているの」
「参ったわね、決まったと思っていたのに」
「紙一重のさね、これで――」
「ええ、これであたしの勝ちよ!」
「っ!」
「ヒーロー・マスクを使った本当の理由はこれよ!
速攻魔法『マスク・チェンジ』!」
『マスク・チェンジ』
速攻魔法
(1):自分フィールドの「HERO」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを墓地へ送り、
そのモンスターと同じ属性の「M・HERO」モンスター1体を
エクストラデッキから特殊召喚する。
ロックオンッ! ~~~~♪
「今度は何!?」
ゆうくんが魔法カードをデュエルディスクに入れた瞬間、どこからか鍵が開く音と一緒に
ホラ貝の笛音が響く
「このカードであたしはキング・アーサーを新たなHEROに変身させるわ
みなさい、これがあたしの……変身!」
ソイヤッ! ネオスアームズ 過労死・オン・ステージ!
謎の音声とともにお面が割れたかと思うと、それが鎧のようにモンスターを覆った瞬間、
今度はモンスターが光り輝きだした
「幻想の英雄よ、仮面を纏い新たなヒーローの名を受け継げ!
変身召喚、『M・HERO ダイアン』!」
『M・HERO ダイアン』
融合・効果モンスター
星8/地属性/戦士族/攻2800/守3000
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
デッキからレベル4以下の「HERO」と名のついたモンスター1体を
特殊召喚できる。
光が収まるとそこには、白銀の仮面と青いマントを揺らしレイピアを持った
モンスターの姿があった
「えっ、今の音声なに? 過労死? オンステージって」
「ソリッド・ヴィジョンの演出よ、音声は気にしないで、そしてこれで攻撃が届く!
ダイアンでブラック・ローズ・ドラゴンに攻撃! 『ディスバーション』!」
島田 美波 LP:500 → 100
「で、でもまだウチのライフは残っているわ。まだ負けていないわ」
「ダイアンは戦闘で相手モンスターを破壊したとき、デッキからレベル4以下の
HEROを呼ぶことができる。あたしはレベル4の『E・HERO レディ・オブ・ファイア』を
特殊召喚」
『E・HERO レディ・オブ・ファイア』
効果モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1300/守1000
自分のターンのエンドフェイズ時、自分フィールド上に
表側表示で存在する「E・HERO」と名のついた
モンスターの数×200ポイントダメージを相手ライフに与える。
「レディ・オブ・ファイアはあたしのターンの終わりに、E・HERO1体につき
200ポイントのダメージを与える。これで本当のフィナーレよ『ファイヤー・ボール』」
「そ、そんなぁ」
島田 美波 LP:100 → 0
如月 優希:WIN!
「負けた……けど不思議ね、負けて悔しいはずなのに、どこかすがすがしい気持ちに
なるなんて」
「それはお互いに全力で挑んだからだと思うわよ」
ゆうくんはそっと右手を美波の前にさしだす
「?」
「久しぶりに楽しいデュエルだったわ。ありがとう島田さん」
「こっちこそ、争ってた理由を忘れてしまうほどに熱いデュエルだったわ」
美波はゆうくんの手をとり固い握手をした
「次は負けないんだから」
「あたしだって勝ちは譲らないんだから……ところであたし達なんで言い争っていたんだっけ?」
「なんでだったかな? 忘れてしまったわね」
「うむ、手に汗握るいいデュエルじゃったぞ、のぉ明久」
「うん、僕も見てて胸が熱くなったよ! ……あっ」
「胸が……」
「熱く……そうよ! それだったわ! つまりあたしの方が大きいってことが証明されたわね」
「ちょ、ちょっと待ちなさい! よくよく考えたら、デュエルで決める必要はないじゃない!」
「「………あーちゃん(アキ)!!」」
「さらばだ!」
その後も、僕と美波とゆうくんの追いかけっこは鉄人に見つかるまで続いたのであった
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