バカと精霊とデュエルモンスターズ   作:鯖Enter

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第3話「最後のメンバーは引きこもり? VSムッツリーニ」(Bパー ト)

【先行】雨宮露理

LP/ 8000

 

【後行】ムッリーニ

LP/ 8000

 

 

「行くよ!。私のターン、ドロー!私はモンスターを伏せ、カードを一枚伏せてターンエンドだよ」

 

「………ドロー、『D・ラジカッセン』を召喚」

 

 

『D・ラジカッセン』

星4/地属性/機械族/攻1200/守 400

このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。

●攻撃表示:このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。

●守備表示:自分フィールド上に表側表示で存在する

「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターが攻撃対象に選択された時、

その戦闘を無効にする事ができる。

この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

「………ラジカッセンの攻撃表示の効果、このモンスターは2回の攻撃が出来る、

………さらに、装備魔法『ブレイク・ドロー』を発動」

 

 

『ブレイク・ドロー』

装備魔法

機械族モンスターにのみ装備可能。

装備モンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、

自分のデッキからカードを1枚ドローする。

このカードは発動後3回目の自分のエンドフェイズ時に破壊される。

 

 

「………バトル、ラジカッセンで守備表示モンスターを攻撃」

 

「守備モンスターは『氷結界の番人ブリズド』、守備力は500だから破壊されるね」

 

 

『氷結界の番人ブリズド』

効果モンスター

星1/水属性/水族/攻 300/守 500

このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、

自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 

 

「そして、ブリズドが破壊されたから、私はカードを1枚ドロー」

 

「………こっちもブレイク・ドローの効果でドロー、そして2回目の攻撃、ダイレクトアタック」

 

「(ここで伏せカードを使っても相手が有利になるだけ。…だから)私は何も発動しないよ」

 

 

雨宮露理 LP:8000 → 6800

 

 

「………フィールド魔法『D・フィールド』を発動、カードを1枚伏せ、ターンエンド」

 

 

『D・フィールド』

フィールド魔法

モンスターの表示形式が変更される度に、

このカードにディフォーマーカウンターを1つ置く。

フィールド上に表側表示で存在する

「D(ディフォーマー)」と名のついた

モンスターの攻撃力は、このカードに乗っている

ディフォーマーカウンターの数×300ポイントアップする。

フィールド上に存在するこのカードが破壊され墓地へ送られた時、

自分の墓地に存在する「D(ディフォーマー)」

と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。

 

 

雨宮露理 LP/ 6800  手札:5枚

 

場:なし

 

「魔法・罠」:伏せ1枚

 

ムッリーニ LP/ 8000  手札:3枚

場:D・ラジカッセン ATK:1200

 

「魔法・罠」:ブレイク・ドロー(対象:ラジカッセン、1ターン目)

       伏せ1枚

 

フィールド:D・フィールド(カウンター:0)

 

 

「私のターン、ドロー。私は永続魔法『ウォーターハザード』を発動」

 

 

『ウォーターハザード』

永続魔法

自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、

手札からレベル4以下の水属性モンスター1体を特殊召喚する事ができる。

この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

「このカードは、私の場にモンスターいないとき、手札からレベル4以下の水属性モンスターを特殊召喚できるよ。私は『氷結界の修験者』を攻撃表示で、特殊召喚!

そして、通常召喚で『グリズリーマザー』を召喚するね」

 

 

『氷結界の修験者』

効果モンスター

星4/水属性/戦士族/攻1500/守1000

このカードは攻撃力1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない。

 

 

『グリズリーマザー』

効果モンスター

星4/水属性/獣戦士族/攻1400/守1000

このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、

自分のデッキから攻撃力1500以下の水属性モンスター1体を

自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。

 

 

「バトル、修験者でラジカッセンに攻撃」

 

「………リバース、発動『ディフォーム』」

 

 

『ディフォーム』

通常罠

自分フィールド上に表側表示で存在する「D(ディフォーマー)」と名のついた

モンスターが攻撃対象に選択された時に発動する事ができる。

攻撃モンスター1体の攻撃を無効にし、攻撃対象に選択された

「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体の表示形式を変更する。

 

 

「………ラジカッセンの守備表示にして修験者の攻撃を無効、そして表示形式が変更したのでD・フィールドにディフォーマーカウンターが乗る」

 

 

ラジカッセン ATK:1200 → DEF:400

 

D・フィールド(カウンター:0 → 1)

 

 

「………ディフォーマーカウンターの数だけディフォーマーカウンターの攻撃力が300アップする」

 

 

ラジカッセン ATK:1200 → 1500

 

 

「だけど、私の場にはもう一体残っているグリズリーマザーで攻撃」

 

「………ラジカッセンの守備表示の効果、1ターンに1度だけディフォーマーと名のつくモンスターの戦闘を無効にする」

 

「そんな…、私はカードを1枚伏せてターンエンドだよ」

 

 

「………ドロー、『D・ラジオン』を召喚」

 

 

『D・ラジオン』

効果モンスター

星4/光属性/雷族/攻1000/守 900

このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。

●攻撃表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

自分フィールド上に存在する「D(ディフォーマー)」と名のついた

モンスターの攻撃力は800ポイントアップする。

●守備表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

自分フィールド上に存在する「D(ディフォーマー)」と名のついた

モンスターの守備力は1000ポイントアップする。」

 

 

「………ラジオン、攻撃表示の効果、俺の場のディフォーマーの攻撃力を800ポイント上げる、さらにラジカッセンを攻撃表示に変更、D・フィールドにカウンターが乗り、さらに攻撃力アップ」

 

 

D・フィールド(カウンター:1 → 2)

D・ラジカッセン DEF:400 → ATK:1500 → 2300 → 2600

D・ラジオン ATK:1000 → 1800 → 2400

 

 

「攻撃力が2000以上のモンスターが2体も!? 上級モンスターでもないのに」

 

「………バトル、ラジカッセンで修験者に攻撃」

 

「だけど、その攻撃は通さないよ、私は罠カード発動『デモンズ・チェーン』!」

 

 

『デモンズ・チェーン』

永続罠

フィールド上に表側表示で存在する

効果モンスター1体を選択して発動する。

選択したモンスターは攻撃する事ができず、効果は無効化される。

選択したモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。

 

 

「このカードの効果で、私はラジカッセンの攻撃と効果を無効にするよ」

 

「………なら、ラジオンで…グリズリマザーを攻撃」

 

 

雨宮露理 LP:6800 → 5800

 

 

「破壊されたグリズリーマザーの効果を発動、私はデッキから攻撃力1500以下の水属性モンスター『氷結界の術者』を攻撃表示で特殊召喚」

 

 

『氷結界の術者』

チューナー(効果モンスター)

星2/水属性/水族/攻1300/守 0

このカード以外の「氷結界」と名のついたモンスターが自分フィールド上に存在する限り、全てのレベル4以上のモンスターは攻撃宣言をする事ができない。

 

 

「………ターンエンド」

 

 

雨宮露理 LP/ 5800  手札:2枚

 

場:氷結界の修験者:ATK:1500

  氷結界の術者:ATK1300

 

「魔法・罠」:ウォーターハザード(永続魔法)

デモンズ・チェーン(対象:ラジカッセン)

伏せ1枚

 

ムッリーニ LP/ 8000  手札:3枚

 

場:D・ラジカッセン ATK:2600(デモンズ・チェーンにより攻撃、効果不可)

  D・ラジオン ATK:2400

 

「魔法・罠」:ブレイク・ドロー(対象:ラジカッセン、2ターン目)

    

フィールド:D・フィールド(カウンター:2)

 

 

「ムッリーニ君ってあんなに強かったんだ」

 

「まぁな、でもライフでは負けているがまだ状況としては雨宮がペースを握っているな」

 

「けど、この状況を逆転するのって難しくない? だってムッリーニの場には、攻撃力2000以上が2体もいるし」

 

「それなら大丈夫だよ明久君、ツユリちゃんのデッキには、あのカードがあるから、

簡単には負けないよきっと」

 

『…僕なんかと違うもんね』

 

「ん?なにか言ったかヒロ?」

 

「なっ、何でもないよ!」

 

「?」

 

 

 ほんと不思議だ。ヒロといるようになって、何か別の声が聞こえる気がするんだけどな

 

 

「私のターン、ドロー!それじゃあお願いね」

 

『よっしゃ!久々の闘いじゃねぇか、燃えてきたぜぇ!』

 

「………?」

 

「私はレベル4の氷結界の修験者とレベル2の氷結界の術者をチューニング!」

 

 

 ☆4 + ☆2 = ☆6 

 

 

「氷の結界を守護する門番よ、長き眠りから目覚め、その爪と牙で敵を喰らいつけ

シンクロ召喚! 吼えろ! 『氷結界の虎王ドゥローレン』!」

 

 

『氷結界の虎王ドゥローレン』

シンクロ・効果モンスター

星6/水属性/獣族/攻2000/守1400

チューナー+チューナー以外の水属性モンスター1体以上

1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する

カードを任意の枚数手札に戻すことができる。

このカードの攻撃力はこのターンのエンドフェイズ時まで、

この効果で手札に戻したカードの枚数×500ポイントアップする。

 

 

『俺、参上!』

 

 

「うぁあ、大きい犬のモンスターだね」

 

「ばか、よく見ろあれは…」

 

『俺は犬じゃねぇぇぇぇぇぇぇ!!!』

 

「うぁぁ!ゴメンナサイ!ゴメンナサイ!」

 

「いきなり何をしておるのじゃ明久よ?」

 

 

 …あれ、何でだろう、今誰かに怒られたような気が

 

 

「(明久君って本当にカンっていうか第六感が鋭いんだ。頭はアレなのに)」

 

 

 むっ、気のせいかな、誰かが失礼なこと言っている気配が

 

 

「えっと、なんだか周りが騒がしいね。私は伏せカードを発動『リミット・リバース』」

 

 

『リミット・リバース』

永続罠

自分の墓地から攻撃力1000以下のモンスター1体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。そのモンスターが守備表示になった時、そのモンスターとこのカードを破壊する。

このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。

そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。

 

 

「私の墓地のブリズドを特殊召喚、そしてドロロの効果を発動!」

 

「ドロロって?」

 

「ツユリちゃんが名付けたドゥローレンの名前だって」

 

「あのモンスターだけあだ名があるとは。余程、特別なカードなのじゃな」

 

「確かに『特別』ではあるよね」

 

「…ヒロどうかしたか?」

 

「何でもないよ雄二君、それよりデュエルの続きを見よう」

 

「………(ヒロ、お前ひょっとして)」

 

「この子は私の場の表側カードを任意手札に戻すことでドロロの攻撃力はこのターンの間戻した枚数×500アップするんだよ」

 

「………なに」

 

「私はドロロを除く4枚のカードを手札に、そしてドロロの攻撃力が2000ポイントアップ!」

 

 

氷結界の虎王ドゥローレン ATK:2000 → 4000

 

 

『来た、来た、来た~~~!!いくぜ俺のこうげ・・・』

 

「私は2枚カードを伏せ、さらに『手札抹殺』を発動」

 

『え?』

 

 

『手札抹殺』

通常魔法(制限カード)

お互いの手札を全て捨て、それぞれ自分のデッキから

捨てた枚数分のカードをドローする。

 

 

「お互いに手札を全て捨てて、捨てた枚数ドローするよ。私は4枚捨てて4枚ドロー」

 

 

捨てたカード

『氷結界の番人ブリズド』

『ウォーターワールド』

『氷結界の鏡』

『大波小波』

 

 

「………3枚捨てて、3枚ドロー」

 

 

捨てたカード

『D・ビデオン』

『D・ライトン』

『D・パワーユニット』

 

 

「私は『氷結界の武士(もののふ)を召喚』」

 

 

『氷結界の武士』

効果モンスター

星4/水属性/戦士族/攻1800/守1500

フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが表側守備表示になった時、

このカードを破壊し、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 

 

「バトル!ドロロでラジオンを…ってあれ、ドロロ?」

 

『久々の闘いだってのに、獲物が目の前にいるのにツユリに邪魔された…グスン』

 

「ドロロ……ないてる?」

 

『なっツユリ! 泣いてなんかないやい!』

 

 

 ちなみに彼の瞳がまだ潤んでいたのは内緒の事、その様子を遠目で見ていた明久達の反応は

 

 

「ほぉ~、最近のソリッド・ヴィジョンは凄いのぉ」

 

「そうだね、あのモンスターだけまるで生きているみたいだし、雨宮さんもモンスターに話しかけて、なんだか可愛らしいね」

 

「あはは、そっ、そうだよね(…ばれてない?)」

 

「…………」

 

 

「ほら、ドロロ今度は邪魔しないから攻撃して、ねっ」

 

『……本当だな』

 

「うん、じゃあ改めてドロロでラジオンに攻撃!」

 

『おっしゃぁぁぁぁ!いく・・・』

 

「………その攻撃宣言時、手札から『ガジェット・ドライバー』を捨てて効果発動」

 

 

『ガジェット・ドライバー』

効果モンスター

星1/地属性/機械族/攻 200/守 200

このカードを手札から墓地へ送って発動する。

自分フィールド上に表側表示で存在する「D(ディフォーマー)」と名のついた

モンスターを任意の数だけ選択して表示形式を変更する。

この効果は相手ターンでも発動する事ができる。

 

 

「………これでラジカッセンの守備表示に変更、そしてラジカッセンの効果、ラジオンへの攻撃を無効にする」

 

 

ラジカッセン ATK:2600 → DEF:400

D・フィールド(カウンター:2 → 3)

 

 

『また、暴れられなかった。ツユリの嘘つき!…グスン』

 

「私のせい!? えっと私はカードを1枚伏せてターンエンド

(私の場にはデモンズ・チェーンが残っている、まだまだ大丈夫なはず)」

 

「………ドロー手札から『D・スピードユニット』を発動」

 

 

『D・スピードユニット』

通常魔法

自分の手札から「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体をデッキに戻す。

フィールド上のカード1枚を破壊し、自分のデッキからカードを1枚ドローする。

 

 

「………手札の『D・チャッカン』をデッキに戻し、俺から見て右側の伏せカードを破壊する」

 

「デモンズ・チェーンが!」

 

「………そして、1枚ドロー。ラジカッセンを攻撃表示に変更して、バト…」

 

「まって!私は罠カード『威嚇する咆哮』を発動、このターン攻撃出来ないよ」

 

 

『威嚇する咆哮』

通常罠

このターン相手は攻撃宣言をする事ができない。

 

 

「………ターンエンド、そしてエンドフェイズにブレイク・ドローは破壊される」

 

 

雨宮露理 LP/ 5800  手札:2枚

 

場:氷結界の虎王ドゥローレン:ATK:2000(只今、やさぐれ中)

  氷結界の武士:ATK1800

 

「魔法・罠」:伏せ1枚

 

ムッリーニ LP/ 8000  手札:0枚

 

場:D・ラジカッセン DEF:400 → ATK:2900 → 3200

  D・ラジオン ATK:2700 → 3000

 

「魔法・罠」:なし

     

フィールド:D・フィールド(カウンター:3 → 4)

 

 

「このターンで何とかしないと雨宮は負けるな」

 

「大ピンチじゃな」

 

「でも雨宮さんの顔、諦めたって顔じゃないよね…寧ろ」

 

「うん、ツユリちゃんはこんな状況でもきっと…」

 

「(どうしよう。手札にこの場を凌ぐカードがないこのままだと負けかも。

…けど、もしも、ここから逆転できるかもって思ったら私、ワクワクしてきた!)

負けないよ!私のターン!ドロー!」

 

「(違う!このカードだけじゃあ、まだ)私は武士を守備表示にして効果発動、このカードを破壊して1枚ドロー!   …!(よし)」

 

「………何を引いた?」

 

「手札から『貪欲な壺』発動。墓地のモンスターを5体をデッキに戻して2枚ドローだよ」

 

 

『貪欲な壺』

通常魔法

自分の墓地に存在するモンスター5体を選択し、

デッキに加えてシャッフルする。

その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。

 

 

墓地に戻したカード

『氷結界の番人ブリズド』

『氷結界の修験者』

『グリズリーマザー』

『氷結界の術者』

『氷結界の武士』

 

「(これで揃った!)私は手札から『氷結界の三方陣』を発動!」

 

 

『氷結界の三方陣』

通常魔法

手札の「氷結界」と名のついたモンスター3種類を相手に見せ、

相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して発動する。

選択した相手のカードを破壊し、

自分の手札から「氷結界」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。

 

 

「私の手札の『氷結界の輸送部隊』、『氷結界の軍師』、『氷結界の交霊師』を見せてD・フィールドを破壊そして氷結界の輸送部隊を守備表示で特殊召喚」

 

 

『氷結界の輸送部隊』

効果モンスター

星1/水属性/海竜族/攻 500/守 200

自分の墓地に存在する「氷結界」と名のついた

モンスター2体を選択して発動する。

選択したモンスターをデッキに戻し、

お互いにデッキからカードを1枚ドローする。

この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

「………D・フィールドの効果、破壊され墓地へ送られた時俺の墓地の墓地の『D・ビデオン』を守備表示で特殊召喚する」

 

「でもこれでディフォーマーの攻撃力はダウン」

 

 

D・ラジカッセン ATK:3200 → 2000

D・ラジオン ATK:3000 → 1800

 

 

「私は『氷結界の軍師』を召喚」

 

 

『氷結界の軍師』

効果モンスター

星4/水属性/魔法使い族/攻1600/守1600

手札から「氷結界」と名のついたモンスター1体を墓地へ送って発動する。

自分のデッキからカードを1枚ドローする。

この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

「手札の交霊師を墓地に送って1枚ドロー、手札からフィールド魔法『ウォーターワールド』発動」

 

 

『ウォーターワールド』

フィールド魔法

フィールド上に表側表示で存在する水属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップし、

守備力は400ポイントダウンする。

 

 

「これでフィールドの水属性モンスターの攻撃力・守備力が変化」

 

 

氷結界の虎王ドゥローレン ATK:2000 → 2500 DEF:1400 → 1000

氷結界の軍師 ATK:1600 → 2100 DEF:1600 → 1200

氷結界の輸送部隊 ATK:500 → 1000 DEF:200 → 0

 

 

「そしてドロロの効果、ウォーターワールドを手札に戻して攻撃力を500ポイントアップ

もう一度ウォーターワールド発動。これでドロロの攻撃力は3000、バトル!」

 

『…どうせ俺なんて…ん? 出番か?』

 

「ドロロでラジオンに攻撃」

 

『よっしゃ~!今度こそド派手に行くぜ!!』

 

 

ムッリーニ LP:8000 → 6800

 

 

ラジカッセン ATK:2000 → 1200

 

 

「これでラジカッセンの攻撃力も元の数値に、軍師でラジカッセンに攻撃」

 

 

ムッリーニ LP:6800 → 5900

 

 

「ターンエンド」

 

「………くっ、ドロー。俺は『D・モバホン』を召喚」

 

 

『D・モバホン』

効果モンスター

星1/地属性/機械族/攻 100/守 100

このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。

●攻撃表示:サイコロを1回振る。

自分のデッキの上から出た目の枚数分だけカードをめくる。

その中にレベル4以下の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターが存在する場合、

1体を召喚条件を無視して特殊召喚する。

それ以外のカードはデッキに戻してシャッフルする。

この効果は1ターンに1度しか使用できない。

●守備表示:サイコロを1回振る。

自分のデッキの上から出た目の枚数分だけカードを確認して元に戻す。

この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

「………モバホンの効果、サイコロを振り出た目だけカードをめくりその中のレベル4以下のDを特殊召喚する

出た目は5、よって5枚カードをめくる」

 

 

めっくたカード

『リミッター解除』

『D・ボードン』

『ガジェット・アームズ』

『D・スコープン』

『巨大化』

 

 

「………俺は『D・スコープン』を攻撃表示で特殊召喚する」

 

 

『D・スコープン』

チューナー(効果モンスター)

星3/光属性/機械族/攻 800/守1400

このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。

●攻撃表示:1ターンに1度、手札からレベル4の

「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。

この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。

●守備表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

このカードのレベルは4になる。

 

 

「………レベル1のモバホンにレベル3のスコープンをチューニング」

 

 

 ☆1 + ☆3 = ☆4

 

 

「………今こそ人類の技術の全てを注いだ最後の切り札を起動させる。勝利をその手で掴みとれ シンクロ召喚! 勝利の鍵となれ! アームズ・エイド」

 

 

『アームズ・エイド』

シンクロ・効果モンスター

星4/光属性/機械族/攻1800/守1200

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとしてモンスターに装備、

または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。

この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、

装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。

装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、

破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

 

 

「来たね、シンクロモンスター」

 

『ああ、だが攻撃力1800じゃあ俺の敵じゃあ』

 

「………ビデオンを攻撃表示に変更そしてアームズ・エイドの効果、俺の場のビデオンに装備して攻撃力を1000ポイントアップさせる」

 

 

D・ビデオン ATK:1000 → 2800

 

 

『おいおい!アップするのは1000のはずじゃ…』

 

「ビデオンの効果だね」

 

「………そう、ビデオンの攻撃表示の効果は装備カードの数×800アップさせる。バトル、ビデオンでドゥローレンに攻撃」

 

『長い間出てたけど俺の出番ってこれだけか?』

 

 

雨宮露理 LP:5800 → 5300

 

 

「………アームズ・エイドのもう1つの効果、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える」

 

雨宮露理 LP:5300 → 3300

 

 

「………ターンエンド」

 

 

雨宮露理 LP/ 3300  手札:1枚

 

場:氷結界の軍師:ATK2100

氷結界の輸送部隊 DEF:0

 

「魔法・罠」:伏せ1枚

 

ムッリーニ LP/ 5900  手札:0枚

 

場:D・ビデオン ATK:2800

 

「魔法・罠」:アームズ・エイド(対象:D・ビデオン)

 

フィールド:ウォーターワールド

 

 

「でた! ムッリーニのシンクロモンスター」

 

「ああ、しかしあれ1枚しかないのに、よくもまぁ、このタイミングでだせたな」

 

「私のターン、ドロー私は軍師の効果で『氷結界のロイヤルナイト』を墓地に送り1枚ドロー、そして輸送部隊の効果も発動、墓地の氷結界を2枚デッキに戻して、お互いに1枚ドロー」

 

 

戻したカード

『氷結界の交霊師』

『氷結界のロイヤルナイト』

 

 

「………ドロー」

 

「私はカードを1枚伏せ、軍師を守備表示に変えてターンエンド」

 

「ムッリーニも雨宮さんも膠着状態ってかんじだね」

 

「ムッリーニ君はビデオンが生命線だし、ツユリちゃんもビデオンをこのままにしてたら

決着がつくもんね」

 

「お互い、気を抜けぬ状態じゃのぉ」

 

「………ドロー、『D・キャメラン』を召喚」

 

 

『D・キャメラン』

効果モンスター

星2/光属性/機械族/攻 800/守 600

このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。

●攻撃表示:このカードが戦闘によって破壊された時、

自分の手札・墓地に存在する「D・キャメラン」以外の

「D(ディフォーマー)」と名のついたレベル4以下のモンスター1体を

自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

●守備表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターを魔法・罠・効果モンスターの

効果の対象にする事はできない。

 

 

「………バトル、ビデオンで軍師を攻撃、そしてアームズ・エイドの効果」

 

雨宮露理 LP:3300 → 1700

 

「………キャメランで輸送部隊を攻撃、カードを伏せてターンエンド」

 

 

雨宮露理 LP/ 1700  手札:2枚

 

場:なし

 

「魔法・罠」:伏せ2枚

 

ムッリーニ LP/ 5900  手札:0枚

 

場:D・ビデオン ATK:2800

D・キャメラン ATK:800

 

「魔法・罠」:アームズ・エイド(対象:D・ビデオン)

伏せ1枚

       

フィールド:ウォーターワールド

 

 

「まだまだ、私のターンドロー!私は伏せカード『リビングデッドの呼び声』を発動、

墓地から氷結界の軍師を特殊召喚するよ」

 

 

『リビングデッドの呼び声』

永続罠(制限カード)

自分の墓地からモンスター1体を選択し、攻撃表示で特殊召喚する。

このカードがフィールド上に存在しなくなった時、そのモンスターを破壊する。

そのモンスターが破壊された時このカードを破壊する。

 

 

「そして、軍師の効果発動。手札の『氷結界の守護陣』を捨てて1枚ドロー」

 

「えっ? あのままだと雨宮さん次のムッツリーニの攻撃を喰らったら負けちゃうよ」

 

「ここで使うという事はおそらく逆転の手が来たようじゃな」

 

「おそらく鍵を握っているのは手札のカードか、もしくは…」

 

「私はさらにもう一枚の伏せカードリミッド・リバースも発動、私の墓地にいる攻撃力1000以下のモンスター今さっき捨てた…『氷結界の守護陣』を特殊召喚するね」

 

 

『氷結界の守護陣』

チューナー(効果モンスター)

星3/水属性/水族/攻 200/守1600

自分フィールド上にこのカード以外の

「氷結界」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、

このカードの守備力以上の攻撃力を持つ

相手モンスターは攻撃宣言をする事ができない。

 

 

「なるほどのぉ。あのカードはドゥローレンの効果で戻していたカードずっと温存してたのじゃな」

 

「これでツユリちゃんの場にはモンスターとチューナーが揃ったから…」

 

「私はレベル4の軍師にレベル3の守護陣をチュー…」

 

「………待った、守護陣の特殊召喚時に『ブレインD』を発動する」

 

 

『ブレインD』

通常罠

自分フィールド上に「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターが

2体以上表側表示で存在する場合、

相手フィールド上に存在するカード2枚を選択して発動する。

相手はその中から1枚を選択し、相手が選択したカード1枚を破壊する。

 

 

「………俺が選ぶのは『氷結界の軍師』と『氷結界の守護陣』さぁどっちを選ぶ」

 

「(う~ん、シンクロ召喚が防がれたのは痛いけど…)私は守護陣を選ぶよ。シンクロ召喚は出来なかったけどビデオンはこのターンで倒すよ!」

 

「………?」

 

「私は手札を1枚伏せて『魔導士の力』を軍師に装備させるね」

 

 

『魔導士の力』

装備魔法

装備モンスターの攻撃力・守備力は、

自分フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚につき

500ポイントアップする。

 

 

「私の魔法・罠ゾーンにはカードが5枚あるから軍師の攻撃力は2000ポイントアップするね」

 

 

氷結界の軍師 ATK:2100 → 4100

 

 

「………攻撃力4100、ビデオンを上回った…」

 

「反撃開始だよ。バトル、軍師でビデオンを攻撃」

 

 

ムッツリーニ LP:5900 → 4600

 

 

「私はこれでターンエンド」

 

「………ドロー、『貪欲な壺』を発動、墓地からモンスターをデッキに戻し、2枚ドロー」

 

 

戻したカード

『アームズ・エイド』

『D・ビデオン』

『ガジェット・ドライバー』

『D・ライトン』

『D・ラジオン』

 

 

「………行けるか?」

 

「えっ!?」

 

「………手札から『ジャンクBOX』発動」

 

 

『ジャンクBOX』

通常魔法

自分の墓地に存在するレベル4以下の「D(ディフォーマー)」

と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。

この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時に破壊される。

 

 

「………墓地のモバホンを攻撃表示で特殊召喚、モバホンの効果サイコロを振る。」

 

「………出た目は2」

 

 

めくったカード

『D・バインド』

『D・リモコン』

 

 

「………『D・リモコン』を選択、攻撃表示で特殊召喚」

 

 

『D・リモコン』

チューナー(効果モンスター)

星3/地属性/機械族/攻 300/守1200

このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。

●攻撃表示:1ターンに1度、自分の墓地に存在する

「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体をゲームから除外し、

自分のデッキからそのモンスターと同じレベルの

「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を手札に加える。

●守備表示:1ターンに1度、手札から「D(ディフォーマー)」

と名のついたモンスター1体を墓地へ送り、

そのモンスターと同じレベルの他の「D(ディフォーマー)」

と名のついたモンスター1体を自分の墓地から手札に加える。

 

 

「またチューナー…さっきのアームズ・エイドを出す気なの?」

 

「………(ふるふる)目的はこっち、リモコンの効果、墓地のディフォーマー『D・スコープン』を除外してデッキから

除外したモンスターと同じレベルのディフォーマーを手札に加える。レベル3の『D・ボードン』を手札に加え、召喚」

 

 

『D・ボードン』

効果モンスター

星3/地属性/機械族/攻 500/守1800

このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。

●攻撃表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

自分フィールド上に表側表示で存在する「D(ディフォーマー)」

と名のついたモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。

●守備表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

自分フィールド上に表側表示で存在するこのカード以外の

「D(ディフォーマー)」と名のついた

モンスターは戦闘では破壊されない。

 

 

「………ボードンが攻撃表示でいる限り、全てのディフォーマーはダイレクトアタックが出来る」

 

「ここでダイレクトアタックだって!?えっと…ムッツリーニの場のモンスターの合計は……………」

 

「1700だ、それくらい暗算しろ明久」

 

「つまり、この攻撃が通ればムッツリーニの勝ちじゃな」

 

「だけどツユリちゃんの場には伏せカードが残っている。まだわからないよ」

 

「………バトル、モバホンでダイレクトアタック」

 

「…危なかった。このカードを伏せてなかったら私、負けてた。リバースカード、オープン『スピリットバリア』!」

 

 

『スピリットバリア』

永続罠

自分フィールド上にモンスターが存在する限り、

このカードのコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。

 

 

「これで私へのダメージは0になるよ」

 

「雨宮さん、凄いや! ムッツリーニの攻撃を防いだ!」

 

「いや……まて」

 

「………それにチェーン、手札から『ツイスター』発動」

 

 

『ツイスター』

速攻魔法

500ライフポイントを払って発動する。

フィールド上に表側表示で存在する魔法または罠カード1枚を破壊する。

 

 

「………ライフを500払い、スピリットバリアを破壊する」

 

「私の守りが!」

 

「………バトル再開、残りのディフォーマーでダイレクトアタック」

 

 

雨宮露理 LP:1700 → 1600 → 1100 → 800

 

 

「ううっ」

 

「………これで最後、キャメランで止め」

 

 

雨宮露理 LP:800 → 0

 

 

ムッツリーニ:WIN!

 

 

 

「お疲れ様、ツユリちゃん、ムッツリーニ君」

 

「ははは、デュエルするの久し振りだからまた負けちゃった(ションボリ)」

 

「でも凄いデュエルだったよ。特にあの犬のモンスターが出てからなんか雰囲気が変わってたし」

 

「えっ、そう…かな、別に普通だったけど…」

 

「なぁヒロ、雨宮お前ら俺達に何か隠してないか?」

 

「なっ!、何言っているのかな雄二君、何も隠して無いよね。ねぇツユリちゃん?」

 

「そっ!そうだよ。ワタシ、ナンノコトカサッパリダヨ(棒読み)」

 

「…………」

 

「所でムッツリーニよ、お主デュエルに勝ったのに随分大人しいのぉ」

 

「………これ」

 

 

 何かムッツリーニが窓の方に指を指していた。僕達はその方向に視線をうつして見るとそこには…

 

 

『……カシャ、カシャ』

 

 

 さっきデュエル中にいたキャメランがいて、何故か僕達の写真を撮っていた

 

 

「ムッツリーニよ、まだデュエルディスクの電源を入れておったのか」

 

「………(ふるふる)」

 

「じゃあ、ディスクの故障かな?」

 

「………整備は常にしている。問題はない」

 

「ヒロ、雨宮お前らはこいつの事しらないか」

 

『………?』

 

「ううん!私、その「精霊」の事なんか全然知らないよ!」

 

「…ツユリちゃん。」

 

「えっ?………あっ!」

 

「詳しく話してもらおうか」

 

「「…………はい」」

 

 

 話を聞いてみると、まずこのキャメランにそっくりなのは、簡単に説明すると

デュエルモンスターズの世界から来た精霊…らしい

 普段精霊は、普通の人には見えないらしんだけど、今回は出てきたばっかりで姿を消すのを

忘れてたみたい。学校の授業にも、精霊の話はあったけど、まさか本当にいるとは、

因みにヒロも雨宮さんも精霊を持っているらしい

 

 

「なるほどな、俄かに信じがたいが、実際にこうしているんだから信じるしかないな」

 

「そうじゃのぉ、じゃが何故ムッツリーニに精霊がついたのじゃ?」

 

「精霊が出る時って、その持ち主となんらかの波長があうと自然と惹かれるもんなんだってもしくは精霊自身の、好みや気まぐれもあるみたいだけど、って前にドロロが言ってたような。どうやらそのキャメランは、ムッツリーニ君と、どこか惹かれあうものがあったのかも」

 

「ということは、さっきのムッツリーニのデュエルを見てこの子(キャメラン)は

ムッツリーニのことが気に入ったのかな?」

 

「そうかも、ただ、全部がそうだとは限らないみたい」

 

「そうだよね。ツユリちゃんはカードを手にした時点で、ドロロがいたそうだし、

僕の場合は入学してからしばらくして、急に出てきたからね」

 

「そういえば、ヒロの精霊って何のカードなの?」

 

「そうだね。皆にも紹介しないと、出てきていいよ『マジス』」

 

 

 ヒロは自分のデッキから1枚のカードを取り出して、そう呼びだした。するとカードから…モンスターが出てきた

 

 

『どうも、始めまして』

 

「えっと、このモンスターって『マジック・ストライカー』?」

 

「うん、だから『マジス』って名前にしたの」

 

「そうなんだ、よろしくマジス君」

 

『こっちこそよろしく、…えっとバカの明久さん?』

 

 

 違うよ! 失礼だなもう

 

 

「ほう、精霊にも認められるとは名誉なことじゃないか明久」

 

「そんなの嬉しくないよ!」

 

「まぁまぁ、それで皆、マジスたちの事は…」

 

「下手に動くと、世間が騒ぎそうだな。そうなるのは面倒だし、黙っておくさ」

 

「ありがとう、姫路さんや島田さんにも話しても構わないですけど、くれぐれも内密にね」

 

「(ピクッ)ねぇ、ヒロ君、今の姫路さんや島田さんって…誰?……ひょっとして女の子?」

 

「えっ、そうだけど。…ツユリちゃんどうしたの?なんか怒ってるような…」

 

「…しらない(ぷいっ)…私がいない間に3人も女の子と知り合うなんて。(ボソッ)」

 

「えっ? ツユリちゃん、今何か言った」

 

「ふーんだ」

 

「?」

 

「お主らは、ほんと仲がいいのぉ」

 

「(え? 秀吉君、この状況で仲がよく見えると思うなんて、秀吉君もやっぱり変な人だな)」

 

 

 そんな僕の反応とは逆にツユリちゃんは気を良くしたのか、すぐに元気な笑顔に戻った

 

 

「うん! 私とヒロ君は幼馴染だし一緒にお風呂だって入った事あるんだよ!」

 

「………お風呂(ブシャァッァァァ!!!)」

 

「「「「ムッツリーニ(君)!!!」」」」

 

『………スクープ、カシャ、カシャ』

 

「え!どうしたの土屋君!?そんな噴水みたいに鼻血だして大丈夫?」

 

「雨宮さん!君はムッツリーニの前でとんでもない事を!(ボタボタ)」

 

「ヒロ、今の話は本当なのか」

 

「そうだけど、でも幼稚園までの話ですよ」

 

「……まぁそんな事だと僕は思っていたけどね」

 

「鼻血を出していた者のセリフとは思えぬが…」

 

「それより!早く、ムッツリーニ君の鼻血を止めないと!」

 

「そうだよ!こんな所もし誰かに見られたら……」

 

 

 と、そんな時

 

 

「ただいま~、ってあら?今日はお客さんが来ているのね」

 

 

 玄関から人の声が、しかもこっちに向かっている!

 

 

「お母さんだ!どっ、どっ、どうしよう!」

 

「俺に考えがある!まず明久をここに残して足止めをし、俺達はその隙に逃げる!」

 

「成程…その手で、ってそれじゃあまるで僕が犠牲になるみたいじゃないか!!」

 

「落ち着いて明久君、今は言い争っている場合じゃ…」

 

「(ガチャ)ツユリ~、いい加減引き籠ってないで、学校にっ…キャァァァ!

家に血まみれの男の子が倒れている! しかも見知らぬ男女がそれを取り囲んで、まさか殺人事件!?」

 

 

 こうして僕らは事情を説明するのに1時間位の時間を費やし、帰る頃にはすっかり日が沈んでいたのであった。

ちなみにムッツリーニは、その後の迅速な救命活動のお陰で無事、息を吹き返したのだった。めでたし、めでたし…

ってあれ?何か忘れているような。

 

 

『ドウセオレハヤクタタズ、ドウセオレハヤクタタズ、ドウセオレハヤクタタズ…………』

 

 

 その日の夜、雨宮家では、謎の鳴き声が一晩中聞こえていたそうだった。

 

 

終わり




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