バカと精霊とデュエルモンスターズ   作:鯖Enter

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第4話「予選開始、最強タッグ登場!?」(Aパート)

バカと精霊とデュエルモンスターズ

 

第4話「予選開始、最強タッグ登場!?」

 

Side:明久

 

 

 後日、雨宮さんに姫路さんと美波を紹介した、最初雨宮さんは、少し遠慮していたけど、今ではすっかり仲良くなってくれた。そして今日、デュエル大会が始まる会場に僕達は来ている(といっても、いつも通っている学園なんだけどね)

 

 

「いよいよ開催だね。頑張ろうヒロ君、アキ君、ユウ君、ムッ君、それにヒメちゃん、

ミッちゃん、ヒデちゃん」

 

 

 こうやって僕達をあだ名で呼ぶくらいには仲良くなれた、因みに、今のあだ名が誰を指すかと言うと

 

 

ヒロ君 → ヒロ

アキ君 → 僕

ユウ君 → 雄二

ムッ君 → ムッツリーニ

ヒメちゃん → 姫路さん

ミッちゃん → 美波

ヒデちゃん → 秀吉 

 

 

  っとなっている。うんうん、ほんと仲良くなれて良かったよ。近くで秀吉とムッツリーニは「ワシはまたしても女の子扱いなのか」「………本名が薄れてきた」

と言っているけど、それは仕方ないと思う、……だってそれが君達の運命だと思うから

 

 

「そういえばウチらって、チーム分けって決めてないけど、どうなってるの?」

 

「それは私も気になってました、誰と組むのですか?」

 

 

 美波と姫路さんが視線を僕に少し向けながらそんな事を雄二に聞いている。

? 僕の顔に何か付いているのかな?

 

 

「ああ、まだ言ってなかったな。色々考えてみたが、今回はバランス重視で組んでみた、ほらこれがチーム表だ。もう登録も済ませてある」

 

 

オシリス・レッド

 

坂本雄二(リーダー)    姫路瑞樹(リーダー)

吉井明久          島田美波

土屋康太          木下秀吉

遊佐弘人          雨宮露理

 

 

「へぇ、偶然だけど丁度男女別のチームになったんだね」

 

「明久よ、だからワシは男じゃと…」

 

『(ピンポンパンポ~ン)これより予選を開始します。出場チームは各自の席に待機

して下さい。繰り返します…』

 

 

っと、そろそろ予選が開始される時間みたいだ、僕達はそれぞれの予選場所に向かおうとした

 

 

「あっ忘れてた、ちょっと待って皆。はい、これ」

 

 

(ピラッ)雨宮さんが何かカードを取り出して、僕達に渡して来たけど、これは…

 

 

「ツユリ、これってシンクロモンスターだよね、このカード、どうしたのそれに…」

 

「………見た事もないカードばかり」

 

 

 そうなんだよね、雨宮さんが渡してくれたカードは、皆のを見てみるとドラゴンだとは分るけど(ムッツリーニのは少し違うけど)どれも見た事がないモンスターばかりだ

 

 

「それね、今日出かける前に、お父さんが渡してくれたの「きっと役に立つから皆に渡してくれって」」

 

 

ここで説明しよう。雨宮さんのご両親はカードデザイナーとして働いているらしい、

しかも、結構偉い人みたいで、いろんなカードを作っているみたい。雨宮さんのデッキの『氷結界』も誕生日に作ってくれたものだって、…このカードひょっとして試作品段階のカードか何かかな?

 

 

「そうか、それはありがたい。遠慮なく使わせてもらうぞ雨宮」

 

「ありがとう。雨宮さん、大切に使うね」

 

 

  僕らがお礼を言うと雨宮さんは「えへへっ」と嬉しそうな顔をしてた、僕らは貰ったカードをデッキに入れ、二手に別れ、それぞれの予選会場へと向かった。

 

 

「それにしても、いくら自由参加だからって、結構大きな大会なのに思ったより出場者が少ないね。この予選だって2回デュエルすればいいんだし」

 

 

「きっとそれは、『決闘者狩り』のせいだと思うよ明久君」

 

「『決闘者狩り』? 何それ?」

 

 

  聞いたこと無い言葉に、首をかしげていると、雄二達は納得した反応をしている、どうやら知らないのは、僕だけみたい。知らない僕は雄二達に『決闘者狩り』について教えて貰った、その『決闘者狩り』っていうのは最近現れたらしく、

真夜中に突如現れては突然デュエルを挑み、それに負けたらカードが盗られるみたいなんだ、しかも被害者はクラスを問わず、教師もやられたらしい、それも被害者は全員、意識不明で今も入院しているみたい、一体何者なんだろうねそいつ。

ってことは、参加者が思ったより少ないのは――――

 

 

「生徒の何割かはそれにビビっているって事だ。まぁ、対戦数が減って楽なんだが

(作者的にも)」

 

「それで、雄二君。予選は誰が行くの?」

 

 

 そういえば予選はタッグデュエルなんだっけ、本選に出られるのは予選で2回のデュエルをした後の残ったライフの合計が多い上位32チームだけなんだ。

 

 

「ああ、予選の最初は、俺とヒロで行こうと思う」

 

「僕?」

 

「どうしてヒロなの?」

 

「予選は、ライフが多く残ったチームが勝ち残れる、出来るだけ最初の1回戦は多くのライフを残しておきたい、それで、このメンバーで最も攻撃力がある俺と、多種多様のシンクロを持っているヒロで行こうと思っている」

 

 

 なるほどね、ムッツリーニは確かに展開力はあるけど、半分は運を使うからタッグ向きじゃあないかもしれない、僕だってタッグに向いているとは思えない(雄二の手助けする所なんて、想像できないし)、うん良い人選だと思う

 

 

「そういう事か、あっ、見えてきまよ予選会場」

(コロコロ)←口の中で何かを転がす音

 

「そうだね、ってヒロ今、何か食べているの?」

 

「あっこれ、実は、昨日あまり寝られなくて、姫路さんが眠気覚ましにって

手作りの飴をさっき貰ったんだ(コロコロ)」

 

「へぇ~、姫路さ…ん……が?」

 

「うん(コロコロ)」

 

「えっと…ヒロ大丈夫なの?」

 

「ええ、少しは落ち着いてきたよ」

 

「いや、そっちじゃなくて…」

 

 

 馬鹿な!姫路さんの料理を食べて平気な人がいるなんて!

 

 

 姫路さんの料理と言えば、それは料理が下手だなんて次元のレベルじゃあない。見た目はすごく美味しそうなのに、その味は砂糖と塩が間違っているとか、焦げているとかそんなんじゃなくて、一口食べれば熊だって倒せられる、それぐらいの破壊力があるって言うのに。

 

 僕達だって何度地獄に落ちかけたか…隣の雄二もムッツリーニも、信じられない者を見るかのように驚いていた。

 

 

「ま、まぁ何とも無いんなら、いいんだ。よし、ヒロ行こうぜ」

 

「うん」 (ガリっ)←飴を噛み砕いた音

 

「ん? この飴、中にソースが入っているんだ。飴の甘さを引き立てるように

酸味と、辛味と、苦味が混ざり合っていて何とも言えない味が――――グボハァ!

(バタン、ビクビク)」

 

「『ヒッ、ヒロ~~~!!!!』」

 

 

 やばいヒロが倒れた、姫路さん、毒物は飴じゃなくてソースに仕掛けていたなんて、

変に凝っているその遊び心が今は憎い……いや今はそれよりヒロの安否を確認するのが先だ、それとキャメラン、こんな時に写真なんかとらないで! 確かに現場維持としては必要だけど、ヒロ死んで無いからね

 

 

「ムッツリーニ、ヒロの容体は」

 

「………意識朦朧、痙攣も起していて脈も速いこのままじゃ」

 

『ヒロっ!ヒロっ!目を開けてよ、死んじゃいやだよぉ!』

 

 

 僕達の呼びかけが通じたのかヒロは少し目を開けてくれた、よかった無事だった――――

 

 

Side:ヒロ

 

 

 …あれ、ここはどこだろう? 僕はさっきまで予選会場にいて、これから雄二君とタッグデュエルをするはず……だめだ、その後からが思い出せない。それにしても、ここどこだろう。随分と綺麗な場所だけど……、ひょっとして、ここって前に、マジスが話してた精霊界なのかな、確かによく目を凝らすと向こう側に人影が、……あれはワイトかな、他にもゾンビ・マスターやハ・デスもいる、どうやら僕は歓迎されているみたいだね、旗幕もある暗くてよく見えないけど、

「ようこそ、…ン…ッ…ワールドへ 歓迎」って書いてあるし、

 

 

『『『コッチニオイデ~、コッチハイイトコロダヨ~』』』

 

 

うん、向こうも呼んでいるしきっと大丈夫だよね、今そっちに――――――

 

 

Side:明久

 

 

「駄目だよヒロ!そっちに行っちゃあ!」

 

 

 だめだ、目が覚めて安心したとおもったけど、目は虚ろだしとんでもないうわ言言っているし、というかヒロ、そこはアンデットワールドだって、行っちゃあ駄目だ。

けど、ヒロの事も心配だけど、予選はどうしよう、

 

 

「くそ!ヒロは、ムッツリーニに任せるんだ! あいつの方が、

この手の対処に慣れている筈だ、こうなったら予選は俺と明久で行く」

 

「僕!? でも僕、タッグデュエルなんてやったことないよ」

 

「心配するな…俺だってないさ」

 

「それで、よく自信あったね!」

 

「もう、時間がないムッツリーニ、ヒロの事頼んだぞ。」

 

「………任せろ、必ず助ける」

 

 

 ヒロの事は心配だけど、今はムッツリーニを信じよう。僕は、目の前のデュエルに集中するんだ!ヒロの犠牲を無駄にしない為にも!マジス君の『ヒロは死んでないよ!』って声が聞こえていたけど、今は気にしてられない、僕は、僕達に出来る事をするんだ

 

 さて、予選の相手はっと、ラーイエローみたいだ、向こうもこっちに気付いたみたいだけど、なんだろう、……何故か凄く睨まれてるんだけど

 

 

「来たようだな…吉井に坂本!俺達はラー・イエローの持田!」

 

「同じく内田!我等の恨みの為貴様らを倒す!」

 

「明久、お前一体何をやったんだ」

 

「僕は知らないよ、雄二じゃないの。あの二人とケンカしたとか」

 

「俺はあんな、モテナイコンビなんか知らん!」

 

 

 モテナイ…ああ!、持田と内田でモテナイコンビか、でも僕もモテナイコンビのこと知らないし

 

 

「「もてないって言うな~~!!!!!」」

 

「うあぁ!」

 

「なんだ」

 

「俺達がモテナイ…否、断じて否!」

 

「俺達はモテナイんじゃない、ただ相応しい人がいないだけなのだ、だが俺達は見つけた,、相応しい女性を!」

 

「そう、それはあの姫路さんに、霧島さん…そして木下秀吉!」

 

「だが彼女らは俺達に振り向いてくれない、それなのに、

貴様らは彼女らと親しい……これが理不尽と言わずして何と言う!」

 

「故に俺達は貴様らに天罰を下す、……決して私怨ではいので悪しからず」

 

「なんだか、よくわからないけど…」

 

「ああ、俺達は負けるわけにはいかない。何故なら…」

 

 

 そうだ、僕らには負けられない理由がある、僕は姫路さんの為、雄二は自由の為(まぁ、これはどうでもいいけど)

それに……

 

 

「「戦わずして散って逝った、友の為にも僕(俺)達は必ず勝つ!」」

 

『だから死んでないからね!…ってヒロ!?駄目だよ、そっちに行っちゃあ!

だめぇぇぇぇ!』

 

「「行くぞ!」」

 

「「こい!」」

 

「「「「デュエル!」」」」




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