バカと精霊とデュエルモンスターズ   作:鯖Enter

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第6話「本選開幕 破滅の光 VS 屑鉄の意地」

第6話「本選開幕 破滅の光 VS 屑鉄の意地」

 

side:明久

 

 さてさて、ものすごく長い時間が経っているような気がするけど昼休みも終わり

ようやく始まりました。本選は、予選を勝ち上がってきた32チームによるトーナメント勝負、各チーム、1戦ごとに1人を選び、勝ち上がれば前に出た人は次に試合には出られない、最終的にチームの全員が勝利すれば決勝戦に行ける

 ……と雄二が言ってた。

 

 

「で、雄二、僕らからは最初誰が出るの」

 

「そうだな、勝つことも当然必要だが、これから勝ち上がるには何かと情報も欲しい予選でも少し調べてあるが、これじゃ心許無いしな。

ムッツリーニ、残りのチームを調べ上げるのにどれ位時間が掛かる。」

 

「………およそ、30分あれば」

 

「うまく長引けば1試合分か、よし明久、最初は出てこい。その間に俺達は情報を集める」

 

「おいおい雄二、僕にそんな役目を任せていいのかい? 直ぐに終わっちゃうかもしれないよ。」

 

「明久、お前に限ってそれはないから、安心しろ」

 

「………同感」

 

「うん、否定できない」

 

 

 みんなして酷い! ぼくそこまで言われるほど弱くないもん!

 

 

「だったら今までの戦績を言ってみろよ」

 

「もちろん全戦全勝! ……第1話と番外編を除いて(ぼそっ)」

 

「アキヒサクン、ナニヲイッテルノカワカンナイケド、ソレイジョウハイワナイホウガイイヨ」

 

「そうだ、ほら行った、行った」

 

「………向こうは既に準備している」

 

 

 ステージの方に振り向くと確かに、もうすでに相手チームの準備が出来ているようだ

これ以上またしたら相手に失礼だよね。とりあえず僕もステージに向かうことにした。

 

 

「おやおや、君かね。僕の対戦相手は……なんとも如何にもショッミ~ンな顔をしているね」

 

 

 と、あっていきなり失礼なことを言ってきたのは、腰まである長い金髪、

妙に人を見下している口調をしてるオベリスクブルーの子だ

 

 

「誰あの人?」

 

「えっと、確かオベリスクブルー1年の金野(こんの) 力君(りき)だったかな」

 

「金野って、あの金野グループの?」

 

「うん、あの子はその御曹司だよ、……あまりいい噂を聞かないけど」

 

「どんな噂なの?」

 

「確かオベリスクブルーに入れたのも学園に多額の賄賂を渡したとか、

親の七光りを振りかざして、学内でも色々悪いことやっているとか。

本人には自覚がないみたいだけど」

 

「なんかそれって、余計にタチが悪いよね。それで、強いの?」

 

「彼、お金を使って各地のレアカードを集めているみたいだから、手強いよきっと」

 

「明久じゃ、荷が重いかもしれないな」

 

 

 と、今ままで黙っていた雄二が僕らの会話に入ってきた、全く失礼だな。

そのセリフだと、まるで僕じゃあ役不足みたいじゃないか

 

 

「これを見るといやでもそう思いたくもなるぜ」

 

 

 雄二が制服のポケットから1枚の紙を取り出して僕に見せつける。…何、これ?

 

 

「ここ数日全員でデュエルして調べた、俺達の成績だ」

 

「そうなんだ雄二もこんなの纏めるなんてマメだね。えっと、僕の成績はっと……えっ!?」

 

 

 そこに書かれている内容に僕は絶句してしまった。それは

 

 

~成績表バカ(吉井 明久)~

 

 

女性陣

 

VS 姫路 瑞希

30戦 0勝 30敗 0引き分け

 

VS 雨宮 露理

30戦 0勝 30敗 0引き分け

 

VS 島田 美波

30戦 12勝 敗 17引き分け

 

 

男性陣

 

VS 坂本 雄二

30戦 0勝 29敗 1引き分け

 

VS 木下 秀吉

30戦 10勝 20敗 0引き分け

 

VS ムッツリーニ

30戦 30勝 0敗 0引き分け

(内100勝はムッツリーニが鼻血で倒れたため不戦勝)

 

VS ヒロ

30戦 8勝 22敗 0引き分け

 

 

「……雄二! これは間違っているよ!」

 

「何言っているんだ、ちゃんと俺が調べたんだ何も間違っていない」

 

「どうして秀吉が『男性陣』にいるのさ。秀吉は秀吉なのに性別を間違えるなんて

秀吉に酷いじゃないか」

 

「明久よ、ワシの性別はこれであっておるぞ!」

 

「おいおい、君達。ショッミ~ンの癖に僕を無視するんじゃない」

 

 あっ、すっかり忘れてた。くっ、まだ雄二には言っておきたい事があるけど今はデュエルに集中しよう。………命拾いしたな雄二

 

 

「明久くん、雄二くんが見せた成績は昔のものだよ、今の明久くんは前よりずっと、

強くなっているって僕は思うよ。それに、ここで結果を見せれば雄二君だって明久君の

実力を理解してくれるって」

 

「ヒロ……うん、僕頑張ってくるよ!」

 

 

 ヒロの暖かい励ましを胸に僕は戦場に向かうのだった

 

 

「……ヒロ、お前もだいぶ明久の扱いに慣れてきたな」

 

「え? なんの事?」

 

「………天然」

 

 

 後ろで何か言っているようだけど僕には何の事かはわからなかった

 

 

「いくよ」

 

「「デュエル!」」

 

【先行】吉井 明久

LP/ 8000

 

【後行】カネノチカラ…じゃなくて金野 力

LP/ 8000

 

 

「僕のターン、モンスターをセット、さらに1枚伏せてターンエンド」

 

 

吉井 明久

LP/ 8000  手札:4枚 

場:伏せ1枚

 

「魔法・罠」:伏せ1枚

 

残りのデッキ :34枚

 

金野 力

LP/ 8000  手札:5枚

場:なし

 

「魔法・罠」:なし

 

残りのデッキ :35枚

 

 

「ふふん、ショッミ~ンらしい見窄らしい戦術だね」

 

 

 悪かったね、出せるモンスターがこいつしかいなかったんだよ! 

 

 

「では僕のターン、華麗にドロー! 僕は手札から『ソーラー・エクスチェンジ』を華麗に発動」

 

 

『ソーラー・エクスチェンジ』

通常魔法

手札から「ライトロード」と名のついたモンスター1体を捨てて発動できる。

デッキからカードを2枚ドローし、その後自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。

 

 

「僕は手札の『ライトロード・パラディン ジェイン』を捨てて、デッキから2枚を華麗に

ドロー、そしてデッキトップを2枚華麗に墓地に落とす」

 

 

墓地に行ったカード

『裁きの龍』

『神の宣告』

 

 

「むっ、あまり落ちはよくないか。まぁいい僕は『ライトロード・サモナールミナス』を優雅に召喚」

 

 

『ライトロード・サモナールミナス』

効果モンスター(準制限カード)

星3/光属性/魔法使い族/攻1000/守1000

1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。

自分の墓地のレベル4以下の「ライトロード」と名のついたモンスター1体を選択して

特殊召喚する。また、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、

自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。

 

 

「ルミナスの効果、手札の『ライトロード・ウォリアー ガロス』を華麗に捨てて、墓地から

ジェインを美しく特殊召喚しよう」

 

 

 一気にモンスターが2体も並んできた、さっきから言っている事は鬱陶しいけど

この人…強い

 

 

「さてフィールドも潤ってきたことだしバトルと行こうか、ジェインで裏守備モンスターに勇敢に攻撃、この時ジェインの効果も発動。攻撃する間、攻撃力が300ポイントアップする」

 

 

『ライトロード・パラディン ジェイン』

効果モンスター

星4/光属性/戦士族/攻1800/守1200

このカードは相手モンスターに攻撃する場合、

ダメージステップの間、攻撃力が300ポイントアップする。

また、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、

自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。

 

 

 ジェイン:ATK 1800 → 2100

 

 

 攻撃力2100だって! それじゃあ並のモンスターじゃ破壊されるじゃないか、……でも!

 

 

「でも残念、僕のモンスターは『スクラップ・ゴブリン』だ。このモンスターは戦闘では破壊されない」

 

 

『スクラップ・ゴブリン』

チューナー(効果モンスター)

星3/地属性/獣戦士族/攻 0/守 500

フィールド上に表側守備表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された場合、

バトルフェイズ終了時にこのカードを破壊する。

このカードが「スクラップ」と名のついたカードの効果によって破壊され墓地へ送られた場合、「スクラップ・ゴブリン」以外の自分の墓地に存在する「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。また、このカードは戦闘では破壊されない。

 

 

「僕のモンスターの攻撃が、そんな美しくないモンスターに邪魔されるなんて。

僕は1枚カードを伏せてエンドフェイズにはいる、ここでライトロード共通の効果エンドフェイズにカードを墓地に送る、ジェインは2枚、ルミナスは3枚だ」

 

 

墓地に送ったカード

『ライトロード・ハンター ライコウ』

『ライト・パニッシュ』

『大嵐』

『ライトロード・スピリット シャイア』

『激流葬』

 

 

「待った、効果にチェーンして僕もカードを発動するよ『スクラップ・スコール』」

 

『スクラップス・コール』

速攻魔法

自分フィールド上に表側表示で存在する「スクラップ」と名のついた

モンスター1体を選択して発動する。

自分のデッキから「スクラップ」と名のついたモンスター1体を墓地へ送り、

カードを1枚ドローする。その後、選択したモンスターを破壊する。

 

 

「効果でスクラップ・キマイラを墓地に送ってデッキから1枚ドロー。そしてゴブリンを破壊する」

 

「おやおや、美しくないモンスターは塵際まで美しくない」

 

「でも無駄に破壊されたわけじゃないよ。『スクラップ』の効果で破壊された場合、墓地から別のスクラップを手札に加えることができる。僕はさっき墓地に送ったキマイラを手札に」

 

「ではこれで僕のターンは華麗に終了しよう」

 

「僕のターン、ドロー。スクラップ・キマイラを召喚して、墓地からチューナーのゴブリンを特殊召喚する」

 

「レベル4のキマイラに、レベル3のゴブリンをチューニング!」

 

 

 ☆3 + ☆4 = ☆7

 

 

「積み重ねし瓦礫の憎悪が、鋼鉄の悪魔を作り出す、嘆きの咆哮を上げよ

シンクロ召喚! 誕生せよ『スクラップ・デスデーモン』!」

 

 

『スクラップ・デスデーモン』

シンクロモンスター

星7/地属性/悪魔族/攻2700/守1800

チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

 

 

「シンクロモンスターか」

 

「さらに『手札抹殺』を発動、お互いの手札をすべて捨ててその枚数分だけドローする」

 

 

明久の捨てたカード

『スクラップ・ソルジャー』

『スクラップ・オイルゾーン』

『スクラップ・カウンター』

『スクラップ・ゴーレム』

『ポンコツの意地』

 

 

「くっ、僕も華麗に手札を捨てて華麗にドローしよう」

 

 

力の捨てたカード

『オネスト』

『光の召集』

『ライトロード・ドラゴン グラゴニス』

 

 

「ならバトルフェイズ、デスデーモンでルミナスを攻撃!」

 

「僕の美しいモンスターに触れるのは許さない! 『ライトロード・バリア』発動」

 

 

『ライトロード・バリア』

永続罠

自分フィールド上に表側表示で存在する「ライトロード」

と名のついたモンスターが攻撃対象になった時、

自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る事で

相手モンスター1体の攻撃を無効にする。

 

 

「デッキトップの2枚を墓地に送って、その攻撃を美しく無効とする。」

 

 

墓地に送ったカード

『貪欲な壺』

『閃光のイリュージョン』

 

「させないよ、速攻魔法『サイクロン』発動! ライトロード・バリアを破壊する。そして、バトルは続行だ」

 

 

金野 力 LP:8000 → 6300

 

 

「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ」

 

 

吉井 明久

LP/ 8000  手札:4枚 

場:スクラップ・デスデーモン ATK:2700

 

「魔法・罠」:伏せ1枚

 

残りのデッキ :27枚

 

金野 力

LP/ 6300  手札:3枚

場:ライトロード・パラディン ジェイン ATK:1800

 

「魔法・罠」:なし

 

残りのデッキ :20枚

 

 

「………も」

 

 

 ん?

 

 

「よくも僕のライフに傷をつけたな。許さないぞショッミ~ンよ。僕のターン、ドロー!」

 

「僕は魔法カード『光の援軍』を発動、コストとしてデッキトップから華麗に3枚を墓地に」

 

墓地に行ったカード

『ライトロード・ビースト ウォルフ』

『ネクロガードナー』

『死者転生』

 

 

『光の援軍』

通常魔法(制限カード)

自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送って発動する。

デッキからレベル4以下の「ライトロード」と

名のついたモンスター1体を手札に加える。

 

 

「光の援軍の効果により、僕はデッキから『ライトロード・マジシャン ライラ』を手札に加え、

墓地に送られたウォルフを美しく特殊召喚!」

 

 

『ライトロード・ビースト ウォルフ』

効果モンスター

星4/光属性/獣戦士族/攻2100/守 300

このカードは通常召喚できない。

このカードがデッキから墓地へ送られた時、このカードを特殊召喚する。

 

 

「レベル4で、攻撃力2100のモンスターだって!?」

 

「このモンスターは前座に過ぎない、僕はウォルフをリリースして、

『ライトロード・エンジェル ケルビム』をアドバンス召喚」

 

 

『ライトロード・エンジェル ケルビム』

効果モンスター

星5/光属性/天使族/攻2300/守 200

「ライトロード」と名のついたモンスターをリリースして

このカードのアドバンス召喚に成功した時、

自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送って発動できる。

相手フィールド上のカードを2枚まで選択して破壊する。

 

 

「このモンスターは、ライトロードをリリースしてのアドバンス召喚に成功した時、

デッキトップを4枚墓地に送って、相手のカードを2枚まで破壊できる美しいモンスター

さぁ、ケルビムよ。その美しい効果を発動せよ」

 

 

墓地に送ったカード

『神の警告』

『ライトロード・ハンター ライコウ』

『ライトロード・モンク エイリン』

『ライトロード・サモナー ルミナス』

 

 

「そんな、デスデーモンが! だけど破壊された伏せカードは『荒野の大竜巻』

このカードがセットされた状態で破壊された時、表側表示のカードを1枚破壊できる。

僕はケルビムを破壊する」

 

 

『荒野の大竜巻』

通常罠

魔法&罠カードゾーンに表側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。

破壊されたカードのコントローラーは、

手札から魔法または罠カード1枚をセットする事ができる。

また、セットされたこのカードが破壊され墓地へ送られた時、

フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して破壊する。

 

 

「またしてもショッミ~ンの癖に! だけどこれで場はがら空き、ジェインよ、

あの愚かなショミ~ンに光の裁きを!」

 

「ぐあぁ!」

 

 

吉井明久 LP:8000 → 6200

 

 

「1枚伏せて、エンドフェイズ、ジェインの効果でデッキトップから2枚を墓地に送って

僕は美しくターンエンドだ」

 

 

墓地に送ったカード

『ソーラー・エクスチェンジ』

『神の警告』

 

 

 く、本当に強いやなんとかして体制を整えないと、お願い僕のデッキよ。僕を勝利に導くカードを!

 

 

「僕のターンドロー、………(だめか)モンスターをセット、カードを2枚伏せてターンエンド」

 

 

吉井 明久

LP/ 6200  手札:3枚 

場:伏せ1枚

 

「魔法・罠」:伏せ2枚

 

残りのデッキ :26枚

 

金野 力

LP/ 6300  手札:2枚

場:ライトロード・パラディン ジェイン ATK:1800

 

「魔法・罠」:伏せ1枚

 

残りのデッキ :9枚

 

 

「おやおや、ショッミ~ンの抵抗はそれまでかな、かな? では行くよ僕のターンドロー

僕は2枚目のソーラー・エクスチェンジを発動、『ライトロード・マジシャン ライラ』を捨てて

2枚を美しくドローし、その後デッキトップから華麗に2枚を墓地に送ろう」

 

 

墓地に送ったカード

『ネクロガードナー』

『ライトロード・シーフライニャン』

 

 

「ふ、フフフフフ、ハハハハハハ! 来た! ついに来た! 僕のデッキのエースが!」

 

「なっ、なんだって!」

 

「僕の墓地に眠るライトロードの数が4種類の場合、このカードは特殊召喚できる!

見るがいい、そして慄くがいい。これこそが僕が使うにふさわしい美しいモンスターだ

現れよ『裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)』!!」

 

 

『裁きの龍(ジャッジメント・ドラグーン)』

効果モンスター

星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2600

このカードは通常召喚できない。

自分の墓地の「ライトロード」と名のついた

モンスターが4種類以上の場合のみ特殊召喚できる。

1000ライフポイントを払う事で、

このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。

また、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、

自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。

 

 

「攻撃力……3000のモンスター!」

 

「凄いのは攻撃力だけじゃないさ、こいつは1000ポイントのライフを払うことで

ドラグーン以外のカードを全て破壊するのさ」

 

「そんな、それじゃあ君のモンスター達も」

 

「構うものか、他のモンスターなんてこいつを出すための前座、要は捨て駒でしかないんだからさぁ裁きの龍よ! 僕のライフ1000ポイントを糧にフィールドを焼き尽くせ!」

 

 

金野 力 LP:6300 → 5300

 

 

「させるかぁ! リバースカードオープン『スターライト・ロード』!!」

 

 

『スターライト・ロード』

通常罠

自分フィールド上のカードを

2枚以上破壊する効果が発動した時に発動できる。

その効果を無効にし破壊する。

その後、「スターダスト・ドラゴン」1体を

エクストラデッキから特殊召喚できる。

 

 

「破壊効果を持つ裁きの龍を破壊し、僕のエクストラデッキからあるシンクロモンスターを

特殊召喚できる。現れよ! スターダスト・ドラゴン!」

 

『ほほう、ようやく私の出番か主よ』

 

 

スターダスト・ドラゴン DEF:2000

 

 

「なんだ、そのモンスターは! それに僕の裁きの龍をよくも!……まあいい、

裁きの龍だけが僕の強さじゃないんだ、僕はジェインをリリースして

『ライトロード・ドラゴン グラゴニス』をアドバンス召喚する」

 

 

『ライトロード・ドラゴン グラゴニス』

効果モンスター

星6/光属性/ドラゴン族/攻2000/守1600

このカードの攻撃力・守備力は、自分の墓地の「ライトロード」

と名のついたモンスターの種類×300ポイントアップする。

このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、

その守備力を攻撃力が超えていれば、

その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

また、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、

自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送る。

 

 

「そして手札から死者蘇生を発動、僕の墓地からもう1体のグラゴニスを特殊召喚!」

 

「一気にモンスターが2体も」

 

「グラゴニスの攻撃力はたったの2000だがこいつは墓地のライトロード1種類につき

攻撃力が300ポイントアップする効果を持つ、棒の墓地にいるライトロードは10種類よって」

 

 

 ライトロード・ドラゴン グラゴニス ATK:2000 → 5000

 

 

「攻撃力……5000のモンスター、しかもそれが2体も」

 

「それだけじゃないさ、グラゴニスは貫通能力をもつモンスター。もしその伏せモンスターが

さっきみたいな戦闘破壊耐性を持っていても確実にお前のライフを削れる」

 

「くっ」

 

「さぁバトルフェイズだ、まずは1体目で、僕の裁きの龍を破壊した忌々しいドラゴンから血祭りだ!」

 

『グワァ、出てきてそうそう退場とはすみません主!』

 

「スターダスト!」

 

吉井明久 LP:6200 → 3200

 

「モンスターの事を心配している場合か、残りのそいつの守備力が1800以下なら僕の勝ちだやれグラゴニス!」

 

「僕のモンスターは『メタモルポット』守備力は……600」

 

「はは、なら僕の勝ちだ!」

 

「まだまだ、『ガード・ブロック』戦闘ダメージを1度だけ0にしてカードを1枚ドロー」

 

「おのれぇ、またしても邪魔を!」

 

「それだけじゃない『メタモルポット』のリバース効果発動」

 

 

『メタモルポット』

効果モンスター(制限カード)

星2/地属性/岩石族/攻 700/守 600

リバース:お互いの手札を全て捨てる。

その後、お互いはそれぞれ自分のデッキからカードを5枚ドローする。

 

 

「お互いに手札をすべて捨てて、カードを5枚ドローする」

 

「ハハハ、この不利な状況でさらに僕の手札を増やしてくれるとは、

ショッミ~ンにしてはいい心掛けじゃないか、よっぽど死に急ぎたいみたいだ」

 

「…………」

 

「なら望みどうりにしてやろう、手札を捨ててカードを美しくドロー!

1枚! 2枚! 3枚! 4枚! 5枚……5枚………あれっ?」

 

「金野選手、デッキからカードが引けなくなったため。この勝負、勝者! 吉井明久!」

 

「「えっ?」」

 

 

吉井明久:WIN?

 

 

「えっ、僕、勝ったの?」

 

「嘘だ、ウソダ、うそだ、この僕が…負けた。そんな事あるはずが――」

 

「敗者になったチームは補習ぅぅぅぅぅ!」

 

「鉄人!」

 

「鉄人ではない、西村先生と呼べと何度言えばわかるんだ吉井、まあいい金野、それとほか3名をこれより補修室へ連れて行く。」

 

「待ってくれ、鉄じ……じゃなくって西村先生。これは何かの間違いだ、

もう1度再選をお願いします!」

 

「見苦しいぞ金野、男なら潔く負けを認めるんだ、さぁこれから楽しい楽しい補修の時間だ」

 

「ぼ、僕に手を出すというのかい、もしそんなことしたら、パ…パパに言いつけてお前なんかクビにしてやる!」

 

「その事なんだが、今日お前の父君から言伝を預かっておる。『バカ息子をビシビシ鍛えてやってくれ』とな」

 

「そんな! いやだ、イヤだ、たすけてくれぇぇぇぇっぇ!!」

 

 

 そんな金野くんの叫びがしばらく会場に響いていた。ちなみに後から聞いた話だけど

補修室から帰ってきた彼は、これまでの態度とは打って違い大変模範的な生徒になっていたとか

 ……鉄人恐るべし!




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