Charlotte irregular story   作:篠崎

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何とか3話目です。

感想欄にも書きましたが、主人公はオタクであり、とあるドラマの影響を受けています。

普段は温厚ですが、転生ということもあり多少自由にやっています


準備期間

さて、天城翔の両親がクズだったと判明した事により、これからの目標は決定した。

 

 

 

まず電子機器制御を完成させる。それからその実験施設についての情報を集める。そしてレールガンの開発。後はお金稼ぎかな?

 

 

結構少なかったな。電子機器制御は後3年もあれば完成できる目処が立っている。情報についてはあまり期待していないから、施設に入った後にでも調べてみよう。レールガンも知識さえあれば結構簡単に再現できると思うし……

 

 

一番の問題は金が……ここだけ見ると、あいつらとさして違いはないように見えるが、俺は生活がかかっている。遊ぶ金欲しさではない。しかし、小学生ではまともに稼ぐ事は無理だ。ではどうやるか…

 

 

能力があるじゃないか!能力で稼ぐのは法律にひっかかってしまうかもしれないし、詐欺だのなんだのは倫理的にやりたくないが、汚い金なら問題ないし、俺の心も痛まない!確か近くに暴力団かヤクザの事務所があったはずだからそこの金を巻き上げればいいや。勿論調査もする。真っ当なヤクザもいるかもしれないしな。

 

 

 

 

 

 

 

 

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決意から約一年後…

 

深夜、閑散とした街中のビルの屋上にいた。昼ごろは窓からは時々カタギじゃない人たちが見えていたが、今は物音一つ無い。恐らくは寝静まっているのだろうが、見張りくらいはいるだろう。僕だって人殺しがしたいわけじゃ無い、金だけ奪ってさっさと帰ろう。

 

 

初めてだから慎重にやろう、といってもやり方はいたってシンプル。砂鉄で窓を開けてそこから金庫を出すだけ。金庫は後でゆっくり開けて、捨ててしまえば証拠は残ら無い。監視カメラの死角やダミーのカメラも調査済み、抜かりは無いはずだ。

 

 

対象が金属や電子機器だった場合、場所や形状は磁力でわかるから、金庫の場所はわかっている。早速行動に移そう。

 

 

砂鉄は学校のグラウンドの砂から1キロほど拝借してきている。窓は完璧な密閉は基本不可能なので、砂つぶくらいなら余裕で入る。その隙間から砂鉄を忍び込ませ、窓の鍵を開ける。今の所順調だ。

 

 

次に金庫だが、砂鉄では流石に持ち上げられず、直接磁力で動かしたほうが簡単なため、そちらの方法で移動させている。窓には警報装置が付いていたが、今の僕でも壊すくらいならできる。なるべく音が鳴らないように窓を開け、金庫を運び出す事に成功した。

 

 

 

 

 

メチャクチャ簡単だった。解錠だって金庫が最新式だったため、逆に構造がわかりやすく3分もかからなかった。

 

後は中身だが……オオォ‼︎札束が沢山!ザッと見たところ30束くらいある。これだけあれば、施設から逃げた後も余裕で暮らせるな!こんな大金を見ていると、つい、にやけてしまう。

 

この事に気付いたところで、警察に言う事なんて出切るわけ無いし、ここは家から電車で二駅は離れている。犯人が僕だと気づくわけがない。

 

ん?勿論抜け出してきましたが何か?というか、あの後、本当にもう一人子供が欲しくなったとかでおっぱじめ、妊娠しないからと一年経った今もヤっている為、僕がいない事なんて気づくわけない。

 

 

 

 

 

 

 

おっと、忘れるところだった、どうでもいい事を考える前にやるべき事はやっとかないと…さっさと金庫を戻して窓を閉めて証拠隠滅しなければ。ヤバい、笑いが止まらない。何とか声だけは我慢しなければ……

 

 

これを近くの山に埋めれば完璧だ。例え天城翔の両親が蒸発したとしても知った事ではない。この金は俺のものだ、誰にも貸さないしやらない。

 

 

 

そんな俺は、肩を震わしながら、大金の入ったトランクを担ぎ、帰路へとついた。

 

 

 

 

 

帰り際に警官に見つかり、補導されかけて逃げたのは、自分の詰めの甘さを確認させてくれた、あまり嬉しく無い思い出だ。

 

 

 

 

 

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時が過ぎるというのは早いもので、もうその実験施設への入学前日である。

 

言っておくが、小学校も高城と一緒だった。勿論まだ能力は発現していなかったが、いい友達にはなれたと思う。イジメを受けそうだった俺を遊びに誘ってクラスの輪に入れてくれたりなど、本当にいい奴だった。中学は絶対に違うが、高校ではまた仲良くなりたいと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はてさて、それはともかく、もう準備は万端である。案の定、情報はほとんどなかったが、電子機器制御とレールガン、それともう二つ、必殺技が完成した。お金も前世じゃ考えられないくらい持っている。多分、いや絶対天城翔の両親より持っているだろう。後はもう、最後の確認をして就寝するだけだ。

 

 

不安がないといえば嘘になるが、今更あーだこーだ言っても仕方がない。後は成るように成るし、したいようにする…してみせる。

 

 

そして俺は明日からの事を考えながら眠りについた…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日の朝、天城翔の両親は俺を施設まで送った。奴らは今でも中学校だと言っていたが、俺には滑稽に見えた。どう取り繕ってももう貴様らなど信用していない。今日この日は俺にとっての最初で最後の門出だ。勿論この二人からのだ。

 

 

 

嬉しいという気持ちに偽りはない。こいつらは中学校に行く事を楽しみに思っているのだろうが、俺はやっとこいつらから離れられる事が嬉しいのだ。勘違いも甚だしい、俺は満面の笑みで施設へと入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




修行パートは書かない…

これは、これからの話で回想とかで出てくる類のものではなく(ほんの少し出るかもしれない)、最後の能力のレパートリーを隠す為です。基本は反復練習なので面白くないというのもあります。なので、ほんの少し書くかもしれませんが、そんな程度です。
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