差し伸べられた手   作:カプロラクタム

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お久しぶりです。
活動報告にも書いた通り、この作品の完結を目指していきたいと思います。
キャラがぶれることもあると思いますが、寛容な目で見てくれると幸いです。



そして奉仕部へと突入する。

放課後、教室にいた逢に声をかけ昨日約束した奉仕部に俺と一緒についてくるよう言った。

 

 

廊下を歩きながら、昨日逢がした発言を思い出してビクビクしながら俺は言った。

 

 

「そういえばさ、昨日ガツンと言ってやるって言ってたけどそれ本気か?」

 

 

「うん、もちろん! ・・・雪ノ下さんって怖くないよね?」

 

 

逢は即答した。 だが、やはり少し怖いらしい。 

 

 

「大丈夫だ、問題ない。」

 

 

「それ、大丈夫じゃない奴だよ・・・・・・八幡。」

 

 

どうやら、ネタを知っていたらしい。 そのおかげで雪ノ下の怖さが伝わっただろう。

 

 

奉仕部の扉の前に立って俺はいったん止まり、深呼吸してノックした。

 

 

「どうぞ。」

 

 

中からは雪ノ下の声が響いた。 どうやらいるらしい。

 

 

雪ノ下雪乃は俺を見てこう発した。

 

 

「あれ、あなたは・・・・・・ひき、ひき、ひきがえるくん?」

 

 

「おい、あからさまに間違えるのはやめろ。」

 

 

「あら、ごめんなさい。 少しど忘れしてしまって。 ところで、そこの被害者は?」

 

 

「おい、俺の後ろにいるだけで被害者はさすがに酷くないですかね?」

 

 

さすがの俺も傷つく。 八幡のボロボロの段ボール製のハートにはその攻撃はつらい。

 

 

「あのう・・・・・・。」

 

 

お、逢。 言ってやれ! さっき、廊下で話していたことを実践する時が来たぞ。

 

 

「さすがにそれはいいすぎだと思うんですけど・・・・・・。」

 

 

逢も少し引いていたらしい。 寛容な逢でもダメでしたか。

 

 

「冗談は置いといて、そこのあなたは?」

 

 

「あ、私は八幡の友達の星野逢っていいます。」

 

 

雪ノ下は聞きなれない単語を耳にしたようで困惑している。

 

 

「八幡・・・・・・? 友達・・・・・・?」

 

 

いやなんで八幡も含まれているんですかね。 もうそこには突っ込まないけど。

 

 

「昨日言ってた俺の友達だよ。 どうだ、連れてきてやったぞ。」

 

 

雪ノ下は椅子を用意してきて部屋の真ん中にあるテーブルのところに持ってきた。

 

 

「とりあえず、どうぞ。」

 

 

「あ、ありがとうございます。」

 

 

「では、星野さん。 あなたのストーカーについての相談なんだけれども・・・・・・。」

 

 

「おい、ちょっと待て。 ひどくないですかね?雪ノ下。」

 

 

「別におかしくないわ。 私から見て被害にあっていると思ったのは事実だもの。」

 

 

「いや、逢は俺の友達なんだって言ってるだろ。」

 

 

ここまで来るとわざとなのか本音なのかわからない。 しかし、雪ノ下の言いたいことも分かる。 だって自分で信じられないし。

 

 

「あの!」

 

 

部屋に響く声。 その声の主はもちろん逢だった。

 

 

「八幡のことをそんな風に言うのやめてください! 八幡は私の大切な・・・・・・友達なんです。」

 

 

友達と言った時に少し陰りが見えた気がするのは気のせいだろうか。

 

 

「・・・・・・そう。 分かったわ。 申し訳ない事をしたわ、星野さん。」

 

 

思ったよりあっけない幕引きだった。雪ノ下ならもう少し食いついてくると思ったが。

 

 

奉仕部内に少しの間が生まれる。 雪ノ下は顎に手をやり、何やら考えた後こう言った。

 

 

「比企谷君、ちょっと三人分の飲み物買ってきてくれないかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




少し短いかもしれませんが今回はこれで終わりにします。


自分の中でキリがいいのがここになってしまったため、起承転結の起くらいしか今回は書けなかったことは自分の文才がないんだなと思わせてくれます。

久しぶりの執筆と言うのは思ったよりはかどらないものですね。

打ち間違いが多すぎて全然文章が進みません。

今回文章が短いのは展開がキリがいいのもありますが、打ち間違いが多かったからというものあります。



さて、自分の中での完結方法はまだ定まっていませんが今日中にもっと書きたいと思います。

次回もよろしくお願いします。

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