霊夢「それにしても最近困ったことがあるよの」
アリス「どうしたのよ?」
タクミ「太った?」
魔理沙「金欠?」
さとり「……」
霊夢「太ってないし金欠はいつものこと!」
魔理沙「金欠なら大して食うものもないし太らないか」
霊夢「いちいち腹立つわね…まあ、とりあえず困ったことと言うのが」
紫「空間の不安定なのね」
霊夢「あ、こいつ急にでてきて!」
アリス「空間の不安定?」
霊夢「最近多いのよ。幻想入りとか」
魔理沙「そんな頻繁に起こってたか?」
霊夢「今週だけで2人。先月は5人」
さとり「少し異常ですね」
アリス「原因はわかってるの?」
紫「それがわかってるなら困ってないわ」
タクミ「幻想入りした人はちゃんと戻ったの?」
紫「今のところはね。たまたま神社の近くだったり私が早めに見つけたり…あとは勝手に戻ったり」
タクミ「勝手に戻る?」
霊夢「ええ、空間が不安定だから幻想郷に入ったり出たりしてるのよ」
紫「空間が歪んだ形跡があるからそういうのはすぐわかるけど」
アリス「勝手に戻った人が幻想郷で何を見たか気になるわね」
紫「今のとこは何も問題はないわ。幻想郷から帰った人はみんな元の生活に戻ってるみたい。」
アリス「それより今怖いのは勝手に帰ったことね」
魔理沙「?なんでだ?勝手に戻ったやつも変わりないんだろ?」
さとり「問題はそこじゃないですよ、魔理沙さん」
魔理沙「どういうことだぜ?」
アリス「幻想郷の住民が逆にここからいなくなるかもしれないってこと」
魔理沙「え、それって」
紫「そう、ここの妖怪や人間たちが幻想郷から他の世界に行ってしまうことがあるかもしれないの」
タクミ「今まで幻想郷から出ていったやつは?」
霊夢「今のとこ0よ」
紫「でも基本そのことについては大丈夫だと思うわよ。この幻想郷においてただの人間が幻想郷の結界を破る力はないし逆にその力をもつ者が外に出ると力の大きさで出ていったのにすぐに気づいて回収するわ」
タクミ「よかった…」
霊夢「おそらく勝手に戻った人はここに来た時の空間のズレで帰ったのね」
アリス「何かの異変だったりするのかしら」
紫「たぶん一時的な結界の緩みだと思うからすぐ治ると思うわ」
霊夢「それより困るのが迷い込む人たちよ!この幻想郷に変な影響がないといいけど」
タクミ「その空間の不安定ってこっちのせいもあるのかな…」
さとり「…」
アリス「…」
魔理沙「…」
紫「全くないとは言い切れないけどそれだけとは限らないわ。タクミのような特殊な例なんてごく希にあるみたいだし。むしろ正常になるためにあなたはいるようなものだし」
アリス「そうよ!タクミは関係ないわよ!」
さとり「あったとしてもいなくなんてならせませんよ!」
魔理沙「そうだぜ!せっかくの仲間だ!消えていなくなるなんていやだぜ」
霊夢「そもそもあんたなんかで困るような空間の歪みなんてなさそうだし」
タクミ「みんな…ありがとう!」