世界を揺るがす男   作:ヤハハ

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どうも!
少し投稿が遅れました。
今回は5話目です。
ハンコック出てきます。
ちょっと原作が変わります。



修行の始まり

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シャボンディ諸島を出航してから1週間、女人国アマゾンリリーにいこうと思い、航海してる途中に海の方から九蛇の海賊船が来た。

グッドタイミング!と思っていたら、船の奥の方からカツンカツンと足音がたった。

出てきたのは、

 

「誰じゃ一体、わらわの通り道にこんな小舟を置いたのは!」

 

ハンコック様のおなーーりーー。

 

「久しぶりだな。私だよ。」

 

「そなたはまさか!レイリーか!と誰じゃ?!」

 

「俺はリファーってんだ。お前はボア・ハンコックだろ?」

 

「!!!!?わらわにむかってその口の聞き方はなんじゃ?!」

 

と言って小舟に乗り込んで来た。

え、なんか俺まずい事言ったっけ?

 

「口の聞き方っていっても普段通りに喋ってるだけだ。キャー!蛇姫さまぁーーー!とか言うと思ったか?」

 

「!!!もう良い。会話するだけ無駄じゃ。

わらわに見惚れるやましい心がそなたの体を硬くする!メロメロ甘風!!!」

 

やばい!おれはルフィじゃないから石にはなっちゃうんだよ。

もちろんやましい心もあるよ!

そりゃ、だってハンコックだよ、かわいすぎるよ!

おれは防御として、自分の体に電気を流し込み、脳の信号を数秒遮断した。

もちろん体内で能力を使っているだけなので、人からは見えないようになっている。

電気ってやっぱり色んな使い道があるから、最強なんだよな。

 

「???!なぜ石化せぬのじゃ?!わらわの虜にならぬ男などおる筈がない。」

 

ここは強がってみるか。

 

「けっ!!誰がお前みたいなデコ女を見惚れるか!お前なんかただデコが広いだけじゃねーかよ!」

 

内心、マジでごめんなさい、と謝っております。

はい、すみません。

 

「!!!!!???!そなたの存在にわらわはもう耐えきれぬ。ここでわらわが直々に首を取ってやろう。」

 

「はっ!やってみろよ!デコ野郎!レイリーは手を出さないでくれ!」

 

そしていきなりハンコックが足技で仕掛けてきた。

頭を狙ったハイキックだったので、スウェイで避けて、隙が出来たところに武装色で固めたパンチを腹にお見舞いした。

でもそんな簡単にやられる筈もなく、ハンコックは自分から後ろに飛び、衝撃を少なくして、すぐに反撃しに来た。

 

「芳香脚!!!」

 

またしても脚技。

しかしこいつは覇気が強いな。

別に石化の能力無くても、強い。

覇気が強いし、くらったら石化する技なので、避けるしか無いな。

後ろに飛んで、避けて、芳香脚が終わったところに武装色の回し蹴りをしたんだが、あっちは武装色で固めた腕でガードして、そのまま蹴り技をしてきたので、

 

「サンダールーム!」

 

おなじみのサンダールームです。

そして俺はハンコックの後ろに瞬間移動して、最高に固めた武装色の脚で蹴り飛ばした。

さすがにこれはKOだよな!?

 

「ゲホッ!カハッ!・・・・・・・・・そなたは強いな。まさかわらわが負けるとは。」

 

「でもお前も中々だったぞ。まさか今の一撃で気絶しないとはな。覇気が強かったから、一発食らったら、おれも終わりだったな。」

 

「情けなど無用じゃ。負けは負けじゃ。」

 

「そうかい。」

 

なんかハンコック、性格変わってない?

こんなに素直だったっけ?

まあ、いっか。

 

「話の最中にすまないが、ハンコック。ルスカイナ島に行きたいのだが、いいかね?」

 

「ルスカイナ?いいが、なんの為にあそこに行くのじゃ?」

 

「リファーの修行だ。あそこなら強い動物達がたくさんいるから。」

 

そうそう、シャボンディ諸島からここに来るまでの道中で、レイリーと親しくなったんだ。

その影響かどうかは知らんが、レイリーが俺の事をリファーと呼ぶようになったんだ。

だからおれもレイリーと呼ぶようにしている。

 

「レイリーは別にいいのじゃが、そやつは送らぬ。なぜ、そやつをわらわの船で送らないといけないのじゃ!そんなことより聞きたいことがひとつある。レイリーはシャボンディ諸島に住んでいたのじゃろう?先日、・・・・て、天竜人の殺害がシャボンディ諸島で起こったのは知っておるか?」

 

「えっ!?送ってくれないの?」

 

「そなたは黙っておけ!目障りな!」

 

前言撤回します。

やっぱり性格がくそだわ、ハンコック。

あんなにかわいいのに・・・・・

なんか前世で性格悪くてかわいい子と性格良くてかわいくない子、どっちと結婚する?とかいってたな。

でも俺は断然、前者の方かな。

 

「あー、あの犯人は知っているよ。」

 

「な、なに?!」

 

「その犯人はここにいるリファーだ。」

 

「あー、あれか。天竜人のやつが気に食わなかったんだ。」

 

「・・・・・・・では天竜人に手をあげたのは事実か。」

 

「ああ。」

 

「まだ、まだそんな大バカ者がこの世界におったのか!!!」

 

「なんでお前がそんなこと言うんだ?関係ないだろ。」

 

「そなたには全て話そう。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・わらわと船にいるマリーとソニアはその昔、天竜人の奴隷だった。」

 

「・・・・お前が?!」

 

「そなたは。・・・・・・・・・・・・奴隷であったわらわを、蔑むか?」

 

「なに言ってんだよ。そんなんで蔑む程、おれは糞みたいな奴じゃないし、更におれは天竜人のこと嫌いなんだよ。」

 

「・・・・・ふふふっ。そなたを気に入ったぞ!!ルスカイナまで送ってやろう!」

 

「まじかー!!ありがとう!!」

 

その後、ハンコックとレイリーと共に船に乗り、ルスカイナ島まで行った。

その後にハンコックたちはアマゾンリリーに帰っていき、今はおれとレイリーの二人だけでいる。

 

「ここが、ルスカイナ島!」

 

「大昔、ここには国があったという。だが生存競争に人は破れた。苛酷な自然、天険の地だ!猛獣の数が夥しいな!とても数えきれない。」

 

「レイリーはすげーな。数まで覇気で分かるのか!」

 

「君もそうなるんだよ。いや、君は私以上の才能を秘めている。」

 

「そ、そ、そうなのか!」

 

「まず、君には覇気の修行をしてもらう。今の君の覇気のレベルだと、海軍の大将や中将に手も足もでないだろう。これを第一に鍛える。」

 

確かにジジイに勝てなかったからなー。

おれ、エース、サボの三人でも勝てなかったし。

 

「だけど、おれ、覇気の鍛え方とかさっぱりなんだよ。コツとかないのか。」

 

「いいか、リファー。覇気とは全世界の全ての人間に潜在する力なんだ。気配、気合、威圧、それら人として当たり前の感覚と何ら変わりはない。ただし大半の人間はその力に気付かず、あるいは今の君みたいに引き出そうにも引き出せず一生を終える。」

 

「そうだな。俺の場合、覇気はまだ少しかじった程度だからな、本当の覇気使いとは呼べないだろうな。でも引き出せないで死ぬなんて絶対嫌だな。コツとかはないのか?」

 

「いいか、よく覚えておけ“疑わないこと”それが“強さ”だ!」

 

「疑わないこと......なるほど、確かに言われてみれば半信半疑だったかもしれない!」

 

「疑わなくなったら覇気のレベルはおのずと上がる。まあ、私の助言はここまでだ。覇気の修行の次に能力の修行だ。ロギア系ビリビリの実の電気人間。この能力は鍛え上げたら相当のものになるだろう。今の君の技はレベルも低いし、レパートリーも少ない。もっと強くしないと能力者とは言えんな。それに新しい技も考えておいた方がいいな。この森の動物たちは本当に凶暴だ。それに勝てるくらいの技を身に付けるんだ。」

 

「今の技を強くして、更に新しい技を考えるのかきつい修行になりそうだな。でも、分かった!俺、頑張るよ!」

 

「うむ。その次に海軍の六式だな。これも鍛えること。六式は鍛えることで本領発揮ができる。私は使えんが、君なら出来るだろう。頑張りなさい。それに君の持っているその刀。最上大業物の電神剣だな。電気を操る能力者が持つと、破壊力を増すという刀。初めて見たな。剣術は私も知っているので、教えよう。まあ、うまいとは保証出来んが。その刀は雑魚をまとめて、片付けるときに使うといい。まあこのくらいだな。・・・・・・そうだな。こんなに鍛えるんだ。けっこうな年数はかかるが、9年だ。9年で君を鍛え上げる。」

 

「9年か、分かった。ありがとう!レイリー、俺さ最近夢が出来たんだ。」

 

「夢?!」

 

「おれは海賊王になりたい!」

 

やっぱ、この世界に生まれてきたんだから、海賊になるなら頂点を目指さないと。

神様から貰った特典も台無しにはしたくないな、やっぱやるならてっぺん取らないと。

 

「ふん。君の人生だ。好きに生きなさい。少し、森を歩こうか。森のレベルが分かるだろう。」

 

レイリーについていくと、森に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

歩き終えた感想

 

森の中ではコルボ山にはいない動物たちが、うじゃうじゃいるし、もうマジでやばいって。

本当にルフィここで2年間も過ごせたのが、凄い。

尊敬しちゃうわ。

コルボ山の大虎なんか、かわいく見えるよ、ほんとに。

原作にも出てきた、安全な場所の大根みたいな木のところも紹介された。ここを寝床とするらしい。

 

「よし!修行を始めるぞ!リファー!」

 

「分かった!よろしくな!レイリー!」

 

そして、修行という名の地獄の生活が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

修行中のとある一日

 

 

毎日毎日、来る日も来る日も修行に打ち込んだ。 

覇気、悪魔の実の能力、六式、剣術、マジできつすぎる修行。

レイリーの目を盗んで今はサボっております。

最近、ハンコックが食事を届けに来てくれる。

ハンコックは毎日来たいようなんだけど、レイリーが注意して、一年に2、3回だけ来ている。

あの感じだと、どうやら俺に恋心を持ってしまったらしい。

まあ、嬉しいっちゃ嬉しいんだが、もうこれ原作ぶち壊しじゃね?

ハンコックいないとインペルダウン入れないじゃん、ルフィ。

でも、なっちまったなら仕方ないな。

原作ぶち壊して行くしかないな。

・・・・!おっとものすごい血相を変えて、レイリーがこっちに来てるよ、怖いーー。

精神を統一してたと嘘をつこう、うん、これしかない。

修行しないと、後で怖い思いするからな。

じゃあ、修行を始めますか!!

 

 

 

 

 

今日もまた、地獄の始まり。

 

 

こういう地獄に化した日々を積み重ね、ある最強の人物が誕生していく。

 

そう、後に“世界を揺るがす男”と呼ばれる、人物が。

 

その男の名はモンキー・D・リファー。

 

後に語られる彼の名は“電(いなずま)の王 リファー”

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回は少し長く書きました。
修行編はとくに書くこともないので、今回で終わりにしようと思います。
次回から、主人公の冒険が始まります。







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