世界を揺るがす男 作:ヤハハ
待っててくれたり楽しみにしていてくれた方々、申し訳ありません。
今回から主人公の冒険?が始まります。
書くことがないので、時間が一気に吹っ飛びます。
それではスタートです。
9年後
「ふーー。今日で終わりか・・・。なんか長いような短いような9年だったな。」
終わりました!地獄の修行。
修行の成果は自分でも疑うくらいに凄いことになってるよ。
おれ20歳で世界最強になってるかもしれない(笑)。
・・・・・・・・・すいません、調子のりました。
覇気のレベル、悪魔の実の能力、六式のどれをとっても自信あるな。
それに加えて、剣士の技術もあるよ。
もう、かなりの奴になったと思うんだよね。
とりあえず、この島でやることは終わったな。
アマゾンリリーに行って、ハンコックに挨拶でもするか。
ハンコック仲間になってくれたら嬉しいんだけど。
あんな可愛い人を仲間にできたらなぁー。
毎日、目の保養になるよね!
アマゾンリリーに行くためにレイリーが残していってくれた小舟に乗り込む。
アマゾンリリーのログポーズはあるから、確かこれに沿って行けばいいんだよな。
おれは航海術は少しかじった程度だから嵐とかにあったら、間違えなく死にますよ。
まあ、ルスカイナからアマゾンリリーまではカームベルトだからアマゾンリリーのログポーズをたどって、船を漕ぐだけでついちゃうけど。
でも、船を漕ぐのはめんどくさいなぁー。
そうだ!能力使えばいいんじゃん!
9年も修行したのよ。
悪魔の実は鍛えれば鍛えた分だけ強くなるってことを身をもって実感しましたよ。
しかも、ビリビリの実は本当に色んなことに使えるんだよね。
俺は船尾の方の海に手をかざし、電砲よりも強力な技を発動した。
「電撃砲!!」
電撃砲は電砲よりも破壊力も範囲もでかい。
まあ、今の俺の技の中で結構弱い方の技なんだけどね。
これで一気にアマゾンリリーだぜ!
見たか、サニー号!
クードバーストをパクらせていただきました。
宝樹なんていらないんだよ!
数分でアマゾンリリーについた。
着地時の影響で、レイリーから貰った船が木っ端微塵になっちゃった。
おれは電気化して回避したけどね。
アマゾンリリーで挨拶したら、シャボンディ諸島でも行こうかな。
あ、でも俺、どうやってシャボンディ諸島に行けばいいんだ?!
半年前にレイリーが帰っちゃったし。
ログないし、船もないよ!
ハンコックに頼むしかないか。
ここで強くなった技を披露する。
「サンダールーム!」
今一度、説明をここで補足しておこうか。
サンダールームってのは感電や瞬間移動に使う技です。ただ感電に関しては武装色を使えるやつは効かないんだ。
まあ説明はこのくらいにして、俺はサンダールームを島くらいの大きさに調整して、九蛇城の中のハンコックの部屋に入った。
そう、地獄の修行の末に島の大きさくらいならギリギリ作れるようになったんだ。
チートだよね。
これでハンコックを驚かせてやろう。
「やあ、久しぶり。ハンコック!」
「だ、誰じゃ!!?・・・・・・・・・・・ん?そ、そなたはリファーか!!久しぶりじゃな!どうしたのじゃ?なにか用か?見つかったらレイリーに怒られるのでは?」
「んーと、修行は今日までなんだ。実際、レイリーは半年前、シャボンディに帰ったし。そろそろこの島を出ようと思ってな。とりあえずシャボンディ諸島に行きたいんだが、そこでハンコックにお願いがあるんだ。おれをシャボンディ諸島まで送ってくれないか?」
「そなたが望むのならわらわはどこへでも行きます!」
「まじか!ありがとうな!ハンコック!!お前やっぱ、大好きだ!」
「(大好きと言われた!まさかこれが結婚!?)」
「結婚してもいいぞ!お前となら!」
「な、なに?本当か?!ん?そなた今、わらわの心を?!」
「ああ、修行の成果だ!心も読めるようになったんだ!」
「そ、そうなのか。強くなったのじゃな。それにわらわとけ、け、け、け、け、け、け、け、結婚?」
「まあ、それなんだけど、結婚の前におれと一緒に世界をひっくり返さないか?」
「それはわらわを誘っておるのか?良いのか?わらわが最初の船員で。」
「ああ。お前しかいないんだ。頼むよ、ハンコック!」
「そなたが望むなら、分かった!わらわも共に行こう!」
「よっしゃ!一人目だ!よろしくなハンコック!」
「うむ。よろしくじゃ!リファー!」
えっ!?原作はどうしたかって?そんなの知るか!
俺がこの世界に来たんだから、ぶち壊して行くぜ!
海賊王には俺がなるんだからな。
ルフィよ、貴様におれは越えられん!
「じゃがリファー。この島は......どうすればいいのじゃ?」
「ああ。それなんだが、色々と考えてみたんだ。で、結果的にこの島は俺のナワバリにすることにした!襲ってきたやつは例え海軍であろうともフルボッコだ!電伝虫で電話一本貰えれば、ビリビリの実の能力で瞬間移動しまくればすぐにここに来れるし。」
九蛇の人達を集めた後に、俺は自分の海賊旗を九蛇城のてっぺんに掲げた。
俺の海賊旗はドクロが書いてあって、その背景に“電”と書いてあるすごくシンプルなマークだ。
「今日からこの島は俺のナワバリにする!!」
「よいか!皆のもの!わらわはリファーと共に行くことにした!九蛇海賊団からわらわは抜ける!新しい船長はソニアとマリーにする!」
「「「「「そんなぁーー!蛇姫さまぁーー!」」」」」
「よいよな?!」
「「「「「もちろんです!蛇姫さま!」」」」」
「じゃあ、そろそろ行こうか。」
「そうじゃな。」
おれとハンコックは九蛇の人達と共に九蛇の海賊船でアマゾンリリーから旅立った。
船に乗ること1週間。
シャボンディ諸島に到着した。
「それではここでお別れだからな!お前ら送ってくれてありがとな!」
「ソニア!マリー!国を任せた!わらわはリファーと共に海賊をやることに決めた!」
「「ええ、姉さま。ご武運を祈ります。」」
別れをサクッと済ませて、おれとハンコックは島に入る。
とりあえず、13番グローブに向かおう。途中で偉大なる航路饅頭、通称グラマンを買って、シャッキーへのおみやげにする。
そして、ハンコックと雑談をしながら歩いていたら、もうシャッキーズぼったくりバーについた。
やっぱ仲間がいると、飽きないわ。半年間、一人っきりだったからね。
いいね、海賊人生!
楽しくなってきたなぁ!
そんなことを思いつつ、バーのドアを開ける。
「こんにちわーー!」
「いらっしゃい。・・・・・あら?モンキーちゃん?久しぶりね!それとハンコック?」
「そなたはシャッキーか。久しぶりじゃな。」
「あ!これどうぞ!おみやげです。」
「これはグラマンね。ありがとう。」
「ところでレイリーいますか?」
「レイさんなら、そこらへんをうろついてるか、オークション会場にいるわ。」
「そうですか!ありがとうございます!あ、ハンコックは待ってるか?」
一応、ハンコックに聞いてみる。
「いや、わらわも行こう。」
「そうか。じゃあこれで失礼します。」
「早いのね。いってらっしゃい。」
そういって、入って早々、店を出る。
なんかシャッキーに悪いね。
オークション会場だから、1番グローブに向かって、おれとハンコックは歩き始める。
気がつくと、隣でハンコックがブルブル震えてる。
「大丈夫か?ハンコック」
「だ、大丈夫じゃ。」
「まあ俺がついてるんだし安心しろよ。天竜人はいたらブッ飛ばせばいいし。」
「あ、ありがとう、リファー。」
話をしていたら、1番グローブについちゃった。
そして俺らは人間オークションの会場に入る。
ここに来た理由は三つ、一つ目はレイリーに会うこと。
二つ目はハンコックをびびらせているクズどもを排除すること。
三つ目は、クズを倒して大将を呼び、名を上げること。
「よし!行くか!」
「どうも皆様!!今回も良質な奴隷たちが勢揃いでございます!それではさっそくオークションを始めましょう!!!」
おー!!懐かしいな!この雰囲気!
司会もやっぱりあいつになってるな。
9年前と違うやつ。
なんだっけ?名前?えーと、ディスコくんだっけ?ドフラミンゴに裏切られる奴だよね。
「おー、始まってるねー。」
「リファー、とっとと倒してレイリーを探さねば。」
「ああ。そうだな。」
と言って、おれはVIP席に座っていた天竜人の前に立つ。
今回は天竜人は二人いるので一人を倒そう。
「なんだえ?貴様。無礼だえ。」
「どっちが。とりあえず、お前を殺さないと大将が来ないんでね。恨みはないが色んな人の願いにおれは応えるとするよ。お前にはこの技で充分すぎるだろう。電撃砲!!!」
一人の天竜人が吹っ飛んでいった。
まるでロ⭕ット団みたいにね。
星になってるよ。
「海軍大将と軍艦を呼べぇ!!目にものを見せてやる!」
よし、いいぞ。大将を呼べ!!
早く来いや!
もう一人も用済みなので覇王色で気絶させとく。
「「「「に、逃げろーー。海軍本部から軍艦と大将が来るぞーー。」」」」
「り、リファー!!そんなことを公してはまずいぞ!!わらわたちも逃げよう!大将が来ては叶わぬ。」
「なに言ってんだよ、ハンコック。大将なら俺がぶっ倒す。未来の海賊王の船員だぞ。そんな小さなことで慌てるな。」
空島のルフィの言葉いただきだぜ!ちょっと自己中っぽい言葉だけどね。
少し経った後に
「やれやれ、やはりリファーだったか。私は金も盗んだから帰るとするか。おぉ!ハンコックもいるのか!何しとるこんな所で!」
「レイリー!久しぶりだなぁ!そろそろ行くので別れの挨拶にと来たんだ!」
「わらわはリファーと共に行くことにしたのじゃ!レイリー、貴様にとやかく言われる筋合いはないぞ!」
「そうか。わかった。それにこれから大将がくるな。だが、今の君なら問題なかろう。」
「あぁ。あと小舟を一隻貰いたいんだが。」
「小舟でいいなら3番グローブにあるはずだ!」
「わかった!じゃあ、そろそろ行くから、本当に色々ありがとう!レイリー!」
「ああ。頂点まで行ってこい!!!」
会話を終えて、おれとハンコックはオークション会場から出る。
すると
「いたぞぉ!今回の主犯!捕らえろ!」
海兵がたくさんいますねぇ。
まったくおれとハンコックにこの数とは暇してるねぇ海軍。
だが、何人束になってかかって来ても、おれには勝てねぇよ。
腰に手をかけ、電神剣を抜く。
「壱の舞、電羅剣舞!!!」
大きい電気の竜巻が出現し、海兵全員一気に倒した。
この技を簡単に説明すると、電神剣で竜巻をつくりそれに俺の能力で電気を電神剣を使って間接的に竜巻に流し込む。
そうすることで竜巻から出ようとしても、体が痺れて動けずに切り刻まれるという仕組みだ。
「さてと、それじゃあ行きますか!」
「す、すごいの。本当に強くなったのじゃな。」
「あぁ、まだまだこんなの本気じゃないよ。3番グローブに行こうか。」
歩くこと数分
突然、
「ん~~。遅いねぇ~~。速度は重さ。光の速度で蹴られた事はあるかい。」
その言葉と同時に腹部に重い蹴りを食らい、吹っ飛んだ。
「カッ!ゲホッ!油断した。光なんかで蹴られたことはないよ。お前とは始めて会ったからな。貴様は大将黄猿だな。」
「お前は~~?謎の新星と言ったところかい~~?それに海賊女帝ボアハンコック!これはどういう風の吹き回しだ~~?!」
「わらわはそこのリファーの仲間になったのじゃ!七武海はやめる!」
「なるほどぉ~~。称号剥奪だねぇ~~。」
「ハンコック!!少し下がっていた方がいいぞ!おい、大将!そろそろ戦闘と行こうじゃねぇか!格の違いを教えてやるよ。」
「わっしが負けたら海軍の顔が立たんでしょ~が~!」
「サンダールーム!」
黄猿相手に瞬間移動なしは無謀すぎるからな。
とりあえず、サンダールームを作る。
「どう足掻こうともわっしは光。追い付けるわけないでしょ~~が。」
と言って俺の背後に光の速度で回って来たので、
「お前は瞬間移動というものを知らねぇのか。」
俺も瞬間移動であいつの後ろの方に回る。
この世界では光の速度より瞬間移動の方が早いのだ。
黄猿は戸惑っているようで、その隙に俺は嵐脚に電気を加えた技を黄猿に放つ。
「電脚!!」
「グッ!!」
もちろん覇気付きだよ。
じゃないとロギアなんて相手にできないからね。
流石に一回でやられる筈もなく、あいつは起き上がってきた。
「やるねぇ~~。けどもう終わりだよぉ~~。八尺瓊勾玉!!」
ジャンプして両手の親指と人差し指で円をつくり、そこから無数の光の弾丸を撃ってきた。
「たしかに速いが、俺からしたら止まってるようにしか見えないな。」
サンダールーム内にいるので俺は黄猿の背後に移動して、腰に手をかける。
「なに~~~~!?」
まったく自分の命の危機だってのに、そんな悠長な口調しやがって。
「食らえ!!」
電神剣を抜く。
「弐の舞、電光の一閃!!!」
この技は強力な電気と覇気を込めた一閃。普通なら当たったら確実に相手を死に至らすが、今回は手を抜いた。
「グワァァァ!」
黄猿の腹の横を狙い、抉ることで重症にさせた。
さすがにここで死んでもらっては困るのでね。
「お前にはまだ死んでもらっては困るんだよ。その傷くらいなら全治一年ってとこか。」
「「「黄猿大将!!!」」」
「そいつをもってマリンフォードへ帰りな!!それともう一つ!俺は海賊だ!!!ハンコックは俺の仲間になったと、上層部に伝えておけ。」
「「「・・・・・・・・・・くっ!医療班!急げ!」」」
「じゃあ、行くか!ハンコック!」
「うむ。」
3番グローブに行き、レイリーから貰った小舟に乗り込み、シャボンディ諸島を出航した。
翌日、船の上にて、
「ふわぁ~!おはよう、ハンコック!」
起きたら俺より先にハンコックが起きていた。
「リファー!!起きたのじゃな!!新聞を読んだか?!」
「い、いや、俺はまだ起きたばっかで、」
「そうか!これが今日の新聞じゃ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
大将敗れる?!!
昨日、とんでもない事件がシャボンディ諸島で発生した。内容は天竜人を殺害した人物を大将が捕らえに行ったのだが、大将までもが破れてしまった!!謎の超新星の登場か!!?更にその仲間にはかの七武海であった人物、強き気高い、あの人物までも!!!?
船長、電の王・リファー
船員、海賊女帝ボア・ハンコック
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
WANTED
DEAD OR ALIVE
モンキー・D・リファー
7億ベリー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
WANTED
DEAD OR ALIVE
ボア・ハンコック
4億5000万ベリー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「よっしゃーーー!」
これだよ!
これを待ってたんだ!
始めからこの賞金額は半端ないねぇ!!
「ほう!わらわもこんなに上がったのか!」
ハンコックも嬉しそうな表情してますなぁ!
「よーし!ゴホン!俺達の手配に祝って乾杯だぁ!」
二人だけなのに、随分と賑やかな、宴を始める一行だった。
彼らの次の目的地は水の都・ウォーターセブン。
今回は冒険?なのか分かりません。
次からですかね。
感想待ってます。