世界を揺るがす男 作:ヤハハ
これからは月1ペースくらいになると思います。
勝手ですが、これからも見てくれると幸いです。
それでは「始まりと終わり」のスタートです。
一日前、海軍本部にて
センゴク元帥の部屋
「まったく天竜人を手にかけるなど何処の命知らずだ!!」
「まー、そう怒るなセンゴク。今頃、ボルサリーノに捕らえられてる頃じゃい。バリッ!!」
「ガープ!!貴様いつまでここでセンベイを食べている!とっとと仕事しろ!!」
ガープとセンゴクが話し合いをしているなか、いきなり部屋のドアが強く開いた。
「し、失礼します!!!」
「ノックくらいせんか!!それで、なんの用だ!」
「先程、黄猿大将の軍艦から連絡が!」
「捕らえたか。」
「い、いえ。連絡は黄猿大将と犯人が交戦した結果、大将が犯人に破れました!!大将は腹部を抉られ、全治一年。また、犯人は仲間と思わしき人物と共に逃走。その仲間は王下七武海の海賊女帝ボア・ハンコック!!そして、その海賊女帝が呼んでいた犯人の名前はリファーと、連絡がありました。以上です!」
センゴクは手で頭を抑え、ガープは驚愕の顔つき。
「黄猿がやられただと!?海軍本部大将だぞ!!なぜ手を抜いたんだあいつは!!それともそいつの実力が黄猿以上なのか!!クッ!.....」
「なん、じゃと、り、リファーと言ったか?」
「はい!」
「ッ!!!あの馬鹿め!生きておったなら大人しくワシの言うことをきいておればよいものを」
「どういうことだ?ガープ。」
「そいつは、リファーはワシの孫じゃい。」
「!!!!!!家族揃いも揃って。直ぐに手配書を作れ!!ボア・ハンコックも称号剥奪!新しい賞金額をつけろ!」
「金額はどのように致しますか?」
「犯人は7億!ボア・ハンコックについては4億程度にしておけ!大将を凌ぐ者に加えて、あの女とはな。この先の海は荒れるぞ......」
そして、また手で頭を抑えるセンゴクであった。
ここはシャボンディ諸島3番グローブの沿岸付近の木の陰
「行ってしまったわね、モンキーちゃん。」
「ああ。」
「あら、レイさん泣いているの?涙なんか流しちゃって。」
「リファー。あいつを見ていると、かつての
ロジャーを思い出す。」
「モンキーちゃんかっこいいものね。」
「強くなったものだ、9年前まではろくに覇気すら使えなかったというのに、大将を退けるとは。」
「私、やっぱモンキーちゃんのファンだわ。」
そして翌日、リファーの手配書が入った新聞が全世界に配布された。
ここは新世界のとある海域
「お!オヤジーー!これを見てくれー!!!」
「んーー?どうしたぁ、エース。朝から騒々しい。」
「こ、これを見てくれ!」
「これは今日の新聞じゃねぇか。!!!!!?なんだコイツは?」
「モンキー・D・リファー。俺の兄貴だ。何の音沙汰もねぇから、もうとっくの昔に死んだと思ってたが。生きてたんだ!!」
「初頭手配でこの金額か。グララララララ!!!面白くなってきたじゃねぇか!それにエースの兄貴となると一度会ってみてぇもんだな。長生きしてみるのも悪くねぇ。」
「よかった!本当に生きててくれてよかった。もうとっくに死んだのかと!」
「グララララ!!こいつ、シャボンディで天竜人を殺した上に大将を倒してやがる。実力も申し分ねぇな。」
「リファー!!いつか会おう!!この広い海の上で!!!」
ここは東の海のゴア王国・コルボ山。
「る、ルフィーーー!大変だーー!!」
「ん?どうした、ドグラ?」
「今日の新聞、凄いことになってるぞ!とりあえず、これを見てくれ!」
「ん?この名前は!?り、リファー!?随分と顔が変わっているが、間違えない!!リファーだ!!!!」
「リファーの奴、生きてやがったんだ!」
「ははは、なんだよ金額は!さすがリファーだ!すっげぇぇ!リファーが一番、サボとエースが二番か!あと少しで俺も!よーし!頑張るぞ!!!」
そしてここはリファーたちのいるW7
「よっしゃーー!ついたぞ!ウォーターセブン!!」
いやー、本当に長い航海だった。
食料なんかすぐに底をついて、俺の能力で魚を釣って、電気の熱で焼いて食べての毎日だったよ。
小舟だから余計に航海が長くなっちゃったし。
船を買うためにシャボンディで天竜人から1億入ってるケースを5個取ってきたんだ。
「ふー、ようやくついたのか。長かったの。小舟で航海するわけにはいかんし、ここで一つ、船を買った方がよさそうじゃの。」
「そうだなー。じゃあ俺が4億持ってガレーラカンパニーに行って、船の事を聞いてくるから、1億やるからハンコックは街に行って、服とか食料とかを買っておいてくれないか?あと、それ終わったら、宿取っておいて!」
「な、なぜじゃ?わらわもリファーと共に行きたい!」
「いや、まだ俺らの手配書が出たばかりだから、二人で行動するのはよろしくないな。賞金狩りに会ったらメンドクセェ。この島にいられなくなったら本末転倒だよ。だから、お願い!」
「む!リファーの為。なら我慢。」
「いいか!ハンコック!なるべく顔を隠しながら街を歩くんだぞ!」
「うむ。分かった。」
「このフードつきのマントを着てれば大丈夫だ!二つあるから、おれも着れるな。」
「リファーとペアルックじゃ!!!」
「うん。まぁ、そうなるね。それじゃ、そろそろ行くね。」
「サンダールーム!」
島の大きさのサンダールームを作り、ガレーラカンパニーの前まで瞬間移動する。
ガレーラカンパニーの前に行くと、大きく1と書いてあるドアが目に入った。
「なんだっけ?ここ。9年もワンピース読んでないと忘れちゃうよ。まあ、入ればわかるか。」
工場の柵を乗り越えようとすると、いきなり人が飛んできた。
「おっと待つんじゃ。よそ者じゃな?」
額を手で押さえようとしてきたから、後ろにバックすることで避ける。
「自分から下がってくれたか。工場内は関係者以外立ち入り禁止じゃ。」
「あっ、そうだったの。ごめん。」
「フードを被ってるとだれだか分からんな。」
「あー、このフードは取っちゃいけないんだ。それよりお前、今の移動方々。」
「ん?あー、いきなりダッシュで現れたから驚いたか?ワシはここでは山風と呼ばれとる。カクじゃ。」
「いやいや、今のはダッシュじゃなくて剃だろーよ。まあ、どっちでもいいや。そんなことより、俺は旅人なんだが、船のカタログとかくれないか?」
「!!(こいつ、剃を知ってる?!まずいな、消しといた方がいいのか?あとでルッチに相談じゃな。)ああ、カタログならあるから、少し待っとれ。」
「ンマー。いや、その必要はない、カク。」
「アイスバーグさん?」
「カタログなら俺が持ってきた。カク、お前は仕事に戻れ。」
「了解じゃ。」
と言って、カクはこの場を後にする。
んーー、あいつどっかで見たことあるんだよな。
あとこの町にCP9っていうやつ出てこなかったっけ?
確か、リーダーが化け猫のルッチだったよな?
ん?カクもたしかキリンで仲間だったような。
じゃ、あいつも敵か。
後で痛い目見せてやろう。
「ンマー。おい、お前。カタログならこれだ。」
「ああ。ありがとう。」
カタログをめくって見てみるがなーんかいいのがない。
「なー、アイスバーグさん。ここで自分流の船を作りたいんだが。」
「金が結構かかるが?いいのか?」
「多分、大丈夫だ!シャボンディで天竜人から結構盗んだから、俺の懐に4億あるから。」
服の中からケースを取りだし見せびらかす。
「これで海賊船を一つ頼む。大型の船で色は黄色で船首は雷神をモチーフにしてくれ。帆には電と書いてね。」
「海賊船?電?...........まさかお前は海賊の電の王リファーか?」
「あ、やべ。結局バレるのか。まあ、そうなればフード被る必要ないな。いかにも俺がリファーだ。」
と言い、おれはフードを取る。
「おい、カリファ。」
「ええ、調査済みです。
電の王リファー
海賊女帝ボア・ハンコック
2人の賞金額を有し、総合賞金額、11億5千万ベリー。シャボンディ諸島にて大将を打ち破った者に、元王下七武海がいる、現在二人組の海賊、電の海賊団です。」
「そうか。よくきたな。さっきの頼み、受け入れよう。大体、一ヶ月あれば完璧に作り終わる。」
「まあ、そんくらいか。分かった。俺たちは街の宿屋に止まるから、何かあったら、来てくれ。」
そう言い終わり、カリファが帰って、アイスバーグも帰ろうとしていたので
「アイスバーグさん。サイファーポールには気を付けな。」
「!!!どういうことだ?」
「おれも詳しくは調べて見ないと分からんが、少なくともここに、ガレーラカンパニーにはいるぜ。」
「..........そうか。ありがとう。やはり狙いは、」
「プルトンの設計図だろうな。」
「!!?お前はどこまで知っているんだ?」
「さあね。だがあんたの辛い過去と解体屋フランキーとの関係は知っている。」
「............そうか。」
「それじゃあそろそろいくよ。新しい情報が入ったら教えにいくからさ。」
「ああ。色々と世話をかけるな。」
おれは見聞色で宿にいるハンコックを見つけ、瞬間移動して、その場を後にした。
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その夜
「ルッチ。面倒なやつがこの島に来たそうじゃ。」
「カクか。面倒だったら消してしまえ。俺らCP9の任務の目的はプルトンの設計図だ。」
「しかしじゃ。相手が7億の首となるとワシとて勝てるかどうか。」
「7億?電の王のことか?そうか、確かに任務の邪魔だな。長官に連絡を取る。」
「了解じゃ。」
その後、CP9長官スパンダムが海軍大将二人を動かすことはまだ、誰も知らない。
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翌日
「ふあ~~~~。」
おはようございます、リファーでございます。
今日はなぜか分からんが早く起きれたな。
なんかこう、胸騒ぎがするんだよな。
「り、りぃふぁ~。」
うん、隣でハンコックが寝言を言ってるわ。
可愛いなーー。
あ、ダブルベッドの隣ね。
もうベッドの上で男と女が一緒に寝たら、どうなるか、分かるよね。
まあ、ご想像にお任せしますが。
「にしても、今日は嫌なことが起こりそうだなー。」
とりあえず、朝の支度を済ませて、宿の外に出る。
海を見たいから海岸に行ってみようか。
散歩がてら、海岸に行くと、広い海が広がっていた。
だんだんと霧が晴れ、奥の方に海軍の軍艦が二隻見えた。
一応のため、見聞色で見てみると、一隻には大将・赤犬、もう一隻には大将・青雉がいるのが分かった。
「・・・・・・・・・は?」
ちょっとちょっとちょっと、どゆことよ?
なぜ大将が二人もこんなところに?
流石にこんな島であいつら二人と戦ったら、ウォーターセブンが危ないぞ。
どうしよう?
よし、とりあえずハンコック起こそう。
おれは決めたらすぐに行動に移すタイプなのだ。
すぐさま宿に行き、ハンコックを無理矢理起こす。
「ん?なんじゃ?リファー?まだ早いぞ。」
「そんな悠長なこと言ってられねぇ!!!大将が、二人も来やがった。」
さすがにこの言葉で状況の不味さが分かったみたいで、直ぐに顔を真面目な顔へ変える。
「それで、リファー。どうするつもりなのじゃ?」
ハンコックが着替えながら言う。
まあ、正直ハンコックの着替えは何回も見てるので互いに恥ずかしがることはない。
「そうだな、まずこの島で戦ったら、せっかく綺麗なウォーターセブンが粉々だ。それだけは避けたいな。無関係な人達も死ぬ可能性が出てくるし。ぶっちゃっけ逃げるが勝ちっていうやつかな?」
「リファーが言うなら間違えはないじゃろう。」
「じゃあ、行くぞ!早くしないと、あいつら来ちゃうから。」
と言って、半ば強引にハンコックを宿から出す。
船がないと動けないので、昨日停めた小舟のある岬へと足を進める。
岬につくと、先に海軍がいた。
「えっ!?待ち伏せ?」
すると奥から、大柄な男が出てきた。
「貴様らはここで終いじゃ。観念せい。海賊が。」
「!!お前は大将赤犬か!!!それに奥で寝てるひょろり男、青雉か!!」
「どうせるのじゃ?リファー?」
「まずいな。ここまで悲惨な状況だとは思わなかった。原作を知っている以上、この島での大きな戦いは避けたいしな。分かった。大人しく捕まるよ。」
「なっ!?何を言ってるのじゃ、リファー!!そなたなら大将の二人くらい、倒せるであろう?!!」
「確かに俺ならこいつらには勝てるかもしれないけど、町が残る筈がない。シャボンディの黄猿の戦いとは訳が違う。今回は二人もいるんだ。しかも黄猿のような速さが取り柄な奴らじゃないからさ。」
こうして、あっけなくおれとハンコックは海軍に捕らえられた。
俺らは、インペルダウンに投獄することになった。
彼らはインペルダウンの中でもLEVEL6に幽閉された。LEVEL6 には政府から存在を揉み消された囚人たちがいるフロア。
伝説級の危険人物などが幽閉されているため、LEVEL6 そのものの存在も隠されてる。
しかし、そのLEVEL6 から彼らは一年後脱出することになる。
ある戦争に参加するため、またある男を助けるため。
今回はここまでにしようと思います。
見てくださった方々ありがとうございます。
~補足~
・ちなみにサボは海賊ではなく革命軍やってます。
・原作開始はあと1年後
・ハンコックもLEVEL6にいます
・黄猿は頂上戦争までには復帰します
それではまた次回で会いましょう。