モモナリですから、ノーてんきにいきましょう。   作:rairaibou(風)

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セキエイに続く日常 208-彼等の時間 ⑥

 トーナメント前日。

 ワイルドエリア北西『げきりんの湖』

 名称のもとにもなった湖を越えると、そこにはワイルドエリア本土とは隔離された土地が広がっている。

 高レベルのポケモンたち、そして、湖という物理的な障害。

 そこは、面倒くさいミーハーが迷い込むことのない理想的なキャンプ地の一つだった。

 

 一人のトレーナーが、そこをキャンプ地としていた。

 どこからか仕入れたのか、珍しいきのみをふんだんに使用したリザードン級のカレーが、辺りにいい香りを漂わせている。

 甘い香りやそのような香りは、得てして野生のポケモンを呼び寄せてしまうものだ。

 だが、そのトレーナーに限って、野生のポケモンに襲われるようなヘマはしないだろう。

 だが、呼び寄せられたのがトレーナーであればどうだろうか。

 

「おや、偶然」

 

 その男、カントー・ジョウトリーグトレーナーのモモナリは、鍋を囲むその群れを恐れることなく手を上げて挨拶した。

 

「ちょっと聞くんだけど、このへんでバンギラスとドリュウズを見なかったかい?」

 

 トレーナーは、モモナリの問に首を振った。

 

「そうだよねえ」と、モモナリは頷く。

 

「全然砂嵐が巻き上がってないから、妙だなと思っていたんだよ。だけど、いないならしょうがないね」

 

 そして彼は、懐からメモ帳とペンを取り出して続ける。

 

「もう一つ、聞きたいことがあるんだけど、良いかな?」

 

 その若いトレーナーはその不躾な男を恐れることもなく、じっとカレー鍋を見つめてから頷く、まだまだ、それが出来上がるまでは時間がかかりそうだった。

 

「今回の『フューチャートーナメント』の発案者は君だと『ある人』から聞いているよ。今回は、どうしてこのような試みを行ったのかな?」

 

 モモナリは、そのトレーナーの立場をよく理解しているようだった。

 そして、そのトレーナー、チャンピオンはその質問に沈黙を返し、答えなかった。キャンプ地にカレーが煮える音が響き、周りに集まってきた手持ちのポケモンたちが、モモナリを相手に少し唸りを上げる。

 

「ああ、いや、言いたくないなら良いよ」

 

 モモナリはチャンピオンのそのような様子を見て、メモ帳を懐に収めた。

 

「でもね、僕にはわかるよ。大体ね」

 

 嫌にあっさりと、モモナリはチャンピオンに背を向ける。

 

「それじゃあ、また会おう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 ガラルのリーグファンたちが待ち望んだ『フューチャートーナメント』その当日。

 懸念された出場者たちのエントリーも一人も欠けることなく終了し、また、カントーからの参加となったベテランのリーグトレーナーも、数日前の調整試合では、ダイマックスこそ見せなかったものの、老獪なテクニックと荒々しい踏み込みでジムトレーナーたちを圧倒、外敵にふさわしい強さであることを知らしめている。

 

 懸念されていたリーグ委員長による挨拶も無事に終わり、エキシビションを含めるミッドカードも終了した。しつこいほどのコマーシャルが流れる感覚もそろそろ終わり、今度は同局の朝のニュース番組から一時間おきほどに流されていると言っても過言ではなかった出場者たちの経歴と見どころを紹介するプロモーションビデオだ。

 その作りはわかりやすい。チャンピオンを含めるガラルのトレーナーたちの若さを強調し、最後に外敵であるカントーのモモナリというトレーナーが、いかに伝統を重んじるカントー的であるか、そして、彼がいかにベテランであり、古くからの価値観を重視するアナログ派であるかということを、悪意にならぬギリギリのラインで、ガラルの若きトレーナーたちと比較している。

 その扱いにSNSでは多少の炎上を見せるかもしれないが、おそらくモモナリ本人も、それについてきたカントージョウトリーグ協会理事も、なんてことはない顔をしているだろう。

 プロモーションビデオが終了し、観客席からの眺めをスタジオに伝えるボールガイがマイクを持つ。

 ようやくオープニングマッチであるホップ対マリィの試合が始まろうとしていた。

 

 

 

 

 

 

「ホップが悩んでるのは知っとーけど、相手の弱点をつくのも悪やけん」

 

 大きな歓声がこだまするように響く対戦場中央。

 ホップと向き合うマリィは、笑顔を見せることなく、ホップにそう言った。

 それは、彼に対する気遣いの言葉であり、そして、彼女自身の固い決意の言葉でもある。

 だが、ホップはそれに笑顔を返した。

 

「弱点をつくのは、バトルの基本だぞ」

 

 その表情を眺めて、マリィは問う。

 

「そん様子だと、吹っ切れたごたーなあ。ホップはそのほうがええたい」

 

 更に彼女はわずかばかりに口角を上げた微笑みを見せて続けた。

 

「まだちょっと、悪になりきれなか」

 

 

 

 

 大変な盛り上がりを見せたオープニングマッチの熱をそのままに地響きのような歓声がこだまするスタジアム。

 その入場口にて、出場者のボーケは、一つ息を吐いてスタジアムの中央を見つめる。

 まさかもう一度、自分がこの場に戻ってこようとは考えてもいなかった。だが、実際に自分はこのトーナメントに招待され、それを受けた。

 今から対戦するモモナリという男は、おそらく危険な男だ。

 おそらく戦力としては、自分が出るよりもビートが出るほうが可能性があるだろう。だが、ボーケはガラルのために戦うことを選んだ。自らの思い出が汚される恐怖よりも、友人たちを守りたいという願いが勝った。おそらく彼は、これからもそのような人生を歩むのだろう。

 

「一つ、勝てば良いんです」

 

 彼の肩を揉みながら、ビートが何度もそう言った。

 

「一つ勝てば、ホップと戦えます」

 

 先程の一回戦、どちらが勝つかもわからない激戦の末に勝利したのはホップであった。

 そしてそれは、ボーケが初戦を突破できれば、次に当たるのはホップだということ。

 もちろんそのためには、これから当たるモモナリに勝利しなければならない。だがビートは、あえてひとつ先の目標を見せることで、なんとか彼をリラックスさせようとしていた。

 

「まずは、この一戦を全力で戦うことだ」

 

 ボーケは、試合前の興奮を持ってしてもまだ冷静さを保っているようであった。

 どのような結果になろうと悔いはない、できる限りのことはやった。あとは、全力を出した後にどうなるかだ。

 ファンファーレが鳴った。入場のときだ。

 

「一つ、話を聞いてください」と、ビートがボーケの背に手を当てながら言う。それに振り向こうとした彼を「そのままでいいです」と制した。

 

 ファンファーレに負けぬよう、ビートは少し声を貼る。

 

「たしかにあなたは、エリートではないかもしれません」

 

 ボーケは今更その言葉に異は唱えなかった。

「ですが」と、そのままビートが続ける。

 

「ですが、あなたがこの舞台に立ち、あの、田舎から来た老人と戦う権利を持っていることは、あなたが、あなたであるからこそ手に入れたものなのだと思います。ですから、それだけは、それだけは誇りに思ってください」

 

 エリートであった自分はジムチャレンジの権利を剥奪され、その後セミファイナルトーナメントに乱入しても勝利することはできなかった。

 エリートであることが、必ずしも成功へのパスポートでないことは、彼もよく知っている。

 

「幸運を」と、ビートは彼の背を押した。

 

 一歩一歩踏み出し、彼は歓声の中に身を投じる。

 その時だ、彼の背後から張り上げた声が聞こえる。

 

「いけいけボーケ! やれやれボーケ!」

 

 振り返れば、顔を真赤にしたビートの姿を見ることができただろう。

 だが、ボーケはそのような無粋なことをする男ではなかったし、だからこそ、ビートは声を張り上げたのだろう。

 

 

 

 

 

 

 自分より背の低いはずの男、モモナリは、それでも恐れることなくボーケの前に立つ。

 

「結局、君が出てきたんだね」

 

 彼はボーケの瞳を見上げながら続ける。

 

「僕はね、君が生まれたときにはもう彼らと戦っていた。そして、君が僕の前に立った今日この日まで、僕は彼らと戦い続けている。これは大した経験の差だよ」

 

 一拍おいて続ける。

 

「人は僕のことをベテランだとか、旧世代だとか言うけれど、僕はそう思ったことはない。僕は時代を歩んでいる。僕の正面に立つのが新世代であり続ける限り、僕は新世代だよ……君のようにね」

 

 彼は無防備にボーケに背を向け、距離をとった。

 

 

 

 

 観客たちは肩を組み、一体感を持ってして両者に歓声を送っている。

 その仕草は、対戦場のポケモンたちがダイマックスしたときに時折起こることのある現象だった。その起源は、トレーナーとポケモンに対する敬意であるとか、ダイマックスした巨大なポケモンにも声援が届くようにという気遣いであるとか、はたまた巨大なポケモンに対して、自分たちの恐怖を紛らわすようなヨワシのような理由であるなどと言われているが、そのような問題は些細なものだ。彼らにとって、大事なのは今の一体感である。

 

 そのキョダイ声援が送られているのは、対戦場、ダイマックス化したボーケの手持ちであるトリトドンだった。

 記憶力の良いファンなどは、そのポケモンがボーケの切り札であること、水タイプに対する優位性とタフネスさで粘り強く戦局を引き戻しにかかるポケモンであることをまだ覚えていた。

 

「『ダイアース』!!!」

 

 ボーケのその声と共に、巨大化したトリトドンが動く。

 地面を割って吹き出るようなその攻撃は、思わず防御の姿勢をとったアーマルドを飲み込みんだ。

 審判員はそれを確認して戦闘不能の旗を上げたが、彼が動くよりも先に、モモナリはアーマルドをボールに戻した。

 

「よし」と、ボーケは頷く。

 

 ビートの持っているデータをもとに組み上げた戦略は、今のところは上手く機能しているように思える。

 自分の手持ちは残り一体、相棒のトリトドンのみ、手持ちの数の上ではまだまだ不利ではあるが、十分すぎるほどに勝機はある。

 モモナリの残りの手持ちのうちの一匹が鋼、電気タイプのジバコイルであることは容易に想像ができる。それはトリトドンの敵ではないだろう。

 そして、アーマルドを下した『ダイアース』という技は、攻撃とともに自らの特殊な防御力を引き上げる効果がある。タフネスに強みのあるトリトドンが硬さも得るとなれば、それは要塞である。天才に比べれば凡才であるボーケが、セミファイナルトーナメントにまで駒を進めることのできた、泥臭く無様だが勝てる戦術であった。

 

「なるほど、よくできている!」

 

 彼の対面に立つモモナリは、揺れながら佇むキョダイなトリトドンとボーケを交互に見比べて叫んだ。

 

「戦いからは人生が見える! この戦いからは、君の苦心と、戦いに対する嘘のつけない情熱を感じる!」

 

 モモナリはボールを投げた。

 現れたのはゴルダック、低い姿勢で現れた彼は、モモナリと同じようにボーケとトリトドンを見比べ、油断できぬ相手だと気を張った。

 そして、モモナリは右手を伸ばす。

 一瞬、何かとボーケはそれに気をやり、そして、それがもしかすれば自らを油断させるための何の意味もない行動かもしれないと気を張った。

 だが、彼の手首にきらめくその光を見て、驚く。

 

「僕も使ってみようじゃないか! 新世代! 最前線! 僕はこの道を歩こう!」

 

 彼はゴルダックをボールに戻した。

 そして、バスケットボールほどの大きさになって赤黒く光るモンスターボールを、彼は振り返ることもせず後ろに放り投げる。相手から目線を切ることを、彼は嫌っていた。

 キョダイになったモンスターボールから、キョダイになったゴルダックが現れる。

 カントー出身、古き良き戦いを謳歌してきたベテランが見せる、初めてのダイマックスに、観客たちはどよめき、一瞬、歓声の統率が乱れかける。

 だが、彼らはすぐに仲間たちと冷静を取り戻した。彼らが戦うことにプロ意識を持っているのならば、自ら達は見届けることにプロ意識を持っているという感覚を、彼らは共有しているのだ。

 

「『ダイアタック』!」

「『ダイウォール』!」

 

 ゴルダックのキョダイな攻撃に、トリトドンのキョダイな防御。キョダイな攻防がスタジアムを揺らす。

 

 モモナリは、初めてのダイマックスはゴルダックに託すと決めていた。あるいはそれは、自由な戦いを好む彼からすれば不合理であったかもしれないが、初めての戦術、初めての経験、それを託すことの出来る群れの重鎮は、ゴルダック以外にはありえない。彼のそのような気遣いがバレていれば、あるいはそれが弱点となっていたかもしれないが、それに気づく人間はいない。

 ゴルダックもまた、モモナリのそのような信頼を感じていたのだろう。放ち、防御された攻撃にて、彼はすぐさまにダイマックス、自らが巨大化するという感覚を掴んだ。後はこの経験を、群れにて共有する。

 

 対するボーケは、カントーのベテランが見せたダイマックスへの適応に一瞬は驚いた。だがあくまでも一瞬だ。『ダイウォール』にて完璧に防御し体力の消耗を防いだのは、彼の冷静さの賜であった。

 

「いけるぞ」と、ボーケは頷く。

 

 タイプ相性的に、ゴルダックは自由に動けない。相棒とともにジムチャレンジに挑んだ経験は、どのようなポケモンが相棒に対して厳しく、どのようなポケモンが有利であるのかという感覚を培っている。

 ただ一つ、気がかりであるのは、あらゆる選択肢の中から、どうしてゴルダックを選んだのかというところにあったが、彼はそれを考えるよりも、この後の展開に気を配る。

 もう一度ダイアースだ、と、彼はすぐさまに判断した。ダメージよりも、自らの能力を上げるダイアースを選択する。

 おそらくその技を最後にダイマックスの効力が切れるだろうが、そうなれば今度は『じこさいせい』と『たくわえる』で更に相棒を要塞化させる。ゴルダックがこちらに痛手を与えることはできないだろう。ゴルダックを起点にして最強の相棒を作り出す。

 後は泥試合、得意な泥試合だ。

 

 ゴルダックが動く。それに合わせて、ボーケたちも動く。

 彼らが、ゴルダックの額の宝石の不自然な光の色に気がついたのは、そのすぐに後だった。

 

「『ダイソウゲン』」

 

 緑色の光が、キョダイなゴルダックのキョダイな宝石から放たれる。

 一旦地面に着弾したそれは、すぐさまに幾多もの草花をそこから萌えさせ、トリトドンを攻撃した。

 当然、みずとじめんタイプの複合であるトリトドンにはとてつもないダメージとなる。彼は呻き、それから逃れようとする。

 

 ボーケと観客たちは、その光景に一瞬あっけにとられた。

 もちろんタイプ相性は理解している。トリトドンに対して草技を打つのはセオリーだろう。

 だが、ゴルダックというポケモンがそれをなすことが出来るというイメージは彼らにはなかった。

 それは、ポケモンの技というものをよく知るガラルリーグのコアなファンたちも同じだろう。彼らは、カントーからきたベテランの不正すら疑った。だが、不正でゴルダックが草タイプの技を覚えるのならば、それはもう不正ではなく可能性ではないだろうか。

 彼らガラルリーグの人間は知らないのだ。

『めざめるパワー』という技を、彼らは知らない。あまりに非効率的だからと、歴史の中に消えた技を、ポケモンの可能性を信じる男たちの技術を、彼らは知らないのだ。

 そして、ゴルダックに草タイプの技を覚えさせるという、途方も無い夢物語を現実にしたあるベテランのことを、彼らは知らない。

 それは、モモナリというトレーナーがカントーから来た田舎者であるから、時代に取り残された旧世代であるからこそ会得し、そして、新世代に向けて披露することのできた隠し技、過去からの一撃であった。

 

 トリトドンは、崩れ落ちそうになりながらもなんとか踏ん張った。

 確かに、草タイプの技は最大の弱点である。だが『ダイアース』によって特殊な防御力を引き上げ、更に自信のあるタフネスは、なんとかギリギリ彼を堪えさせるのに十分な要素であった。

 何より、ここで倒れることは、相棒であるボーケに対してケジメが立たぬ。

 目的がどうあろうと、自らと再びここに戻ってきたのだ。裏芸ごときで倒れては相棒の名折れであろう。

 

「『ダイアース』!」

 

 ようやく届いた指示を、彼は完遂するだろう。

 

「クソッ!」

 

 相棒が攻撃を始めようとしている姿を眺めながら、ボーケは舌打ち混じりに悔しさを吐き出した。

 何が客観性、何がデータ。

 相手がこの星の裏側からきた、何でもありの世代であることくらいわかっていたじゃないか。

 これは、想定しなければならないことだった。

 もっと早く、もっと早くそれに気づいていれば。

 そこまで考え、彼にふと疑問が浮かんだ。

 

 なぜ『ダイアタック』だった?

『ダイソウゲン』という、対トリトドンにおいてゴルダックが持つであろう最高の隠し玉を、なぜ温存した?

 そして、彼はそれに気づく。

 バレるのを嫌ったんだ。

 上手く対応したと思っていた『ダイウォール』

 あれは読まれていた。

 もしモモナリが考えなくすぐさまに『ダイソウゲン』を放てば、それは『ダイウォール』で防がれ、そして、その隠し玉がバレる。

 その後わずか数十秒の間でも、その情報を相手に渡すことを、モモナリは嫌ったのだ。

 信頼していた。

 モモナリは自分が惑わされずに『ダイウォール』を放つことを信頼したのだ。たった一度の、まだ決着もついていない対戦の中で、モモナリは自身を見抜いている。

 彼はトリトドンを見上げる。

 すでにダイマックスの効力が尽き、彼は小さくなり始めている。

 彼はモモナリに視線を戻してにらみつける。

 その視線を、モモナリは笑って受けている。

 

「まだ負けてねえ」と、彼は自身に言い聞かせた。




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誤字脱字メッセージいつもありがとうございます。
ぜひとも評価の方よろしくおねがいします。

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また、現在連載している『ノマルは二部だが愛がある』もよろしくおねがいします!

今回は見やすくするために空行を多くしていますがどうですか?

  • 見やすいので継続してほしい
  • もっと開けてくれても良い
  • 前のように空行がないほうが良かった
  • その他(感想などにおねがいします)

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