進撃の巨人 104期の恋愛事情   作:竜猫

6 / 9
乙女に恋する野郎共
-恋するアルミン編-


第104期訓練兵団所属、アルミン・アルレルトです。よろしくお願いします。

 

僕には好きな人がいます。

その人はアニ・レオンハート。

美人で背が低い。氷の女なんて呼ばれてますが、実は優しくて、可愛い所もあります。

 

僕がそんなアニに惚れてしまったのも必然とも言えました。

いまからその出来事をお話しします。

 

───

────────

────────────────

 

-お昼休憩-

 

アルミン「っ…はぁはぁ…んぐっ…はぁ」

 

あの日は体力づくりの日でした。

朝から筋トレ、兵站行進、長距離走など体力に自信のない僕にとって、地獄の日でした。

 

ポツポツと周りの人が食堂へと向う中、僕はどうしても立ち上がる事が出来なくて…。

でも、食欲もあまり無かったから、まぁ…いいかな。なんて思いながら暑い日向で、大の字になってました。

そんな時でした。

 

アニ「……そんなとこにいたら熱中症になるよ」

 

アニが僕の肩持って、日陰へと運んでくれたんです。

それだけじゃない。水やパンまで持ってきてくれました。

 

アニ「…食べな。食べないと体力つかないよ」

 

その好意は凄く嬉しくて、飛び跳ねそうになるくらいでした。

でも、やっぱり食欲は別物でした。

 

アルミン「ごめん。持ってきてくれたのに失礼なんだけど…食欲なくて」

 

心が痛みました。

でも、パンが喉を通るって思わなかったんです。

 

アニ「………いいから黙って食べな」

 

そういってアニはパンを細かくちぎって、

僕の口に運びました。

アニの好意を無下にするのも気が引けたので、

出来るだけ食べる事にしました。

1/3くらい食べた頃で限界になり断念しましたが、あのパンは今まで食べたパンの中で1番美味しかったと思います。

 

アニ「……アンタ、午後の訓練休むかい?」

 

パンも食べ終わり、一段落ついた頃、

アニに言われました。

確かにこのまま訓練を続けたら倒れるかも知れないし、周りに迷惑をかけてしまうかも知れない。

でも、僕は

 

アルミン「いや、やるよ。みんなに遅れをとりたくないからね。大丈夫。死んでも足でまといにはならないよ」

 

僕に出来る精一杯の努力。

それは、まだまだ先にあると思うから。

僕もみんなに負けてられない。

 

アニ「………アンタのそういう所好きだよ。なんていうか、見かけによらず根性がある所とかさ」

 

───

────────

────────────────

 

アニはあの時、微笑んでました。

普段あまり笑わないアニの笑顔はとても新鮮で、惹かれるものがありました。

綺麗だったんです。

他の誰よりも、アニの笑顔が……。

 

僕は思いました。

あの笑顔を僕の力で作りたいって、

 

 

だって、あの笑顔を何度でも見たいんです。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。