-恋するアルミン編-
第104期訓練兵団所属、アルミン・アルレルトです。よろしくお願いします。
僕には好きな人がいます。
その人はアニ・レオンハート。
美人で背が低い。氷の女なんて呼ばれてますが、実は優しくて、可愛い所もあります。
僕がそんなアニに惚れてしまったのも必然とも言えました。
いまからその出来事をお話しします。
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-お昼休憩-
アルミン「っ…はぁはぁ…んぐっ…はぁ」
あの日は体力づくりの日でした。
朝から筋トレ、兵站行進、長距離走など体力に自信のない僕にとって、地獄の日でした。
ポツポツと周りの人が食堂へと向う中、僕はどうしても立ち上がる事が出来なくて…。
でも、食欲もあまり無かったから、まぁ…いいかな。なんて思いながら暑い日向で、大の字になってました。
そんな時でした。
アニ「……そんなとこにいたら熱中症になるよ」
アニが僕の肩持って、日陰へと運んでくれたんです。
それだけじゃない。水やパンまで持ってきてくれました。
アニ「…食べな。食べないと体力つかないよ」
その好意は凄く嬉しくて、飛び跳ねそうになるくらいでした。
でも、やっぱり食欲は別物でした。
アルミン「ごめん。持ってきてくれたのに失礼なんだけど…食欲なくて」
心が痛みました。
でも、パンが喉を通るって思わなかったんです。
アニ「………いいから黙って食べな」
そういってアニはパンを細かくちぎって、
僕の口に運びました。
アニの好意を無下にするのも気が引けたので、
出来るだけ食べる事にしました。
1/3くらい食べた頃で限界になり断念しましたが、あのパンは今まで食べたパンの中で1番美味しかったと思います。
アニ「……アンタ、午後の訓練休むかい?」
パンも食べ終わり、一段落ついた頃、
アニに言われました。
確かにこのまま訓練を続けたら倒れるかも知れないし、周りに迷惑をかけてしまうかも知れない。
でも、僕は
アルミン「いや、やるよ。みんなに遅れをとりたくないからね。大丈夫。死んでも足でまといにはならないよ」
僕に出来る精一杯の努力。
それは、まだまだ先にあると思うから。
僕もみんなに負けてられない。
アニ「………アンタのそういう所好きだよ。なんていうか、見かけによらず根性がある所とかさ」
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アニはあの時、微笑んでました。
普段あまり笑わないアニの笑顔はとても新鮮で、惹かれるものがありました。
綺麗だったんです。
他の誰よりも、アニの笑顔が……。
僕は思いました。
あの笑顔を僕の力で作りたいって、
だって、あの笑顔を何度でも見たいんです。